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<ビュロ菊だより>No.95「毎年、1月にやった事って正月には敵わないのではないか(ガンダムからビックフォードへ、そしてまたガンダムへ)+」
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<ビュロ菊だより>No.95「毎年、1月にやった事って正月には敵わないのではないか(ガンダムからビックフォードへ、そしてまたガンダムへ)+」

2016-02-05 09:00
     只今、渋谷のWWWで、ブルース・ビックフォードの作品(45分)に併せて、千住くんとインプロをやって帰って来ました(凄く楽しかったです)。
     
     確か年末年始にブログを書いて、気がついたらもう節分なので、1月まるまるいっぱいブログを書いていない訳ですが、これは、いよいよインターネット離れが加速して来た(最近は、インスタグラムならやってみようかな。とか、我ながらそんで良いのか?的な直感が働いています)、というよりも、やはり「1月の出来事」というのは、よっぽどの強度が無い限り「正月」に勝てないのではないかと思います(まあ、「沖縄の成人式の模様」も、なかなか良いけど)。
     
     毎年毎年、1月はボケーっとしていて、2月あたりからその年が始まった感じがする。と、これはやはり旧正月の感覚なのではないか?(因に中華人民共和国の春節に従えば今年は2月8日です。もう爆竹は買ってあって、机の引き出しに入っている。因に2、たまに書きますがBUCK-TICKは好きです。同世代だしね)ヨーロッパで必ず中国人だと思われるし、中国に行っても韓国に行ってもシンガポールに行っても日本人だと思われた事が無いし。
     
     とか言いながらも、まだ情報公開出来ないいろんな仕事をはじめとして、外大で講義して、HMVでサイン会やって、タランティーノの新作の試写を観てユヤマン(湯山玲子さん)と対談して、佐々木敦っちゃんと対談して、今日はビックフォードのクレイアニメに併せてインプロやって、どれも無茶苦茶おもしろかったんですけど、これら総て、よく考えたら自分で告知してない訳ですが(笑)、どれもほぼフルハウスで、ブログを「告知用」と考えている身としてはどう考えれば良いのか?
     
     と、これは勿論「オレ様は告知しなくても会場が埋まる大人物」な筈がある訳ないので、これはつまり、ワタシのブログなんかより、各イベント主催者がSNSとかで発信する方が遥かに情報の拡散力、集客力が高いという事ですから、そしたらもうブログ書く理由なんて無くなっちゃうよね。そしたらインスタグラムに旨いもんの写真とか、自分のヘンな顔の写真とか、カニエみたいにセックス直後の写真とか乗せて適当なキャプション付けてれば良いよなあ、等と思っている、という事で良いんですかねワタシの思考。
     
     2月も、月末までほとんど人前に出ないので(今、レギュラー仕事以外で何に腐心してるかっていうと1位「大西順子さんのアルバム制作」2位「今ジャズ本執筆」3位「<けもの>の新作に着手」4位「サンダーボルトの整音サポート」ですね。これだけでもう、毎日グルグルバットをさせられた芸人さんの様になっています)、もしインターネット空間で何かの発言をしたい、とすれば、「特に発言すべき事が無くなってしまった。という事を発言したい。という感じなのですが、まあ解らない。春節を過ぎれば溢れ出て来るかも知れない。書きたい事が。大西さんのレコーディングも終わるし(ファースト・セッションは)。
     
     えーと、ルパンの時は、行く先々で、1メートルおきに「ルパンの音楽やるんですってね!!」と言われまくり、不条理コントみたいだなあ、と思った訳ですが、今はまったくガンダムガンダム言われないので、ルパンのが偉いのだろうか?コンテンツとして。と思ったら、テレビでやってるんじゃないんですってね(「ですってね」じゃねえよ。と仰るかもしれませんが、そんなもんなのよ)。配信で買う、、、、のかな?、、、なんかそんな感じだそうで、、、(スミマセン)、、、、でも!関係者の方々に「音楽、ムチャクチャ評判良いです!!」と言われるので、世辞にしては元気だなあ、本当なのだろうか?とか思いつつ、近々に売り出される(配信される?)「第二話」の音楽も物凄く良いので買って下さい。ああそうだ、アニメの雑誌からもインタビュー受けました。アニメの雑誌の人は、頭が良いですね。凄くシンプルに言うと。「サンダーボルト」にご指名を受けたのは、意識上では「ジャズ」だからでしょうけれども、無意識上では「戦争」だから。と言えるんじゃないかと思っています。インタビューではそんな話ししてないけどね。
     
