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記事 21件
  • ■久瀬太一/8月9日/21時

    2014-08-09 21:00  




    「箸で食うパスタは、やっぱりフォークで食うパスタとは別物だ」
     と八千代が言った。
     オレたちはチェーンのスパゲッティー屋で向かい合っていた。
    「ここに誘ったのはお前だろ?」
    「嫌いだとは言ってない。別物だ、と言っただけだよ」
     たしかに箸で醤油バター味の麺をずるずると食っていると、それはパスタだとは思えなかったけれど、美味いは美味い。
     たらことカルボナーラのスパゲッティーに箸をつける八千代に、オレは言った。
    「あんたのスマートフォンとミュージックプレイヤーを盗んだ知人なんだが」
    「ああ」
    「あんたに会いたいと言っている。謝罪の菓子折りを持ってくるそうだ」
     八千代はわずかに、首を傾げた。
    「会えばあのふたつを返してくれるのかい?」
    「そのつもりなんじゃないか、たぶん」
    「なら、会ってもいい。人に会うのは嫌いじゃない」
    「いいのか? こんな状況で」
    「もちろんタイミングは考えるよ

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  • ■久瀬太一/8月8日/26時45分

    2014-08-09 02:45  




     石版の汚れを落とすのには、そう時間はかからなかった。
     そこにみえたのは、マス目に埋まったひらがなの羅列だった。

     ――なんだ、これ。
     とオレは思う。
    「なんだ、これ」
     と窓の向こうのオレが呟く。
     サクラは言った。
    「これは、王国の成り立ちの伝説に登場する、勇者様が残したといわれる石版ですね」
     なにをしているんだ、勇者。
     もう少しわかりやすいものを残して欲しい。
    「勇者様は異世界から、この世界にやってきたといわれています。こことはまったく違った文化をもった世界から。この世界の外側には広い広い別の世界があって、勇者様がいた場所も、魔界も、その異世界に含まれているのだそうです」
     サクラがそう言ったときだった。
     ふいに景色が、見慣れたトンネルに戻り、オレはバスの中にいたことを思い出した。
           ※
    「ずいぶん長かったな」
     ときぐるみが言う。
     オレは額の汗を拭

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  • ■久瀬太一/8月8日/26時30分

    2014-08-09 02:30  





     気分を変えたかったのかもしれない、オレはホールにある、大きな石版の前に立つ。
     そこにはなにか、どす黒いものがべっとりと付着していて、なにが書かれているのかは読み解けない。この辺りで戦った兵士のものだろうか、と考える。悲しい気持ちになる。
    「この石版が、気になりますか?」
     とサクラが言った。
    「まあ、読めた方がいいんじゃないかな。たぶん」
     彼女はこの黒いものの正体を想像もしていないのだろうか、ほがらかに笑っている。
    「じゃあ、お掃除しましょうか」
    「掃除?」
    「これくらいなら、拭えば読めると思いますよ」
     それはそうだ、とバスの中のオレは思った。
     石版の前に立っているオレは、しばらく考え込んだあとで、頷く。
    「じゃあ、そうするか」
     ――どうして、オレはためらったのだろう?
     あのスマートフォンの指示にはないことだったのだろうか。
     ――オレとソルとで、獲得情報が違う?

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  • ■久瀬太一/8月8日/26時20分

    2014-08-09 02:20  





     まだ頭の芯の辺りが熱い。
     なんだかわけがわからない、奇跡みたいな時間を抜けて、窓の向こうのオレとサクラは薄暗い城の中を進んでいく。
     オレたちは地下を抜けたようだった。
     だが1階に上っても、城からは出られないようだった。
     巨大な扉――おそらくは出入口へと繋がる通路に、うず高く瓦礫が積み上がっていて、越えられそうにない。
     オレたちはまず、本棚がたくさんある部屋に入った。きっと書庫かなにかだろう。
     その部屋には、魔法陣の痕跡が残っていた。
     そちらに向かって、サクラが歩み寄っていく。魔法陣を描き写すのだろう。
     一緒に作業できることでもない。そのあいだ、オレは本を読んでいることにしたようだ。
     ――オレに理解できる文字なのか?
     と、すこし疑問だったが、その点は問題ないようだ。
     オレはページをめくっていく。その内容は、バスの窓からだとよくみえない。
     やがてサクラが魔法

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  • ■久瀬太一/8月8日/26時15分

    2014-08-09 02:15  
    1





    「11番、おいオレ、八千代にイコンについて訊け! ミュージックプレイヤー、あるいはアカテがイコンの可能性があるらしい!」
     隣のサクラが、「どうしたんですか?」と驚いた様子で尋ねるが、窓の向こうのオレは気にせずに叫ぶ。
    「12番は質問がみつからない。13番、ソルは水曜日のバスの件や水曜日の噂の件を八千代に話して反応をみろと言っている! 14番、これはぜんぶバスの中にいるオレに向けた言葉だ」
     さすがにオレも――バスの中のオレも、状況を呑み込めた。
     あのスマートフォンと未来のオレを通して、メッセージが伝わったのだ。いま。ずいぶんな遠回りをして、でも確かに。
    「15番、イコンの候補が、盗まれたオーナメントかもしれない! あと、ちえりに12年前のクリスマスについてきいてみろ、とのことだ」
     いかにも一仕事終えた、という感じで、バスのオレは額の汗をぬぐう。
    「それから、ソルのメッセージ

