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      岡田斗司夫の毎日ブロマガ「マンガ『へうげもの』解説 徳川家に消された古田織部 」
    • 2018/02/24
      岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【4タイプ】『へうげもの』の信長(司令型)と秀吉(注目型)の関係 」

    岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【岡田斗司夫ゼミ室通信 】 アニメ・マンガ解説のグレーゾーン 」

    2018-02-22 06:007時間前

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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/02/22
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    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回はDMMオンラインサロンの2月東京オフ会より、「ガンダム講座秘話」を抜粋してお届けします。

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      アニメ・マンガ解説のグレーゾーン


     DMMサロンで『ガンダム講座』やってるんだけど、話をしたいシーンをワンカットごとに、映像をプリントアウトして持って来てるんだよ。

     それが1カットをプリントアウトするのに、3分くらいかかってるんだよね。

     今回のガンダム講座では47枚もフリップがあるんだよ!
     47枚×3分もかかってるんだよ!
     出力だけに!

     出力したヤツを板に貼っていて、さすがにそこは外注に出してるんだけど、金も手間もかかる。

     映像を出して、そのつど止めて解説するのが一番 楽なんだけど、それは著作権的にグレーな臭いがプンプンするからねえ(笑)。


     やっぱり、映像をプリントアウトして、板に貼って、フリップとして加工して出す。
     それについて、僕がしゃべってる。

     この絵がないとホワイトにならないと思う。


     参加者「漫画雑誌そのものを出すのはどうなんですか?」


     漫画はそのコマでもなんでも “それだけ” で画面が占有されると危なくなってしまう。

     画面の中に喋っている人がワイプでもなんでもいいから入ってないと、著作権的に危ないね。


     そこらへんは小林よしのり裁判で判例が出てると思う。


     池袋にバンダイグループが作った飲み屋さんがあるんだって。

     そこではバンダイグループが管理している映像を映してトークショーでもなんでもできるらしい。


     参加者「おお~!」


     まあでも、それが配信できるわけではないからね(笑)。


     今度ニコ生で『カリオストロの城』とか『紅の豚』とかの解説をやるつもりなんだけど、どれだけパネルが必要になるのかと思うと恐ろしくなって。


     でも、全部 やるしかないんだろうなあ(笑)。


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    いかがだったでしょうか?

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  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『へうげもの』 に描かれる“侘び数寄”の世界・後編」

    2018-02-21 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/02/21
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     『へうげもの』 に描かれる“侘び数寄”の世界・後編


     さて、千利休の言葉を真に受けてしまって、いろいろ乗せられた明智光秀は信長を殺してしまいます。

     さらにその後、逆賊として秀吉にまで追われた明智光秀は、京都の山奥の方で農民たちに討たれて死んでしまいます。


     この漫画の中では、光秀は、すごくいい人なんですけどね(笑)。

    ・・・

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     逃げて逃げて、武器も食料も何もなくなった明智光秀。
     そんな時に、縄だけがあったんです。

     縄というのが芋のツルでできてるから、これを細かく切れば食えないこともない。
     でも、本当にただの縄なんですよ。

     それを味噌で溶いて、「この味噌汁だけでも今晩食べますか?」と配下が言うと、光秀は「ちょっと待ちなさい」と言って、庭に出て桔梗の花を摘んでくるんですね。

     桔梗の花というのは明智家の家紋なんです。この桔梗の花の綺麗なものだけを摘んできた。

     次に、庭に落ちていた小さな白い石を拾ってきて、丁寧に丁寧に洗う。そして、味噌汁の上にポンと桔梗の花を乗せ、箸の横に白い石を置いて箸置きにした。

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     こうやって、ちょっとした見た目の工夫を凝らしただけで、「甘うござります!」「たかが荒縄の味噌汁が! 私の脳が甘みを感じています!」と、みんな感動するんですよ。

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     「ああ、美というのは、武よりも強いものかもしれないな」ということで、ここにきて、ようやく、華やかな宮廷教育を受けた明智光秀も、千利休の“侘び”というのが、わかってくるようになったんですね。

