【Kファイル】6月12日傍聴レポート
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【Kファイル】6月12日傍聴レポート

2015-06-12 12:21






     本日、6月12日午前11時より、宮崎地方裁判所延岡支部第1法廷にて、「第1回弁論」が行われました。


     速報としてお伝えしましたように、裁判所は被告から出されました証人に関する申立書を採用しないことを決定しました。


     よって、来月の証人尋問は、裁判長による被告への本人尋問のみとなりました。


     法廷の後半、ちょっとしたやりとりがありましたが、被告は納得行かない表情を浮かべていました。

     暗に予想出来た展開であったはずにも関わらず、被告が真摯に裁判と向かい合わなかったことが最大の原因でしょう。


     これで、一気に判決へと進むかと思われます。

     今回の傍聴記録を下記にまとめましたので、どうぞ、ご覧ください。



    ----------------------------------------------------

    平成26年(ワ)第86号、第89号損害賠償請求等事件

    原告 日向製錬所、サンアイ

    被告 黒木睦子

    裁判長 塚原 聡

    裁判官 長嶺志織

    裁判官 百瀬 梓

    書記官 廣中 久

    傍聴人 9人

    報道  なし



    【準備書面及び証拠資料の確認】

    ○被告

     ・乙第8~10号証の写真の説明等について

     ・乙第11,12号証の原本の確認

    ○原告

     ・甲ロ第2~11号証の確認

     ・甲第26~28号証の原本の確認

     ・甲ロ第8,9号証についての説明

       会話に出てくるAは被告、Bはおばあさん(氏名不詳)であること。

     ・第3準備書面について確認

       測定結果についての説明と修正について


    【審理】

    ○裁判長

     6月2日付けで被告から証人に関する「証拠申出書」が出されている。この2人は、日向製錬所の社長、有限会社サンアイの社長となっている。原告の代表者でよろしいか。


    ○被告

     はい。


    ○裁判長

     被告から出されているが、原告はどう判断するか。


    ○原告

     この裁判とは何ら関係性がないので必要ないと考える。

     証人は必要ないと考える。


    ○裁判長

     裁判所としても、裁判とは関係性がないのでこれを採用しない。


    ○被告

     待ってください。

     私は関係性があると思います。

     どうして関係性がないと判断されたのですか?


    ○裁判長

     これはあなたがブログやツイッターで発言したことが問題となっていて、今回の裁判の「争点」でもあります。このことと証人は関係がありません。


    ○被告

     私はグリーンサンドで困っているのです。ですので、ブログやツイッターで発言しているので、関係性はあります。


    ○裁判長

     争点は、あなたのブログやツイッターでの発言なのです。

     社長さんたちを証人で呼んでも、グリーンサンドは安全であると証言するだけです。あたなのブログやツイッターでの発言で困っているのです。


    ○被告

     私はグリーンサンドの有害性を(ネットで)発言してきました。それをどう思いますか?


    ○裁判長

     確かに、あなたから検査結果は出されていますし、グリーンサンドの有害性も主張されています。

     しかし、それは今回の争点ではないので、関係性はないのいです。


    ○被告

     どうして関係性がないのですか。


    ○裁判長

     グリーンサンドが争点ではないからです。

     「グリーンサンド」を争点として、別に争う必要があります。


    ○被告

     ではなぜ、原告は訴えたのですか?


    ○裁判長

     それは、あなたのブログやツイッターでの発言に問題があったからです。あなたはそれを証明しなければなりません。


    ○被告

     そうであれば、グリーンサンドは関係性があります。


    ○裁判長

     いや、グリーンサンドは争点ではありません。


    ○被告

     ・・・


    ○裁判長

     それでは、この件は採用しないこととします。

     次回の7月15日には、被告への本人尋問を行います。

     それまでに追加資料等がありましたら、提出してください。


     それでは・・・


    ○被告

     質問があります。

     私が前回出した「準備書面」に対して、原告から「反論書」が提出されていません。どうしてなのか、理由をお聞かせ願います。


    ○裁判長

     原告、何かありますか?


    ○原告

     反論書は必要ないと判断しました。

     同じく必要ないと判断しました。


    ○裁判長

     被告、いかがですか?


    ○被告 

     分かりました。

     私のいほうから、再度、「反論書」を提出します。


    ○裁判長

     分かりました。

     次回に間に合うように、早めに反論書を提出されてください。


     以上で、終わります。

    ----------------------------------------------------


     はい。

     私は不謹慎ながらも、裁判長と被告のやりとりをメモしながら失笑してしまいました。裁判長はもっとはっきりと言えばよかったのです。

     でも、その楽しみは次回の本人尋問に残したのでしょう。


     ということで、当初の予想通り、被告の証人呼び出しは採用されることなく、被告本人だけが尋問されるというカタチになりました。


     被告は、次回までの新たな「反論書」を提出すると発言しましたが、果たしてその反論書で一発逆転を狙うことができるでしょうか?


     この裁判は原告が訴えたように、「名誉毀損」「営業妨害」による損害賠償請求事件なのです。


    裁判長がおっしゃるように、グリーンサンドを争点にしたいのであれば、別途裁判を起こしたほうが良いのです。


     悲劇のヒロインも、そろそろ幕を下ろすときが来たようです。


    これまで黒木睦子さんを応援されてきた皆さん、どうされますか?




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