• さんさんと落涙す

    2017-01-17 20:20




     例の人が再々逮捕されました。これにより新たに調査の必要があるため、初公判は予定通り行われるものの、ほとんど意味をなさない形式的なものとなり、本格的な裁判が後日行われることになったようです。なお、本格的な裁判とやらの日程はまだ未定です。弁護士からは新たな罪状などは学校の職員には知らされず、上記のことだけを淡々と書面で確認させられました。彼との接見はおろか、退職までの間に彼を見ることもなさそうです。もう出てこなくてもいいよというのが本音ですが、ワンマン経営だったので色々な権限はすべて彼が持っており、運営も非常に困難な状態です。一番割を食っているのは学生で、要望の類はすべて保留にさせてしまっています。学生たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

     件の人に関する、新聞社が掲載する記事以外のことがネットにもちらほら散見するようになりました。最近では、銀行から借りた1億8千万を破産申請して借り倒すことは既に計画済だったと揶揄されたりもしています。例の人の実兄は懲戒を受けている弁護士であることから、二人で共謀したものだったとも。兄という人と僕自身は面識はなく、よくは知りませんが、まぁそうであってもたぶん関係者は驚かないと思います。そういうことがあっても不思議じゃない人となりだったので。

     と、前置きが長くなりましたが、本題に入ります。






    慢性的な人不足については以前お話しましたが、それに伴って今日から12月に退職された先生(以下U先生)のクラスを引き受けることになりました。普段僕は中級や中上級のクラスを担当していて、初級クラスをみることは稀でしたが、今回引き受けたクラスはU先生がずっと担当していた初級クラスで、授業をするのは今日が初めてでした。ある程度引継ぎはうけていましたが、実際に学生の学力がどれくらいなのか自分でも確認しながら授業を進めていくうちに驚愕の事実が浮かび上がってきたのです。

    ーひらがなも読めない学生が普通にいるー

     去年の4月からスタートしているはずのクラスでなぜこんなことが…。と、自分でもショックを隠し切れません。すでに退職されたU先生に連絡をとって、「ひらがなが読めない学生が普通にいますけど、この状態でいままで授業してたんですか?」と、半ギレ状態で問い合わせましたが、返答は「じゃあわるお先生がひらがなを教えたらいいじゃないですか」とのこと。





    こいつは一体何を言っているんだ。

     僕は去年の4月に新しい二年生のクラスを持った時、初級の知識があるかどうかも怪しい、非常に不安な学生たちを預けられました。このクラスは致命的な問題を二つ抱えていました。一つはすでに卒業まで1年を切っていて、学習時間は少ないこと。そして二つ目は、大半の学生が卒業後に進学を希望していること。もちろん学生たちはビザ欲しさの進学であり、大学や専門学校でどの程度の日本語力が求められるかなんて、毛の先ほども知りません。当時、コミュニティメンバー向けの生放送で、その時の状況に軽く触れたときにリスナーさんから、「何そのムリゲーw」や「大学の厳しさを把握しないまま進学しようとする学生に責任があるんだし、思い知らせてやれ」などとのコメントをいただいたことが、昨日のことのように鮮明に思い出されます。







     限られた時間でどれだけ学生たちの進学の助けになるか、それ以降の約10か月、自分なりに一生懸命考えました。その結果今自分が持っているクラスは、大学が扱うレベルの専門書の文章を辛うじて読めるというくらいまで、持っていくことができました。もちろん全員とまではいきませんでしたが、この1年弱の間に自分で学ぶ方法も並行して教えてきました。進学先でも日本語を自学できるようにと。進学を希望している学生の中では大学院へ行くことを希望している人もいて、ほぼ毎日行ってきた進路相談や、大学院などの特殊な進学手続きの手伝いは自分でも初めてのことが多く、本当に一筋縄ではいかないものでした。しかしそれらも最近ようやく努力が花開き、うれしい知らせが入ってくるようになってきました。もちろん、尽力したのは私だけではなく、それに勝る学生たちの努力もあってのことですが。

     先述のショックは、そんな途方もないムリゲーがなんとか形になると思っていた矢先のことでした。ゲームで言えば、ようやくフィールドが半分くらい片付いてきたと思っていたら、いきなりおじゃまぷよが6列降ってきた時の感覚に似ているといえば、想像できますでしょうか。今まで色んな悲惨な状況を目の当たりにして、それでも腐っている時間すらもったいないと、気持ちを持ち直してここまで頑張ってきましたが、今日このショックを受けて、この先精神の平静を保つのはもはや無理だという気持ちになってしまいました。授業中に学生の前で思わず手で顔を覆い、机に突っ伏してしまいました。数秒ではありましたが、その間色々な思いが逡巡しました。「本当にかわいそうなのは学生。でも本当にそうなのか」「こんな環境だからこそ、一蓮托生と頑張っていたのは自分だけだったのか」「他の先生はどういうつもりで仕事をしていたんだろうか」「もう卒業までに6週間しかない」などなど。普段は学生のためにという心構えで仕事に臨んでいましたが、恥ずべきことですが、この時は自分のことばかり考えていたと思います。押さえつけていた感情の糸が切れて、色々なことが一度にどっと押し寄せてきました。