     この辺りの明智光秀の解釈の仕方もすごく面白いんですよ。

    ・・・

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     明智光秀が、いよいよ最後、百姓に討たれて死ぬ時に、妻のことを思い出すんです。

     これは、実際に「奥さんと仲が良く、最後の最後まで、奥さんのことを心配して死んでいった」っていうふうに伝えられているんですけども、明智光秀というのは、ものすごい愛妻家だったんですよ。

     そして、最後、死の間際に、戦国の武将としては珍しく、奥さんの髪の毛を見て、奥さんの事を懐かしみながら、「月さびよ 明智が妻の 咄せむ」という辞世の句を詠むんです。


     この辞世の句、実は江戸時代の松尾芭蕉が読んだ俳句なんですけども、ここでは、それを明智光秀の辞世の句として詠ませているんです。

     ところが、この時代には、まだ俳句というものが存在していないので、辞世の句も、五七五七七という和歌の形でないと辞世の句として成立しないんです。

     なので、光秀が「月さびよ 明智が妻の 咄せむ」と歌った時、お付きの者が、「気を確かにしてください! 下の句を! ちゃんと下の句を言わないと辞世の句になりません!」と言うんです。

     しかし、明智光秀はここで、「下の句など蛇足だ」って言うんですよ。

     あらゆる無駄を削ぎ取っていった先の美しさを目指す侘び数寄の原則からすると、実は和歌の五七五七七の、七七もいらないんじゃないかという、ものすごいことを言って、ガクッと死に絶えるんですね。


     後に、この話を知った千利休が「確かに、言われてみれば五七五七七ではなく、五七五だけでも世界は作れる! そんな人を謀略に掛けるなんて、私はなんという間違いを犯してしまったんだ!」って、大後悔するシーンがあるんですけども。

     こういうふうに、戦国の歴史というストーリーラインに、侘びのコンセプトや考え方というのを上手く乗せて、ザーッと語っていくんです。

     俺、本当の歴史よりも、絶対にこっちの方が面白いと思うんですけどもですね。

    ・・・

     まあ、これで一応、千利休の野望は叶ったわけですね。

     邪魔な織田信長を殺し、派手な世界というのを終わらせて、千利休の提唱する黒の世界というのが好まれるようになります。


     漫画の中では、4巻あたりで、京都中の町の商店が、どんどん軒先を黒く塗るようになるんですね。

     この間まで、みんな、派手な色とか、綺麗な布で飾っていたのに、店の前を黒く塗って、ちょっと錆びたものとか朽ちたものを置くだけで、ちょっと高い値段をつけても物が飛ぶように売れるようになった。

     「これからはこういう世の中になるんだな」と、流行が徐々に黒の世界へ移り変わる。

     千利休の思惑が当たっていく様子が描かれるんです。

    ・・・

     まあ、こういう描写だけを紹介すると、そうだったかもしれない歴史モノ漫画みたいに見えるんですけども、『へうげもの』ですから、当然、“悪ふざけ”も多く入っています。

     劇中にある悪ふざけとして僕が好きなのが、信長公が殺された時に、その死を悼む部隊をまとめることになった古田織部が作った旗なんですね。

     信長が殺された後、「光秀側に付くか、秀吉側に付くか?」で、織田の部下たちが割れるわけです。


     光秀側についたヤツにとっては、「織田信長っていうのは天下の大悪党なんだから、これを殺したのは良いことなんだ!」という理由で戦いに望みます。

     それに対して、まあ、今は大雑把に秀吉側と言っちゃいますけど、秀吉側に付く者にとっては、「信長公が死んだ! 悲しい! 弔い合戦だ!」という理屈になるわけです。


     そんな中で、古田織部は「“弔い合戦”ということが誰から見てもすぐにわかるような旗を作れ」というふうに言われたんですね。

    ・・・

     さて、古田織部は、この旗を作る時に、高山右近に「バテレンの方では、“心”っていうのを表す図案というのはありますか?」と聞きに行きました。
     すると、高山右近は「これは私が持っているバーデレ宣教師の肖像画なんですけど、こんな感じの絵です」と、フランシスコ・ザビエルの肖像を見せるんです。

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     その胸のあたりに描いてある記号を指して「これは、なんですか?」と古田織部が聞くと、「この形は心を表しているのではないか?」って話すんですね。

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     それを聞いて、「ほお、この変な形が人の心というのを表しているんですね!」と納得した古田織部が作った旗というのが、これなんですね。

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     ハートマークの真ん中に「信」って書いてある旗なんですね(笑)。

     この「I Love 信長」っていう旗、かわいいでしょ? 