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  • ■久瀬太一/8月8日/25時55分

    2014-08-09 01:55  
    1




    「キュウ、イコンの確認、了解した!」
     それからオレは、困った風に眉を寄せる。
    「あとは、黒くて読めない。19ページ、すべて黒い! 」
     叫び疲れたのか、オレはぜいぜいと息をあげる。
    「ジュウ、わかった。ストレートに聞いてもおしえてくれない気がするが、意識しておく!」
     それからオレは、また適当な方向に向かって、
    「おいきぐるみ、ソルの方もたいへんらしいぞ」
     と疲れた様子でぼやいた。
     




    もやしさん/ふゅー @777Moyashi 2014-08-09 01:54:53
    スクショとっとこ(遅)  
    みかみ@3D小説準備用 @mikami_pro 2014-08-09 01:55:19
    画面全体が検閲w  
    比火@sol @c01010dec 2014-08-09 01:55:41
    ヨフカシけってーい!(やけくそ)
    もういいよ!最後までつきあってやるよ!
     
    闇の隠居 @y

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  • ■久瀬太一/8月8日/25時45分

    2014-08-09 01:45  
    1




     とりあえず窓の外のオレは、少しだけ先に進むことにしたようだった。
     なんだか慌てた様子で部屋を探索し、先へと進んでいく。
     牢屋の前のあたりで再び足をとめて、オレは叫んだ。
    「左の方は黒い! サンノイチ、山本美優。当時はショートカット。赤い小物をよく持っていた。たぶんテニス、やってたわけじゃないがやりたいと聞いた。なんかミルキーをよく食べていた気がする、つり目!」
     なにを叫んでいるんだ、オレは。
    「サンノニ、あとのふたりは、越智幸弘と白石隆! ヨンはわかった、今やっている! ゴ、わかった、きいてみる!」
     それからオレは辺りを見回して、見当違いの方向に言った。
    「おい、ソルはノイマンのプレゼントを知りたがっている! 八千代が知っているかもしれないみたいだ!」
     オレに言っているのだ、と理解できた。
     わかった、と叫び返そうとしたが、聞えるわけがない。
     隣できぐるみが、楽しげに

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  • ■久瀬太一/8月8日/25時30分

    2014-08-09 01:30  




     窓の向こうのオレは、きょろきょろと周囲を見渡す。
    「おい、オレがみてるのか?」
     と奴は言った。
     なぜ気づく? ……いや、考えればわかることかもしれないが、なんか気持ち悪い。
    「幸弘が越智幸弘なら、仲がよかったのは白石隆、山本美優のふたりだ!」
     なぜいきなり、そんなことを叫び出す?
     たしかに越智幸弘と白石隆、山本美優の3人は古い友人だ。もうずっとあっていないけれど、同じクラスだったころは、よくつるんでいた。
    「たぶん文章のいくつかが、黒く塗られていて読めない! オレは16ページに進む! そっちに頼む!」
     と、窓の向こうのオレは叫んだ。 




    子泣き少将@優とユウカの背後さん @conaki_pbw 2014-08-09 01:31:36
    ああバスの久瀬に言ってるか。しかしこれは…!  
    コウリョウ @kouryou0320 2014-08-09 01:31:12
    山本

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  • ■久瀬太一/8月8日/25時20分

    2014-08-09 01:20  




     それからオレは、サクラと共に、順調に城の中を進んでいるようだった。
     ドラゴンに食われかけたり、悪魔に魔法で襲われたりいった慌ただしいイベントは、その先はあまりないようだ。
     オレは毒沼というものの実物を始めて目にしたが、それはただ灰色の泥が堆積しているようにみえて、毒でなかったとしてもわざわざ足を踏み込みたいとは思わなかった。
     またスマートフォンを覗き込んだオレは、ふいに足をとめる。あちこちに瓦礫のある、片隅に武器が置かれた部屋だった。
    「どうしたんですか?」
     とサクラが言う。
    「ちょっと、休んでもいいか?」
    「え、はい」
     オレは立ち止まったまま、じっとスマートフォンをにらみつけている。
     ――なにか、スマートフォンにあったのだろうか?
     オレはふいに顔をあげる。
    「ちょうど、武器庫だと思う。尾道は了解した」
     と、そう言った。




    子泣き少将@優とユウカの背後さん

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  • ■攻略本リアルタイム交流

    2014-08-09 01:11  



    Aot(3D小説bell没入中) @aot_sol 2014-08-09 01:17:09
      未来がリアルタイムに書き換わってるw おもしろい
    子泣き少将@優とユウカの背後さん @conaki_pbw 2014-08-09 01:17:20
    みさきさんが尾道に向かったの書いてみた!  
    アオ @bluen25 2014-08-09 01:22:00
    愛媛の同級生の、越智くん以外のふたりのフルネームとか?  
    コウリョウ @kouryou0320 2014-08-09 01:17:33
    他に今訊くべきなのってなんだ、ポンちゃんの質問、他には?  
    にえ@爆睡 @nie_nonstarter 2014-08-09 01:19:09
    これは運営さん大変だ。
      
    やんわり@町会議8/30山口! @yanwalee 2014-08-09 01:19:21
    攻略本を見ていたソルが20人から5

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