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【自然災害メモリアル】第229回:熊本地震の最大地震(2016)の日 [防災]よくある情報の勘違い
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【自然災害メモリアル】第229回:熊本地震の最大地震(2016)の日 [防災]よくある情報の勘違い

2019-04-16 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    4月16日は、
    熊本地震の最大地震(2016)から3年です。

    一昨日の地震からわずか30時間も経たぬうちに発生した大地震。
    再び発生した大地震は、深夜の熊本市内を始め九州各地で激しい揺れ・強い揺れが襲いました。
    誰もが予想だにしなかった二度目の方が更に大きな地震となった異例の事象によって、
    死者は273人以上に上りました。今もなお、災害関連死と認められる死者が増え続けています。

    この地震はなんといっても、同じ地域に震度7が2度訪れたことです。
    速報の時は6強でしたが、地震計の故障と停電で情報がすぐに受け取ることができませんでした。
    更に驚くべきことは、M6.5以上の地震が起きた後に更にM7級の地震が起きた事例は
    これまで一度もなかったことです。この熊本地震が初めての出来事となりました。
    ちなみにこの大地震の影響を受けてか、僅かながら阿蘇山で極微弱な噴火も起きています。

    高齢者に限らず、南阿蘇村の大規模な山崩れが起きた影響で、若者も含んだ数十人の人が
    生き埋めになるなど、痛ましい災害もいくつかありました。
    国道や鉄路もこのたった1度の大地震で山崩れが起きたことから、豊肥本線と南阿蘇鉄道は
    年単位における長期運転見合わせとなってしまい、一時は為す術もない状態にまで追い込まれる
    まさにどん底というべき状態となりました。

    ですが、それでも復興に向かって立ち向かう姿は、鉄道事業者と自治体の意地でしょうか、
    決して屈せず数年経とうとも、今少しずつ復旧に向けて着実に進んでいます。
    ついに豊肥本線に至っては、3年経ってようやく大分県と再び繋がることができる
    再開の目処もついに経ちました。順調にいけば、2020年度中という希望が出てきています。
    もちろん、南阿蘇鉄道も2022年度の再開が見込まれています。

    しかし、年が経つにつれて復興が進む喜ばしい出来事ばかりではありません。
    中には復興が進んでいるという解釈から、少しずつ風化されていく
    世間の関心は少しばかり懸念されています。
    こればかりは、落ちた人を助けるか否かという論議と似ていて、
    正解というのはないものですが、時として現実を向き合ってみると、
    まだまだ復興が全然進んでいない状況があります。

    避難所生活の話はほとんど聞かなくなっても、仮設住宅に過ごす人はざっと16500人です。
    仮設住宅で全てが終わりになるわけではありません。震災前には当然仮設住宅に住んでいる人は
    見受けられませんから、まだまだこれでも復旧が全て完了したなんて言葉は、かけづらいものです。


    今回は、
    「よくある情報の勘違い」をテーマにお伝えします。

    熊本地震の時でもありましたが、放送内では非常に多くの情報が押し寄せてきましたが
    たった一つ、誰か一人が情報を誤って解釈したせいで、すぐにオオゴトになりかねない
    一色触発の状態が何度もありました。

    今回はそんな小さな間違いをいくつか簡単に紹介します。

    まず、これはもうどこにでも書いていることなのですが、
    緊急地震速報の値は、あくまでも予測値です。
    仮に最大震度7という予報が最終報だったとしても、確定でも速報でもありません。

    そして強震モニタも、実測震度は近い値を出しますが必ずしも正しいわけではありません。
    混線してサーバーが落ちると、不安定になったり情報が止まったりすることもある為、
    完全に信用をしている人は注意が必要です。留意して利用をしてください。

    NHKの情報や民放なども、必ずしも確定の情報というわけではありません。
    タイトルなどに「○○県○○市で、~~~~」と出ている時は、
    むこうも速報性を重視したもので、推定のものなので確定しているわけではない点に注意です。

    最新の情報をいち早く入手することを、ただ拡散したい為だけに使うのであれば
    むしろ本来の情報の在り方の概念を破壊してしまうことになります。
    情報を横流しにする上において、段々と自分の解釈を入れたものが加わったりすると
    最悪逆の情報になることだってあります。特に情報が二つの意味合いを見て取れるものは、
    どうしても拡散したいならば、原文ママで「どっちの意味合いとも見て取れる」と、
    正直な感想を言う方が混乱は少ないです。情報の扱い方には、十分にご注意ください。

    鉄路の不通なども、すぐに復旧する路線、しない路線があります。
    大地震が発生すれば、まずは最初に緊急停車することは基本的なものです。
    そこで概ね震度5弱以上の地域があった場所では、安全確認が取れるまで運転見合わせになります。
    6弱以上を超え始めると、実被害が出る為長期にわたる運休も考えられます。
    安全の為、点検の為、実被害の為 と3区分において見てみると良いでしょう。

    ざっと紹介しましたが、ほかにもまだまだ存在します。
    情報の誤りには注意して発信する方は発信するようにしてください。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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