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記事 13件
  • 山田正彦:TPP交渉への参加表明は国民への裏切りだ

    2013-02-28 20:24  
    <無料映像〜3.1まで>山田正彦:TPP交渉の参加表明は国民への裏切りだ明日3月1日に、「TPPを考える国民会議」(代表:宇沢弘文)を再結成する予定だ。副代表で弁護士の山田正彦氏に改めてTPPの問題を伺い、今後のTPP反対運動の展開を聞いた。*   *   *   *   *
    山田正彦:TPP交渉への参加表明は国民への裏切りだ ここにきて今までTPP参加反対と言ってきた自民党が、交渉参加に向けて動き出した。これは絶対に許せない。総選挙の公約違反であり、なんとしても阻止しなければならない。 以前から外務省が言っているように、TPPに一旦参加して途中から抜けるなんてことはありえない。また、TPP交渉では例外なくすべての品目をテーブルにのせて交渉に臨むことになる。それが明らかになったのが今回の安倍首相の訪米だ。日本のメディアは「例外」を設けるような報道をしているが、お互いにセンシティブ品目がある
  • 田中良紹:オバマと安倍 2つの演説<音声配信>

    2013-02-27 09:05  
    「参議院選挙まで期待感を持続させるためのただのパフォーマンス」と安倍首相の所信表明演説を評した田中良紹氏。 それに対し、田中氏は1月21日のオバマ大統領の就任演説を「アメリカ型競争社会とは異なる『価値観』のアメリカを創り出そうとする意欲が感じられた」と評価する。この2つの差はどこからうまれるのか。国家、聖書、税金、銃規制、同性愛と 多岐にわたるテーマに触れた田中塾の模様を質疑応答を除き、音声でお伝えします。■田中良紹:オバマと安倍 2つの演説(音声有料300pt/会員無料)http://www.nicovideo.jp/watch/1361923199<田中良紹(たなか・よしつぐ)プロフィール> 1945年宮城県仙台市生まれ。1969年慶應義塾大学経済学部卒業。 同年(株)東京放送(TBS)入社。ドキュメンタリー・デイレクターとして「テレビ・ルポルタージュ」や「報道特集」を制作。また放送記
  • 【結城登美雄の食の歳時記#3】忘れちゃいけない名脇役の大麦(麦編・その3)

    2013-02-27 08:05  
    84pt
    「麦」といえば、これまで2回にわたり触れてきた小麦を想像しがちですが、大麦も忘れてはいけません。今回は麦編のラスト、「大麦」がテーマです。麦にちなんだユニークな神社も登場します。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(80pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント80ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    結城登美雄の食の歳時記<麦編・その3>宮城の小麦の生産量は南部小麦の岩手には及ばないですが、そのかわり大麦が東北の中ではダントツに一番です。特に六条大麦は2,170トン(2012年)を生産しています。東北全体の収穫量は2,350トンですから圧倒的に宮城が六条大麦で頑張っていることがわかります。六条大麦はどんなふうに食べられるかというと、一番は麦茶です。夏には煎った麦茶を何杯も飲みます。日本では、緑茶が一般化するまではお茶と言えば麦茶のことだったと言われています。そういう麦茶を今なお宮城の大麦が支えています。また大麦は押し麦にして、ご飯と一緒に麦飯として食べます。牛タンは麦飯と一緒に食べるのが宮城のスタイルです。これは宮城の麦の文化の一端を表しているものかもしれません。大麦を煎ってから石臼などで粉にすると「こうせん」というものになります。昔はこれがおやつでした。茶碗に入れてお湯を注いで練って食べます。「またこうせんかよ」と思ったものですが今では懐かしく思われます。そのこうせんを使ったのが 
  • 田中良紹:格差大国の狭間

    2013-02-26 13:38  
     安倍政権が最重要視していた日米首脳会談は想定通りの結果となった。安倍総理は「日米同盟の強い絆が戻ってきた」と胸を張ったが、アメリカの要求をすべて受け入れてみせたのだからそれは当然である。報道された会談要旨を見るとそう思わざるを得ない。
    1).原発ゼロを目指す前政権の方針を見直してアメリカが望む原発維持を表明した。 2).アメリカ軍の普天間基地を早期に辺野古に移設する事を約束した。3).尖閣問題で中国との衝突を望まないアメリカの要求を受け入れ冷静な対応を表明し た。4).アメリカ製兵器の購入を臭わせる防衛予算の増額と集団的自衛権行使について説明した。5).アメリカが要求するハーグ条約加盟への努力を表明した。 そのうえで安倍総理はアメリカが何よりも望むTPP(環太平洋連携協定)への交渉参加を正式表明する姿勢を見せたのである。
     TPP問題の日米共同声明を見る限りアメリカは全く譲歩していない
  • 【結城登美雄の食の歳時記#2】宮城の麦がなぜ田園から消えていったのか(麦編・その2)

