ポプコムを語る その4 レイアウトと「雑誌」の話
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ポプコムを語る その4 レイアウトと「雑誌」の話

2015-01-31 21:04
    @だらだらとご挨拶
    今回はあんまりポプコム関係ないかなー。ポプコムを語りたいのはもちろんですが、ポプコムを通してあの頃の雰囲気、パソコンゲーム雑誌論などを語るというのがこのシリーズの趣旨ですので、ご容赦ください。一通りかけたら全編リライトしてまとめたいですね。

    @やっぱり雑誌は見開きなのよ
    雑誌の大きな特徴のひとつに、誌面いっぱいに広がる見開きページがあります。ぺらん、とページをめくると、誌面に広がるタイトル、写真、テキストたちの迫力がありキレもあるレイアウト。目に入ってくるだけでワクワクします。見開き、レイアウトは雑誌のセンスを表すものと言えるのではないでしょうか。

    それでは、ポプコムの見開きページを見てみましょう。




    タイトルをどーん!



    イラストをバーン!


    そして筆者のハートはズキューンと撃ち抜かれます。いやー、ポプコムの見開き、レイアウトはかっこよかったんですよ。

    パソコンゲーム雑誌のなかで一番レイアウトが秀逸だったのがポプコムでした。※1 特に86年から89年あたり、リニューアルするまえぐらいまではセンスがキレキレで、画像に上げたような大胆な誌面構成でインパクトがありました。毎月買ってきてはページをめくるのが楽しかったですね。もちろん記事の内容も大事ですが、視覚からくる楽しさというのもあるわけですし、情報がただ伝わるだけではつまらない。ポプコムはそういう雑誌としてのおもしろさをもっていました。

    現在ではWEBページなどで表示方法に制限があったり、タブレットで小さい画面で表示することを考慮するために、雑誌の見開きのようなおもしろさを出すことはムズカシイところですが、こういうワクワク感をもてるような仕掛けが、もっと出てくればいいのにと思ってます。

    @書評と映画評にであえたこと

    ポプコムを買ってくると、見開きが楽しいゲーム関係のページだけ読んで後は放置でした。まるでピーナッツ&柿の種で、好物のピーナッツだけしか食べないようなものです。でも置いてあればそのうち柿の種も食べてしまうように、興味があるもの以外のページも読むようになります。だって月刊だから次が出るまで時間があります。他に読むモノもこれといってないですから、ちょっと時間があいたときにページを開いて、ちょこ、ちょこっと読むんです。このあたり、自分があまり興味を持ってない分野でもなんとなく情報が入ってくるのが雑誌の良いところでしょう。



    ポプコムの柿の種にあたる部分と言えば、書評や映画評でした。なんかむずかしいことが書いてある。それにゲーム紹介の部分では優しいライターさんが、ここはオレのターン!と言わんばかりに、読者サービスをやめて、自分のこだわりの話が書いてある。読んでるほうとしたら難しいのですが、それでも書評とかみてると、ほうこんな世界があるのかと思うわけで、そうなるとちょっとこの本読んでみよう、と思って読んでみるわけです。そういうところから、じわりじわりと自分の世界って広がっていったんです。

    だから大げさでなく、自分にとってのパソコンゲームっていうのは自分のものの見方、考え方をつくってくれたものなんです。パソコンゲームが好きで、その雑誌を買って、その中から興味が広がっていく。だいすきなライターさんが面白いと言ってる本だからよんでみよう。これがゲームの元ネタの映画ならみてみよう、とか行動を起こすトリガーだったんです。他の人だとそういう影響を受けるのって好きなミュージシャンだったり、学校の先輩かもしれませんが、自分にとってはパソコンゲームでありポプコムだったんですよね。

    @ポプコム人物列伝その2
     JD加藤・・・ポプコム中期のエースライター



    「J・Dである」という書き出しとえいば、ポプコム中期のエースライターJD加藤さんです。
    「J・D」というのはお酒のジャックダニエルのこと。当時中学生だった自分はジャックダニエルなんて知らなかったし、お酒が好きな大人の方ということで、ずいぶん自分とは離れた人のような印象をもったものです。

    しかし文章はその距離を感じさせず、とてもわかりやすく流麗。「うーんもーうまくいかねー」「っていうわけで」など、隣に座って話してるような語り口が絶妙で、感情の表現やしゃべり言葉をふんだんにつかった引き込まれる文章でした。



    ゲームだけでなく、書評、コラム、映画評と幅広く担当。なかでも自分は映画評の「J.Dの映画にもいろいろある」が楽しみでした。いわゆるメジャー系の映画以外のマイナー作品を取りあげることが多く、筆者のちょっと変わった映画趣味をつくるのに大いに貢献?しています。影響力うけまくりだったんですよね。JDさんの記事は大好きで全部チェックしていました。


    このブロマガの文章では抑えてますが、他で書いてるものに関して「きよぼんさんの文章って、しゃべってるみたいですよね」と言われることがあります。あまり意識せず、気持ちよく文章を書こうとするとそうなってしまいます。それってどこからきてるんだろうなー、と自分でも疑問だったのですが、今回ポプコムを読み直してみてわかりました。多分、J・Dさんの文章からきてるのではないかと。いやーほんとに自分を形ずくってくれた一部です。J・Dさんだけではないのかもしれませんが、あの頃のポプコム的な文章の面白かった記憶、ああいう文章を書きたいという気持ちが、表にでてきているのでしょう。

    最後は自分のどーでもいい話になってしまいました。そして今回は少しばかり感傷的すぎたかな。

    それも笑ってお許しいただければ幸いです。
    今夜はジャックダニエルを飲んで素敵な夜を!

    ※1こういう感じで言い切るとすぐに反論くるけど、すくなくとも自分のなかではポプコムが一番でした。

    ※2書評やら映画評のコーナーに関してはまたあらためて語ります。文章とか評論の視点とかね。あの頃はフンフンと読んでたけど今大人になって読むとまた違う感想があるわけで。重複しちゃうけど許してね。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。