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【のりこえねっと通信0048号】本日9月29日の放送は、『アイヌ・沖縄の今』寺中誠さん、石井ポンペさん、金城実さんが出演です。乞うご期待!
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【のりこえねっと通信0048号】本日9月29日の放送は、『アイヌ・沖縄の今』寺中誠さん、石井ポンペさん、金城実さんが出演です。乞うご期待!

2014-09-29 17:03
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■    のりこえねっと通信 0048号 2014年9月29日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    
     賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま
    
     先週は、残念ながら大掛かりな差別デモが全国各地で行われました。政治
    家、著名人による差別的言動もあり、路上の差別デモ、ヘイトスピーチへの
    カウンターだけではなく、政治家の責任を問う抗議で辞職勧告を引き出した
    り、地方議会や国内外の報道が、排外主義・差別是正を厳しく問う場面が増
    えてました。
    
     これからも、皆様からの情報をお待ちしております。「のりこえねっと通
    信掲載希望」として各地の出来事を教えてください。info@norikoenet.org
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.9月29日 のりこえねっとTVのご案内
    2.今後の反レイシズム情報
    3.新聞・雑誌記事・Webより
    4.のりこえねっと動画アーカイブ公開のお知らせ
    5.編集後記
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●1.9月29日のりこえねっとTVのご案内
    
    ★タイトル:「アイヌ・沖縄の今 石井ポンペ×金城実×寺中誠」
    
    ◎放送日時 9/22(月) 21:00-22:00
    
    ◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv194896429
    
    札幌市の金子快之(やすゆき)市議が、「ツイッター」に「アイヌ民族なん
    て、もういない」と書き込んだ問題で、市議会は22日の本会議で、金子氏
    の議員辞職を求める決議案を賛成多数で可決しました。この問題について、
    札幌市在住でのりこえねっと共同代表の石井ポンペ氏に電話でお話を伺います。
    また、ヘイトスピーチにさらされている沖縄の現状について、沖縄県読谷村
    在住の彫刻家、金城実氏とも電話でつなぎ、沖縄の今を語っていただきます。
    
    <出演>
    石井ポンペ(いしい・ぽんぺ)
    原住・アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会代表。
    1945年生まれ。 アイヌ協会札幌支部の結成に参加。
    北海道アイヌ協会札幌支部長、支部役員を歴任。
    石狩カムイノム実行委員会代表。 インカルシペ・ヌプリ・カムイノミ実行
    委員会祭司。
    
    金城 実(きんじょう・みのる)
    彫刻家。
    1939年沖縄県勝連町浜比嘉島生まれ。65年京都外語大学卒業。
    高校などの講師をつとめながら彫刻活動に従事。
    70年沖縄での反米「コザ事件」に刺激され彫刻制作を開始。
    代表作に「沖縄」「戦争と人間」「世代を結ぶ平和の像」など。
    
    寺中誠(てらなか・まこと)
    前社団法人アムネスティ・インターナショナル日本事務局長)
    1960年生。東京経済大学現代法学部客員教授。
    早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士後期課程単位取得。
    専門は犯罪学・刑事政策論・国際人権法。
    
    
    ◆視聴方法についてあらためて記載します。
    【視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/
    
     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv
    
    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。
    
    ◆皆さまへのお願い
    
    現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
    のトップページ番組表に掲載されておりません。
    Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
    表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。
    番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が200名を
    超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
    拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●2.今後の反レイシズム情報
    
    (1)東京朝鮮高校生裁判 第3回口頭弁論
    
    10月1日(水)、東京地裁103法廷
    集合時間:10時15分、開廷は11時、傍聴席抽選は10時半締め切り
    公判後、報告集会あり、弁護士の解説
    080-3930-4971
    
    --------------------------------------------------------------------
    (2)イベント TOKYO NO HATE PRESENTS「これが東京大行進2014だ!」
    10月1日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
    予約¥1000 / 当日¥1300(飲食別)
    ※ご予約はネイキッドロフト店頭電話&ウェブ予約にて受付中
    電話→ 03-3205-1556(16:30~24:00)
    ウェブ→ コチラ から!
    
