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  • 次回配信予定
    • 2016/07/28
      岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【DMMラウンジ通信】岡田斗司夫のアーカイブ」

    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 3分動画「奇跡の庵野!庵野秀明の作家性を知りシン・ゴジラを楽しむ」

    2016-07-27 06:0014時間前1
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/07/27
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今日は、5月22日(日)ニコ生 岡田斗司夫ゼミ のハイライト動画をお送りします。
    岡田斗司夫の最新生放送はこちらです⇒http://ch.nicovideo.jp/ex
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    3分動画「奇跡の庵野!庵野秀明の作家性を知りシン・ゴジラを楽しむ」
     動画はこちらから→https://www.youtube.com/embed/TfM2aapZ2sA
     (※3分動画は、3分では無い場合があります)

     文章はこちらに掲載しています↓
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     庵野くんは、本当に面白いよ。
     なまじ知り合いで、彼がオタクというのを知ってたから、あまり作家として分析した事が無かったんですけどね。

     たとえば宮崎駿だったら、「こういう思想性がある」と。
     押井守でも、富野由悠季にしても、ある程度は語れるんです。

     だけど庵野秀明に関しては、「知り合いだからなぁ」という事で、分析する事を思いつかなかったんです。
     考えてみれば、変な事ばっかりなんですけどね。

     「なんでアイツは“爆発の庵野”と言われてたんだろう?」
     「なんでアイツはウルトラマンに なりたかったんだろう?」

     そんな、みんなと同じ情報で考えてみたら、彼の“作家としての異常性”という“個性”が見えてくるんですね。
     個性で考えてみると、実は庵野くんは、かなり思想性が強い。

     実は作家として、テーマがハッキリしてる。
     そのテーマが分かりにくいから、タランティーノみたいにオタクとして語られる。

     つまり、「○○が好きだから、作品に出してるんでしょ?」と語られる。

     でもそれは庵野くんだけじゃない。
     それは黒澤明であろうと、スピルバーグであろうと「好きなものだから作品に出す」のは、当たり前なんですよ。

     でも、その「出し方」とか「何でそうなのか?」というのを考えてあげなといけない。
     じゃないと、なかなか「何がやりたいのか?」は見えてこないんですよね。

     なので『シン・ゴジラ』を語る前に、“庵野秀明の作家性”をトコトン分解して考えてみようと思ったんですよ。


     昔、『トップをねらえ!』という作品を作ったんですけど、その中に“宇宙怪獣”という人類や文明の天敵が出てきます。
     この宇宙に文明が発生しないように存在してる白血球みたいなものだと思ってください。

     まず僕たちは、『トップをねらえ!』の世界の中では、“宇宙にとって、文明の発達は、何も良いことがない”と、考えたんですね。

     この宇宙全体を一つの“生物”と考えてみる。

     星が一つ燃えたら、それが消えて行って、収縮していく。
     また別のところで星が生まれる。
     正しい細胞活動っていうのは、そうやって健全な新陳代謝が行われている。

     しかし、そんな所に“文明”を持った生き物が生まれたらどうなるか?
     自分たちの文明を守りたいがために、いろんな無茶をしちゃう。

     たとえば『スターウォーズ』だと、太陽のエネルギーを吸い出して、よその星へのビーム攻撃に使うとか。
     あと、地球を早く砂漠化させたりとかですね。

     とかく“文明”とか“知性”は、宇宙全体に関して言えば、何もいい事が無い。
     なので文明とか知性を持った生命が発生してしまったら、その生命がいる星を滅ぼす白血球が、宇宙怪獣なんですね。

     白血球はバイ菌より強い。
     同じように、宇宙怪獣には、人類はどうやっても太刀打ちできない。
     そんな設定にしたんです。

     打ち合わせのときに「ここまでしても、いいのかな?」って思ったんです。
     けどもシナリオ執筆の山賀くんが「大丈夫です」と言ったんですね。

     「俺たちはもう『オネアミスの翼』で疲れ果てている。
     頭のいいアニメは、すごくしんどいのが分かった。
     ここからは庵野のために、頭の悪いアニメを作ろう。」って。


