• 『外部からのインストール』。

    2018-11-13 21:296時間前







    『外部からのインストール』。


    何かを習得しようとする時にそのジャンルの上達者の方が残した

    作品から学びなさいと勧められるコトがあります。

    好きなマンガ家さんでもモチロンいいのですがトレースや模写で

    最終的になぜこの線を選び取ったのかなど制作意図が伺い知れる

    から分かりやすく言うと上質なデータをコピーさせてもらって大

    きく成長が見込めるからではないでしょうか。



    ちょっと本題から外れますが、生物などの有機体はよく遺伝子の

    乗り物みたいな表現をされます。

    進化の過程の情報は誕生時にプリインストールされているので当

    人は意識するコトなく覚えてもいませんが魚類の記憶は刻み込ま

    れていて指の間の水かきや体内に残っている現代人には不要にな

    った骨みたいな名残りは存在しているんですよね。

    例外なく全ての人間はこの過程を辿っているワケで原点の初期状

    態から遡って情報をフルインストールするのは当たり前ってコト。




    先天的に行ってもらえる人類という種のデータはプリインストール

    なのに対し、自分が学びたいカテゴリは任意で外部からダウンロード

    して自覚的にインストールする必要があります。





    この外部からのインストールの内容をやりたいコトだけのつまみ食い

    にしてるケースがとても多い気がします。

    有機生命体プリインストールの原則からすれば最初から始めなくては

    意味がないので絵に関してはルネッサンス期の素描から時代を遡って

    学んでいく位が適切な所かな。



    「ドローイングレッスン」1冊でおおまかに頭に入れておくのもアリ。

    あまり古いと歴史の授業みたいで関連が薄く感じるようなら現代から過

    去に見ていくと興味が持続するかもですね。

    明治時代にフランスから戻ってきた人たちから日本の西洋画の歴史が刻

    まれたとか、米国のドローイング系の書籍にやたらと日本の浮世絵とか

    家紋や能面が取り上げられているのを見つけると面白いなと思います。




    加速を付けて身も蓋もない即物さが増してるこの界隈、もっと視野を広

    げて自分の居る場所を眺めて欲しいなあと少し願ってみるのでした。


  • 広告
  • reverberation

    2018-11-12 21:39






    新しいコトに挑戦すると今まで隠れていた未知の嗜好がチラッ

    と垣間見えてきたりしてまるで他人を眺めているような感覚を

    味わえるのが面白いと思います。





    特に極限状態に置かれた時に理性で抑えていた素の部分が露呈

    するからいきなり来るとショックも受けますがそれより「自分

    はこうなんだ」と頭デッカチに決めつけていた呪縛から逃れた

    開放感の恩恵は大きいのではないでしょうか。

    少しトライしたくらいで才能云々とか分かんないから、向き不

    向きも然り。

    でも自分という個についてはレベルに関係なく明確に出ますよ。









    絵は好きな対象や考えているコトなどが端的に見て取れるので

    現物で説明もしやすいし自己紹介の役目を充分に果たしてくれ

    ると思います。



    上の画像はテーマは"頭・首・肩の関係性"と言われているにもか

    かわらず5分のクロッキーでトルソーを描いちゃってどれだけ首

    から下の体幹と脚が好きなのかよく理解できた例です。

    頭や腕とか脂肪のカタマリはぶっちゃけ視界に入ってない。

    恐ろしいコトにホントに見えてなかったりして奥側の手や足を

    描き忘れて完成間際に驚くミスを17回中3回繰り返しました。










    視野狭窄も甚だしいが左腕が急に見えた時はビックリでした。

    基本的に遠い側の手足はわりとどうでもよくて先生に「左足

    に重心がかかってるから大事な箇所だよ」と教えていただいて

    ちゃんと描いた始末。




    参加者の方はもっと色々考えられたり悩まれたりの葛藤があっ

    たのに全然考えてないなと、、作品に思考過程も残るので隠し

    通せない公平さをつくづく感じました。




    チャレンジして好きなモノが増えるのは単純に楽しいので可能

    な限り続けたいですね。


  • thema「kopf・hals・schulter」

    2018-11-11 20:29



    テーマ「頭・首・肩」のクロッキー講座に参加してきました。

    13:30~16:30の3時間で5分/10分/20分の制限時間がそれぞ

    れ設定されており全部で17ポーズの予定です。



    頭と肩の位置が決まっていれば首の向きも限定されてくる、

    首と肩の場合なども同じで背骨の延長線上で繋がっているので

    自然とそうなるワケですが絵で描くと整合性が取れてなかった

    り間違いに気付けないコトがよくあります。



    キャラのイラストで首をどう描くべきか自分は未だに理解出来

    ず「手癖で描いてる」と言われてもダメな部分が見つけられな

    いような状態でしたのでタイミング的に有り難かったです。












































    モデルさんを拝見しているうちに喜びがこみ上げてきて内部で爆発

    し途中でテンション↑↑↑になってしまったんですよね。

    お題のコトをすっかり忘れてトルソーのまま仕上げるところでした。

    劣情皆無で生きてる人間というだけでこんなに感動出来るなんて。



    B3サイズのクロッキー帳は後ろに下がらないと全体像が見渡せなく

    て5分10分でそんな余裕もなく構図未確認のまま進めてますから講

    評の時に初めて自分の作品の全容を知らされるんです。

    「こんな収まり方してたんだ~」とヒトゴト感覚になって閲覧する

    のもあまりない経験で楽しいかもしれません。





    好きなモノは大きく写し取り気持ちが強くて最後の最後まで頭部が

    キャンバスからハミ出るものだから先生に何度も指導していただい

    てようやく完成にこぎつけたので先生には感謝しています。