    差別撤廃をもとめる「東京大行進2014」、今年は11月2日(日)開催です
    (新宿中央公園・水の広場 12時集合)!
    
    「差別のない世界を、子どもたちへ。」をテーマに、政府に、東京都に、そ
    してわたしたちの社会を構成するすべての人々に、公正な社会の実現を訴え
    ます。
    国連からの勧告や、東京五輪という国際的イベントを控えている状況を背景
    に、レイシズムとヘイトスピーチの問題に対して、首相、政権与党、自治体
    の長、学者や文化人などが続々と言及をはじめています。一方で、地方議会
    議員による民族差別発言や、レイシストとの接点が発覚した新閣僚の存在、
    法整備への賛否など、この問題をめぐる動きはめまぐるしいものがあります。
    
    今回のイベントでは、レイシズムとヘイトスピーチの問題をめぐる動向をあ
    らためて整理するとともに、大規模デモになることが予想される「東京大行
    進2014」の全貌の一部を、ちょっとだけお見せいたします。
    
    重大発表をいくつかいたしますので、「東京大行進に参加予定」「どんなデ
    モなのか興味がある」という皆様、どうぞ奮ってご参加ください。
    
    【出演予定】
    TOKYO NO HATE、差別反対東京アクション 他
    
    http://www.loft-prj.co.jp/schedule/naked/27310
    
    
    --------------------------------------------------------------------
    (3)朝鮮学校差別に反対する大学生東京集会 日時:
    10月4日(土)18~20時半 場所:東京都 文京区民センター・2ーA会議室
    (地下鉄春日駅、後楽園駅)
    内容:講演会「朝鮮学校と日本社会ーその差別の根源を問う」(講師:金尚
    均先生)
       自由権規約委員会・人種差別撤廃委員会報告
    資料代:500円
    主催:在日本朝鮮留学生同盟 東京地方本部
    連絡先:03-3891-0239, ryutokyo04@yahoo.co.jp
    
    --------------------------------------------------------------------
     (4) 【デモ】 「許すな!差別・排外主義 10.5 ACTION ~生きる権利に
    国境はない!われわれの仲間に手を出すな!~」
    【主催】差別・排外主義に反対する連絡会
    http://noracismnodiscrimination.blogspot.jp/2014/08/921-3.html
     10月5日(日) 13時30分集合 14時30分~デモ出発
     会場:新宿・柏木公園 (JR新宿西口より7分)
    のりこえねっとも賛同しています!
    
    --------------------------------------------------------------------
    (5)徹底検証 安倍『成長戦略』(研究所テオリア第3回総会記念シンポ
    ジウム)
    日時 2014年10月5日(日)午後1時半~4時半(開場・午後1時)
    会場 文京区民センター2A
      (春日駅・後楽園駅)
    http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
    
    パネリスト
    報告 安倍政権の「女性活用戦略」――仕事も生殖も介護も…って本気(マ
    ジ)ですか? 水島希さん(東京大学情報学環特任助教)
    報告 アベノミクス――誰のための「成長」か?  宮崎礼二さん(明海大学
    経済学部准教授)
    
    7月1日、集団的自衛権を「合憲」とする閣議決定が行われました。国際緊
    張を高め、軍事力行使を容易とする政策を進める現在の政権は、平和主義、
    立憲主義を根底から破壊しようとしています。
     日本社会では、「景気回復ムード」が喧伝される一方で、消費税は引き上
    げられ、子どもの貧困は先進国で最悪に近い状態が続き、生活保護費は引き
    下げられています。年間3万人近くが自殺する生きづらい社会が続いています。
     「成長戦略」の名の下に、「企業が世界一活動しやすい国」と掲げる政権
    は「『稼ぐ力』を取り戻す」として、企業をもうけさせるための株価対策、
    原発の再稼働・輸出、法人税率引き下げ、国家戦略特区、医療・農業などの
    「岩盤規制」改革、生涯ハケン、残業代ゼロ、正社員ゼロを合法化する雇用
    政策を進め、社会のあり方をひっくり返そうとしています。
     人口減少対策と称して人口1億人維持目標が掲げられました。だが、そ
    の、「女性活用戦略」では、女性に育児・家事・介護の負担を押し付け、妊
    娠女性に退職を強要するにマタハラ社会、若い世代が子作り・子育てを考え
    ることができない長時間労働と格差の企業優先社会がそのままです。
     「成長」を優先し、貧困・格差を拡大するシステムからの転換はどのよう
    に構想できるのでしょうか。
     第3回シンポジウムでは、経済成長できない現実を無視して推し進められ
    る安倍「成長戦略」を取り上げたいと思います。多くの皆さんの参加を呼び
    かけます。 (2014年8月)
    
