Audacityで実況音声を聴きやすくする技術
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Audacityで実況音声を聴きやすくする技術

2015-06-29 19:03
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ここではフリーソフトのAcdacityを使ってノイズ、音割れがない、さらに音量が一定に保たれた聴きやすい実況音声を手軽に作る方法を紹介します。

 バイハリベレ編などで紹介した内容も再び記述しますので、そちらを既読の方は読み飛ばして下さい。

目次
・使用機材
・各機材の設定
・録音
・実況音声の編集


使用機材
マイク
サンワサプライ USBヘッドセット シルバー MMZ-HSUSB10SV  2,450円也(Amazon)

 基本的にUSBマイクはミニステレオジャックを使用するマイクより高音質。ただしELECOMのものは全体的に酷いノイズが乗る模様。昔買ったUSBヘッドセットがELECOMだったのでこんなものだろうと勘違いしていた。再生デバイス、録音デバイスの設定は忘れずに
 必然的にマイクとの距離が近くなる上に風防がないのでマイクを吹いてしまう
食器洗浄用のスポンジを6等分より少し縦長の大きさに切ってマイクを突っ込む切れ目をカッターで入れれば風防が完成。




見た目は絶望的にみすぼらしいが知っちゃこっちゃない。
顔出しするわけじゃあるまいし。顔出しがしたい?知らんな。

録音ソフト
Audacity フリーソフト
 ゲーム音声とは別に(ゲームをプレイするのと同じPCで)マイクからの入力を録音できるソフト。





各機材の設定
マイク

 無事PCにマイクが認識されれば録音デバイスにUSBマイクが表示されます。プロパティをクリックすると、


 カスタムタブにAGCというチェックボックスがあります。これは声の音量を大雑把に適切なレベルに調整してくれる機能です。通常はチェックしておけばいいはず。あまり音量が大きくなるようであれば外していいです。

Audacity
 Audacity起動前にヘッドセットを挿しておかないと、このソフトでヘッドセットで認識してくれません。


 オーディオホストはMME、再生デバイス、録音デバイスをヘッドセットなど、使用したいものに設定します。こちらは本体の再生デバイス・録音デバイスとは独立して設定されます。
 +-が書いてある左のスピーカーとマイクのアイコンがボリュームですが、こちらは本体の音量ミキサーと連動しています。
 LRと書いてある下のマイクのアイコンをクリックすると今マイクに入力されている音の音量がモニターできます。これを見ながら、自分が大きな声を出した時に0を超えない(割れない)程度の録音ボリュームに設定しましょう。

録音
 正しく録音、録画ができていれば動画ファイルにはゲーム画面とゲーム音声のみが、Audacityには実況音声のみが入っているはずです。

 録音・録画自体は数時間連続して行っても問題無いでしょうが、特にAudacityは1時間以上の録音データは保存してもなかなか読み込めなかったり、エフェクトをかけるのに非常に時間がかかったりするので、1時間程度で、できればそれ以下の時間で、キリの良い所で一旦プレイを中断することをおすすめします。
 録音直後の生のデータは重要ですので録音を終えたらとりあえずプロジェクトデータを保存しておき、編集しても上書きはせず、別データで作業するようにします。

実況音声の編集
 Audacityのプロジェクトファイルは拡張子.aupで保存されます。厄介なことにAviutlのプロジェクトファイルと同じ拡張子を使用しているので、Audacityのプロジェクトファイルを開く際には一旦ソフトを起動し、ファイル→開く で開く必要があります。一時間ほどの音声ファイルは結構開くのに時間がかかるので気長に待ってください。


 最初に行う操作は「ノイズの除去」です。マイクを使用すると必ず乗る、「サー」というホワイトノイズを除去出来ます。ポップノイズやペーパーノイズを除去できるわけではありません。
 まず何も音声が入っていない、ホワイトノイズのみの部分をドラッグして選択します。