     頭の悪いアニメとは、「でも、愛があるの!」とか、そういうセリフ一発で逆転する作品ですね。
     『トップをねらえ!』では、それを「努力と根性」と言ってました。

     人間とは、“怨念”とか“思い”が、論理性を超えるお話に感動します。
     “感動”というのは、罪悪感の解消ですからね。

     普段だったら、世の中の“当たり前”や“当然の事”に押しつぶされていく自分達がいるんです。
     それに対して「でも、それじゃいけない!」と言って、無理だと分かっていても、負けると分かっていても、頑張る人がいる。
     それを見たら、僕たちは、自分の罪悪感ゆえに感動してしまう。

     その結果、“思い”が勝ってしまう話を作った。
     それが『トップをねらえ!』です。

     これは『不思議の海のナディア』も同じですね。

     ナディアのお兄さんのネオ皇帝は、ロボットです。
     でっかいコンセントで、電源につながれていました。
     そして最後に、悪者にコンセントを抜かれるわけですよ。

     ロボットで、電源があって「コンセントを抜いたら動かない」って言ってるんだから、もう動いちゃいけないんです。
     でも何故か もう一回、ネモ皇帝は動き出しちゃうんですね。

     それに対して庵野くんが出してくる理由は、「奇跡だ!」の、ひと言なんです。
     なんて頭の悪さだ(笑)

     でも、それを僕らは感動しちゃうんですね。

     これが庵野作品の思想の三番目のテーゼ。
     “すべての論理は、情念に道をゆずる”です。

     逆に言えば、“論理”は“情念”の不条理さを目立ささせる“わき役”にしか過ぎない。

     だから庵野作品の中では、いろんな理屈・理由がたてられる。
     『エヴァンゲリオン』でも、「ネルフには、こんな事情がある」みたいな事を言われる。
     だけど、それらはすべて、後に出てて来る“奇跡”の為です。
     “理屈”は“わき役”に押しやられる為にあるんですね。

     でも僕らは弱い“論理”を信じる人間ですから、ついつい論理性を探して、拾うんですね。

     それを庵野秀明は、全部、破壊してしまう。
     いわゆる町を破壊する爆発シーンと同じです。

     論理性をすべて破壊して、奇跡をポンと見せることによって、庵野ドラマは成立してるんですね。

     論理とは、情念の不条理さを目立ささせる わき役に過ぎないんです。
     これが庵野ドラマの三つ目の特徴です。

     なので『不思議の海のナディア』というのは、『ダイコンⅢ・オープニングアニメ』のリメイクだと思うんですよ。

     誰もこんな事は言っていないんですけどもね。
     これは「僕は、こう思っている」という、僕だけの考えです。


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     こんな番組を毎週、日曜の20時から生放送しています。
     ニコ生チャンネル会員に入会すると、過去の映像をすべて見れます。
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  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「『ポケモンGO』問題について語ってください」

    2016-07-26 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/07/26
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
    かたっぱしから答えてみましょう。

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    「『ポケモンGO』問題について語ってください」

     岡田さんに、『ポケモンGO』問題について、語ってもらいたいです。
     
     海外では事故やトラブル等が多発しているそうですが、日本でもこういった問題が起こるでしょうか?
     またこれについて、僕らは どう考えるべきでしょうか?
      
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     もうすでに問題が起きてますね(笑)

     「僕らは、どう考えるべき」と言われても・・・
     面白いゲームだとは、思います。

     井の頭公園では、毎晩のように大騒ぎになってますよ。
     見た事もないぐらいの人数が、井の頭公園に来ています。

     どうも『エビワラー』が出るようなんですよ。
     それを目当てに、兄ちゃん姉ちゃんが、ゴチャゴチャとすごい勢いで動いてます。

     昼間も、吉祥寺が歩きにくい状態になってますね。

     この間、歩きスマホを嫌う ちょっと性格の悪いオジさんが、通行人に意地悪をするという事件がありました。
     それのおかげで、ケンカもそこら中で起こってるようです。