    水島希(みずしま・のぞみ) 東京大学情報学環特任助教。京都大学理学部
    動物学教室博士課程修了。現在は「科学技術と女性」「フェミニズムと科学
    技術」を研究。論考に「原発事故後の放射線対策と女性」(女たちの21世紀
    67号)、「「女・子ども」のための司法・警察強化?」(季刊ピープルズ・
    プラン44号)ほか
    
    宮崎礼二(みやざき・れいじ) 明海大学経済学部准教授。世界経済論。横
    浜国立大学大学院国際開発研究科博士課程後期修了。著書に『現代アメリカ
    経済分析 理念・歴史・政策』(共編著、日本評論社)、『国際金融史』
    (共著、有斐閣)、『国際経済政策論』(共著、有斐閣)、『格差と貧困が
    わかる20講』(共著、明石書店)ほか
    
    参加費 1000円(テオリア会員500円)
    主催 研究所テオリア 
    連絡先 東京都千代田区内神田1-17-12勝文社第二ビル101
    
    TEL・FAX 03-6273-7233
    http://theoria.info
    email@theoria.info
    
    --------------------------------------------------------------------
    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
    
    ★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
    日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字以
    内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
    さい。
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●3.新聞・雑誌記事・Webより
    
    ヘイトスピーチ各地で問題視
    
    NHK NEWSWEB 9月23日
    
    ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動や行為が、少なくとも全国15
    の都道府県で確認されていることがNHKの調査で分かりました。
    
    また、ヘイトスピーチは問題だと認識している自治体が9割以上に上る一
    方、規制については、必要とするところがおよそ4割、「国で慎重に検討さ
    れるべき」などとして、必要か分からないとするところがおよそ5割で、意
    見が分かれています。
    
    ヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動や行為が問題となるなか、
    NHKは、今月、全国の都道府県と政令指定都市、それに東京23区の合わ
    せて90の自治体を対象に調査を行い、すべてから回答を得ました。
    
    ヘイトスピーチについて、政府は、「人種や国籍、ジェンダーなどの特定の
    属性を有する集団をおとしめたり、差別や暴力行為をあおったりする言動や
    表現行為」などと説明していて、これにあてはまる行為が去年からことしに
    かけてあったか聞きました。
    
    その結果、「ある」と答えたのは、▽13の都府県と▽6つの政令指定都市、
    ▽それに東京23区のうち6つの区で、少なくとも15の都道府県でヘイト
    スピーチが確認されていたことが分かりました。
    
    また、ヘイトスピーチについて問題だと思うか聞いたところ、▽「問題だ」
    が94%、▽「分からない」が4%で、▽「問題ではない」と答えたところは
    ありませんでした。
    
    一方、ヘイトスピーチに対して、何らかの規制が必要だと思うか聞いたとこ
    ろ、▽「必要」が41%、▽「必要ではない」が2%、▽「分からない」が
    53%、▽「いずれにもあてはまらない」が3%でした。
    
    それぞれに回答の理由を聞いたところ、規制が必要とした自治体からは、
    「人権侵害であるのみならず、犯罪にもつながるおそれがあり歯止めが必要
    だ」とか、「差別を助長するような発言は放置すべきではない」といった意
    見が出されました。
    
    一方、規制が必要かわからないとした自治体からは、「国で慎重に検討され
    るべき」とか、「表現の自由との兼ね合いが難しい」といった意見が出され
    ました。
    
    さらに、ヘイトスピーチに国や自治体がどう対応すべきか聞いたところ、▽
    国が統一した方針を決めて対応すべきといった意見や、▽規制だけでは解決
    できず、自治体として人権意識の啓発に粘り強く取り組んでいく必要がある
    といった意見が出されました。
    
    http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20140923/4799761.html
    
    --------------------------------------------------------------------
    〈取材ノート〉繰り返される100年前の手法
    
