• このエントリーをはてなブックマークに追加

  • 次回配信予定
    • 2016/09/29
      岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【DMMラウンジ通信】岡田斗司夫の映像講義・実践編」
    • 2016/09/30
      岡田斗司夫の毎日ブロマガ「DAICON IVが立候補」

    岡田斗司夫の毎日ブロマガ「ジブリ・初期きれいごと4部作」

    2016-09-28 06:008時間前1
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/09/27
    ───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。

    今回はスタジオジブリの宮崎作品の総評価を行います。

    まず僕は「初期・きれいごと4部作」と呼んでる作品があります。
    これはジブリの初期の作品で、主人公が正しくて、楽しくて、ちゃんと漫画映画になっている4作品なんです。

    今回は『風の谷のナウシカ』を語ろうと思います。

    ───────────────────────────────────

    「ジブリ・初期きれいごと4部作」

    『風の谷のナウシカ』
    『天空の城ラピュタ』
    『となりのトトロ』
    『魔女の宅急便』

     これが僕が考える「初期・きれいごと4部作」です。

     ひどいですか?
     さんざん考えたんだけど、だめかなあ?

     特徴としては、作家性よりは、職人性を前に出してる作品ですね。
     宮崎駿の内面性を出すよりは、空想で作った作品に近い。

     内面性とは、たとえるなら『シン・ゴジラ』は庵野秀明の「内面」が出てます。

     その意味で細田守さんのアニメはピンと来ないです。
     ぜんぜん内面性が見えないんですね。

     作家性よりは、職人性が強い人なのかもしれません。
     あんまり、ぶっちゃけた話をしてくれない。
     そこらへんが僕の琴線にあまりふれない。

     『時をかける少女』から『バケモノの子』にいたるまで、細田アニメはピンと来ないんです。

     『風の谷のナウシカ』は1984年の作品。
     もちろん中間発表にも登場してます。

     宮崎さんは、制作当時に「こんなアニメは二度と作らせてもらえないだろう」と思ったそうです。
     
     当時の宮崎駿っていうと、興行的に失敗してあまり売れないイメージだった。
     なので「ナウシカは、最初で最後の作品」と挑んだ意欲作で、ハイファンタジーです。

     ファンタジー業界には、ハイファンタジーとローファンタジーが存在します。。

     どういう意味かというと、現実とのつながりがある物語をローファンタジー。

     たとえば『ハリーポッター』
     現実のロンドンの街から魔法の世界に行くので、ローファンタジーなんです。

     別に“ハイ”とか“ロー”は、「高級か、そうでないか」という意味ではありません。

     現実と地続きで感情移入しやすいかどうか。
     もしくは、まったく架空の世界を書かなきゃいけないかどうか。

     ナウシカはハイファンタジーですね。

     一応、「産業社会の崩壊から千年後の世界」って言ってますけど、今のこの社会は出てきてませんから。

     今回、あらためて『風の谷のナウシカ』を再見してみました。
     今になって見てみると、絵作りが地味です。

     もちろん、すごくうまいし、おもしろい。
     でも、絵作りが地味です。

     劇場公開が1984年。
     
     同時期の公開作品が『うる星やつら ビューティフルドリーマー』
     それと劇場版の『超時空要塞マクロス』

     つまり、両方とも絵づらが派手だった。
     そこへ、「内容はあるけど、地味」なナウシカが登場してしまった。

     動員数は91万人。
     ジブリ作品では、かなり少ない数字です。

     僕らの中で『風の谷のナウシカ』は、かなりのヒット作品って印象がありますよね。
     だけどヒットしたのは翌年なんです。

     85年にテレビで放送して、それで人気が上がったから。
     すごく人気があったような気がするんですけど、91万人しか動員できなかった。

     なので、あまりヒット作とは呼べないんです。

     作品の内容も、最後の方は『さらば宇宙戦艦ヤマト』と同じになっちゃった。
     『さらば宇宙戦艦ヤマト』の最後って、敵に特攻するんですよ。

     それと同じように、ナウシカがオームの前で手を広げて「やめてーっ!」て言って、死んで生き返るっていう。

     これは宮崎さんが、後々まで「妥協して、宗教的になってしまった」と言う作品になりました。
     
     ジブリの第一回作品としては、すごくいいんです。
     おもしろいし、アイデアもいっぱい入ってる。

     だけど、やっぱり地味なんですよね。


    ───────────────────────────────────

    いかがでしたか?

    「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。

    番組内で取り扱う質問はコチラまで!

    よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
    みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
    だから僕は、質疑応答が大好きです。

    みなさんからの様々な質問をお待ちしています
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
         起こしのヤスタカ(FREEex)
         筆耕のヒロキ(FREEex)
         横浜のヨシアキ(FREEex)
         遊牧のマサヒサ(FREEex)

    ───────────────────────────────────


    岡田斗司夫
    and
    Special Thanks To読者のあなた
    ───────────────────────────────────
    Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
    ───────────────────────────────────
    ■お問い合わせ
    有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
    『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「オタクはなぜ、現代アートなのか?」

    2016-09-27 06:00
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/09/27
    ───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今日は2013年の『岡田斗司夫の毎日メルマガ~力尽きるまで』から、セレクトしてお届けします。

    ───────────────────────────────────

    「オタクはなぜ、現代アートなのか?」

     今日は「おたくとアート」の話。

     10年近く前の今ごろ、世界イチのフィギュア工房・海洋堂の社長の宮脇さんとヴェネチアに行きました。
     ヴェネチア・ピエンナーレ日本館の参加作家として呼ばれたからです。

     僕も宮脇さんも、タダのオタクです。
     本来はそんな立派な席に呼ばれるようなモノじゃありません。

     そのイベントは「都市」がテーマのアート展です。
     
     『おたく:人格=空間=都市』というタイトルで、僕や海洋堂さんの作っている色右岸フィギュアが出展され、僕たちは「公式作家」として呼ばれることになってしまいました。

     いったいなぜ、日本のオタク文化が西洋のエスタブリッシュメントからは「アート」として認識されるようになったんでしょうか?
     ヴェネチアで僕たちに合流した現代アーティストの村上隆さんは語ります。

    「現代アートというのは、”歴史の解釈”でもあるんです。
     この世界はいったいどうなってるのか?
     どの民族の、どんな事件が果たして後世に意味を持つのか?

     アーティストの作品は、現代のいろんな”マイノリティ”を取り上げ、これが後世から見たら『たしかに歴史の変革だった』と評価されるわけです。」

     あいかわらず、村上さんの話は難しいです。
     僕なりにはしょって説明してみます。

     なぜアートは偉いのか?
     
     この質問に対するもっとも単純で正直な答は「生き残ったから」です。
     数百年・数千年という風雪や動乱、文明の興亡に対して「生き延びたこと」が、実はアートの最高勲章です。

     では、なぜ「生き延びる」のか?

     「この作品は価値があるから、保管すべきだ」と人々が考え、ちゃんとした保管場所に収めたからです。

     その作品が生まれた時代に「残すべきだ」と思われた作品はいくらでもあります。
     しかし、100年もすると「あれ?別にこの作品、要らないんじゃない?」ということになる。
     200年もすると、「単なる下手くそな落書きだなぁ」と捨てられてしまうかも知れない。

     「生き延びる」作品とは、時代や価値観が変わっても、保管者たち(権力者の近くにいる人たち)から「この作品はまだ保管する価値がある」と思われている&これからも思われ続ける作品なのです。

     では、どんな作品が「保管する価値がある」のでしょうか?
     
     上手い作品?
     そんなの山のようにあります。
     
     感動させる作品?
     時代が変わると、人はもう感動してくれません。

     昭和の歌謡曲に目を潤ませるのはオジサンばかりです。
     感動とは、同時代を生きている人同士でしか、なかなか共有できません。

     「本当に感動できるもの。それがアートだ」
     
     こんな言説は耳には快いですが、アート業界では通用しません。
     
     「美しい」「感動できる」だけでは、決定的に足りないのです。

     生き残るための唯一の方法、それは「歴史に関係する」です。
     オタクは、数百年後の歴史家から見ても「面白い」現象だ、と村上さんは読んでいます。

     世界史の中で日本や日本人は、いつも「不思議な人たち」と捉えられていました。
     江戸時代のサムライやニンジャ、昭和の超ファシスト。
     なんとも危なく、しかし不思議な独自文化をもった民族です。

     この日本が「世界の歴史」に残るとき、どのように記述されるのか?
     自身がアニメファンだった村上さんは、「オタクとして日本人は世界史に残る」と考えました。

     「日本のアニメやマンガ表現は、平面的な二次元の絵で世界をエロチックに描いている。それは三次元にすると矛盾だらけかもしれないけど、ひとつの宇宙を作っている。

     この”二次元表現”こそ、浮世絵の昔から日本人の世界を作ってきた表現法だ。
     ダ・ヴィンチなどが絵画に二次元空間を持ち込んだが、日本人はあえて三次元を捨てて二次元を選んだ。」

     (これは僕の勝手な「スーパーフラット論」の飜訳です)

     そしてフィギュアとは、「マンガやアニメという二次元」を無理やりに三次元化したものであり、そこに「アートとしての新しさ」がある。

     数百年・数千年先の未来、20世紀から21世紀の歴史はどのように記述されるかわかりません。
     でもアートの歴史では、「この時代の日本は、オタク文化で世界を揺るがした」とされるでしょう。

     そんな村上さんの歴史観・アート観が評価・支持されているからこそ、彼の作品には数億円という値が付くのです。

     ・・・とこんな話をされても、僕や海洋堂の社長はポカーンとしていました。

     それよりも、美味いピザ屋はないの?
     ヴェネチアって、どこ行ってもドブ臭いの?
     やっぱり、僕たちはただの「おたく」でした。

     じゃあ、また明日。
     バイバイ!

    以上、『岡田斗司夫の毎日メルマガ~力尽きるまで』よりお届けしました。
    ───────────────────────────────────

    いかがでしたか?

    「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。

    番組内で取り扱う質問はコチラまで!

    よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
    みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
    だから僕は、質疑応答が大好きです。

    みなさんからの様々な質問をお待ちしています
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
         起こしのヤスタカ(FREEex)
         筆耕のヒロキ(FREEex)
         横浜のヨシアキ(FREEex)
         遊牧のマサヒサ(FREEex)

    ───────────────────────────────────


    岡田斗司夫
    and
    Special Thanks To読者のあなた
    ───────────────────────────────────
    Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
    ───────────────────────────────────
    ■お問い合わせ
    有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
    『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ【悩みのるつぼ】「子供が支え?」

    2016-09-26 06:00
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/09/26
    ───────────────────────────────────

    おはようございます。

    今日は朝日新聞2010年10月9日の『悩みのるつぼ』から、セレクトしてお届けします。

    ───────────────────────────────────

    相談文「子供が支え?」

     フルタイムで働く30代の女性です。
     
     私は1人で出産しました。
     妊娠で、それまで愛を表現してくれていた同居中のパートナーは態度を「豹変」させ、去りました。
     私は両親と心のつながりは持てず、すべてをさらけ出し相談できるのは姉だけでしたが、その姉は死にました。

     子供のためにも両親と行き来し、おじいちゃん、おばちゃんの存在で寂しい思いをしないようにしてあげたいし、しなければならない、と思います。
     ですが、私は両親に近づくと、精神的なトラブルがおこります。

     子どもの頃、母親から言葉や力の暴力を受けたせいでした。
     10代のころ、それで具合が悪かったこともありました。

     最近はかわいい子どもがいて、今 生きがいなのですが、イライラした時にたまに私の中に、「この子がいなければ愛情も失わず、今までの生活も失わなかった」との馬鹿な気持ちが浮かびます。
     冷静であれば、「この子のおかげでウソの愛情もわかったし、生きる理由ができた」と思います。

     しかし子供の存在を、生きる支えにしていいのでしょうか。
     子供のために良い母親を目指しますが、簡単に壊れる目標でもあります。
     
     私は今でも「違う親のもとに生まれていれば」と思います。
     自分の根源を否定して自分を否定する、自分自身を認められません。

     どうすれば自分自身を認め、安心した気持ちで子供に愛情を注げるでしょう。


    ───────────────────────────────────

    岡田斗司夫の回答文

     「どうすれば自分自身を認め、安心した気持ちで子供に愛情を注げるでしょう」ということは、あなたは「自分自身を認められない」「安心した気持ちになれない」という状態。
     だから「愛情が注げない」んです。

     実はあなたは自分の子供が好きじゃない。
     なのに、無理して育児している。
     だから辛い。

     問題の本質はここです。
     この状態で「良い母親」になろうとしても苦しいだけ。
     逃げ場がないんですよね。

     大事なのは、心の復活です。
     自分を責めたり、生まれてしまった子供を責めたりする気持ちから、いかに立ち直るか。


     いまあなたに必要なのは「育児リハビリ」です。
     自分のために育児しましょう。
     
     「子供のため」とガマンせずに、子供を「自分のリハビリのための道具」と割り切ってください。

     子供は、全面的に保護者の助けを必要とします。
     あなたがいなければ、生きていけない。

     あなたを全肯定し、求めてくれます。
     あなたが親や彼氏に求めても与えてくれなかった「本当の愛情」が、ここにあります。

     頼られて、圧倒的に求められることは、とても自分の心にパワーを与えてくれます。
     癒しになります。

     同時に、子育ては非常に大変で、逃げたくても逃げられない人間関係です。
     これはとても厳しい心の訓練になり、あなたが両親や彼氏のトラウマから立ち直るチカラになるでしょう。

     子供のために育児しなくていいんです。
     子供を今は好きになれなくてもかまわない。

     ずるい気持ちで「自分のリハビリのため、子供を利用する」と考えてかまいません。
     だってそのほうが、今よりずっとあなたが楽になるから。
     
     あなたが楽になった時はじめて、「私のリハビリに利用しちゃったね。ありがとう」と我が子に生まれてきたことを感謝できるかもしれません。

     ムシャクシャするときは子供に怒鳴ってもいいんですよ。
     そうすればなぜ、母が昔あなたに怒鳴ったか理解できる。

     母をゆるして過去の自分と仲直りできる。
     そんな道具に子供を使ってください。
     
     子供はあなたのリハビリのための、大事な道具です。
     だから大事に育ててあげてください。
     
     それで大丈夫。
     いまより幸福な親子に近づけますよ。


    以上、朝日新聞『悩みのるつぼ』よりお届けしました。


    ───────────────────────────────────
    いかがでしたか?

    「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。

    番組内で取り扱う質問はコチラまで!

    よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
    みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
    だから僕は、質疑応答が大好きです。

    みなさんからの様々な質問をお待ちしています
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)
         起こしのヤスタカ(FREEex)
         筆耕のヒロキ(FREEex)
         横浜のヨシアキ(FREEex)
         遊牧のマサヒサ(FREEex)

    ───────────────────────────────────


    岡田斗司夫
    and
    Special Thanks To読者のあなた
    ───────────────────────────────────
    Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved.
    ───────────────────────────────────
    ■お問い合わせ
    有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、
    『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501