     落ち込んでいる時間がないのはわかっています。このブログをしたためている時点の時刻は午後8時。自宅にこそいますが、仕事は山積しています。やるべきことはまだまだたくさんあることはもちろんわかっています。わかっていますが・・・。もう少しだけ、あともう少しだけ僕に落胆する時間をください。

     今日はここまで。
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  • 始業式

    2017-01-10 22:53

     特に何か式をしたわけではないですが、今日から授業がスタートです。今年から教員と事務がさらに一人ずつ減り、人員不足で困窮に困窮を極めています。こんな状況下にも関わらず、仕事を人に押し付けるしか能のない職員もいて、とうとうたまりかねて職員同士の衝突が発生し始めました。ついに崩壊が始まってしまった感があります。引き金は僕ではなかったのですが、4人しかいない職員が3つの派閥に分裂してしまいました。/(^o^)\ナンテコッタイ

     なんというか、ある意味で職場が極限状態になっているんですが、こういう時に人間性が表面化しやすいというのは本当のようです。学歴や経歴がなんら人間性を保証するものではないということを強く認識しました。しかし思い返してみれば、学歴や経歴をひけらかしている人なんて、案外こんなもんなのかもなという、一つの真理を垣間見た31歳の冬でした。肉体疲労と心労がやばいので今日はここまで。
  • PSVR転売問題の話

    2017-01-05 13:40



     いよいよ今月発売しますね、バイオ7。6の時はかなりの低評価のレビューを書いた手前、今回警戒してます。ただし期待してないわけじゃないんですけどね。同じ系統のゲームではサイコブレイクという前評判は良かったのに発売と同時にこけた前例があるので、ここは人柱を待つのが上策でしょう。個人的には、もし興味を引いたらVRでやりたいと思っているんですが、VRはそもそも入手が困難なんですよね・・・。


     



     これから続々と対応ソフトが作られていくであろうVRですが、メーカー小売り希望価格がおよそ4万5千円(単体)に対してamazon等のネットショップを利用しようとすると7万5千円~という値段がつけられています(2017/1/5現在)。発売当初から問題になっている転売屋の存在が原因ですね。





     各所で目撃されたり、あるいはtwitter上で自慢する人もいます。ネットオークションには高額で出品され続けていますし、転売屋が間に入っているのは間違いないようです。画像は去年のものですが、年末の忙しい時期にこれだけ奔走するんですから、きっと稼げるんでしょう。しかし稼げるということはつまり、高値での需要もあるということなんです。

     ハードが転売屋のせいで高騰するなんてことは遡ればファミコン時代からあったことで、別に今に始まったことではありません。転売自体もわらしべ長者なんて昔話もあるくらいだし、多分物々交換の時代からあってもおかしくないんじゃないかな。もちろん近年で言えばPS3やPS4などが記憶に新しいと思いますが、他社のハードでも散々あったことです。転売屋が買い占めて一般ユーザーが怨嗟の声をあげる。それ聞いて転売屋が文句を言うユーザーを煽り、最終的に値崩れして一般ユーザーが「転売屋爆死ざまぁw」と声高らかに言う。もう何度この流れを見たことか。

     いつも最後に「転売屋が爆死」しているはずなのに、なぜ毎度転売屋が出てくるんでしょう。簡単な話で、転売屋は別に爆死なんかしてないからです。転売屋は商品に対して特に思い入れがあるわけではないし、ただ収支のみを見ています。転売屋が存在する理由は顕著ですよ。儲かるからです。高額でも買う人がいるから売る人が出てくるという単純な話です。


     




     「それなら転売屋からなんて買わなきゃいいじゃん」という人もいるでしょう。確かに効果があるのは間違いないですが、あまり現実的ではないようです。そもそもメーカーやサービス提供者側があの手この手で販促してるわけですし、購入したい人ががまんできずに買ってしまうというのは止められないことなのでしょう。最近はコンサートのチケット等で、不正に入手したチケットは無効にしますとかいう強硬手段をとる運営もあるくらいですから。

     とは言うものの、結局消費者の立場で出来ることは現実味の薄い不買行為くらいしかないのが現状です。転売行為自体は迷惑防止条例や物価統制令などの法律で禁じられていることなので通報するのも手ですが、検挙率は低いみたいです。転売は誰でも簡単に始められるという認識が強いので古物営業法の線で通報するのもありかもしれません。「古物商の許可なら持ってるよ」とか自信満々に言ってる人あたりなら釣れる可能性はあります。

     ちなみに僕はというと、何もせずに待つのみです。今まで数々のハードを購入してきましたが、今までと同様、じっと値段が下がるのを待つつもりです。最終的に値段が落ち着くことは決まっているわけですから。別の趣味を発掘しながら待つという方法もありますしね。

     それでは今日はここまで。