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小飼弾の論弾 #58「対談・脳科学者 茂木健一郎さん @kenichiromogi (その3)論文のインパクトファクターを気にするなんてダサイよ!」
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小飼弾の論弾 #58「対談・脳科学者 茂木健一郎さん @kenichiromogi (その3)論文のインパクトファクターを気にするなんてダサイよ!」

2017-10-19 07:00
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「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
今回は、9月25日(月)に配信した、脳科学者 茂木健一郎さんとの対談テキスト(全4回)をお届けします。

次回のニコ生配信は、10月30日(月)20:00の「小飼弾のニコ論壇時評」。今時のニュースを小飼弾がズバズバ斬っていきます(21:00頃からは、通常の「小飼弾の論弾」になります)。

お楽しみに!

2017/09/25配信のハイライト(その3)

  • SNSを実名でやるとこんないいことが
  • 人の価値の判断材料は学歴にはない!
  • 脳科学的に、過去のトラウマと向き合うのは大丈夫?
  • ソフトサイエンスはいい加減?

SNSを実名でやるとこんないいことが

茂木:だって実名でやってると、いろんなことも被るし。

小飼:はい、僕がブログを始めたばっかりの頃に書いたことだと思うんですけれども、ホントに名前っていうのはまさにアカウントであると。口座であると。それをだから知られていると借金取りが来るかもしれないけれど、それを晒してないと信用も振り込んでもらえない。

茂木:だからもったいないなと思って。せっかくね、いいツイートをしてても、なんか結局、アイデンティティがわかんないような事だったら、蓄積していかないというか。

小飼:そうそう、ストックできない、捨てアカだと。

山路:茂木さんと初めて会った時、いきなり私のツイッターアカウントとFacebookアカウントをチェックされて。

茂木:でも今、普通ですよ。

山路:目の前で(笑)。

茂木:というか名刺というよりも、そっちの方が、信用できるというか。ごまかせないからね。

山路:なるほど。

小飼:だからこれでアカウント、捨てアカをいっぱいつくっている場合っというのは、だから失うものも少ないけれども、得るものも少なくなってしまいますよね。

茂木:もったいないんだよなー。

山路:例えば中国なんかの話にちょっと戻すと、それを与信の能力みたいなものも、全部国が把握しているって、ちょっと怖かったりもするんですけど、それはどうですか?

小飼:きちっと把握してるかどうかというのも、もし国が本当に把握しているのであれば、地方のお役人が私腹をこやすというのはできないはずですよ。

茂木:それアメリカがやってないかっていうとやってるでしょう? NSAがやってると思うし、ロシアは当然やってるし、日本も恐らくNSAのシステムを使ってやってると思うよ。

山路:それにクレジットカードのブラックリストみたいなものは、現にあったりするわけですからね。

茂木:そこをどう向き合うかって、大問題だけども、でもなんかやっぱり、さっきから言ってるけど、例えば出身校で人をどうこう言うっていう社会より、俺そっちの方が、メトリックがある社会の方がなんか俺は性に合ってる(笑)。

小飼:そうだから、借りたものを返すっていうのを積み上げていく方が、強いですよね。

山路:それは非常に個人的によくわかるんですけど、ただなんか本当に、怖いなって感じるのも。なんというかそれって、言い訳ができないじゃないですか。

茂木:ああ怖いかー。

山路:言ってみたら、その積み上げて来たものだったりとか。例えば学歴なら、「あの人はたまたまいい大学に入ったから」とか自分に言い訳もできるでしょうけど。

茂木:弾さんのことをずっと俺、404 Blog Not Foundから、ずっと俺見てるじゃない? で俺、弾さんの学歴に興味を持ったことって一瞬もなかったです。

小飼:(笑)。

茂木:今日俺、一瞬も見なくて、今日しょうがないから、来る時にちょっと見てたら、アメリカの大学に行っていたんですね。

小飼:バークレーにいました。

茂木:やめちゃったとかって書いてあったんだけど、初めて知って。でも要するにだから、Dan Kogaiという人に対する僕の評価は現れているものがすべてで、学歴とか全く関係ない。

山路:中卒を売りにしてますよね(笑)。

小飼:別に売ってはない。

茂木:それがフェアな感じがするんですよ。ちょっと上手くいえないんですけど。

人の価値の判断材料は学歴にはない!