    「朝鮮人虐殺を目撃した人の息子がこの近くに住んでいる」
    
    朝鮮新報9月24日
    
    1923年9月1日に起きた関東大震災時、日本の軍、官憲、民衆によって虐殺さ
    れた朝鮮人の墓が埼玉県の常泉寺にある。それから91年後の同日にこの寺を
    訪れた際、ある同胞から偶然聞いた話だった。4日の追悼式には本人が参加
    するということで、再び常泉寺まで足を運んだ。
    
    高橋隆亮さん(70)。震災当時15歳だった高橋さんの父は、サツマイモ畑
    で、1人の朝鮮人が村人たちに日本刀や槍で八つ裂きにされる光景を目撃し
    たという。当時は「朝鮮人を捉えたら褒美がもらえる」と思い込み、村人た
    ちは我先にと朝鮮人殺しに加わったのだ。
    
    民衆らの罪は重いが、「不逞鮮人」は治安の対象であり、人を人と思わぬほ
    どの蔑視感情を民衆たちに植えつけたのは日本政府であった。
    
    日本の近代史を専門とする歴史学者のテッサ・モーリス=スズキ氏は、著書
    の中で「日本の歴史において愛国心をめぐる議論は常に、激動の時代や海外
    との関係が不穏になる時代に繰り返されてきた」と述べている。
    
    愛国心教育を徹底し、災害直後の不安と混乱を利用し、朝鮮人に対する恐怖
    心を抱かせることで民衆らの怒りの矛先を弱者へと向けた100年前の手法は
    今も変わらない。排外主義者たちによって繰り返されるヘイトスピーチを叫
    ぶデモ隊の中には「朝鮮人が嫌いでたまらない」という日本の中学生も参加
    していたという。今、長年に渡って蓄積された自国の深刻な問題に正面から
    向き合う姿勢が問われている。
    
    http://chosonsinbo.com/jp/2014/09/18rn/
    
    --------------------------------------------------------------------
    2014年9月24日(水)配信の埼玉新聞の「「入管特例法廃止を」在特会が大宮
    で会合、主張に反対の声も」と題された記事
    http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/09/24/04.html
    
     が、在日特権があるかのような記述をして、配信後すぐに批判を受け、
    ネットから削除された。
    
    削除されたもとの記事
    
    http://megalodon.jp/2014-0924-1746-56/news.goo.ne.jp/article/saitama/region/saitama-29559814.html
    
    批判の考察
    
    http://www.twitlonger.com/show/n_1sbpbb1
    
    -------------------------------------------------------------------
    「ヘイトスピーチ、憂慮にたえない」―山谷えり子国家公安委員長が会見
    
    BLOGOS編集部  9月25日
    
    9月25日、先日の内閣改造で国家公安委員長、拉致問題担当大臣に任命され
    た山谷えり子氏が外国特派員協会で会見を行った。冒頭のスピーチでは拉致
    問題解決への意気込みを語ったが、質疑応答では山谷氏が「在日特権を許さ
    ない市民の会」(在特会)関係者と一緒に写っている写真が報道されたこと
    について、質問が集中した。
    
    違法行為があれば、法と証拠に基づいて厳正に対処する
    
    ―TIMES(※)です。在特会の関係者である増木氏との関係が取り沙汰された
    が、その際、「在特会関係者だとは知らなかった」といったと報道されてい
    ます。しかし、増木氏は15年前から知っているといっているそうです。こう
    した疑問を晴らす意味でも、何年前から知り合いで、何回ぐらいお会いに
    なったのか、ということを教えてください。また、在特会についてのお考え
    をお聞かせください。(外国人記者)
    
    山谷えり子議員(以下、山谷):私は選挙区が全国でありまして、たくさん
    の人々とお会いをいたします。その増木さんが、在特会の関係者ということ
    は、存じ上げておりません。
    
    ―何回ぐらいあったのか?最初にお会いしたのは?(外国人記者)
    
