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【自然災害メモリアル】第103回:インディギルカ号座礁事故(1939)の日 [防災]宗谷海峡付近の冬
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【自然災害メモリアル】第103回:インディギルカ号座礁事故(1939)の日 [防災]宗谷海峡付近の冬

2018-12-12 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    12月12日は、
    インディギルカ号座礁事故から79年です。

    死者700人以上を出したこの事故は、暴風雨に巻き込まれた貨客船が
    宗谷岬の位置を見誤ったことで漂流してしまい、猿払村の浅瀬に座礁して
    とんでもない災害になりました。
    12月の北国の海など、地獄のような存在です。
    リアルにタイタニックのような悲劇を招いたことでしょう。
    この事態に当時の猿払村民は総出で救出活動に当たっていました。
    死者700人以上という凄惨な結末にはなりましたが、生存者429人という数字を割り出せたのは
    手厚い救出活動があったからと言えます。

    今回は、
    「宗谷海峡付近の冬」をテーマにお伝えしていきます。

    前述のとおり、北国の冬は極寒かつ極めて荒れ狂う気候で、
    北西の風がひっきりなしに北海道に向かって吹き付けます。故に、稚内市や留萌市を始め
    日本海側の海に面した地域は、冬場は月の平均風速が5m/sを超えることも珍しくありません。
    5m/sは自転車に乗っていれば、そこそこ風当たりを受け、耳から風の音をマイクの音のように
    感じられるぐらいです。それが無風にほとんどなることがない状態ということですから、
    実際には弱くなる時間も含めると、かなり頻繁に強風が吹き荒れていることになります。
    陸地のアメダス観測でこれですから、海上ではさらに厳しい環境下に置かれることになります。

    漁業を目指す人であれば、この冬の海上に耐えられるだけの強靭な人になってください。
    生半可な気持ちでは海の人にはなることができません。
    そして、その中で日々漁業に出かけている人たちの努力と自然の恩恵を受けて
    我々の食卓に刺身がおいしく食べられることを感謝してください。
    一歩間違えれば座礁や沈没といった事態に陥ることも少なくないのが実情です。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。


    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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