第3回【初心者向け】ピアノソロのお話 ~演奏用コード譜をつくる~
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第3回【初心者向け】ピアノソロのお話 ~演奏用コード譜をつくる~

2013-04-12 22:21
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どうも、へんt.......私です。



ティアまでそんな目で見ないでください...
今回は、コードについてお話しようと思います。
第2回で言った通り、メロディとリズムはつかんでいる前提でいきますのでご容赦ください。
また、この項目では全くの音楽未経験者にも分かるよう、丁寧に説明していきますのでもうそんなの知ってるよ!って方は、点線内は飛ばしてください。


目が笑ってないですよ姫乃さん...
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【予備知識】
まず以下の知識は最低限覚えてください。音楽をするにあたっては必須です。

大前提として、音楽界では以下の名称が一般的です。
=ド =レ =ミ =ファ =ソ =ラ =シ
ではC#は? そうです、ド#ですね。 D♭はもちろんレ♭です。
(#は半音上げ、♭は半音下げ。)


【用語~基礎編~】
 「半音」=隣り合った音同士の間隔。ex)C#とD。GとG#。EとF。
 「全音」=半音2個分。ex)CとD。G♭とA♭。BとC#。
 「オクターブ」=半音12個分。高さの違う同じ音。手を開くと指が届く範囲。ex)CとC。
 「不協和音」=半音2個分以下の音を同時に鳴らした和音。ex)CとC#。CとD。

ピアノの鍵盤を見てください。鍵盤上で隣り合った音同士は半音です。基本的には白鍵と黒鍵の関係になりますが、EとF、BとCの間は白鍵が続いてますね。白鍵が続いてますが、ここは半音となります。(黒鍵がないので)

【用語~コード編~】
 「コード」=日本語で言う、和音。3つ以上の違う高さの音が同時に響くこと。
 「ルート音」=コード名の基となる音。根っこの音だからroot。
 「3rd」=コードの2つ目の音。ルートから半音4つ目の音。
 「5th」=コードの3つ目の音。3rdから半音3つ目の音。
 「7th」=コードの4つ目の音。5thから半音3つ目の音。

メジャーコード(記号:M)※メジャーはよく省略されます。
 

 ルート音+3rd+5thの構成の和音。
 例えば、Cというコードは、C(ド)を基音にしてそこから白鍵を1つ飛ばしに弾いたもの です。つまり、Cコードの構成音はですね。半音ずつ見ていくと、ミはドから半 音4つ目、ソはミから半音3つ目になっているのが分かると思います。
 同じようにDならばファ#です。Bならばレ#ファ#
 このメジャーコードを基本とすると他のコードが考えやすくなります。


マイナーコード(記号:m)
 

 メジャーコードの3rdを半音下げたもの。
 Cm(シーマイナー)ならば、ミ♭になるわけですね。簡単でしょう?
 Dmならばファです。


セブンスコード(記号:7)

 
 普通のコードに7thを加えたもの。C7ならばCのシ♭を加えた・ミ・ソ・シ ♭になるだけです。

 cf.)メジャーセブンスコード(記号:M7)
 
  セブンスコードの7thを半音上げたもの。CM7ならば、


~初心者がつまづきやすいポイント~

1.『このCってどっちなの?コードのこと?音のこと?』
 例えば同じ「C」でも、コードのCメジャーを指しているのか、
 それともという音自体を指しているのか、名称は同じなため、混同することがあります。
 それは場合によりますが、慣れればすぐどちらか分かるようになります。
 少なくとも、mとか7とかついてればそれはコードの方です。

2.『CとかDmなら分かるけど、ひねられるとさっぱりDeath!><』
 それは慣れるしかないです。(きっぱり)
 初めだけ大変かもしれませんが、根柢の理論さえおさえれば、いくらでも応用がききます。
 例えば、Gm7の構成音はなんでしょう?と聞かれた時に、理論を知っていれば、Cの時の ように応用がきくわけです。この場合はシ♭ファですね。
 ではD#は?―――――――― ♯は半音上げの意味ですから、Dの構成音を半音上げるだ け。すなわち、レ#ラ#ですね。
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とばしましたね?(#^ω^)←姫乃



姫乃の相手はバーローにまかせるとして、
ここからは演奏にむけてコードをきちんと形にしていきます。
基本的には
"原曲を聴きながら、左手でコードを鳴らし、最適なコードを見つける。"
という作業を繰り返して行きますが、それにあたり必要なものを点線内で紹介します。
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コードを鳴らすためには、なにかしらの楽器が必要ですね。やはりキーボードが一番ラクですのでおすすめします。普通のピアノだと鍵盤が重めのため、確認作業で指が疲れてしまいますので。

それと、ヘッドフォンが必須です。良いヘッドフォンを選ぶポイントは3点。

・低音から高音までフラットに聞こえるもの
・軽いこと
・耳への圧迫感が小さいもの

原曲の音をなるべくそのまま拾いたいので、音が偏ってないことは大事な点です。
また、軽くて長時間つけていても疲れないものが無難です。
耳への圧迫感が少ないものならばBose社のものがオススメ。AE2なんかはどうでしょう?
実際にいろいろ店頭でつけてみて判断してくださいね。お気に入りはありましたか?



