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安倍首相「ポツダム宣言の戦争責任の箇所は詳らかに承知していない」。ポ宣言受容できず見直しー深刻だ
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安倍首相「ポツダム宣言の戦争責任の箇所は詳らかに承知していない」。ポ宣言受容できず見直しー深刻だ

2015-05-20 18:16
  • 15

第二次世界大戦での日本の行動は「侵略戦争」であったのか

A事実関係:第二次世界大戦を「侵略戦争」と位置付けるか否かは、歴史認識、さらには歴史を踏まえての政策を考える上で極めて重要である。

5月20日日本共産党は 志位委員長の党首討論」をアップした(2015/05/20 に公開(youtu.be/Hpe_lmEULcU @YouTubeさんから)

ここで、 志位氏はポツダム宣言を言及し、2つの点を指摘した。
 1;
第6項に次の言及がある。
  
日本国国民ヲ欺瞞シ之ヲシテ世界征服ノ挙ニ出ツルノ過誤ヲ犯サシメタル者ノ権力及勢力ハ永久ニ除去セラレサルヘカラス
 2:
第8項に、次の候がある

「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク。

「三大同盟国ハ日本国ノ侵略ヲ制止シ且之ヲ罰スル為今次ノ戦争ヲ為シツツアルモノナリ」

これに対する安倍首相の回答

「「我々はポツダム宣言を受諾し敗戦となりました。ポツダム宣言の、

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他5件のコメントを表示

第二次世界大戦は日本にとって侵略戦争であったかどうか。
あの戦争で日本は性格の違う二つの戦争を並行して同時進行
しました。
対中戦争は日本が押しこみ強盗だった明白な侵略戦争。
対米戦争は強盗同士の殴り合いで帝国主義戦争ですね。

米国は建国以来現在までずっと強盗国家です。
他国をならず者国家とはちゃんちゃらおかしい。

No.6 108ヶ月前

頭が良いとか悪いの問題以前。政治家として、歴史的な安保法制改正、憲法改正など手がけようとしていながら、基本的知識がなくては、救いようがありません。中国、韓国の反応が心配される。歴史に関する知識が欠如していては、何を言われても、反論できないでしょう。

No.7 108ヶ月前

孫崎さんがお書きのように極めて深刻ですね。

No.8 108ヶ月前

安倍氏の歴史認識は孫崎先生が仰る通り極めて深刻です。ウクライナで暴れているネオナチは第二次大戦はドイツがソ連の一方的に侵略を受けたものだと信じ込んでいますから、安倍氏とその支持者たちの歴史認識と似たようなものでしょうか。

ネオコンがネオナチを使ってウクライナ侵略を敢行しましたが、失敗に終わったみたいですね。元々動機が不純ですから当然でしょう。一方、ネオコン主導で東アジアに緊張が走っていますが、早晩、見直されるのではないでしょうか。何と言っても、仕掛けの動機が不鮮明ですから、いくら、日本、米国で反知性が蔓延していても、説得性を得ることはないでしょう。

中国やロシアの強さを最強の軍事力を誇る米国と云えども侮ることは不可能です。ましてや、中国とロシアが固い絆で結ばれてしまってはどうにもなりません。先日挙行されたモスクワ赤い広場でのナチス戦勝記念日の軍事パレードはとても迫力がありました。米国の国際政治の場での傍若無人ぶりは大きく訂正を余儀なくされるのではないでしょうか。

No.9 108ヶ月前

これまでの安倍政権における外交方針のすべての前提が覆る
大問題ではないのですか。

尖閣問題、北方領土問題、歴史問題、といった外交問題に対して、
すべて理解した上で、「国益を考慮して強行路線をとっていた」、
というならともかく、何も知らないまま、個人な先入観や思想に
基づいて外交政策を指示していたのですから。

これから安倍政権は、ますます世界の指導者から白い目で見られて
孤立化していくでしょうね。

中国、韓国からは相手にされず、欧米の知識層からは批判を受け、
親密さをアピールしていたプーチンからも絶縁状を突きつけられた。

こんな馬鹿はさっさと降ろさないと国が駄目になる。

No.10 108ヶ月前

「戦後レジーム」って「ポツダム宣言」そのものだと思うんですけど、常々「戦後レジームからの脱却」と安倍首相はおっしゃっておられるのに「ポツダム宣言」をご存じないようです。
確かに外務省の和約は読みにくいので、安倍首相が読めなかったのも無理はないかもしれません。
そこで、もっと読みやすい訳を探してみましたので貼っておきます。

ポツダム宣言条文 全訳



(1) われわれ、米合衆国大統領、中華民国主席及び英国本国政府首相は、われわれ数億の民を代表して協議し、この戦  争終結の機会を日本に与えるものとすることで意見の一致を見た。


(2) 米国、英帝国及び中国の陸海空軍は、西方から陸軍及び航空編隊による数層倍の増強を受けて巨大となっており、   日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。(poised to strike the final blows)


(3) 世界の自由なる人民が立ち上がった力に対するドイツの無益かつ無意味な抵抗の結果は、日本の人民に対しては、  極めて明晰な実例として前もって示されている。
  現在日本に向かって集中しつつある力は、ナチスの抵抗に対して用いられた力、すなわち全ドイツ人民の生活、産   業、国土を灰燼に帰せしめるに必要だった力に較べてはかりしれぬほどに大きい。
われわれの決意に支えられたわれわれの軍事力を全て用いれば、不可避的かつ完全に日本の軍事力を壊滅させ、そし  てそれは不可避的に日本の国土の徹底的な荒廃を招来することになる。


