3750年前の石板に刻まれていたのは、顧客からのクレームだったことが判明した。
この石板は、古代メソポタミア時代のもの。Nanniという人物が粘土板に文字を掘って、ビジネスパートナーのEa-nasir氏に送った文書ということまでは分かっていたが、どうやら彼のサービスに対するクレームが刻まれていたようだ。
その内容は「なぜ私なのですか? 私を侮辱しているのですか?」と、提供されたサービスのクオリティに対して不満を訴えるもの。これに対しEa-nasir氏から返事があったのか、そして2人がその後も取り引きをしたかなどは不明だが、古代にもカスタマーサービスのようなやりとりが存在していたことには驚きである。
https://www.youtube.com/watch?v=f7K49JRQFQY
現在で言えば「ここは最悪。ベッドの寝心地は悪いし、スタッフの態度は悪い。おまけにビーチまで遠い。星ひとつ!」...というレビューのようなものだろうか。この古代クレーマーの遺物に対し、ネット上では「超おもしろい!」と興味が集まっている。
この貴重な石板は現在、イギリスの大英博物館に展示されているとのこと。もし同博物館を訪れることがあれば、この石板にも注目してみてはいかがだろう。
【参照リンク】
・http://metro.co.uk/2015/03/05/believe-it-or-not-this-carving-is-actually-a-3750-year-old-customer-service-complaint-5090917/
| Email this | Comments
コメント
コメントを書く>>40
オォゥ、お恥ずかしい
ヒトモニュメント計画で保存するものは厳選しないとなw
ベッドついてんねや~ 寝心地悪すぎやろォ!ホンマつっかえ!
これはビジネスの不満等のやり取りにも粘土板が使われるほど当時粘土板というものが普及していたと考えられる一つの例になるから、ただのクレームでも重要な遺産だよ
両者の身分や職が分かれば3750年前の識字率の参考になるかもしれないロマンあふれる発見じゃないか
旅館の「また来ます」「いつもお世話になってます」みたいな書置きもあったりして?
近頃の若い奴は・・・
まるで成長していない・・・
初めて発見されたインドヨーロッパ語(ヒッタイト語)の文だって「私はパンを食べ水を飲む」とかどうでもいいことだし
銅のインゴットの取引をしたら低品質なインゴットが送られてきて
「何でこんなの寄越したの?舐めてるの?」
といった内容?
問題はないように見える
苦情言うために文字を使ってやり取りするあたりかなり高度な文明だったんだなぁ
クレームを言えるということはそれだけ豊かな時代だったということだから