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すべて自分たちで作る、という話。
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すべて自分たちで作る、という話。

2018-08-05 22:30
  • 8
オリジナル曲『いつか』を投稿しました。





本曲、亀井有馬君(https://twitter.com/yumakame1215)との合作です。

昨年12月の池袋本社ワークショップ出演で知り合い、
今年1月からカラオケ放送で何度か共演させてもらううちに
どちらからともなく
「2人で曲を作りたいね」
という話が挙がりました。



プロジェクトは足掛け約2ヶ月。
サッカーワールドカップの熱狂の裏側で、
このUtoPiaプロジェクトは静かに(?)進行していました。

作詞:亀井有馬
作曲・編曲・MIX:セピア
イラスト:テラゾー
ユニット名づけ親:コジマ店員

ゆうま君は頻りに曲がすごいと言ってくれていますが、
この歌詞が無かったら絶対にこの曲はできていません。
そういう意味で、私もかなりの部分でゆうま君の力に頼っていました。

こういうといわゆる「詞先」で作られた曲のような表現ですが、そうではなく
詞と曲はほぼ同時並行で進んでいきました。
いやむしろ、

どちらかがグイーッと進む時間があって、
その間もう一方はパタッと進みが止まって、
逆にそっちが進み始めたら今度は……

みたいな感じで謎のシーソーゲームを展開しながら進んでいった
というほうが実態に近いと思います。

最初は彼がウチに来て、私がピアノを触りながら
なんとなくメロディーの断片的なものをつぶやいてみたり、
それに彼がそれっぽい言葉を並べてみたり、
ただそれだけして3時間くらいゆったり流れていった
という感じでした。
後半は酒ばかり飲んでいました。
これホントに出来あがるのかなーと。

なんとか完成形がうっすら見えてきた2週間くらい前、
都内某所のスタジオでボーカルレコーディングをしている時にふと、
「これは絶対にオレたち2人だけで完成させよう!」
という強い気持ちが湧きあがりました。

詞への賛美心なのか、曲への根拠のない自信なのか、
はたまた若気の至りの強がりなのか、むしろその全部なのか、
とにかく、他の人たちの力は借りずに全部自分たちやるぞ! と。



私は音回りに関しては完全に素人です。
この音回りというのはいわゆるミキシングマスタリングと呼ばれる作業で、
簡単に言うと「耳に心地よい音」に仕上げる作業です。
迫力のない音を迫力のある音にしたり、
特定の音帯域を聞こえやすくしたり、
複数音の音量バランスを良くしたり、
そういった加工と仕上げの作業です。
この作業はボーカルも対象範囲です。

実際に文字通り「加工」と「仕上げ」なのですが、
これをやるとやらないとでは人間の耳と脳への印象がだいぶ違うようで。



ゆうま君は言葉に敏感な人間だし、
自分はそれなりに音楽を嗜んできていて
作詞作曲編曲までは何とか2人でいけるだろう。

でもその先は?

……結局、ちゃんとはできていません。
なんかそれっぽくMIX:セピアなどと書いていますが
たぶん全然できていません。
一応さわれるところはさわってみました。
わからない言葉がたくさん出てきたり、
たまにDAWソフトが起動しなかったり、
それがたまにじゃなくて頻繁に起動しなくなっていったり、
(最盛期はソフトの体感起動率15%くらいでした)
とてもとても頭が痛かったです。
一度本当に寝込みました。



専門家の大人に発注して丸投げすることもたぶんできました。
そのほうが、客観的なクオリティとしては間違いなく高いものが出来上がります。

ただ、それはしたくなかった。

今回見よう見まねでミキシングを経験しなかったら
たぶん一生やらないだろうなという予感からくる
人生経験への欲求と、
完成までよそ者には一切触れさせたくないという
頑固者のくだらない意地っ張りの主張と、
きっとその両方がありました。



耳ざとい方にはとうにバレていると思いますが、
今回の曲の音はボーカル以外すべて打ち込みです。
特にギターパートは、打ち込みと演奏(非打ち込み)ではかなりの差がでます。
ギターパートを知り合いに弾いてもらうこともたぶんできました。
でもそれもしませんでした。
(ギターは自分で弾けるようになっておきたいなと強く思ったものです)