(4) 日本帝国を破滅の淵に引きずりこむ非知性的な計略を持ちかつ身勝手な軍国主義的助言者に支配される状態を続け  るか、あるいは日本が道理の道に従って歩むのか、その決断の時はもう来ている。


(5) これより以下はわれわれの条件である。条件からの逸脱はないものする。代替条件はないものする。遅延は一切認   めないものとする。


(6) 日本の人民を欺きかつ誤らせ世界征服に赴かせた、全ての時期における影響勢力及び権威・権力は排除されなけれ   ばならない。従ってわれわれは、世界から無責任な軍国主義が駆逐されるまでは、
平和、安全、正義の新秩序は実現不可能であると主張するものである。


(7) そのような新秩序が確立せらるまで、また日本における好戦勢力が壊滅したと明確に証明できるまで、連合国軍が   指定する日本領土内の諸地点は、当初の基本的目的の達成を担保するため、
連合国軍がこれを占領するものとする。


(8) カイロ宣言の条項は履行さるべきものとし、日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺   小諸島に限定するものとする。


(9) 日本の軍隊は、完全な武装解除後、平和で生産的な生活を営む機会と共に帰還を許されるものする。


(10) われわれは、日本を人種として奴隷化するつもりもなければ国民として絶滅させるつもりもない。しかし、われ    われの捕虜を虐待したものを含めて、すべての戦争犯罪人に対しては断固たる正義を付与するものである。
  日本政府は、日本の人民の間に民主主義的風潮を強化しあるいは復活するにあたって障害となるものはこれを排    除するものとする。言論、宗教、思想の自由及び基本的人権の尊重はこれを確立するものとする。


(11) 日本はその産業の維持を許されるものとする。そして経済を持続するものとし、もって戦争賠償の取り立てにあ    つべきものとする。この目的のため、その支配とは区別する原材料の入手はこれを許される。
 世界貿易取引関係への日本の事実上の参加はこれを許すものとする。


(12) 連合国占領軍は、その目的達成後そして日本人民の自由なる意志に従って、平和的傾向を帯びかつ責任ある政府    が樹立されるに置いては、直ちに日本より撤退するものとする。


(13) われわれは日本政府に対し日本軍隊の無条件降伏の宣言を要求し、かつそのような行動が誠意を持ってなされる   適切かつ十二分な保証を提出するように要求する。 もししからざれば日本は即座にかつ徹底して撃滅される。
  
  これらたった13項です。
 決して無理難題という訳ではないと思います。7月26日に当時の日本政府がこれを受け入れてくれていれば、広島、長 崎の悲劇はなかったということになります。
 当時の政府の責任も問われるべきだと思います。

No.11 108ヶ月前

米国、英国,支邦3か国の無条件降伏勧告のポツダム宣言を知らないことはなく、審らかに承知していないという「認知症」を装ったのでしょう。得意の詭弁、虚言であるが、今回は逆作用するのではないか。無能首相を装ったからである。
攻撃の方法は、あらゆる方法が可能であるが、問題は野党が効果的な追い込みができるかどうかであり、今後の展開から目を離せない。

No.12 108ヶ月前

>>11
ポツダム宣言は当時5歳だった私にとって解放者です。この宣言は炭鉱町にいた私の家族を連日空襲を受け防空壕から防空壕へ転々とした鬱々の生活から解放したのです。その時の開放感はジョン・ダウアー氏の敗戦記録にリアルに書きこまれています。当時のことを書いた他のどんな作品よりこの米人の歴史家が書いた「敗北を抱きしめて」が優れているのですから皮肉なことです。そういう事情を抱えた私にとって日本国憲法の前文も素晴らしいが、このポツダム宣言はもっともっと私の耳に素晴らしく響くのです。

No.13 108ヶ月前

>>13
私も日本国憲法の前文好きです。
日本国憲法 前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
安倍首相の解釈
2012年 政治家と話そう:自由民主党 安倍信三総裁
「あの、日本国憲法の前文にはですね、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意したっと書いてあるんですね。つまり、自分たちの安全を世界に任せますよと、ゆっている。そして、えぇ、専制と隷従、圧迫と偏狭をこの地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。自分たちが専制と隷従、圧迫と偏狭を無くそうと考えているんじゃないのですよ。国際社会がそう思っているから、それを褒めてもらおうと、いじましいんですけどね、みっともない憲法ですよ、はっきり言って。これは日本人が作ったんじゃないんですからね。こんな憲法を持っている以上ですね、えー、外務省も自分たちが発言すると言うのは、憲法上、義務づけられていないんだから、それは国際社会に任せるんですからね。精神がそうなってしまっているんですね。まぁ、そっから変えていくと言うのが私は大切だと思います。」
以上「安倍総裁が現行憲法を「みっともない憲法」と酷評」の文字起こし

あまりにも独特な解釈で頭が痛くなりますが、
他国任せではなく
(1)政府の行為によって戦争の惨禍が起こる事がないようにしましょう。
(2)諸国民と公正と信義に基づき交流しましょう
(3)専制と隷従、圧迫と偏狭を無くすように努力しましょう
と言う意味だと考えられるのですが如何なものでしょう。
安倍首相ご本人はみっともない憲法と仰ってますが私にとって人類が目指すべき崇高な目標だと思います。

No.14 108ヶ月前

>>14
貴兄の思いに同感します。

No.15 108ヶ月前
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