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今回はコードの違和感がなくなるまで何度も繰り返して聞くわけですが、
ここは根気が必要な作業です。その地道な作業向けのソフトがこちら↓
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/hayaemon/
「聞々ハヤえもん」(通称:ハヤえもん)という音楽プレイヤーで、テンポやピッチを、個別に変更できるのが特長です。メロディも曖昧な部分はここで合わせながら、"弾きながら"確認して、違和感がないかどうか確認します。※画像はイメージです


そしてその曲のコードをメモったものが「コード譜」です。
作る際に使うツールはメモ帳だけです。つまり、誰でもすぐ始められます。
テンプレに入力していくだけの簡単なお仕事。

     私の使っているテンプレ↓



MYコード譜フォルダ一覧。面倒くさがらず分類しておくと、後で検索しやすいです。↓



↓試しに『Whirlpool(8)』フォルダの「LOVE ADVENTURE」を開いてみます。


中身はこんな感じです。
ギターをやっている方ならすぐわかると思いますが、これがコード譜というものです。
初めて見る方はただのローマ字の羅列にしか見えないと思いますが、実はこれが左手の伴奏、さらには右手も大体決まってしまうぐらい重要なものなのです。
上のは私なりの採譜法なので、厳密な記譜とは異なるかもしれませんが、
自分が弾くためのコード譜なんですから、自分が分かれば何でもいいんです。

見方の解説をします。
・一番上の「Key」はその曲の"調"です。この曲はF(ファソラシ♭ドレミ)を使う曲ということですね。(調の話題は尺が足りないのでググってくださいw)
・「BPM」はBeats per Minuteの略で、1分間の拍数でその曲のテンポを表します。この曲はBPM=130~134なので、1分間に132拍ぐらいの速さなようです。
・「|」は楽譜でいう小節に該当します。この曲は1小節にコードが2つを基本とする曲のようですね。|Bb  C→A|となっていれば、最初の半小節はBb、次の1/4をC、最後の1/4をAで弾けばいいってことです。
・「%」は前のコードと同じという意味です。|F %|ならばその小節はずっとFです。
・「ref」はリフレインの略で、要はその曲特有の"キメ"に当たるフレーズで、ここは曲によって違います。コードで表現しにくいので、適当にrifと書いています。かっこいい部分なので、あればぜひ取り入れましょう。
            こんな感じ↓


それで肝心のコードの決め方ですが、私がよくやる方法で皆さんにもおすすめしたいのは、
"右手でメロディと適当なコードの構成音を同時に弾いて、
            違和感がないものを左手で再確認する" 
というもの。
例えばLOVE ADVENTUREの47秒からのchorus(サビ)の最初の「恋の冒険を始めよう~」という部分を聞いてみてください。
(※音量注意)

メロディはファソラシ♭ドシラソファソラシ♭ド~ですが(メロディの音は第2回の時点で取っているのでここで時間は取りません)、ここでメロディ自体にコードを付加していきます。

まず、適当に『最初のコードはCかどうか』の判定を行うとします。最初のメロディ音はファなので、このファに指が届く1オクターブ内でCの構成音であるをつけてみるわけです。"メロディは目立つ一番高い音"にするとして、"不協和音にならないよう、3半音以上離して"つけてみます。
 
Cの場合はファとなりますね。
これを原曲を聴きながら合わせて弾いてみるわけです。       
 

すると・・・なんだか違和感があります。しっくりこないってことは違うってことでばっさり切っていいです。コードがピッタリ合うと、違和感はないはずですので、これを他の基本コードでも繰り返して違和感がなくなるまで当たりを探します。すると、Fをくっつけたラ・ド・ファで弾いた時違和感がなくなりました。
 

じゃあここはFを弾いてるかな?と今度は、左手でコードFを鳴らしながらメロディを弾きます。これで違和感がなければもう決まりです。そこはコード譜にFと記入します。
え、そんな簡単でいいの?と思うかもしれませんが、それでいいんです。この作業ではひとまず、最初から終わりまで大体のコード進行を記入していきます。

