• 変わらないもの

    2018-11-12 21:11
    10月からスタッフ全員がブログを書くようになりました。スタッフブログは、火曜日と金曜日が更新日になったのはいいけれど、私は何曜日に更新すればいいのか?ということになって、とりあえず日曜日にでも更新しようと11月のかわら版に『日曜日更新!』と書きました。

    そしてすっかり忘れていました。本当は昨日更新のはずでしたが、月曜日の更新になってしまいました。タイトルは『変わらないもの』ですが、ブログの更新日は、『変わりすぎのもの』です・・・。

    娘が「変わらないもの」って歌知っている?と聞いてきたので、「ああ、もちろん知っているよ」と答えたが、同じ歌ではないかもしれないと思い、どんな曲なのかを聞いたらやっぱり違っていた。

    娘は、学校で6年生のお別れ会に歌うものだという合唱曲のことを言っていました。
    ■作詞・作曲 山崎朋子



    一方、私が『変わらないもの』と聞いて思い浮かべたのはこれ。作詞・作曲 奥華子のほう。



    UTAUカバー cilliaさんの闇音レンリ。これ好きですね。初めて聞いたときは人が歌っているのかと思った。



    ということで今日は『変わらないもの』でした。合唱曲のほうもいいですね。歌詞もすてきです。

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  • エル・インヘルト農園のゲイシャ ~レジェンダリー・ゲイシャ~

    2018-11-01 21:37



    エル・インヘルト農園の2017-2018クロップは、雹や雨の影響と裏作が重なって減産となりました。レジェンダリー・ゲイシャは、ダメージを受けながらも選別を厳しく行い、品質を保っています。

    カフェテナンゴでは、パカマラ種の『Reserva de la finca』を単独落札しました。10周年でもある今年はオークションロットを2つ使ってみようと思い、『Legendary Geisha』も少量買付けました。

    日本に今年流通するレジェンダリー・ゲイシャは、120キロ程度と超希少。そのうち1/4の30キロがカフェテナンゴの分となります。

    なぜレジェンダリーと言うのか。パナマのエスメラルダ農園からタネを分けてもらったからだといいます。ここ最近では、本家エスメラルダのフレーバーにも迫る素晴らしい品質のゲイシャに成長しています。

    11月の焙煎日は、明日2日(金)と9日(金)です。その後は未定となっています。

    ■エル・インヘルト農園 レジェンダリー・ゲイシャ
    http://www.cafetenango.jp/shopdetail/000000000400/

  • 『最高の一杯』~カフェテナンゴ10周年のご挨拶~

    2018-10-25 12:00

    ニカラグアのマタガルパでホストファミリーを探していた。語学学校の人と一緒に候補に挙がった2つのファミリーを訪問し、部屋を見たり、話を聞いたりした。最初に行った家はとても綺麗で一人部屋が用意され、静かで落ち着いた環境。家族の方も感じが良かった。(後から聞いた話だが学校の先生達は、当然私がその家を選ぶだろうと思っていたらしい)

    もう一軒のお家は別のタイプだった。
    まず家の中に入っても床ではなく土だった。上を見るとトタンの屋根がそのまま見えた。用意された部屋は、その家の子供と一緒。隣にあるお父さんとお母さんの部屋を仕切るのはベニヤ板で、手で押すとベコベコと動いた。ベッドは、真ん中あたりのスプリングがダメになって凹んでいるので、寝転がると腰の辺りが深く沈み、体がくの字型になった。腰痛になりそうだと心配に思っていると、お父さんが「家にあるベッドは全て凹んでいる。しかし、その中で最も凹みの少ないベッドを君に用意しよう」と言ってくれた。それがとてもまじめで可笑しかった。すっかり気に入ってしまい、その場で明日からお世話になることを伝えた。

    もう一つここが気に入ったのは、小さな食卓に使い込んだパーコレーターが置いてあったことだ。家族全員コーヒーが大好き。私が農園や農協に行った時には、必ずお土産にコーヒーを買ってきて、みんなで飲むのが楽しみだった。

    ホームステイを始めて2週間が経った頃、突然の高熱を出して寝込んだ。
    体温計が無かったので何度だったのかは不明だが、とにかく立っていられない状態だった。標高のおかげで夜は涼しいマタガルパだが昼間はとても日差しが強い。トタン屋根は、熱々のフライパンのようになり、自分の熱と部屋の暑さで意識が朦朧とした。その晩、お父さんが山から薬草を取ってきてくれた。草の種類や効果について丁寧に説明してくれたが、それを聞く気力もなく、とにかく一気に飲んだ。予想通り不味かった。

    翌日も一日中サウナのような部屋で寝たり覚めたりを繰り返した。このままどうなってしまうのか不安で仕方なかった。夕方になると急に汗が噴き出して体が楽になった。ゆっくりと起き上って、新しいTシャツに着替え、サンダルを履いて、ふらふらと家の外に出た。とにかく新鮮な空気が吸いたかった。辺りはもう薄暗かったが、道路では子供達がサッカーをしていた。家の壁に寄りかかって、そのまま地べたに座ると、昼間の日差しが残した熱が背中とお尻にじんわりと伝わってきた。山から下りて来る冷たい風が、さっきまで熱かった体に当たる。あまりに気持ちが良くて目を閉じる。サッカーボールが地を這う音と子供のはしゃぐ声をしばらく
    聴いていると、家からおばあちゃんが出てきて淹れたての熱いコーヒーと一枚のクッキーを手渡してくれた。

    あの時のコーヒーを超える一杯を、私はまだ飲んでいない。


    【ここで毎朝パンと珈琲を買っていた】

    おかげさまでカフェテナンゴは、10周年を迎えました。中米コーヒーに関しては、日本で一番を獲ろうという目標を掲げて頑張ってきました。今年は特に素晴らしいコーヒーを集めました。かなり無理をしたので、ガンガン売らないと会社があぶないかも・・・。それくらい気合を入れて買付たので、これからの季節はみなさんに中米産スペシャルティコーヒーの神髄をたっぷりと味わっていただくことができます。上に書いた『最高の一杯』のようなコーヒーは、豆の品質や焙煎の良し悪しや抽出の技術などとはかけ離れたところから生まれてきます。事実、そこらの商店で安く売られている国内向けのどうしようもない品質のコーヒーに私は震える程感動したのです。原因不明の熱。ニカラグアの田舎で死ぬかもしれないという不安。回復した安堵感、色々と世話をしてくれた家族のあたたかさ。そういう中に置かれた一杯のコーヒーは驚くほどの耀きを放ちます。感情の起伏、他者とのコミュニケーションから切り離されたコーヒーは、どんなに高品質であっても『最高の一杯』には届かないでしょう。私たちはそれを良く知っています。知っていますが普段は、忘れています。カフェテナンゴのコーヒーがみなさんの『最高の一杯』になるには、品質重視だけでは足りません。もっともっとコミュニケーションが必要なのだと改めて思いました。

    ■カフェテナンゴの商品一覧
    http://www.cafetenango.jp/html/page39.html