• Binary Star 説明付き意訳完訳版(追記有)

    2018-06-10 04:08

    クソ長いっす。

    興味が無い御仁は回れ右して、とっとと帰って下さい。

    20180613追記(赤文字)
    「意訳」の意味が分からない方は「動画コメント001番」のような分かりきった事は書かないで下さい。意訳の意味が分からないのに、よくもまぁ誤訳などと言えたもんですわ。
    ヤンとラインハルトの「二人の英雄(Binary Star)」の事なんて、原作・アニメ好きな方々は誰でも知っていることです。
    また「連星」は直訳です。対訳・意訳の場合は他の言葉を当てないと天文用語を知らない・天文に長けていない方々には何のことかサッパリ分かりません。
    「連星って何?」と聞かれた時にどう説明しますか?
    分かり易い言葉を選んで相手が極力理解出来るように説明するでしょ?
    それが「意訳」です。

    何度でも書きますが当方の訳詞は「意訳」です。
    原作やアニメを見ていない或いは知らない方々でも英詞の持つ意味合いを知っていただきたいが為に訳した内容です。
    主たる説明は原作・アニメを知らない方々の為の「予備知識的なもの」として書いたものです。

    叩き台となる1回目の翻訳に2日間。
    アメブロでエントリーしたのだけれど
    一文一文に説明が欲しいと言うお願いをされたので、
    1日でやってみたけどエライ面倒だったwww
    で、ニコニコ用の字幕付き動画を数時間で作りましたよ、ええ。


    ま、訳詞を説明するに当たって、今一度、英詞を読み直して「binary」の意味合いに熟考を重ねたので、アメブロでの前回、前々回のエントリー内容とは訳詞が異なっている部分があるけれど、これで完成形と言う事で。
    当方のアメブロはググって下され。



    で、踏まえておくべき事をいくつか列挙してみる。

    ・binaryは直訳すると二元的とか二次的、二面性、二極、対(つい)という意味になる。
    コンピュータ用語として使う場合は 0と1 を表している

    ・Binary Starは天文学的には用語として「連星」と訳す。
    2つの星(恒星或いは惑星など)の互いの引力(重力)と遠心力(反発力)が拮抗して互いに周りあっている(どちらか一方を中心にして回っているのではない)
    片方が潰れてしまえばもう片方は飛ばされてしまうし、互いに近付きすぎるとどちらかが壊れてしまって、もう片方もその巻き添えを食らうし、場合によっては衝突して両方とも壊れてしまう。
    ただ、作品に於いては互いの母星には距離があり「連星」にはなっていないので
    「二つの星」
    と訳すのが妥当と思われる。

    ・0と1と言うbinaryを日常で使うとなったら
    生か死か、白か黒か、表か裏かと言った二面性を持つ、または対になる言葉に置き換えられる。作品中では帝國の専制国家と同盟の民主国家が対となる。

    ・実に初歩的な事だけれども… not は反語、否定
    Guilty or Not Guilty 罪か罪で無いか = 有罪か無罪か
    To be or Not to be 在るのか在らぬのか = 生か死か

    ・歌詞が全文「複数系」で語られているので
    訳すに当たって主語は省いてある。
    これは帝國側同盟側共に戦争の早期終結、平和・無事平穏を願う同じ気持ちを持っている現れでもあるし、物語が伝説として第三者によって語られているから。

    ・数ヶ所、比喩的な表現が使われており、
    訳すに当たっては前後の英詞をしっかりと吟味しなければ
    全く意味が通らなくなるので、端折っている部分もあるし、
    付加した部分もある。


    ・韻を踏んでいる部分は韻を踏んで訳せないので
    ニュアンスとして捉えてもらいたい。

    以下、原文英詞・直訳・説明・意訳の順。
    一部は前後しているし、複数の意訳を列挙してある。




    An adorable star we can see from afar
    But a truth it belies
    直訳1「愛おしい星が遠くに見える」
    直訳2「でも、それは偽り」
    戦争中にあって愛おしく思うのは「故郷」だから「故郷の星」
    宇宙が舞台なので星は省いても良い。
    この次の歌詞から偽りの内容が語られるから
    理由付けのための否定「けれど」として
    意訳「彼方に故郷が見えるけれど」


