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【自然災害メモリアル】第039回:正嘉鎌倉地震(1257)の日 [防災]液状化現象に類似した現象
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【自然災害メモリアル】第039回:正嘉鎌倉地震(1257)の日 [防災]液状化現象に類似した現象

2018-10-09 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    10月07日は
    正嘉鎌倉地震から761年です。

    江の島のすぐ南方10kmを震源とする大地震で、鎌倉に甚大な被害を出しました。
    この地震の現象として、地割れで天然ガスが噴出してきて青い炎が沸き上がったといわれています。

    今回は、
    「液状化現象に類似した現象」をテーマにお伝えしていきます。

    この地震のように、天然ガスが噴出するケースが実はあります。
    今回の場合原因は沼気という、メタンガスを主成分とするものが噴出したことで
    炎を巻き上げたとされています。もちろん神奈川は箱根まで行かないと火山はありません。
    このガスが生成される原因は、地下で細菌が有機物を分解することで生じそれが大地震で
    気体で浮き出てきたということになります。
    まさに液状化ではなく、気状化とでもいうべき現象です。

    あろうことか、関東地方は神奈川以外にも東京・千葉・埼玉・茨城では
    日本最大の天然ガス田があり、特に千葉県が多いらしいです。
    大地震が運悪く千葉県内で発生し、大量の天然ガスが湧き上がれば
    局地的な突発的大爆発が起きるかもしれません。もちろん、天然ガスと最初はわかりませんから
    原因不明の爆発が南関東で相次ぐ なんていうまとめ記事やニュース速報で出て
    後日に「天然ガス田のガスがわき上がったか」というような新聞記事が出るかもしれないです。
    別に大地震が起きたからといってその天然ガスが一斉に爆発して関東が原爆落とされたような跡に
    なるような想定は流石にありませんし、まずおきませんが濃度の高い所があれば要警戒です。

    また、現代の都心部ではこのリスクが細菌以外にも存在します。
    いうまでもなく、ガス管です。
    もちろん、今じゃ安全性がしっかりしているガス管ですから、
    別にどこでも起きうる危険な現象というわけではないですが、
    工事中であったり、仮定に繋がったガス管などの管轄外に入ると、
    老朽化した家庭では稀に漏れる恐れがあります。

    その他、今ではほぼなくなりましたが、炭鉱の現場でも粉塵爆発などが
    巻き起こる危険性が当時はありました。地震を起因とした事故はありませんが、
    かつての炭鉱では、大規模な爆発を起こして何十人・何百人という鉱業の方が殉職しています。

    市街地などでは、ガス管が破損していてガス臭さを感じたらすぐにその場からは避難してください。
    ちなみに酷い場合は異臭で避難勧告が出ることもあるそうです。
    また、ガス管は多くが入れ替わったとは思いますが、
    古く埋設された歴青材被覆鋼管・片状黒鉛鋳鉄管は地震に弱い為
    自宅周辺にこれらの管がまだ通っていたら、要注意です。
    当然ですが、ガス自体は有毒ですから吸えばたちまち命にかかわります。
    また引火すれば大爆発も発生しかねませんから、地震直後家にとどまる場合は
    必ずガスが無事かどうかを確かめてからにしましょう。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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