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2018年5月のコラム
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2018年5月のコラム

2018-05-19 14:08
    今、YouTubeで【夜回り組長石原伸司】が話題ですね。
    コメント投稿を読むとボロクソか、良い事もしたと正反対です。
    石原伸司さんが徳島刑務所を出所後、家出少女、非行少年少女が徘徊している新宿、渋谷を廻り、親身になって話を聴いてやり、自らの体験により指導する。
    石原さんが屑のまま、この人生を終わりたくない、何か世のため人のために役立ちたいと一念発起して、始めたのが夜回りだと聞いています。

    過去、組長でなく、ただのスケベなチンピラだとか、ポン中だったとか言われていますが、それは宿泊先の簡易ホテルで他人の高級時計を盗む為、絞殺。
    その時計を質屋に入れた。この事件のためです。
    過去の善行も無になりました。
    何を血迷って強盗殺人まで犯したのか。
    石原さんは、相談を聞く側の人間なので、自分の困窮状態を他人に相談することが恥ずかしくてできなかったのではないだろうか。

    一番の被害者は時計を取られて殺された人です。
    何の罪も責任もありません。
    この強盗殺人に関しては、石原さんは非道そのもので、夜回り組長として、非行少年少女、その親御さん迄、指導したことが無意味に終わったように思えてなりません。
    指名手配になり、逃亡中、雨の降るまだ寒い川に飛び込み…自殺。
    凍てる川の中で、最後に石原さんの脳裏を去来したものは何だったのか。
    全てから開放されると言う、悔いの中の安堵だったのか、来世であったとき聞いてみたいと思います。

    後悔のない人生はありません。毎日が失敗、後悔の連続です。
    それが人生です。
    人種差別の闘志、金嬉老さんも獄中32年、韓国で英雄として迎えられました。
    しかし、韓国で人助けの為とは言え、人妻の旦那とトラブルになり、相手が包丁で向かって来たので、新聞紙に火をつけて対抗。
    それがカーテンに飛び火して、火事になり、その事件で再度刑務所。
    これで、金さんの英雄としての人生は終わりました。
    世間からも誰からも見放され、晩年は本当に淋しく亡くなれました。
    その金嬉老と石原夜回り組長と最後が似かよっていると思いました。

    人生終わり近くが本当に大事ですね。
    今日もああすればよかった、こうすればよかったと後悔しながら日々を楽しく生きていきましょう。
    後悔こそ人生!我が道において悔い無し、ではなく、悔いあり。が本当の人生!

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