    All who enters her dies
    直訳「彼女の死に全ての人が入ってる」
    惑星としての寿命を全うするまでの間は人は生まれ死んでいく。
    彼女=her と言うのは見えている故郷の星のこと
    住んでいる星が寿命を迎える前に
    そこに住む人々が全て死んでしまえば
    文明としての星が死んでしまう。
    で、この歌で語られているのは戦争中の話なので
    そのまま戦い続けていたら、いずれどちらかが根絶やしになってしまう。
    意訳「そこでは多くの命が失われている」
    更なる意訳「このままでは死に絶えてしまう」


    Hear the beating of wings as the pendulum swings
    And we can't believe it's ever gonna end
    直訳1「振り子が揺れるように羽ばたき(羽音)が聞こえる」
    直訳2「終わりだなんて信じられない」
    直訳1のままだと「へ?」「なんのこっちゃ?」となるけれども、
    多くの人の命が失われて遺族や友人恋人が泣き崩れたり、怒りに震え、そうした感情があちこちに伝播し、遺族と関係の無い人まで動揺していく様子(ざわついている様子)を表してる。

    振り子が往復するように様々な感情が行ったり来たりしている様。
    日本語で言う「波紋が広がるように」と同じ。

    1人のheartbeat(鼓動)よりも強い大勢多数の鼓動をbeating of wings(羽音)で表現している。これも慣用句みたいなもの。

    で、そんな動揺の中には「このまま負けてしまうことなんてないよね?」「本当に大丈夫なの?」「全滅しないよね?」と疑心暗鬼を生じてる。

    意訳「死のざわめきが(文明としての)終わりへ向かうなんて誰も信じていない」


    You know blood is thicker than water
    But you just want everyone to get along
    直訳1「血は水よりも濃い」
    直訳2「誰とでも仲良くしたい」
    you know ~ ってのは接頭語みたいなもので
    日本語で言う「ええと」とか「でしょ?」「知ってて当然」みたいな感じ。
    慣用句の前にある言葉なので特に訳す必要は無い。
    blood is thicker than water は慣用句。
    何よりも家族を愛す。家族の絆を大切にすると言った意味。
    to get along は、仲良くする、仲間にする、招き入れる。
    意訳「誰しも家族を思い愛し、誰とも仲良くしたいと願っているのに…」
    更なる意訳「無事平穏に暮らしていきたいのに」


    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow
    直訳「暗闇の中のロウソクで悲しみを燃やし尽くす」
    暗闇というのは家族や友人を亡くした遺族の心を示す一つの表現方法。
    ロウソクのような小さな火は
    「もしかしたら生きているかも知れない」という希望も表すし
    「今、正に絶命しそうになっている(尽きかけようとしている)命の、死に至るまでの僅かな時間」の比喩として捉えてもいいと思う。
    この場合のsorrowは生きていて欲しい、死にたくないという哀れみも含んでる。

    意訳「暗闇の灯火で悲しみを燃やし尽くしても」

    There's no end to sadness
    We didn't learn
    直訳1「悲しみには終わりが無い」
    直訳2「学んでいない」=知らない
    ・1人1人の悲しい気持ち、
    意訳「悲しみに終わりが無いなんて知らない」
    更なる意訳「何人殺せば気が済むんだ!?」


    上の歌詞 For the candles~と一緒にまとめると…
    ・戦場(故郷)では命が消えかかっているのに、
    故郷に住む(戦場に居る)人々にはそれを知る術が無い。
    悲しむ時間さえ無い。
    更なる意訳「愛する人が死にそうになっている事を知る術が無いなんて…」

    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us
    そんな傷ついた人達の周りをダイヤモンド(魂・星々または艦隊)が包み込む