完成して動画投稿が完了した一昨日の夜、
これまで感じたことのないようなものすごい充実感に包まれました。

自分で聴き返してみても、とてもとても立派な音と言えるもんじゃありませんが、
最後まで自分たち2人で作って完成させたことによって
一本芯の通ったモノになったのではないかと、
手前味噌ながら感じています。

イラストのテラゾーさん、UtoPia名づけ親のコジマさんにもとても感謝しています。
SKY'zの4人で、まず1つ力作ができたね。

2曲目がいつになるかはわかりません。
あるのかどうかもわかりません。

今はゲームの実況動画をすごいやりたい欲があるのでそちらを優先させます。

いろいろ上手くいったら、案外2曲目もあるかもしれません。



この1ヶ月くらいはこの曲を完成させるために
ほとんどの時間と頭と心を使ってきました。
音を聴くのが嫌になった瞬間、
パソコンに向かうのが嫌になった瞬間が何度もありました。
そのぶん達成感もひとしおです

昨日渋谷でゆうま君に会った瞬間は、
思わず泣きそうになりました(ぎりぎり泣かなかったよ!笑)

こういう感覚をもっと味わえるようになるためには、
常に走っていかないとなんだろうなあ。

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先日はお疲れ様でした!
「いつか」凄く好きで、色んな人に布教しています…!
背景がしれて、もっと好きになりました!
お疲れの出ませんように、これからも応援しています!

No.1 69ヶ月前

更新お疲れ様です!
今回の楽曲を聴きながら思わず歌詞と旋律に自然と涙が出て止まらなくなりました。
本当にセピアさんの思いを込めた音、そしてゆうまさんの歌詞が一体感と本気度がつたわってきました。

天空ノ宴には参加できませんでしたが本当にお疲れ様でした!これからのゲーム実況と音楽、本当に楽しみにしています。
頑張ってください!

No.2 69ヶ月前

お疲れ様です。

曲、拝聴しました。歌詞を含めボーカルの方に特に力が入っていて感情が乗っている、演奏の方も打ち込みとはいえすんなり入ってくる音だなあと個人の感想で思っていましたがそういう経緯だったのですね。
機械音(ここでは打ち込み音を指します)だと曲に感情が乗らないなんてことはありませんが、人が直に演奏したものの方が正負を問わず感情を乗せやすいのは確かにそうかもなあと思います。私がボーカルの方に惹かれたのもそれによるものかな、とも思います。

それでも素直に「いい曲だなあ」と、ストンと心に落ちました。曲を作るに至った動機や経緯を知らなかった時の私でも、曲を聴き終えてそう思いました。
セピアさんと亀井有馬さん、「UtoPia」のお二人にとってはこの曲は処女作にあたるのでしょうか?
次があるかはわからない。試みとしての一曲かもしれない。それでも、実況活動も含め、これから先の人生でこの一曲がお二人にとって積み上げてきたものの一部となることは間違いないでしょう。


またひとつ、経験をして糧としている事に素直に驚くばかりです。よろしければいつかまた、お二人の新たな曲が見れたらと思います。

No.3 69ヶ月前

かこつです。改めてオリジナルの新曲動画作成、投稿お疲れ様でした。

ここ一ヶ月程、体調不良や作業で疲労があるという呟きをTwitterで何度も見ました。
セピアさんの、自分達の力で成し遂げてみようというとやると決めた曲げない頑固な所はとても尊敬します。頑固な所は短所と思われがちですが、セピアさんが自分自身らしく突っ走る為の大きな力になっているんだなと思います。疲れたと思ったら立ち止まってしまいたいと思うのに、セピアさんはこの曲の作成の為に最後の最後まで突っ走りきった力は簡単に真似できるものではないです。

曲の作成がどんなに大変か、音楽素人の自分は全く分かりません。こんな感じかなと考えている以上に大変なのは間違いないと思っています。そんな素人ですが、あの曲を最後まで聴いた時、心身にうまく説明できない込み上げるものがありました。それが歌詞か曲調か二人の歌声か、何に感動したのかは分かりません。でも、素人なりにセピアさんと有馬さんが積み上げてきたものがあの曲に詰め込まれていて、それが伝わってきたんだと思っています。

生放送での話、昨日のイベントでの話、このブロマガを読んで、きっとこの曲はまだ完成!ではないんだな思いました。なので、まだ新曲完成のお祝いの言葉は無しにします。セピアさんと有馬さんが「悔いが無い出来になった!」と叫んだその時、UtoPiaのオリジナル曲「いつか」完成おめでとうございますと言わせて下さい。