     それを見た他の武将たちは、もう、みんな「なんだ、この変なマークは!」とか「こんな気持ち悪い旗を掲げたくない!」って言うんですけど。

     しかし、そんな中からも、数寄とか古田織部のセンスがわかる者が「これ、超カッコいいじゃん!」って言って、段々と周りに集まってくるんです。

     これが後に、古田織部の弟子になるヤツらだという、こういう流れになっています。

     俺も、「信長love」っていう旗、カッコいいなって思うんですけども(笑)。


     まあ、こういうエピソードも含めて、無駄というものを嫌って「どうすれば新しいカッコよさを作れるのか?」という話を、延々とやってるんですけど、その合間に合間に、1巻の頃から、こういった遊びというのを入れてます。

     ぜひとも読んでみてください。

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  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『へうげもの』 に描かれる“侘び数寄”の世界・前編」

    2018-02-20 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/02/20
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     『へうげもの』 に描かれる“侘び数寄”の世界・前編


     じゃあ、『へうげもの』の中から、面白いところ、僕が好きなところを色々と紹介していきます。

     最初に話したように、本能寺の変とは、実は千利休が裏で画策して起こさせたことなんですけど。では、なぜ彼はそんなことをしたのか?

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     これは、単行本4巻に描かれている一幕です。

     千利休の茶室に招かれた古田織部が、「そうか、この暗さは、微妙な場に窓を置き、所作のみを鮮やかに見せるため。そして、この狭さは一切の無駄を削ぎ緊張感のみを増すため。ここは目を凝らさねばわからぬ恐るべき“数寄の要塞”なのだ!!」っていうふうに言っていますね。

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     千利休の極めた“侘び茶”というのは、無駄を削ぎ落とした先にある美しさなんですよ。

     それを完全に表現した茶室を見て、古田織部は驚いているんですね。


     では、そもそも、“侘び” という言葉が何を意味しているかというと、実は “貧しさ” のことなんですよ。

     「豊かさとは装飾であって、余分なものであって、それらを外して行った先の貧しさの中にこそ、侘びという美しさがあるんだ」ということなんです。

     ところが、この侘びという概念は理解するのが難しいんですね。
     
     
     「豊かな方がカッコいい」っていうのは誰でもわかるんですよ。

     でも、「貧しい方がカッコいい」というのは、言われてみないとピンとこない。

     師匠みたいな人がちゃんと伝えないと、「要するに、貧乏くさかったら何でもいいんだろ?」って、みんなどんどん間違えちゃうわけです。


     つまり、千利休が完成させた侘び数寄という概念には、正解と間違いというのが明確にあり、この正解というものを、お互いが切磋琢磨しながら目指して行くという、かなり知能指数の高い概念。

     つまり、千利休の提唱する“侘び茶”という思想には教育が必要だということなんですね。

    ・・・

     当然、侘びという概念は周りの人からもよく理解されません。

     劇中、千利休は秀吉にも「なぜ、黒なのか?」と聞かれるんです。

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     これは、1巻の後半に載っているエピソードです。

     「だが、わからないことが一つある。千利休殿は何ゆえ黒を好むのか? 黒というのは喪に服す色だ。死を司る色だ。日常に用いる色ではない。南蛮でも明でも朝鮮でも、古今東西、黒が最も格好良しとは聞いたことがない。なぜ、わざわざ黒く作るのだ? こんなものは、下賤な者から高貴な者まで誰も欲しがらぬ」と、秀吉は言います。

