• チップチューンで使える無料音源(Kontact・Soundfont編)

    2018-03-24 03:251

    概要

    前回記事から長いこと空いてしまいましたが,チップチューンで使える音源の紹介記事です.DAWで使う場合Kontact音源やSoundfont音源を使ってチップチューンを作るのもアリです.
    というのも音源をサンプリングして作られたSoundfont音源ならば,当時そのものの音が出るわけです.手軽さや音作りの手間が不要になるのは大変心強いですね.
    関連リンク

    チップチューンで使える無料音源まとめ(VST編)

    ゲームボーイ音源が使える無償のKontakt音源.Kontakt音源だけあってかなり多機能.数十種類のサンプリング波形+エンベロープ+フィルタ+アルペジエータ+エフェクタなどチップチューンでなくても充分使える.レイヤ機能もあるので普通のシンセとしても充分である.ちなみに有料版のSuperAudioCartでは,ファミコンやコモドール,メガドラなども使えるようになるので導入してもいいと思う.

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  • チップチューンで使える無料音源まとめ(VST編)

    2017-05-12 16:0922

    概要

    この記事ではDAWで作るチップチューン界隈でよく使われるVST音源を(フリーソフト中心に)集めていきたいと思います.こんなページいくらでもある気はしますが,イマイチ網羅的に紹介したり,実践的に集めているサイトが少ない気がします.ここでは音源もサンプルも載せながら実践に即した音源を網羅的に紹介するページを目指して音源まとめていきます.
    基本的に集める音源としてはVST(VSTi)やSoundfont,Kontakt音源などです.トラッカー使いの人,実機勢の人には有用な情報はないかもしれないです.あしからず.
    関連リンク
    チップチューンで使える無料音源(Kontact・Soundfont編)準備中

    説明不要なほど有名な8bit用音源VSTiですね.日本のチップチューンアーティストとして活躍されているYMCKの除村さんが作成されています.3種類の矩形波と三角波とノイズを演奏可能.ADSR,ピッチベンド,スウィープといった最低限かつチップチューンならば十分な機能がついており,音色変更も可能.特徴としては,当時の8bit機の限界を考慮した音色であることが挙げられます.FCやGBは音源チップが4bit解像度で処理していたため,16段階の解像度で波形が処理されていました.そのため16段階の角ばった音色が再現されています.

    前山田健一さんが使っていることでも有名なVSTiです.ファミコンっぽいGUIなところがキュート.コントローラの十字キーやボタンで音色を切り替えていくところもユニークですよね.
    これ一台でファミコンができることをなんでもできちゃうVSTiです.便利さと汎用性と音作りの多様さでいろんな場面で活躍できそう.チップチューン音源としてはなかなか機能が多いです.レガート,ポルタメント,ポリフォニックモードなどを搭載.音色は矩形波,三角波,低解像度ノイズ(ギギギ-みたいな音),高解像度ノイズ(ザザーみたいな音;ホワイトノイズ)を搭載しています.DPCMを4種類搭載しているので,wavで作ったキックなどをファミコン解像度で鳴らすことも可能.エンベロープはトラッカーみたいに手書きで設定するので,本格的な音作りも可能.なんとも高機能な音源です.
    でかーい,説明不要ッ!って感じのVSTi,チップチューンやシンセ初級者にはまったくおすすめできない上級者向け音源.これまで紹介したVSTは「ファミコンっぽい音源を鳴らすためのVST」だとすると,この音源は「シンセでファミコンっぽい音源をならせるVST」に違いない.オシレータ×4,フィルター,エンベロープ,LFO,ディレイエフェクトなどなど,作り込みはどこまでもできます.内部ミキサーもついているので,デチューンなど含め,内部で曲を完結させることまで可能です.お金取ってもいいと思います.
    Nintendo製品の音源をシミュレートした音源.キュートでシンプルなGUIが特徴.とてもシンプルでツマミも少ないので,てっとり早く音を鳴らしたいのならおすすめできます!
    あのAtari STに採用されていた音源チップ YM2914をシミュレートする音源! PCをに馴染み深い人は懐かしく感じるかも….ちょっと音作りが複雑なので多少のPC知識が必要だと思われます.

    コモドール64に内蔵されていたPSG音源を再現するVSTです.単純なGUIと単純な音作りが出来るので手っ取り早く音を鳴らせますね!
    動画ではmidiSIDを使った曲作りを行なっています!

    こちらもコモドール64の再現音源です.ちょっとわかりづらいんですが,「ZIP」と書いてある小さなピンクのボタンからダウンロードできます.miniSIDよりもちょっとだけ音源がいじれるくらいの違い.
    SID音源を再現するVSTです,例えるなら80年台のゲーム筐体音源って感じです.デチューン,エンベロープ,フィルタまで完備しているので音作りもガンガンできるでしょう!
    PSG音源風な音源.基盤むき出しGUIがクールです! フィルタやデチューンを消せば,ファミコンっぽい音源となります.逆にこれらの機能を使えばゴリゴリした音を作ることまで可能です.やりすぎるともうチップチューンっぽくなくなるので注意.
    波形メモリ音源ををシミュレートできる音源です.つまり自分で波形を描いて,それを鳴らすことができます! 有名なところだと,ゲームボーイの内蔵音源の3chやナムコ筐体の音源はこの形であったはず(未確認).シンプルながらも無限大の可能性を持つVSTです.

    さらに!!