     山谷:何回、何年前というのは記憶にございません。たくさんの人に、い
    ろんな機会にお会いをしながら、いろんな意見を聞いているということでご
    ざいます。
    
    ―在特会という組織が主張している内容については、どのように考えている
    のか?(外国人記者)
    
    山谷:一般論として、いろいろな組織についてコメントすることは適切では
    ないと考えております。
    
    ―大臣のお話に出てきた国連や米国の国務省、大臣がご担当されております
    警察。この3つの組織はすべて在特会はヘイトクライム、犯罪のグループだ
    と指摘している。彼らは差別的な発言を扇動して、在日韓国人、朝鮮人に対
    する差別を促すような組織であると言っている。警察のトップとしてはっき
    りとこの場で、ヘイトクライム、ヘイトスピーチ、差別的な行為は許すべき
    ではないとおっしゃっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか?
    (外国人記者)
    
    山谷:先程、「サインを」とお願いをされまして、私は「和を以って尊しと
    為す」という風に揮毫をさせていただきました。日本というのは、「和を
    以って尊しと為す」、一人ひとりの人権を大切にしてきた国柄でございま
    す。そして、ヘイトスピーチに関しましては、特定の集団や人々に対して、
    非常に差別的な決めつけであり、名誉棄損をしたり、あるいは、侮蔑的な感
    情を煽ったり、憎悪の感情を煽るということで、それは誠によくない。憂慮
    に堪えないことであります。
    
    そして、昨今の日本でヘイトスピーチをする人、そしてまたそれに反対する
    人々の間で暴力的な行為すら起きている。遺憾に思っております。
    
     警察といたしましては、必要な警備を行い、そしてまた違法行為があれ
    ば、法と証拠に基づいて 厳正に対処していかなければいけないと考えてお
    ります。
    
    ―大臣は、週刊文春の記者のインタビューで「在特会を知らない」と答えて
    おります。それで警察行政のトップが務まるのでしょうか?今、これだけ国
    連で問題視されている団体、在特会の存在を知らない。それこそ辞任に値し
    ませんでしょうか?(フリージャーナリスト)
    
    山谷:ヘイトスピーチ、ヘイトクライムに関しましては、先ほども申しまし
    たが、憂慮に堪えない、遺憾に思います。平和で愛し合う世の中を作りた
    い。そんな21世紀をつくりたいと思う多くの人々、私も当然その一人でござ
    いますが、それに対するチャレンジだと思っています。
    
     週刊誌のやり取りに関しましては、事実ではございません。
    
    ★以下略:下記をご参照ください★
    http://blogos.com/article/95229/
    
    --------------------------------------------------------------------
    【対策】ヘイトスピーチ規制条例を市に要望
    関西ニュース ABC NEWS 9月25日
    
      人種差別問題などに取り組む大阪市生野区のNPOが、差別的な演説、い
    わゆる「ヘイトスピーチ」を規制する条例の制定を求める活動を始めまし
    た。生野区のNPO「多民族共生人権教育センター」のメンバーらは25日
    朝、会見し、大阪市に対してヘイトスピーチ規制の条例制定を求める署名活
    動を始めると表明しました。今後、弁護士とともに地域住民の意見も聞いて
    条例の内容を検討するとしています。「市民の、生野区民の安心と安全を保
    障していただきたい」と訴えるNPO。大阪市の橋下市長はヘイトスピーチ
    は問題とした上で、表現の自由との関係から条例での規制ではなく、被害者
    の裁判支援を検討する考えを示し、ヘイトスピーチを行う団体と面会する姿
    勢も示しています。これに対し生野区の在日コリアの団体は、24日、被害
    者である自分たちとも面会するよう求めるなど、ヘイトスピーチ規制の議論
    が活発化しています。
    
    --------------------------------------------------------------------
    ヘイトスピーチ 法規制を
     YOMIURIONLINE 9月25日
    
    国立市議会は24日、民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を禁じ
    る法整備を求める意見書を安倍首相、衆参両院議長らに郵送で提出した。
    