     まあ要するに「普通に考えたら、黒がカッコいいはずがないじゃんか」と言っているんですね。

     今、コメントで「でも、黒猫はカッコいいですよね」って流れたけど、そう思えるのは、僕らが、千利休が作った「黒はカッコいい」と思える世界を通ってるからなんですよ。

     千利休の以前の時代というのは、確かに、古今東西、「黒はカッコいい」なんていう文明なんて、まあ、なかったわけですから。

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     さて、秀吉の問いかけに対して、千利休は「それが私の業にございます」と答えます。

     「何事も、続けていれば無駄を見つけてうるさく感じる。その無駄を省いて省いて省くと、最後はこの色のごとくなる。この黒こそが、私の理想とする色であり、理想の生き方。世にいう“名物”というのは全て渡来のもの。その価値を破壊してでも、私は黒こそが至高だと証明したく存じます。それが止むに止まれぬ業なのです」と。

     つまり、「外国から来たものこそが最も価値があるという、その当時の常識を破壊してでも、国産のものが最も優れていることを証明したい」と言ってるんですね。


     それを聞いて驚いた秀吉が、「新しき価値観を天下に押し付けると申すか!?」と言うと、「信長公のもとではそれはかないませぬ。それを実現するには、私の道を知り、野心をともにする……」と答えます。

     このあたりから、秀吉に対して「信長、殺しましょうよ」という説得が始まるんですけど、すごく良い導入でしょ?

     つまり、千利休にとって、舶来好みな信長の作ろうとしている華やかな世界というのは邪魔なんですね。

    ・・・

     一方で、信長とはどういうセンスを持った人物だったのかというと。

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     これは、主人公の古田織部が、まだ“古田佐助”と呼ばれていた時代に、安土城に行くシーンです。

     安土城に行くと、安土城は真っ黒な漆に塗られているんですよね。
     

     この黒い城、一応、千利休的なセンスによって黒く塗られてるんですけども。そこに金色の龍がワーッと描かれていて、まあ、メチャクチャカッコいいんですよ。

     佐助は、「なんと、五重塔の天守閣!」と驚きます。

     天守閣というのは、いわゆる物見台であって、観測のためについているものなのに、それがあたかも五重塔のようになっているんです。


     佐助は「このお城、金閣寺と合体してるじゃん!」と思ってビックリしたんですね。

     すると、その反応を見た信長のお付きの人から、「信長さんはあそこに住んでるんですよ。あれ、住居なんです」って言われて、「ええー? 天守閣を五重塔にして、おまけに中に住む? なんて破天荒なことを考えるんだ!」と、さらにビックリするんです。

    ・・・

     で、城の中にはいった古田織部は、「ここにいると宗易(千利休)殿の茶室とは真逆の興奮が……!」という感想を漏らします。

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     つまり、千利休の茶室を見て、「これは数寄の要塞だ! 無駄を取り払うということはカッコいいんだ!」と思い知ったはずの古田織部も、それとは逆に徹底的な装飾を凝らして作られた信長の城を前にして興奮を押さえられない。

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     安土城とは、そういう場所だったんですね。

     信長の元に行くと、上半身裸でひたすら仕事をしていた信長が、「ハロー」みたいな気さくな感じで、「ボアノイチ!」というポルトガル語で挨拶してくれる、という流れになっています。

     千利休にとって、信長のこういった舶来好みとか、華やかな世界というのは邪魔なんですね。


     千利休としては、安土城を黒く作るんだったら真っ黒にして欲しい。

     なのに、信長は「おお黒、カッコいいじゃん。その上に金をあしらおう」という、なんか、池袋のヤンキーみたいなことを言い出して、華やかに華やかにしちゃうんですね。


     さっきの部屋を見たらわかる通り、信長は舶来好みで、めっちゃ派手なんですよ。

     なので、「黒こそが至高の色である」という自分のコンセプトに、とりあず理解を示して学ぼうとしてくれている秀吉を使い、この信長を暗殺したというのが、『へうげもの』の中で描かれている歴史の事実であります。


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