    これはそのまま捉えていい。
    「死んでいった人の魂が星になる」という言い伝えがあることを踏まえれば、星がダイヤモンドとも捉えられるし、悲しみに暮れる人々を守る艦隊が上空に見える状況がダイヤモンドのように見えるかも知れないし…
    もしかしたら、悲しみに暮れている人々に対して敵が上空に展開して更なる追い打ちをかけている状況かも知れないし…
    これは捉える側の問題だから何とも言えないけど、ニュアンスとしては合ってるはず。

    20180611追記:
    本日、ネイティブの方に見てもらいましたが
    diamonds が tear drop(涙)も比喩しているとのことなので、
    Diamonds now surround us は 「涙で覆い尽くす」 と訳してもいいよと言われました。
    「でも宇宙での話しだから星に覆われていた方が理解はしやすいね」とのこと。


    So out of our mind
    Leave the past behind
    out of mind = 心ここに有らず、気が狂う
    Leave = 離れる 、behind = 後ろに、置き去る
    直訳「狂いそうになる気持ちを過去に捨て去ろう」
    意訳「過去を振り返らず未来を見つめよう」
    更なる意訳「だから、前に進もう」



    We're a binary heart
    Tear each other apart
    直訳1「二つ(互い)の気持ち(引かれ合う気持ち、反発し合う気持ち←後述)」
    直訳2「互いを引き裂く」tear apart = 引き裂く
    意訳「同じ気持ちなのに引き裂かれているなんて」
    更なる意訳「どうして気持ちが通じ合わないんだろう」



    Growing from the same stem
    直訳「一つの茎から成長している」
    意訳「元は同じなのに」


    They were us. We were them
    直訳「彼らは私たち、私たちは彼ら」
    意訳「みんな一つだったのに(地球から始まった命なのに)」


    On a course to collide
    Is it strength not to hide?
    直訳1「ぶつかり合う軌道」
    直訳2「力を隠せない」

    意訳「ぶつかり合うことが強さなの?」
    更なる意訳「それでも力を誇示することしか出来ないの?」
    他にも「真っ向勝負しかないの?」という訳の選択肢もあったのですが
    次の歌詞に繋げ辛いので候補から外しました。


    Let the politics decide you're not a friend
    直訳「政治で決めよう」「友じゃ無い」
    意訳 それなら決着を付けよう
    更なる意訳:そこまでするなら勝負しようか


    別にyou're not a friendを訳さなくても
    Let the politics decide you're not a friend の一行が「決着を付けよう」という意味で完結する。((if)you're not a friend を倒置したものと捉えてもいい)
    話し合いで決められなかったから、
    政治的外交の最終手段として「戦争」になっているので
    「政治的に」「政略として」という言葉は入れる必要が無い。

    で、you're「not a friend」 と単数になっているのは
    反語となる you are 「an enemy」 と同じ意味を持たせるため。
    敵対する国やその国民をまとめて指す時にenemiesと複数にはしない。
    ここのyouも複数形。
    friend = 友、友軍、味方 (一般人が使えば友、軍人が使えば友軍(friendly))



    You know blood is thicker than water
    But you just want everyone to get along

    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow
    There's no end to sadness
    We didn't learn
    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us
    So out of our mind
    Leave the past behind


    Binary
    A centrifugal force
    Pushing us far away
    That's our eternity
    Binary
    We can't escape the force
    Crushing us.
    Gravity is our eternity

    さて、今回訳詞するのに一番悩んだ英詞。
    この英詞は

    ・天文学を知っている人
    ・且つ比喩的表現に長けている人

    じゃ無いと書けないと思う。
    日本語が達者なネイティブの方でも日本語に訳すとなったら悩むと思うよ。


    まず、
    対(binary)になっている部分をそれぞれ書き出し直訳すると…
    A centrifugal force : We can't escape the force
    遠心力、反発力 : 逃れられない力=引力、重力

    つまり、ここを端的に英詞にすると「Binay Force」
    訳すと「相対する2つの力」となる。

    Pushing us : Crushing us
    押し出す、追いやる : 潰す、壊す

    That's our eternity : Gravity is our eternity
    それはとこしえ : 重力はとこしえ
    生きている限り付いて回るもの