     という訳で、ブログ書かずに人前に出ないと、存在しない、もしくは過去のブログやネット内の発言でのみ存在する人、になってしまうので、、、、いや、違うか。ワタシの場合は「ラジオの人」がありますね。しっかし、メディアの数だけーーたとえば「国家」もメディアに数えたりなんかしてーーその人のマスイメージがあると言いますが、現在ほど、一個人が抱える虚像の数が多い時代も無いですよねー。ワタシなんか「悪文家」であるとする人と「名文家」であるとする方々がどっちもいて、正直自分でも解らなくなっています。本を書く時に、凄く圧力になるんですよねえ。パブリックイメージが。音楽ではそんなもん何も無いですが。
     
     ラジオのリスナーではなく、ライブにも来ず、本も読まず、ブロマガに入会してない場合、そういう方々には、ワタシの更新情報(ライブ告知とかだけではなく)は無い訳ですから、昔は「ゼロ円ファン」なあんて言ったもんですが(ワタシが・笑)最早、金はしょうがないから使わなくていいけど(モチロン使った方が良いけど)、何年も前のネット上のインタビューと、ネット内での評判を素材に、その人の像を造り上げるという、なんかもう宗教みたいな事になってしまいかねないんで(「キリストの量産」という小説を書こうと思ってます)、どうしようかなあ?どうでもいいか(笑)。等と笑いながら、安倍晋三が成蹊大学卒と知ってやや動揺しています(学歴差別じゃないよ。ジャズドミュニスターズなんて全員高卒だからね。2人だけだけどさあ)。まあこれは、微妙すぎるニュアンスなんで、伝わる人は少ないだろうな。と思っています。
     
     だからつまり、「どうせ差別が無くならないんだったら、或は、微量の差別はあった方が良い、と証明されたら、80年代みたいに<センスエリート>的な、あいつには解らないよコレは。的な差別が復古されるかもなあ」とか思っています。今は全員が蛸壷の中にいて、全員が全部を解ってる時代だからなあ。3月からは凄いですよ。またぞろライブがドカーンと続きます。2月はまあ、微熱バカンスって言うかね、あ、しまった80年代みたいなコピーセンス使っちゃった。90年代が来るというのに!!(わけねえ。もう「○○年代が来る」という現象は、無いか、無きに等しいほど小さく成るか、来ても30年代、つまり戦前が来るだけだと思いまーす)
     
     
         <重要な告知>
     
     「ペンギン音楽大学」の入学募集は終了させて頂きました。
     
     それに続いて、中期ワークショップの「モダンポリリズム」と「チャーリー・パーカー養成道場(ビーバップの修得メソッドが完成したので)」の募集を開始します。これは本校への入学ではなく、ワークショップです。募集に関する情報はしばしお待ちを(スライングで「モダンポリリズム受講希望」とか送って来ない様にして下さい)。  


    *緊急の追記

     

     

     ワタシが千住くんとのデュオの準備をしていた頃、という事になると思います。即興に使うCDCDRを準備して、ビックフォード作品(それは、好事家ならばすぐに、ヘンリーダーガーの殺戮を想起したと思われます)を観ながら、「この動画のテーマソングとして最も適切な<可愛い曲>」を探して、「プルート(冥王星)」という曲が最もマッチするという事が解って、早朝に小躍りしている最中に、アース・ウインド&ファイヤーの主幹であるモーリス・ホワイト氏が亡くなりました。

     

     「粋な夜電波 セプテンバー」「菊地成孔 セプテンバー」等々の検索ワードで、動画サイトによってワタシの、氏の音楽への思いが聴けます。勿論、生前にオンエアされた物ですが、氏へのメッセージは、逝去の報を受けた現在でも、これ以上でもこれ以下でもありません。この星にディスコティークという物があり、そこで青春期に踊れたという、この上ない、奇跡の様な幸福を噛みしめながら、故人に追悼の意を捧げます。


      
      
    <月刊インスタグラム(マジで始めるかもしれません。本物の方を・笑)>

     
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