    アマノ さんの動画ではナムコのアーケードゲームの音源を解析し,そっくりな音源を作ってたりします!!ぜひご視聴を!!

    SocaLabs様が公開しているゲームボーイ音源,コモドール音源,セガ音源,ファミコン音源のセットです.オシロスコープ付きのGUIが非常に使いやすい.またフリー音源の中では珍しく32bit/64bit対応であることにも注目したい.非常に注目している音源です.

    まとめ


    チップチューン音源といっても個性色々ですね.
    「フリー音源少ない」「macじゃ動かない」「32bitOnlyかよ」
    なんて意見をよく聞きますが,フリーで公開されていること自体とてもありがたいことです.感謝して使って行きたいですね.


  • 無料のStudio Oneで作るチップチューン講座(その4)

    2017-03-20 23:43
    前回の記事では,日野茜ちゃんの熱血乙女Aを題材にして曲の骨組みを完成させていきました.今回はさらにサブメロディを打ち込んでいき,アレンジを完成させようかと思います.

    今回の記事でも実際にchiptuneを作成する過程や書き出しまでをサンプルを示しながらやっていこうと思います.対象としては打ち込みやStudioOneの操作がわかっている人向けになっています,ご容赦ください.

    今回の流れ

    前回はベース,ドラム,メロディという曲の骨組みを作りました
    最後の仕上げとしてメロディや全体の華やかさを演出する,最後のい1パートを打ち込んでいきます.このパートの役割は様々です.バッキング,ベース補助,裏打ち,ハモリetc...このパートに曲の魂を込めるのが楽しいです.
    1. パート分け
    2. ベース打ち込み
    3. ドラム打ち込み
    4. メロディ打ち込み
    5. サブメロ打ち込み(本記事)
    6. マキシマイズと出力(本記事)
    今回もまた完成プロジェクトを置いておきます.画像などでは打ち込みがわかりづらいよーーっていう人はこちらをStudioOneで開いて確認してみるのもよいと思います.(画面とにらめっこしながら打ち込んでいくのが上達への一歩かと思いますが)

    完成プロジェクト(dropBox)
    ※プロジェクト内にはDMG-CPU1.5のサウンドフォントはありません,
    なので「DMG-CPU1.5が見つからない」といった警告がでるかと思います
    各自のDMG-CPU1.5の場所を指定してください.デフォルトでは
    「C:\documents\Studio One\Presets\PreSonus\Presence\DMG-CPU1.5.SF2」
    にあるかと思います.

    サブメロディ打ち込み

    では今回はメロディの裏で鳴る,おまけの1パートを作っていきます.最初の4小節は次のよううに打ち込みました.これが標準のアルペジオと言われます(多分)

    こんな音がなります (Sound cloud)


    楽曲のコード進行に合わせてコードの音をなぞっている感じですね,
    16分音符で上昇するこんなアルペジオは見た目どおりとてもきれいな旋律を鳴らしてくれます
    アルペジオを入れることで楽曲のコード進行感が増すように感じます,楽曲のらしさを引き立たせます.

    次の4小節はバッキングとハモリを入れてみました.こんな感じです.



    前半部分では,曲のリズムにあわせて低音を補強したバッキングを鳴らしてみました.
    曲の低音が付加されぐっと締まりがでます.後半部ではハモリが入っています!主旋律のメインメロディにハモることで旋律の厚みがマシます!


    さて次のパートでは高速アルペジオ!!が登場します.
    チップチューンといえばこれって言われる高速アルペジオですね!
    今回は下のような高速アルペジオを入れてみました(高速アルペジオについての解説はまた後の講座で)
    こんな音がなります (Sound cloud)


    ピロピロといった音がなりますね!今回はPADのような使い方でふんわりと楽曲の裏からメロディを支えるようなイメージでいれました.若干メロディと浮いていますが,いい感じですね.

    では最後の4小節です!

    ここは「今日も熱き乙女 行動中!!」の部分ですね!!
    やっぱりハモリパートです,ハモリパートの役目は主旋律を厚くすることですからね.
    こう曲の締めや要所でばしっとハモリがあると曲にもメリハリが付きます!


    以上で打ち込み終わりです!!!!本当にお疲れ様でした!!!!

    せっかくですしどんなのか聴いてみましょう!!!完成品はこんな感じです!!!!

    熱血乙女A チップチューン


    マキシマイズと出力

    今のままでは音量がすこし小さい気がするので最後の仕上げで音量を上げていきます
    次の画像の手順でやってみましょう!


    1. ミックスタブをクリックしてミキサーウィンドウを表示
    2. 右のポストのところの+ボタンからChannelStripというエフェクタを追加
    3. ローカット,コンプレッサー,ハイカット,Gainを設定
    わからない方はとりあえずこんなもんなんだと思ってもらえたらよいかと思います!!
    実際の機能としては,音が小さいので音割れを防ぎつつ音量をアップしています.

    • ローカット(不要な低音をカット)→ 耳にやさしい
    • コンプレッサー(音を圧縮)→ 重厚感ある音に
    • ハイカット(不要な高音をカット) → 耳にやさしい
    • Gain (音をあげる)→ 音が小さいとしょぼくなるので音を大きくする
    以上のような処理を行っています.

    これにて熱血乙女Aを使った基本的なチップチューン講座は終わりです!!!お疲れ様でした!!!!
    次回からはより実践的な打ち込みを目指して,熱血乙女Aをさらにアレンジしていきます!