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世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その66(1,688字)
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世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その66(1,688字)

2017-04-25 06:00
    『バーチャファイター』は、最初期の3Dゲームであったためポリゴンで構成されたカクカクとした直線を使ってキャラクターを描かなければならなかった。当時はまだテクスチャーを貼ることもできなかったから、形だけではなく使える色も限られていた。

    そのため、自然と表現できることの幅は限定されていた。しかしながら、それだからこそ面白い絵ができあがったのである。そこに独特の日本的な美が生まれたのだ。

    それが生まれたのも、そこで日本の美的感覚が発揮されたからである。これまで何度も見てきたように、日本の美は限られた条件の中でこそ花開く傾向にある。
    例えばマンガやアニメは、絵にかけられる時間や手間が限られていた。締め切りが短かったり、スタッフの数が少なかったりしたのである。

    そのためそこで、独特の描画技法が発達したのである。マンガにおいてはコマの割方が進化し、独特の時間表現が生まれた。アニメにおいては大胆な構図や斬新なポ
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