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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「1960年代にISの登場を予見した、小澤さとる『青の6号』」
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岡田斗司夫プレミアムブロマガ「1960年代にISの登場を予見した、小澤さとる『青の6号』」

2018-07-14 07:00

    岡田斗司夫プレミアムブロマガ 2018/07/14

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回は、2015/02/01配信「『スター・ウォーズ』を岡田斗司夫が徹底解説」の内容をご紹介します。
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    2015/02/01の内容一覧

    グローバル企業とダボス会議、アメリカがイスラム国に手を打てない理由

     これは、小澤さとるの『青の6号』っていう、昭和の時代のマンガのワンシーンです。
     「知ってるか? 君たちは、マックスを?」
     「知ってますよ。マックスのテロ団体は、世界中に組織を広げている」と。
     ところが最近は、タダのテロ団体ではなくなっていると。「始めは殺人や麻薬を動かして資金を稼いでいたのが、この数年の間に強力なスポンサーが集まって、相当の金を動かすようになった」
     これね、完全に今のイスラム国の出現を預言してるんですね。
     これ、1960年代のマンガなんだけども、予言してると。
     次が、もう次の段階も予言してるの。「今や強力な経済団体に成り上がった」と。
     このマックスの会員数は、これ、面白いよね、会員数なんだ。500万とも1000万とも言われて、国連に代表を送り込んで、マックスは世界中の通貨の80分の1を動かして。
     そのマックスを、世界初の散在国家だよな。
     「バラバラの国家として、認めろ! という要求まで出しよった!」っていうセリフがあると。
     これは覚えてる人いるかもわかんないけども『ふしぎの海のナディア』でガーゴイルが言うセリフなんだよね。
     ガーゴイルはじつはもう既に、世界の通貨の80分の1を動かしてる。ネオ・アトランティスというのは、国連に本当は代表を出せるが、まぁ、その当時、国連ないんだけどね。
     「世界の国家と、どこを比べても恥ずかしくない国だ」ってふうなことを言ってんだけども、このイスラム国っていうのも、じつはその、国家としては認められないんだよね。
     他所の国にしてみたら、どうしても国家として認められないんだけども、「散在国家」という概念だよね。
     たとえば僕らが「ネット市民である」とかさ。「自分たちの国籍は、ネットだ!」っていうふうなことを言う時に「ネット国民だ!」みたいな意識って、ちょっと持つ時あるんだけども、それと同じように「マックスは世界の散在国家として認めろ!」っていうふうなことを言われたら、ちょっとドキッとする部分がある。

     何でイスラム国がこんなに強いのか? というのと、こちら側の端っこのほう、見てくれますか?
     「いいかね? マックスは今、世界の通貨の80分の1を動かすことが出来る。この経済力はアメリカ・ソビエトの二大大国に次ぐ大きさである。しかし、アメリカにもソビエトにも、2億3億という国民が、その経済力に頼っている。その為に両国とも膨大なる予算を必要とする。我がマックスには養わねばならぬ人口は、両国の100分の1にも満たない。従って、マックスの経済力は世界一だ」と。
     これがダボス会議で、グローバル企業が問題視された理由なんだよね。
     結局、何かっていうと、グローバル企業っていうのはそれが扱える経済力に比して、そのグローバル企業が責任を持つ社員数が圧倒的に少ないんだ。
     つまり本来だったらば、何百億ドルっていう売り上げを持つような企業は、これまでの、旧来の社会システムだったら、もちろん、何十万人とか、下手したら何百万人っていう国民が、社員がいるはずなんだけども、グローバル企業っていうのは物凄く少ない。

     えー、両国の100分の1にも満たない人口なので、だから、経済力が凄く大きいし、力は大きいんだけども、やらなきゃいけないことが凄く少ないと。負担が少ないと。
     だからグローバル企業も、じつは儲けは物凄くあるのに、自分たちが養わなけらばいけない人口が凄く少ない、社員数が少ないっていうのが問題になっていると。

    (中略)

     「事実、我々の援助なしではやって行けない国も10ヶ国を越え、マックスの資本を導入してる国は、すでに30ヶ国」と。
     そろそろイスラム国の援助を受けなければ生きて行けない国っていうのが、段々増えて来てるんですよね。
     で、「マックスの資本を導入してる国も、すでに30ヶ国」っていうのは『ふしぎの海のナディア』で、ネオ・アトランティスがやってる手法と同じなんですよ。
     マックスっていうのは、もともとこの『青の6号』の中では悪役で、いわゆる船の通商路を破壊して、その中で貿易を出来なくすることによって、もう今、世界中の国って貿易で食ってるわけだ。
     だから、自分の国がたとえば、ボーキサイトしか取れないとか、極端な話トウモロコシしか取れないとか、まぁあの南アフリカ共和国みたいにダイアモンドしか取れないっていう国もあるんだよ。
     でも、ダイアモンドが取れるとそれを輸出して、米とかパンとか牛肉とか、色んな物を輸入して、それでようやっと国が養えてるわけだよね。
     だから、貿易なしではどの国も生きていけないんだ。
     その通商路、貿易ルートを破壊することによってマックスは、同じなんだけど、ネオ・アトランティスっていうのは世界を支配しようとしていたと。
     今、イスラム国が行っているのも同じで、彼らがやっているのは報道で見るとテロに見えるんだけども、分散国家の戦略として考えれば、国境を持って、国民をいっぱい持って食わせなければいけない昔の国対グローバルテロリズムの国家というふうに考えると、かなり勝ち目のない戦いをしているということがわかるんだよね。

    (続きはアーカイブサイトでご覧ください)

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