     みなさんも、吉祥寺に来る時は、気をつけてください(笑)


    【まとめ】
     もうすでに問題が起きています。
     面白いゲームだと思いますが、ケンカも多いようなので、みなさんも気をつけてください。
     
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「孫が欲しいと伝えたいのです」

    2016-07-25 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/07/25
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    おはようございます。

    今日は朝日新聞2010年2月20日の『悩みのるつぼ』から、セレクトしてお届けします。

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    相談文「孫が欲しいと伝えたいのです」

     ご相談します。
     私は60歳で、夫は少し上、33歳の長男と、その下に独身の長女がおります。
     長男夫婦も長女も独立し、別居しています。親子関係は自然体でうまくいっています。

     悩みというのは、孫がほしいということです。
     長男夫婦に子どもが授からないのです。
     
     出来にくいのかもしれませんが、あえてそのことに私のほうから触れたことはありません。

     結婚生活は同棲も含めれば5年になりますが、まだ恵まれません。
     仕事は2人で飲食関係をしています。
     
     可能性があるならば何とか実現してほしいと強く思っております。

     長男の妻は、長男より5歳年上の38歳です。
     まだまだ産める年齢だと思います。
     「自分たちも子どもが欲しい」ということは、一度だけ長男から聞きました。

     思えばそのときに、2人に病院に行くことを勧め、私たちも孫が欲しいという気持ちを話せば良かったと思いました。

     こういったプライベートなことですから、こちらの希望を話したほうがいいのか、悩んでいるのです。

     私自身は直接話してみたい気持ちが強いのですが、彼女にプレッシャーをかけてはいけないなどと思いまして、話せません。
     それは、長男が、優しさゆえに妻を守っているとも思えるからです。
     どうしたらいいでしょうか。

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    岡田斗司夫の回答文

     おそらく理由は「欲しくない」「できない」「育てられない」のどれかでしょう。

     A 実は子供が欲しくない場合

     息子夫婦は同じ飲食業、もしお店を持っているなら、それを子供のように大切に育てているのかも。
     家庭と仕事に分離して会話のない夫婦より、具体的で強い絆で結ばれているので「子供は別に欲しくない」というパターン、多いですよ。

     この場合、たとえ親でも、2人で選んだ幸せに文句を言う権利はありません。
     一度だけ息子さんが言った「子供が欲しい」を真に受けないように。
     人間の真意は行動に表れます。
     どうか2人の仕事を「孫を見るような愛情」で見てあげてください。


     B 欲しいけど、医学的に妊娠が難しい場合

     この場合、妻の年齢から考えても、すでにお医者さんに相談しているでしょう。
     今さら義母から言われるのは、辛いだけですよ。
     万が一、息子さんに欠陥があっても、はっきり言えないと思います。

     成功確率に疑問のある不妊治療をしながら仕事を続けるのも難しいでしょう。
     本人たちが相談してくるまで、そっとしておくしかありません。


     C 子供は欲しいけれど、経済的あるいは仕事を優先して「あきらめている」場合

     子供を産んで育てることが、どんどん難しくなっています。
     出産・育児・教育と手間やコストは増える一方です。
     もしかしたら、これが理由で「あきらめている」のかもしれません。


     お待たせしました!
     この場合のみが、あなたの出番です。

     育児を全面的に支援すると提案しましょう。
     「仕事との両立に自信がないなら援助します。なんなら全部、育ててもいいわよ」と声をかけてあげてください。

     産むのは妻にしかできませんが、それ以外は、あなたにできないことは一つもないはずです。
     「もっとも成果を望む者が、もっとも汗を流すべし」

     孫が欲しいのはあなたなんです。
     あなたも投資・労働しましょう。
     遠くに住んでいるなら、近くに引っ越すことも考えてください。

     息子夫婦は仕事に専念し、孫は祖母が育てる。
     互いにやりたいことに専念しましょう。
     本当に大変な時は、互いに助け合えば、最強のタッグが組めるはずです。
     家族以上の関係を築ければ、素晴らしい老後ですよね。

    以上、朝日新聞『悩みのるつぼ』よりお届けしました。