    サビの Binary~ は
    既に We're a binary heart が出ていることも踏まえて
    相対する2つの力を2つの気持ちとして比喩しているものと捉えて
    訳している。

    A centrifugal force
    Pushing us far away
    That's our eternity
    直訳「遠心力は私たちを永遠に遠くへ押しやる(離れて行ってしまう)」
    意訳「互いに反発し合ったままでは気持ちは繋がらない」
    That が A centrifugal force と同じ意味


    We can't escape the force
    Crushing us.
    Gravity is our eternity
    直訳1「私たちが逃れられない力(引力、重力)は私たちを潰す」
    直訳2「引力重力は永遠に付いて回る」
    意訳「互いの引かれ合う気持ちが強いと互いを潰す」
    Gravity は一般的には重力だけれども、天文学的には引力としても間違いでは無いので We can't escape the force と Gravity が同じ意味になる。

    まとめた場合の更なる意訳
    「反発し合う気持ちと引かれ合う気持ちは
    いつもぶつかり合ったまま(繋がったまま)
    どちらかが潰れるまで逃れられない運命なんだね」


    一行で訳すと

    「平和を望むなら反目しあったままでは永遠に解決しないよ」


    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow
    There's no end to sadness
    We didn't learn
    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us
    So out of our mind
    Leave the past behind

    Binary
    A centrifugal force
    Pushing us far away
    That's our eternity
    Binary
    We can't escape the force
    Crushing us.
    Gravity is our eternity




    以上。

    ※に挟まれている箇所は繰り返しなので訳してない。

    Binaryの捉え方を変えただけで
    スッキリした意味の通る訳詞になったけれど
    もっと綺麗に訳したかった><

    訳す側のニュアンス次第で幾通りの意味が生じるけれども
    概ね合っているとは思う。
    「いや、そうじゃない」と言うのであれば
    自分なりの訳詞を書いて見てもらえばいいよ。


    もしラブソングが主題歌なら一方的な気持ちを相手に伝えるだけだから訳すのも楽なんだけど、
    何せ、この作品は政治が絡んでいるから
    政治色を極力抜きにして訳すにはどうしたものか?
    当初は必死だったし、
    二度三度訳し直して行くと、
    勘違い訳や「ん?」となる部分があったから
    勉強にはなったかな。

    現状、英語を話すのは以前より劣ってあまり得意じゃ無いけど
    海外ドラマは英語字幕で見てるから
    少なからず英語脳は継続していると思う。
    専門用語はあとで調べるけどねwww

    あと、but や and は接続詞&接頭語みたいなものだから
    馬鹿正直に訳す必要は無くて前後の文脈から
    ニュアンス的に合致する日本語を当てはめればいいし、
    文脈の意味が通れば省いても構わないです。
    we they you と言った主語や us them と言った代名詞を直訳して詞に入れるから
    以降の詞が綺麗に繋がらなくて一行一行を訳す直訳或いは対訳のようになってしまいます。
    全体の詞の流れを見て視点を置く場所がどこか分かれば
    繋がりのある訳詞「意訳」が可能となります。


    必要最低限の慣用句を知っていることも大切だね。

    しかし、疲れたわ。
    もう二度と説明なんてやらねぇぞwww
    (´・ω・`)




    Binary Star 「二つの星」 完訳版


    An adorable star we can see from afar
    But a truth it belies

    彼方に故郷が見えるけれど


    All who enters her dies

    そこでは多くの命が失われている


    Hear the beating of wings as the pendulum swings
    And we can't believe it's ever gonna end

    死のざわめきと共に終焉を迎えようとしているなんて

    誰も信じていない


    You know blood is thicker than water
    But you just want everyone to get along

    誰しも家族を思い愛し、

    誰とも仲良くしたいと願っているのに…

    (ただ無事平穏に暮らしていきたいだけなのに)


    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow

    暗闇の灯火で悲しみを燃やし尽くしても

    悲しみに終わりが無いなんて知らない

    (愛する人の末路を知る術が無いなんて…)


    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us

    そんな傷ついた人達の周りをダイヤモンド(煌めき)が包み込む


    So out of our mind
    Leave the past behind

    もう、過去を振り返らずに未来を見つめよう

    (だから前に進もうよ)


    We're a binary heart
    Tear each other apart

    どうして気持ちが通じ合わないんだろう


    Growing from the same stem

    元は同じなのに…


    They were us. We were them

    みんな一つだったのに…


    On a course to collide
    Is it strength not to hide?