      国連の人種差別撤廃委員会は8月、在日韓国・朝鮮人へのヘイトスピー
    チが日本で広がっていることに懸念を示し、政府が人種及び社会的マイノリ
    ティーへの差別について対策を強化するよう勧告。意見書は、政府がこの勧
    告を誠実に受け止め、差別を禁止する法律を整備するよう求めている。
    
    意見書案は9月定例会に議員提案され、19日に賛成多数で可決された。任
    意で意見書の報告を受けている全国市議会議長会によると、これまでにヘイ
    トスピーチの法規制を求める意見書が可決された市議会はないという。
    
    http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140924-OYTNT50353.html?from=tw
    
    --------------------------------------------------------------------
    橋下市長がヘイトスピーチ批判「ひきょうで格好悪い」
    
    朝日DIGITAL 9月26日
    
    大阪市の橋下徹市長は25日の記者会見で、在日韓国・朝鮮人を対象にした
    ヘイトスピーチ(憎悪表現)について「特別永住者制度がおかしいと言うな
    ら日本政府に言うべきだ。公権力を持たない人たちを攻撃するのは、ひきょ
    うで格好悪い」と批判した。橋下氏は10月中にも在日特権を許さない市民
    の会(在特会)と面談する。その際に、こうした意見を伝える考えだ。一
    方、在日韓国・朝鮮人が多く住む大阪市生野区のNPO法人「多民族共生人
    権教育センター」のメンバーらは同日、市にヘイトスピーチを規制する条例
    の制定を求める署名活動を始めると表明した。橋下氏は会見で「条例で規制
    すべきだという意見もその通り。案があればどんどん出してもらいたい」と
    語った。
    
    http://www.asahi.com/articles/ASG9T65T6G9TPTIL01P.html
    
    
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ●4.のりこえねっと動画アーカイブ公開のお知らせ
    
     のりこえねっとTVも放送を開始してから10か月が経過し、放送回数も50回
    を超えました。内容についても、多くのゲストの方の協力を得て、ヘイト
    スピーチ・レイシズムに対抗する番組として、中身のあるものができたので
    はないかと考えております。しかし、のりこえねっとTVは、ニコニコ動画の
    生放送を利用しているため、アカウントを作成しログインしなければ視聴で
    きず、放送後1週間で視聴できなくなるということもあり、多くの方に見て
    頂けませんでした。そこで、のりこえねっとでは公式サイトに動画集として
    「のりこえねっと動画アーカイブ」ページを公開し、これまで放送してきた
    番組をアーカイブとして見られるようにしました。まだすべての放送を見る
    ことはできませんが、近日中にはご覧いただけるようにします。また放送を
    見逃された方にも、ニコニコ動画で生放送後1週間をめどにご覧いただける
    ようになりますので、どうぞご覧下さい。
    
    アーカイブ動画には、放送の詳細レポートもあわせて掲載してありますの
    で、これを読むだけでも概要がわかります。以下のURLをクリックするとご
    覧いただけます。のりこえねっとの公式サイトトップページからも
    「動画集」のリンクがあります。
    
    http://www.norikoenet.org/movies.html
    
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    ●5.編集後記
    
     28日(日)午後、のりこえねっとは「国連・人権勧告の実現を!-すべて
    の人に尊厳と人権を-『9・28 集会&デモ』」に参加し、TVの生中継を
    しました。集会では「私たちはあきらめない…遅々としてはいるが人権確立
    の闘いは着実に前進している… 差別、権利侵害に苦しむ人びとが自由に生き
    ていくことのできる日、その日は必ずくる。日本政府はすべての国連・人権
    勧告を受け入れ、実行せよ! その日を引き寄せるために私たちは闘う。」
    というアピールが参加者一同によって採択されました。のりこえねっと共同
    代表の一人、田中宏さんは閉会挨拶で「首相のいう積極的平和主義なるもの
    ではなく、積極的人権主義でいこう」と提唱しました。その後、国連人権勧
    告31項目の誠実な履行を国に求める決議案を賛成多数で可決した国立市の市
    民集会へ参加。地域に根ざした差別と闘う経験の積み重ねが、決議案可決に
    つながっていると知りました。地域で、どう動きをつくれるか、いまの課題
    です。(H)
    
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    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
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    ■のりこえねっと通信 0048号 2014年9月29日発行
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