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【自然災害メモリアル】第062回:網走市波浪被害(1976)の日 [防災]波浪への備え
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【自然災害メモリアル】第062回:網走市波浪被害(1976)の日 [防災]波浪への備え

2018-11-01 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    11月01日は、
    網走市波浪被害から42年です。

    低気圧による強風で漁船が沈没して人身事故が発生、
    そのまま行方が分からなくなった人が2人出る被害がありました。
    風が吹くと必然的に波も荒波となる為、漁業が出来た頃から人にとって波浪は
    厄介な存在でした。

    今回は、
    「波浪への備え」をテーマにお伝えしていきます。

    そもそも波浪は基本的に、風浪にうねりを伴うことをさします。
    海上では広域に荒れることも多い為、低気圧などから離れていてもそこそこ波が高くなります。
    台風なども強風域の2~3倍離れた地域でも既に波浪警報など、警報の中では割と頻繁に見るのが
    この"波浪"になります。

    内陸の人には縁のない災害ではありますが、簡単に言ってしまえば、
    波浪警報が出ている段階で基本的に海岸に近づかないこと、それが一番です。
    津波と違って、基本的に海岸付近が猛威になるだけなので
    多くの場合は波浪警報が出たら無暗に海の様子を見に行くことをしないことです。

    基本的に台風や低気圧などといった、気圧の影響を受けて風が巻き起こると
    波浪も発生しやすくなりますので、日ごろ天気予報を見ていればいつ頃が危険なのか、
    すぐにわかるはずです。夏は台風、冬は低気圧が基本的に危険です。
    夏は海水浴に行かれる人は、台風の兆しがある段階で数日は見合わせることをお勧めします。
    冬は主に漁業に関わる人中心に、波の災害に十分注意しなければなりません。

    波浪による被害に実感がわかない人も多そうですが、
    最もわかりやすいのは高波だと思います。
    今年の関西空港の水没は高潮込みでもありましたが、高波被害も併せて起きています。
    尚、高波は海上では恐ろしいエネルギーを持つこともあり、
    2004年では神恵内村の国道が海岸沿いにかけられていたのですが、
    その大橋が大破し、数年間通行できなくなるなど、陸地寄りまで被害をもたらすこともあります。

    また、防波堤を超えるような高波が襲来すると、時に車を流すこともあり更に危険です。
    海岸沿いを散歩するなどする時は、決して高波が予想されている時は避けてください。

    ただ、そういわれても人によっては毎日のように海岸近くの道路を走行するなど
    しなければならない人もいると思います。特に地方に行く程、山道を通ることになると
    獣道やいわゆる酷道といった場所しかないこともあります。
    そのような環境下で低気圧等が接近した場合は、無理に目的地に向かわず、
    その場にとどまる方が良いです。海岸付近を日常の道としている人は、
    ネットカフェなどの簡単な場所でもよいので、宿泊先をある程度目処をつけると、
    通行止めになった時などのダメージが少なくて済みます。また、帰りに荒れそうな場合は
    予め1泊するぐらいの気持ちでいるほうが、良い場合もあります。
    危険な場所を通るよりも、命を最優先に考えてください。

    波浪の対策は正直言ってそれぐらいです。時にさらうこともある脅威の可能性を
    秘めているのが高波ですから、甘く見ないことと、危険な時は迷わないで海岸を避けること、
    高潮を伴わない限り、この二つさえ守れれば命を脅かされずに住むはずです。
    これから冬の季節になると、日本海側を中心に常時風の強いシーズンが増えてきます。
    一人で海岸に行って波にさらわれるなんてことのないよう、海岸沿いを車で走ったり通行する時は
    十分に注意してください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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