• 【H29夏休み自由研究】UTAU音源の2マイク同時録音について【基礎実験】

    2017-08-21 00:001
    1. 前書き
      UTAU音源の事前加工として,現在は確立されていないが,複数のマイクで同時収録した音源をEQやモーフィング等で合わせるという手法が考えられる.

      上記の手法について研究するため同時録音に挑戦してみたところ,同時録音した差分自体がUTAUの伸縮器を差し替えるよりも変化の大きいものであり,差分として成り立つ可能性を見出した.

      そこで,実際に同時録音を行った音源に同一のフレーズを歌わせたものでアンケートによる主観評価を行い,マイク差分の価値を確認するものである.
    2. 実験方法
      oremoを用いて2ch同時録音を行い,自作ソフトにてLR分離を行った.
      各音源で同一のフレーズを歌唱させ,twitterにてアンケートを行う.

      なお収録に用いた機材は以下の通り
      ・オーディオIF steinberg UR22 mk2
      ・Lchマイク(コンデンサ) オーディオテクニカ AT4040
      ・Rchマイク(ダイナミック) SHURE SM58
    3. 実験結果
      8/20 20:40時点のアンケート結果を下記に示す.なお1つ目がAT4040,2つ目がSM58である.
      1曲目



      2曲目



    4. 結論
      状況によっては2重録音による差分は十分選択肢として通用すると考えられる.
    5. 考察
      マイク差分音源は原音設定が完全に流用可能なため,ノイズ除去や周波数表の作成の手間等はかかるものの,気軽に差分音源を作成できるのではないかと思われる.
    6. あとがき
      挫折しなかったらダブリングした音源で事前加工するためのフリーソフト開発するので,
      興味がある人は実験がてら録ってみてください.僕が得します.
    7. 蛇足
      ハッピーバースデー俺ー
      今年も頑張りまーす
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  • 【UTAU音源管理ソフト】ボイスコレクション配布所

    2017-02-18 16:063

    ボイスコレクション配布所


    ボイスコレクションとは

    UTAU用音声ライブラリ管理ソフトです.
    このソフトはあくまで音声ライブラリ管理をメインとしたソフトなので,このソフト単体で歌唱させることはできません.

    このソフトウェアの動作にはMicrosoft Visual C++ 2008のランタイムが必要です.
    コチラ(Microsoft Download Center)


    最新の安定板はコチラ
    ボイスコレクション ver1.003[Media Fire]


    多くのユーザが実際に使っており,未知の不具合が発生しにくいバージョンです.
    普通の方はこちらをお求めください.


    最新の開発版はコチラ
    現在開発版の公開はありません。


    免責事項
    このソフトウェアを使用して生じたいかなる不具合にも製作者は責任を負いません.
    作者はこのソフトの不具合を修正する責任を負いません.
    不具合にはできるだけ対応しますが,2/19~3/11は対応しませんので悪しからず.



    ボイスコレクションの導入方法

    配布形式はzipです.適当なフォルダに解凍してください.

    初回起動時に設定画面が起動します.



    OKを押すと,voiceフォルダとustフォルダの読み込みが始まります.
    この処理は音源の量・PCのスペックに応じて1分~30分程度時間がかかることがあります.
    また,応答なしと表示されることがありますが
    正常です.


    ボイスコレクションの使い方

    後日執筆します.わかって


    ボイスコレクションでできること

    1. 音源をアイコン表示・リスト表示・画像無しリスト表示・個別画面で管理します
    2. 音源にタグ情報を付け,他のユーザーと共有します
    3. 音源に背景色を付け,ビジュアル的に管理できます
    4. 音源を各情報でソートすることができます
    5. 音源の各情報は自動推定されます
    6. 自動推定が誤っている場合,手入力にて補正できます
    7. 音源名・タグを使って音源を検索できます
    8. 同じキャラクターはまとめて表示することで表示をすっきるすることができます
    9. アイコン表示・リスト表示・画像無しリスト表示に音源をダブルクリックすると個別表示画面が開きます
    10. 個別表示画面では、音源フォルダ内の画像データとテキストデータがギャラリーとして表示されます
    11. 個別表示画面では、prefix.mapファイルをビジュアル的に表示します
    12. サンプルとして同梱のsample.wav(なければ何かwavをランダム)で再生できます
    13. テスト用のustを歌唱させる「とりあえずUTAって」機能があります
    14. テスト用のustは設定画面から指定することができます
    15. 「とりあえずUTA」って機能では
      ・単独音・連続音・CVVC・単独音併用連続音・単独音併用CVVC問わず自動で最適化して歌わせます(presampの仕組みを流用しています。設定ファイルも有効です)
      ・連続する休符が全音符より長い場合,全音符まで短縮します
      ・テスト用のustの音域が収録音域から外れている場合,自動で補正します
    16. UTAわせたい音源とUSTを選んでUTAUを起動できます
    17. setParam/frqeditorのパスが通っている場合連携が可能です
    18. ustフォルダを解析し,音源の利用回数や最近使った音源を抽出できます
    19. ust管理画面から直接UTAUを起動できます
    20. ust管理画面からUTAUを起動する際,音源だけ入れ替えたustを作成することができます
    21. ust管理画面でフォルダを右クリックすると,そのフォルダ内で使われている音源を一括で背景色設定できます
    22. D&Dで音源をインストールできます.フォルダとzipに対応しています.
    23. ファイルメニューから音源をインストールできます.zipファイルのみ対応しています
    24. 各ボタン画像はsrcフォルダから読み込んでいます.同一ファイル名なら差し替え可能です.ただしファイルサイズが異なる場合レイアウトが崩れる恐れがあります