    それでも力を誇示することしか出来ないの?


    Let the politics decide you're not a friend

    ならば決着を付けようか


    You know blood is thicker than water
    But you just want everyone to get along

    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow
    There's no end to sadness
    We didn't learn
    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us
    So out of our mind
    Leave the past behind


    Binary
    A centrifugal force
    Pushing us far away
    That's our eternity

    互いに

    反発し合ったままでは

    気持ちは繋がらないし(一つになれないし)


    Binary
    We can't escape the force
    Crushing us.
    Gravity is our eternity

    互いの

    引かれ合う気持ちが強すぎても(一つになろうとすると)

    潰しあってしまうよね



    For the candles in the darkness
    Burning up the sorrow
    There's no end to sadness
    We didn't learn
    For the broken hearted people
    Diamonds now surround us
    So out of our mind
    Leave the past behind

    Binary
    A centrifugal force
    Pushing us far away
    That's our eternity
    Binary
    We can't escape the force
    Crushing us.
    Gravity is our eternity


    20180609 2300 一部の訳を少し修正


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  • 【左:原曲】ワルキューレの伝説 メインテーマ 【右:FM音源+PCM8】について

    2017-09-14 03:46
    久しぶり(約3年強)に書きます。

    まぁ、何だかんだと【FM音源+PCM8】ワルキューレの伝説 メインテーマが3000再生を超えて嬉しいのです。

    6年半分のコメントは全て見させて頂いたのですがこちらのブロマガにも書いてある通り、テンポ(速度)についてのコメントが多く、恐らくは「PCや音源ドライバの特性をこれっぽっちも分かってない諸兄」がコメントしたんだろうと思います。

    ですので、先日はテンポを遅らせたものを6年半ぶりに投稿したのです。実は上記を投稿した数か月後には既にCD音源と同じテンポになるように調整をし、1ヶ月後には完成していました。その後、多忙になったのでアップロードするタイミングを逃し、ズルズルと6年が経過したのです(´・ω・`)

    そして、先日のアップロード後に「これって同時再生したらほぼ違和感が無いと思うから合成してみたら?」とリクエストを頂きまして、今回の投稿に至った訳です。

    ニコニコでは良く見かける「左右に分けての同時再生」ですが、左右のタイミングを完璧に一致させるのは音声編集ソフトで波形のドットが一致するよう拡大して調整し、ついでに変則ループだったものをCDと同じ様なループになるよう波形データをコピーペーストして変更しました。

    アップロード前に何度も聴きましたがエレクトリックタム(Eタム)の音色変更とブラスのボリュームを少し上げれば「殆ど同じになるよなぁ」と思った次第。
    といっても、修正するとなると長時間作業になるので今回はMMLに手を付けずに合成とループ変更だけの作業に集中しました。

    で…作業はWAVで行なっていたのですが、aac(m4a)変換の際にどうしても高音域が削れてしまい聴きたい音や聴かせたい音が聞こえないので、今回は合成したWAVファイルを配布します。合成のついでに使用しているソフトウェアの補完機能も使っていますので半ばハイレゾ仕様になってます。欲しい方は下記URLから入手して下さい。


    https://www.axfc.net/u/3844735 キーワード:valkyrie




    かなり音質が違うと思いますが、高音域が削られてしまうと上記動画のように音が籠もってしまいます。というかですね…読み込み設定を間違えてしまっていて音質が変わってしまったんですwww(´・ω・`)

    ま、こういうことで。以上です(´・ω・`)ノシ
  • 【FM音源+PCM8】ワルキューレの伝説 メインテーマ について

    2014-05-10 03:46
    【FM音源+PCM8】ワルキューレの伝説 メインテーマ





    震災の年、2011年に動画としてアップ。
    20数年前のデータをこのような形で聴いて頂けることに感謝しております。
    しかしながら、当データを含め、FM音源やSSG音源などの音源データに関して
    どうしても納得出来ないコメントが目につきますので
    この場を借りて申し上げることに致します。

