ルージュバック55年ぶり3歳牝馬Vだ/有馬記念
<有馬記念:追い切り> 2年連続リーディングをほぼ手中にした戸崎圭太騎手(35)が連覇締めだ。有馬記念(G1、芝2500メートル、27日=中山)の追い切りが23日、東西トレセンで行われた。戸崎が騎乗するルージュバック(牝3、大竹)は美浦ウッドコースで力強い動きを披露。S評価を獲得し、本紙記者が選ぶ「追い切りチャンピオン」に認定された。60年スターロツチ以来の3歳牝馬Vへ気配良好。今日24日に枠順が確定する。 ルージュバック(右)はヤマトダイアンサスと併せて追い切られた(撮影・酒井清司) ルージュバックは1本の追い切りで、2つの課題をクリアした。「折り合い」と「加速」。相反するような動きだが、この2つが融合してこそ勝利がある。 ほとんどの馬はスタンド前から出て、約1周(ウッドコースは1600メートル)でゴールを迎えるが、ルージュバックは中山2500メートルと同じ向正面の3コーナーから調教をスタ