    過去のバージョン

    ボイスコレクション ver1.000[Media Fire]
    ボイスコレクション ver1.001[Media Fire]
    ボイスコレクション ver1.002[Media Fire]


    既知の不具合

    ・特定の環境で「とりあえずUTAって」ボタンを押すとマイドキュメントが10個開き歌わない
    ・小数点をカンマで扱う地域で作成したustファイルが正常に開かない
    ・ヘッダ部分とボディ部分でエンコーディングが食い違うustファイルが正常に開かない
    ・日本語環境以外で正常に動作しない


  • autoCVVCの詳細な動作仕様について

    2017-01-12 17:02
    !注意!
    コアな技術資料です.この内容を知らなくても普通にautoCVVCを利用する分には全く困りません.
    小難しい話を読むと頭がパーンとなる方は読まないことをお勧めします.


    基本的なデータの流れについて

    GUI(autoCVVC独自)

    temp$$$.bat読込(preplay流用)
    #プラグインの本来の機能には必要ないが,ust→batデータにする処理に必要

    プラグイン用キャッシュファイル読込(preplay流用)

    presamp.ini読込(presamp/preplay流用)

    原音設定データ読込(presamp/preplay流用)
    ・presamp併用するにチェックが付いてる場合,音源の孫フォルダ以降も読み込む.
    ・付いてない場合,UTAU標準の範囲のみ

    prefix.map読込(presamp/preplay流用)

    USTデータからbatデータに変換(preplay流用)
    #presamp処理系がbatデータ基準のため

    音源側プリセットの読込(presamp/preplay流用)

    GUIで指定した情報をpresampのプリセット情報に反映(autoCVVC独自)

    ノートを変換する場合
     |-エイリアスを置換・分割・解析(presamp/preplay流用)
     |-最適化以外を選択した場合
     ||-連続音を一度単独音化(autoCVVC独自)
     |-単独音化・連続音化を選択した場合
     ||-VC音素を削除又は単体子音に変換(autoCVVC独自)
     |-語尾音源を使わない場合
     ||-語尾音源を休符化(autoCVVC独自)
     |-oto.ini走査,エイリアス変換(presamp/preplay流用)
     |-分割ノート,VC,語尾音源などセット(presamp/preplay流用)
     |-語尾音源などでノート長が0になった休符の削除(presamp/preplay流用)

    パラメータを変換する場合
     |-先行発声,オーバーラップ,stpの自動調整(presamp/preplay流用)
     |-ノートの実長の割り出し(presamp/preplay流用)

    クロスフェードを実行する場合
     |-エンベロープの調整(presamp/preplay流用)

    bat形式のデータをust形式に変換(autoCVVC独自)

    プラグイン用キャッシュにustデータ書込(autoCVVC独自)


    GUI設定項目による詳細な変更内容

    単独音化を指定
    →presamp.iniの[ALIAS_PRIORITY],[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND],[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]を全て
     CROSS_CV
     CV
     BEGIN_CV
    に変更

    連続音化を指定
    →presamp.iniの[ALIAS_PRIORITY],[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND],[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]を全て
     VCV
     CROSS_CV

     CV
     BEGIN_CV
    に変更

    CVVC化を指定
    →presamp.iniの[ALIAS_PRIORITY],[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND],[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]を全て
     CVVC
     VCV
     CROSS_CV

     CV
     BEGIN_CV
    に変更
    デルタ式などで母音だけ連続音などのケースもあるため,
    CVVCボタンは実質autoCVVC2.000-0.4の「CVVC優先」モードに相当.
    単純なCVVC化は削除


    フレーズの頭に-付単独音を使う
    [ALIAS_PRIORITY],[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND],[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]及び,[ALIA_BEGIN_PRIORITY](内部パラメータ編集不可)から
    BEGIN_CVを除去


    フレーズ中の母音に*付単独音を使う
    [ALIAS_PRIORITY],[ALIAS_PRIORITY_DIFAPPEND],[ALIAS_PRIORITY_DIFPITCH]及び,[ALIA_BEGIN_PRIORITY](内部パラメータ編集不可)から
    CROSS_CVを除去
    presamp.iniのCROSSCVやBEGINCVの指定によっては違う文字列となるが,説明が面倒なのでこういう表示にした.

    語尾音源を使う
    presamp.iniの[ENDFLAG]を強制的に3に.逆に使わない場合強制的に0

    エイリアス置換機能を使う
    使わない場合,presamp.iniの[REPLACE]の内容をa=aに変更

    エイリアス分割機能を使う
    presamp.iniの[SPLIT]を強制的に1に.逆に使わない場合強制的に0

    VC長をVCの原音設定から取得する(旧仕様)
    presamp.iniの[VCLENGTH]を強制的に1に.逆に使わない場合強制的に0
    各子音の設定項目にまでは踏み込まないので,[CONSONANT]で個別に1指定は可