• このエントリーをはてなブックマークに追加

レビュー

ストーリー

※本作品は「PG-12」指定作品です。

―2013年/香港―
 2013年6月3日、大勢の市民でにぎわう香港の街なかに、青白い顔にメガネをかけ、ルービックキューブを手にしたひとりの青年が現れた。ドキュメンタリー作家ローラ・ポイトラス(メリッサ・レオ)、イギリス・ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルド(ザカリー・クイント)と合言葉を交わし、彼らを自分が宿泊するホテルの一室に招き入れた彼は、ポイトラスが回すカメラの前でエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と名乗る。そしてアメリカ政府による恐るべき諜報活動の実態を証明するトップシークレットを携えたスノーデンは、自らが歩んできたCIAとNSAでのキャリアを語り始めた。

―2004年/ジョージア州―
 9.11の同時多発テロに危機感を抱き、国家の役に立ちたいと考えたスノーデンは軍に志願入隊した。しかし特殊部隊の訓練は想像を絶するほど過酷で、足に大怪我を負ったスノーデンは除隊を余儀なくされてしまう。

―2006年/バージニア州―
 CIAの採用試験に合格したスノーデンは、“ザ・ヒル”と呼ばれるCIA訓練センターでサイバー・セキュリティのノウハウを学んだ。そこで持ち前のコンピュータの知識を発揮したスノーデンは、厳格な指導教官コービン・オブライアン(リス・エヴァンス)に一目置かれる存在となり、オタク風のエンジニアで教官でもあるハンク・フォレスター(ニコラス・ケイジ)とも親しくなった。
 またプライベートでは、交流サイトで知り合ったリンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー)と、ワシントンD.C.のカフェで初めて対面。愛国者のスノーデンと快活で権力に批判的なリンゼイは、性格も思想もまったく違っていたが不思議とウマが合い、ふたりは交際をスタートさせた。

―2007年/スイス・ジュネーヴ―
 “ザ・ヒル”でトップクラスの成績を叩き出したスノーデンは、ジュネーヴにあるアメリカの国連代表部に派遣された。現地で彼が目の当たりにしたのは、一般市民のメール、チャット、SNSからあらゆる情報を収集するNSAの極秘検索システムの存在と、それを利用してテロ活動とは無関係の人物をスパイとして抱き込むCIAの汚い手口だった。自宅に戻ったスノーデンは、民主党の大統領候補バラク・オバマの躍進を喜ぶリンゼイに、CIAを辞職したことを打ち明ける。

―2009年/東京・横田基地―
 民間企業からの契約スタッフとして東京に赴いたスノーデンは、オバマ政権になっても変わらない政府の諜報活動への疑念を強めていった。NSAによる監視は、同盟国や民間企業、何の罪もない世界中の市民にもおよび、明らかにテロ防止の目的を逸脱している。極度のストレスを溜め込んだスノーデンは、一緒に富士山に登ろうと約束していたリンゼイとケンカ別れしてしまう。
 それから3ヵ月後の2011年、メリーランド州にあるリンゼイの実家を訪ねたスノーデンは、彼女との関係を修復した。リンゼイとともに歩む人生にこそ本当の幸せがあると改めて気づくスノーデンだったが、元上官のオブライアンとNSA副長官からハワイでの新たな任務を持ちかけられる。

―2012年/ハワイ・オアフ島―
 リンゼイを伴ってハワイに赴任したスノーデンは、NSA工作センター“トンネル”でそれまで以上にハイレベルな情報アクセス権を与えられ、中国によるサイバー活動の監視任務に就いた。かつて自分が構築した非常用のデータ・バックアップシステムが、ドローン攻撃などの想定外の目的に使用されている事実を知り、ショックを受けるスノーデン。さらに政府の監視プログラムが拡大の一途をたどり、自分とリンゼイの私生活までがCIAに探られていると察したスノーデンは、ついに祖国アメリカを告発するという重大な決意を固め、たったひとりで決死の行動を起こすのだった…。

(C) 2016 SACHA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

スタッフ

監督:オリバー・ストーン 脚本:オリバー・ストーン/キーラン・フィッツジェラルド

キャスト

ジョセフ・ゴードン=レヴィット/シャイリーン・ウッドリー/メリッサ・レオ/ザカリー・クイント/リス・エヴァンス/ニコラス・ケイジ