この状態で「エフェクト」タブから「ノイズの除去」を選択します。


「ノイズプロファイルの取得」をクリックすると、「ノイズの除去」ウインドウが閉じます。

 何も起こっていない気がしますが、ちゃんと選択した部分のホワイトノイズのパターンが記憶されています。ウインドウ内の適当な場所をクリックして、選択を解除しておきます。

 もう一度「ノイズの除去」ウインドウを開きます。範囲を選択せずにこのウインドウを開くと自動的にトラック内のデータが全選択されているはずです。感度を4.0程度に設定してからOKをクリックします。


 ノイズの除去に僕のPCだと一分程度かかります。

 ノイズ除去が完了したデータがこちら。喋っていない部分の振幅が0になったのがわかります。


次に「エフェクト」タブから「レベラー」を選択し、音が割れない程度にボリュームを上げておきます。(後述のコンプレッサーエフェクトにより不要な操作ではありますが、閾値の判断が容易になると思います)

 「より強く」などかなり漠然とした選択肢しかありませんが、とりあえず適用してみて下さい。自分の環境、声のボリュームではどれを選ぶといい感じに調整できるか、何度かやっているうちにわかると思います。また30秒程かかります。

 レベラーエフェクトが完了したら、声量が大きくなってしまった部分と通常喋る大きさの部分のレベルをチェックしましょう。表示→ミキサーボード でミキサーボードを見るとわかりやすいです。


 こちらは声の大きい部分。ミキサーボードの緑のバーの上、青の横線が、再生した部分の最大音量です。-3.5dBといったところでしょうか。
 

こちらは通常の声量の部分。-7dBくらいですね。



ではこの結果を使って、声が大きくなってしまった部分と通常くらいの大きさの部分の差を縮めます「エフェクト」タブより「コンプレッサー」を選択して下さい。



コンプレッサーウインドウを大きくしたものがこちら


 横軸が現在の音量、縦軸がコンプレッサー適用後の音量です。
 閾値(しきいち)を、先ほど観測した、大きい声の時と標準の声の時の中間あたり、-5に設定しています。どの音量の区間も0dBに近い音量になりますが、閾値より大きい区間では閾値より小さい区間より音量の上がり幅が小さくなります。これによって声が大きい時と標準の時の音量差を縮めることが出来ます。
 「圧縮の後0dBに~」にチェックしておくと、指定した区間(今は全体が指定されているので全体)の中での最高音量が0dBになるようにゲインを調整してくれます。
 上記以外の項目は意味が分かる人だけいじってみてください。



 コンプレッサーをかけたものがこちら。声の大きい部分と標準的な音量の部分の差が小さくなり、とても聞きやすい音声になります。あまりに声が小さい部分はさほど音量を大きくできないので、(どうしても気になる部分はエンベロープツールでちまちまと音量を上げることもできますが)ぼそぼそと喋るとなかなか修正が難しくなります。気を付けましょう。

 これで実況音声の調整は完了です。ファイル→オーディオの書き出しを選択し、任意のファイル名、拡張子は.wavで書き出して下さい。これが動画で使える最大の音量なので、あとは編集時にゲーム音量、編集で入れるSEなどとのバランスを調整して下さい。


 以上、Audacityでの実況音声調整方法でした。僕自身の技術もまだまだ発展途上ですので、記述した内容にミスが有ったり、より優れた方法が見つかった際には加筆、修正をしていきます。その場合には僕のコミュニティ


及びツイッター
https://twitter.com/acrisolniconico
にて報告しますので、気になる方はコミュ登録、フォローして下さい。


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記事乙……風防その手があったか!
そして録音をわざわざ強調するとは さすが実況ガチ勢!
あとは実況時に録画にはゲーム音のみを入れるように設定するだけッスね
もっとこだわる方は、ゲーム音も別々に録音するようですが、かえって音ズレしないのかなアレ
28ヶ月前
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