わが家のキッチンは、ペニンシュラキッチン（片側が壁に接した対面式キッチン）だ。ダイニングからキッチンが丸見えのため、片付けはもちろんのこと、置いているキッチン用具には気を配っている。

しかし、どうせ冷蔵庫にしまうし……と妥協したプラスチック製の保存容器やジップロックが、目につくようになってきた。せっかくこだわって作ったキッチン、保存容器までお気に入りのものを置きたい。

デザイナーと日本の樹脂メーカーとの共同開発プロジェクトで生まれた「9°」は、電子レンジから冷蔵庫まで毎日の食卓に寄り添う耐熱樹脂の器。

長く使える素材でありながら、すぐに廃棄されるイメージがあった樹脂（＝プラスチック）を、愛着を持って長く使えてるようにという想いで始まったプロジェクトだ。

キッチンや食卓に置きたくなる視覚的なフォルム、器を手にとった時の触感や重さ、収納性や機能性などを吟味し、風化に耐える機能性を持ったシンプルなフォルムにたどり着いた。淡い色合いとシンプルで洗練されたフォルムは、そのまま食卓に出したいデザインだ。

サイズは直径150mmの「U150」と、直径90mmの「U90」の2種類。カラーバリエーションは9種類。電子レンジ加熱による溶解や炭化などがない素材を使用しており、食洗機にも対応しているのが嬉しい。

カラダをつくる毎日の食事。視覚的な美しさも取り入れて、もっとおいしい時間にしたい。

［9°］