    以下、コメントもしましたが…

    テンポについて
    早いだの、揺らぐだのとコメントが見受けられましたが
    実機(無改造030)でCDに合わせても2ループも経過しないうちに実機側が遅れます。
    恐らくCD化されている音源で使用されたドライバと
    X68Kで使用されるドライバのタイマーの違いから生ずるものであり
    どちらの速度も正しいと判断すべきかと思います。
    当方のデータをエミュで鳴らしても同じことであって
    どの音源ドライバ(またはPC)も独自のタイマーを持っているので
    この差を同じにすることは出来ません。

    簡単に言えば、CDの音楽とカラオケの音源のテンポがずれるのと同じ状態です。


    揺らぎについて
    FM音源だけで鳴らせばデチューンやらリバーブの揺らぎだけしか感じません。
    このデータではADPCMを使用しており、そのドライバたるPCM8は
    1音源で同時に8音を発声することが出来る当時としては画期的なドライバでした。
    ドラムとして使用すれば揺らぎを感じませんが
    これにストリングスを重ねているために同時に発声すると
    ストリングス側に揺らぎが生じます。
    つまりストリングスが跳ねているように聞こえます。
    更にコーラスでストリングスを重ねているために
    ADPCMの同時発声処理段階で跳ねがきつくなったように感じられます。
    現在のような高性能PCでも高性能DTMソフトでもないので
    これを解消するのはほぼ無理です。

    この状態でFM音源を重ねるとFM音源側も跳ねているように聞こえてしまい
    結果としてドラムに引っ張られる形で全ての音が跳ねているように聞こえてしまいますが
    これはドライバの特性であり仕様なのでどうしようもありません。

    FM音源も8音を重ねると当初は予想もしなかった音色に変化してしまうこともあり
    音色を1から作り直すことも稀にあります。


    音色について

    原曲はYM2151(FM音源)+ナムコカスタムチップ(PCM音源)なので
    FM音源については再現できる音色は再現しています。
    ベースはFM音源でしっかりと再現しています。
    が、PCM音源の音色については、ほぼ再現不可能です。
    ADPCMとPCMは似て異なるもの。
    先に述べた通り音源ドライバが全く異なっていますし
    CD音源は4チャンネルを使用しているので追いつけません。
    FM8音中…
    メインストリングス2音、ブラス2音+エコー2音、ベース1音、ベル1音
    ADPCM8音中…ドラム4音、メインストリングス1音+エコー1音、コーラス2音
    ADPCMは畳み込みを行っているので1音鳴っていても実際には3音鳴っている部分もあり
    X68K実機への音の取り込みも苦労しています。

    こんな状態にあって基盤と同じ音を出せと言われても無理な話。
    他のFM音源データ作者もPCM音源に近づけることがメインとなっており
    それを分かっておられる方々はそれなりの評価をしてくださっています。

    FM音源+ADPCM音源でPCM音源に匹敵する音を作れるなら苦労はしません。
    データ作者は「如何に基盤のPCM音源に近づけるか」であって、
    そっくりそのままの音を出そうとは思っていません。
    FM音源だけであれば、いわゆる「吸い出し」をすれば同じ音になるでしょうが
    PCM音源ではそんなことは出来ません。

    こうした音源それぞれの特性を未だ理解されていない方々が多く
    コメントされている方が多いことが非常に悲しいです。

    FM音源の可能性はまだまだ未知数であり、FM音源にしか出せない音色も存在します。
    Z-Musicと言う音源ドライバもFM+ADPCM+MIDIを同時発声できることもあり
    使い方によっては昨今のDTMソフトよりも素晴らしい音色を奏でてくれます。

    未だX68KとFM音源を使い続けていますが、
    これからも突き詰めて新たなるMMLの手法を身につけたいと思っています。

    他のFM音源データ作者様の思いも込めて。