小飼:確かに学歴というのはあまりにシンプルですよね。しかも日本の場合というのは、あんまり学部とか専攻とか、見ないじゃないですか。結果的に難関校と呼ばれるところを出た人が、優秀になるってことはあるんですけど、それは難関校を出たからというよりは、そういうコミットメントを積み重ねてきた結果、難関校、その過程の中に難関校があるというケースが多いですよね。

茂木:似たようなケースとして、僕は伊藤穰一の学歴って知らなくて、でも会う度に面白いことを言うから、こいつ絶対いいと思ったら、なんかああいう学歴?というか、大学2回やめて、そんなことあんまり興味がないというか、だから俺、夏野さんも知らないよ。

山路:ああ、iモードの。

茂木:夏野剛、全然知らない。学歴何なんだ? 夏野さんって。まあいいや。フェアじゃない気がするんだよな。俺高卒で全然問題ない。幼稚園卒業でいいよ、もう全然。

山路:幼稚園卒園(笑)。

小飼:今の学校というのか、機会による教育というのは、教えるべきものを教える。学べるべきものを学ばせるというよりは、教えられるものを教える。学ばせられるものを学ばせるというのであって、やっぱり需要と供給には結構なズレがあるんですよね。

茂木:たとえばアメリカの「Minerva」とか「42」。Minervaはキャンパスはあるんだけど、大学の先生がいないっていうか、みんなオンラインでいろんなところからいい人を集めてくるっていう。42(forty-two)は、プログラミングの授業料無料で。

山路:MOOC(ムーク)みたいな?

茂木:Minervaは実際にキャンパスがあって、大学期間も任意で。オンラインでロジカルな問題を解いて、それで入るんだけども。42とかMinervaって、日本の設置大学基準とかわけのわかんないこといってる国だとできないんですよ。「もりかけ(森友・加計)」の問題って、僕から見ると獣医学部のやつって、何が問題かっていうと国が設置基準を決めて、お墨付きをもらうと補助金がいくっていう構造自体が、ものすごくダサいというか。
 それに安倍さんが関わっているかということよりも、その構造自体がもう、イケてない感じがしちゃって。

小飼:いやでも逆にこういうふうにやれば身につくというのを、きちっと徹底的に仕組化できているのであれば、それをビジネスにするというのは、資本主義的には全然問題ないと思います。教育機関はライザップ的なものでも。

茂木:結果にコミットする。

小飼:そうそう。

茂木:ライザップ大学いいかもしれない。

山路:ライザップ、英語もやってますよね。

茂木:やってるね。ライザップ大学か。

山路:同じようにできそうな気がしますよね。

小飼:でもどう考えても外国語というのは、体育に近いですよね。

山路:別に考えてやるわけじゃないですもんね。

脳科学的に、過去のトラウマと向き合うのは大丈夫?

山路:視聴者の方から質問をいただいています。43歳女性の方からの質問で、この方、ちょっと精神の病気を患っていて、精神治療を受けていて、今は回復されているそうです。この方の質問というのは、「脳科学的に過去のトラウマを語ることはどうなのか?過去のトラウマを思い返すのは、よくないのじゃないか?」ということですが。

茂木:"Prolonged exposure"と言いまして、むしろ向き合うことが、乗り越えるためには必要だと言われています。つまりどういうことかっていうと、記憶って抑圧しようとすると、跳ね返ってくるんですよ。だから逆にそのイメージとしては、記憶の周りにパッチを当てる感じです。そのパッチを当てるためには、記憶、体験が、自分にとってどういう意味であったかということを、振り返って意味づける必要があるんですね。だから例えば僕の場合、「まゆみ」っていう女に20歳の時に振られたわけですよね。

一同:(笑)
 
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