よくあるのが、「なんか合ってそうで合ってない...」という曖昧な感覚。そういう場合は、構成音の一部だけ合っていることが多いです。AなのにCを弾いた場合などですね。(構成音のド・ミは合っていますが、ラとソが違う。)耳コピの上で、少なくとも違和感は感じられるだけの耳は必要となってきます。慣れてくると、「ここはFっぽいからFからチェックしよう」という風に、効率が上がりますのでご心配なく。

次に問題になるのが、どこで次のコードに変わるかですが、それは第2回の"聞きこみ"で身に付けたリズムが活きてきます。もう一度chorusをよく聞いてください。伴奏が(ギターでもベースでもドラムでもなんでもいいです)『こいのぼ|うけんを|はじめよう|~』とフレーズを分けているのが感じられますか?感じられないならば第2回の"聞きこみ"が足りなかったといえます。(慣れれば、聞きこまなくても分け目ぐらいはすぐ分かるようになります)基本的には、この"分け目"がコードの変化ポイントです。この曲ではファソラシ♭シラソファソラシ♭ドと色がついた部分でコードが変化していますね。結局このフレーズは以下のようになりました。


実際にはAmはを加えてAm7としていますが、7は基本的な3和音が分かってからでいいと思います。3和音で何か足りないな?と思ったら検討してください。
例に挙げたコード譜にはdimやらsus4やらありますが、それはコードの種類で、そういうのもある程度の認識で大丈夫です。ネットで調べればコード一覧表なんかも載ってますので。その都度調べればよいでしょう。理論を学ぶと早いですけどね。

↓お世話になっているコード表サイト
http://www.piano-c.com/

ここまで聞いた方には、「最初から右手はメロディ、左手はコードを順番に弾いていって確かめればいいんじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。もちろん、初めからそれができるならそれでいいと思います。できるレベルなら、私のお話はあまり意味ないと思いますw
まず言っておきますが、初心者は特に、低音を聞きとる力が弱いです。従って、メロディ音とコード音を高音と低音で離して弾くよりも、右手だけで確かめた方が、コード音がメロディの音高との距離が近い分、耳が音の相対的な距離を測りやすいというのが主な理由です。音感の話はいずれしますが、実際にやってみてもらえれば分かると思います。どちらが音をとりやすいか。

後は、原曲にピアノ音があればそれもなるべく拾って入れますが、初めはメロディだけでも十分です。どうしても聞きとれない部分がある時は、ネットでギターとかベースのTAB譜を探し、あればそれを手がかりにするのもいいでしょう。私もそうしています。(が、過信は禁物です。たまにミスがあります。)

大事なのは、あくまで"ピアノソロ"用のコードメモであって、それが構成音全てを記したものでなくても構わない、ということです。(私の能力ではそもそも無理ですが)

例えば、ジャズなんかではピアノは主に中埋め的な弾き方をしますよね。
3rdと7th、あるいはテンション(9th,11th,13th)を弾くことで、バンド全体として1つのコードとしているわけです。(おおざっぱに言ってしまえばですが。)
しかし趣味でやる程度のピアノソロでは、そういった弾き方はしません。(ガチの公式楽譜とかプロアマの演奏じゃないって意味です。)弾かないのであれば、そこまでの精度でコード譜を作る必要はありませんし、はっきり言って時間の無駄です。(耳トレにはなるかもしれませんが、それは初心者がピアノソロを弾くという当初の目的からは逸れていると思います。)素人が好きな曲を適当に弾くという前提でこのシリーズは進めていますので。

ではどうやって弾くのでしょうか?
というわけで次回は、右手・左手それぞれの基本的スタンス、そして私が実際に使用する伴奏フレーズなんかを紹介していきます。今回よりもさらに踏み込んだ具体的な話になるので、"メロディはなんとなく弾けるけど、自分で伴奏をアレンジできないので、ソロで弾くまでに至らず悩んでいる"という段階の初心者さんにぜひ見て欲しいです。
また第4回以降は、専門用語や略称を普通に使っていきますのでそのつもりでお願いします。


引っ込んでてください



おかえりください
                           
                      それでは第4回でお会いしましょう|ω・)


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なるほど、右手でメロディと適当なコードの構成音を弾いて確かめてみるんですか。そういうやり方はやったことなかったので為になりました!

僕の場合は右手メロディと左手は適当なルート音オクターブ連打で大体決めてしまいますね。コード進行とかはあまり解らないので、完全に手探りで時間はかかってしまいますけど(笑)
63ヶ月前
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最近ピアノを始めました!とても参考になります。メロディからコードを見つける作業に苦戦していたので、clearwing様のやり方で頑張ってみます!
52ヶ月前
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