    2013-02-23 07:20  
    84pt
    前回の<麦編・その1>で、日本の麦生産が減っている現状に触れた結城さんは、「農家の人と私たち消費者が力を合わせて増やしていくことができないでしょうか」と投げかけました。今回は生産と消費が手を携えていくヒントとして、宮城の豊かな伝統食を使ったイベントに触れていきます。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(80pt)となります。この機会にぜひ会員になっていただけると幸いです。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント80ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    結城登美雄の食の歳時記<麦編・その2>2006年1月22日、登米市の市役所近くの公園を開場に「第二回全国はっとフェスティバル」(2012年第九回開催、現在も継続中)というのが開かれたそうです。ニュースでみたら大盛況だった様子が映っていました。全国の「はっと」があつまって、「いろんな種類のものを食べたよ」という人も多かったようです。私もじつはこのはっとについては推進母体になった登米はっと街道作りの手伝いをちょっとしたことがあります。これは地域の食文化、あるいは宮城の食文化を見直そうとして始まったものなんです。意外なことに、宮城は米所と思われていますが、かつては麦どころでもあったわけなんです。僕もその会に関わりながら、ちょっとびっくりしたことがあります。昭和31年頃まで宮城県内の農地の多くは水田だったのですが、全体の3分の1は畑地だったのです。水田面積の2分の1、およそ5万5000ヘクタールが畑だったんです。現在の一面に田んぼが広がっている風景を思う人にはちょっと意外に思うかもしれません。畑の中で当時一番植えられていた作物は大麦と小麦でした。その畑の60%ちかくが麦畑だったのです。昭和30年頃代に農村にいらっしゃった方は田んぼと同時に麦畑の風景を見て育ったんではないかと思っています。秋にお米の収穫が終わると今度は畑に麦の種をまいて冬に麦踏みをして、「麦秋」といわれる初夏に麦の収穫をする。収穫の直前に大豆を麦の間に植えるのです。そうして鳥などについばまれないようにしました。そんな風にして一年に2つの作物を輪作していたのが宮城の昭和30年ごろまでも農業の姿でした。そういう意味で田んぼでお米、畑で大麦と小麦、そして大豆。これが宮城の田園風景でした。お米は売って現金にかえ、 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#1】どうなってしまうのか日本の主食は(麦編・その1)

    2013-02-21 11:33  
    今日からアップする「結城登美雄の食の歳時記」は、民俗研究家で「地元学からの出発」(農文協)の著者、結城登美雄さんの“幻”の記事です。結城さんがこれらの記事をラジオ用に書いたのは2006年のこと。本人から記事の掲載の許可を得ていたのですが、なかなかアップできずにいました。というのも、さすがに統計は古く、編集部が数字を調べなおして再構成していきました。ジャーナリストの甲斐良治氏はもととなったラジオ番組「みやぎの食べもの暦」について、「『食べもの暦』となっているが、たんなるホノボノ歳時記話題ではない!」「反グローバリズム生活革命放送なのである」と太鼓判を押すほどでした。有料記事となりますが、会員は次回から全文購読できます。ぜひこの機会に会員になっていただけると幸いです。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(80pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カー
  • 佐藤藤三郎(農民作家):私が「山びこ学校」で学んだこと

    2013-02-16 09:17  
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    農民であり、作家としても活躍する佐藤藤三郎さんは現在77歳。山形県山元村(現上山市)で育った佐藤さんは「山びこ学校」の舞台である山元中学校の卒業生であり、無着成恭氏の教え子の一人です。今回は山形の家にお邪魔し、新著「ずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ─私が『山びこ学校」で学んだこと」(本の泉社)に込められた思いや、現在の教育現場の問題について話を伺いました。
  • 英田上山棚田団@鴨川:もう「限界集落」なんて言わせない!

    2013-02-11 00:38  
    http://www.nicovideo.jp/watch/13605108662月9日に開催された大山村塾(千葉県鴨川市・参加費:1,000円)のゲストは岡山県美作市のNPO法人「英田(あいだ)上山棚田団」。2007年に活動を始め、美作市上山の棚田を舞台に農業、林業、アートなどあらゆることを掛けあわせながら「楽しい」を生み出している。この日は一人分の交通費しか出せないというのに、6人+犬2匹がデリカに乗って岡山からやってきてしまった。大山村塾のゲストとして、始まって以来の入れ替わり立ち代り講義。どうぞどうぞ、ご覧あれ!ちなみに、次回4月の大山村塾ゲストは俳優の菅原文太さん。詳しくは「大山村塾」ページヘ…■大山村塾http://oyamasonjuku.blogspot.jp/■英田上山棚田団http://aidaueyama.jimdo.com/※上山棚田団については…「愛だ!上山棚田団
  • 結城登美雄:日本農政への代替案「CSA」─参加と負担が担い手をつくる

    2013-02-01 12:07  
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     作り手は食べものを作りながら、自分で価格を設定できない。テレビやカメラと同じようにメーカーでありながら、メーカー希望小売価格は存在しない。市場に出してみなければ値段が決まらない。
     そんな農業の世界で、どうして後継者が育つのだろうか。
     21世紀を目前にした2000年、我が国にはまだ389万人の農業者がいた。そのうちの66%が60歳以上の高齢世代で占められていたとはいえ、 懸命に田園に立ち国民食料を支えていた。しかし、その後も毎年
     
  • 結城登美雄:「よい地域」であるための7つの条件

    2013-02-01 12:02  
    84pt




     2009年8月、劇的な政権交代がおきた。新政権がどんな地域政策を展開していくのか引き続き見守っていきたいが、しかし、どんな政権になろうと 地域の明日をつくるのはそこに生き暮らす人びとであることに変わりはない。人びとは政治や行政まかせにならず、地域を再生するひとりの当事者になれるだろうか。そのためにも再生すべき「地域」とは何か、をあらためて問うておきたい。

     これまでも「地域活性化」など、地域という概念は、