これからも新しいセピアさんが見れる事が凄く楽しみです。ですが、走りすぎて栄養ドリンクに頼らないよう心身は大事になさって下さい。これからも応援しています。

No.4 69ヶ月前

かこつです!待ってましたー
今読ませて頂いて、ひとえに、わたしは全然わかってなかったな…という感覚です…!わたしがセピアさんのTwitterや生放送等々から感じていたより、思っていたより、セピアさんが悩み苦しんでいたこともわかりました。それがいろんなことに影響していたことも。そりゃエンディングの気持ちにもなりますよ、という気持ちです。そりゃ泣きながら抱き合いたいですよ。甘かったなあ……。本当にお疲れさまでした。大切なものが生まれましたね。かわいがっていきたいですね。

作品の完成度からみればくだらないのかもしれない意地っ張りの主張がなければ、その充実感もなかったんでしょうね。今やらなきゃ一生その機会は来ない、は、私も普段からとても大事にしていて…よくわかります、いつかじゃなく、いまが、やる時なんだ、という感覚。
シーソーゲームで作り上げるのって、自分一人だとやる事多いような気がしますけど、2人でも成り立つんですね、もとい、成り立つような関係なんですね、ゆうまさんとは。本当にすごい出会いだなと思います、ここにきての。音との戦いは孤独だなあと思うので、仲間がいることはすばらしいなあと思います。パートナーはあのゆうまさんですし。自分とタイプが違うというのは、救われる部分も多いような気が勝手にしています。勝手に。
あとは、好きとか嫌いとかここがこうとかいう反応をしてくれる人々の存在という、そうそう誰もが持っているわけじゃない強みみたいなのががあるからこそ出来ることがあるんじゃないかなあとこれまた勝手に思ってます。…これってある意味弱みにもなるとはおもうんですけど。

とにかくお疲れさまでした。私たちにおすそわけしてくださって、ありがとうございますm(*_ _)mたくさんききます。

No.5 69ヶ月前

素敵な曲を ありがとうございます。
産みの 苦しみだったのですねぇ。

心から 嫁を貰ってくださいって

思ってました。

もう一度
素敵な曲を ありがとうございます✨

No.6 69ヶ月前

かこつです。動画作成・投稿と先日のイベント、本当にお疲れ様でした。

「いつか」を聴いて既に何度も泣かせて貰いました。確かに技術的な面で見たら気になる部分は出てきますが、歌詞があり音が付いて自分たちがそれを歌う。それだけで本当に凄いものだと思うんです。聴きやすさや心地は変わるかも知れませんが、UtoPiaのお二人の気持ちや熱量などは技量と共に変動する物では無いですからね!この曲から込められた想いを全て察する事は到底出来ません。しかしイベントやブロマガにて少しずつ溢れてくるお二人の言葉で度々推察してる気になり、その度に涙を流してしまいます。

意地になって全て自分たちで作り上げた事。尊敬致します。触れて来なかった技術に聞いたこと無い言葉や、いじっても違いが分からない事など多々ありましたことでしょう。同じ曲を何度も聞き続けて作業する大変さ、どんどん意味が分からなくなってる感覚。私の想像してる以上にきっと作業中は辛いことが沢山あったのですね。その度に励ましや癒す事の出来ない事にやるせない気持ちになります。また今回で、セピアさんに力を貰ってしまいました。本当に感謝です。

活動内容が増えてやりたい事や、やらなければならない事が沢山出てくると思いますが無理せずに頑張って頂きたいです。睡眠と栄養だけは本当にきちんと摂って下さい。

最後に、「いつか」という曲を聞けて本当に嬉しかったです。私は幸せです。有難う御座いました。

No.8 69ヶ月前

かこつです。動画投稿、イベント準備から終了まで本当にお疲れ様です。

曲の入りから全て曲の世界に引き込まれるような、言葉には例えることのできない素晴らしいものでした。
イベントで言っていた通り、今までもこれからも有馬さんは最高のパートナーだと思います。
そして自分たちで詩と曲から作り上げる、心の底からの決意が伝わって来ました。
これからも影からこっそり応援したいと思います!

セピアさんにとっての新たな一歩を心から応援します。体調にはお気をつけて。
熱い想いだけはずっと忘れずにいて欲しいです!

No.9 69ヶ月前
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