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引き続き朝鮮半島情勢など
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引き続き朝鮮半島情勢など

2017-04-21 19:04

     石破 茂 です。
     半島情勢が緊迫しつつあるため、このテーマでのテレビ出演が増えています。毎回違う話も出来ないので、番組ごとに少しずつ表現を変えているのですが、安全保障問題を少しでもわかりやすく話すのはなかなか難しいものです。
     米国の発するメッセージは、北朝鮮に向けてというより、北朝鮮を緩衝地帯として維持しておきたい中国に対して向けられたものであることは言うまでもありません。
     北朝鮮が戦闘状態になれば、中朝同盟の一方の当事国である中国は関わり合いを持たざるを得ないでしょうし、北朝鮮難民が大量に流入して朝鮮民族独立行動などを起こされてはたまらない。北朝鮮崩壊後、米国の影響下にある統一朝鮮が誕生し、それと直接国境を接する事態になるのも避けたい。そのような思惑で中国が北朝鮮を支えている間に、時間は北朝鮮に有利に働き、とうとう事態はここまで来てしまったのだから、中国が北朝鮮の体制を変更する責任を負

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