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  • 物語の中のラジオ番組が現実になって登場!? 地方で暮らすごく普通の女の子たちが、ふとしたきっかけでラジオ番組を自主運営することになり そんな彼女たちの日常と番組制作に悪戦苦闘する姿を描いた青春物語! それが『ガールズラジオデイズ』(通称:ガルラジ)で...

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  • 物語の中のラジオ番組が現実になって登場!? 地方で暮らすごく普通の女の子たちが、ふとしたきっかけでラジオ番組を自主運営することになり そんな彼女たちの日常と番組制作に悪戦苦闘する姿を描いた青春物語! それが『ガールズラジオデイズ』(通称:ガルラジ)で...

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    • 来場数3,292
    • コメ数1,273
  • 物語の中のラジオ番組が現実になって登場!? 地方で暮らすごく普通の女の子たちが、ふとしたきっかけでラジオ番組を自主運営することになり そんな彼女たちの日常と番組制作に悪戦苦闘する姿を描いた青春物語! それが『ガールズラジオデイズ』(通称:ガルラジ)で...

    • 来場数3,716
    • コメ数1,136

過去の放送はコチラ

ガールズ ラジオ デイズ

原作・多宇部貞人氏による小説「ガールズ ラジオ デイズ」 ガルラジのネットラジオ番組だけではわからない、彼女たちの日常が明らかになる!?

多宇部貞人

  • カグラヤ怪奇事件ファイル

    ついに来た! いよいよ来た! やっと来た!  乾坤一擲 (けんこんいってき) 、天王山、関ヶ原の戦い……徳若実希 (とくわか みき) にとって、確実に人生の転換点となるであろう、この記念すべき日が!  土曜日、午後一時五〇分。  思えば、大学入学のため三重県に引っ越してきて一ヵ月。慣れない独り暮らしに戸惑い、大学では打ち解けられず、ゴミ出しの分別の甘さから大家さんに叱られ、ホームシックで泣きそうになって……それでもどうにかやってこられたのは、『カグラヤ怪奇探偵団』のおかげだ。  オカルト、心霊、超常現象、UMA……この世には、いまだ科学では解明できない、恐るべき謎がひしめいている。類まれなる知性によってそれらを解き明かし、人々を救わんとする怪奇探偵、その名も『かぐりん』! そして、彼によって運営されるホームページこそが、カグラヤ怪奇探偵団である。かぐりんのSNSには、怪奇事件に悩む人々の書き込みが後を絶たない。  実希も一年前、まだ高校生だった頃、オカルトな事件を解決してもらったことで、すっかりシンパになってしまった。今ではカグラヤの中核メンバーとして認識されているほど、のめり込んでいる。元々占い...

    2018-12-07

  • 番組やらせてたいま!

    やっと来た。このときが……本当に、やっと。  石川県白山市徳光町、日本海沿岸を走る北陸自動車道の途中に位置する、徳光パーキングエリア。駐車場に車を停めると、そのまま海辺まで歩いて行けるという好立地に加え、様々なレジャー施設が近くにあるため、夏には多くの観光客でにぎわう。しかし、シーズンオフの今は、穏やかな空気が流れていた。  金曜の午後七時過ぎ。  二階、無料休憩所の一角にしつらえられた放送ブース。 「……はああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ」  ブース内、PA機器やノートパソコン、マイクに囲まれた放送席で、ガールズラジオ、チーム徳光のメインパーソナリティー、手取川海瑠 (てどりがわみるう) は、深い深い息を吐いた。若干十五歳、中学二年生の少女とは思えないほど重い吐息。人生に疲れ切ったサラリーマンが、場末の居酒屋で吐くような。  記念すべき第一回の放送が、やっと始まろうとしている。どうにかここまで漕ぎつけた。これからが始まりだというのに、正直もう終わったような気分だ。 (……っと、ダメ)  海瑠(みるう)は慌てて背筋を伸ばし、笑顔を維持した。そろそろちらほらと観覧客も集まってきている。疲れた顔を見せるわけ...

    2018-11-30

  • ねえしのために

    いきなり来た。来てしまった……姉が。 「──ちょっとカナ! 聞いて聞いて、えれぇことよ!」  バーンと勢いよくドアを開け、花菜 (かな) の部屋に飛び込んできたのは、長女の彩美 (あやみ) だった。花菜は勉強机で宿題をしていたところだったが、別に驚きはしなかった。彩美がいきなり騒ぎ出すのはよくあることだったから。  花菜は漢字ドリルから顔を上げ、 「なぁに? みーちゃん」  姉が来たので宿題は切り上げだ。  来年、中学受験を控えた身ではあるが、花菜自身は、別にピリピリしてはいない。思えば今まで、勉強というものをした覚えがなかった。家族やクラスメイトと話して、先生の言うことや授業を聞くうちに、興味を持ったことは自分で調べる……ずっとそれで、クラスのトップを取り続けている。 「コレ見てよ、コレ!」  彩美は興奮しながら、スマホの画面を見せてきた。某SNSアプリのユーザーページが開かれている。 「あの『かぐりん』からフォローされたんだよ! すごくない? すごいでしょ!」  花菜は首をかしげた。 「だぁれ?」 「えっ!? かぐりん知らないの?」 「かぶんにして」 「あ~まぁ、カナはそういうとこあるよね。ぼんやりして...

    2018-11-23

  • チームだもんでよ

    ついに来た。このときが。  十分な準備はしてきたし、脳内で何度もシミュレーションしてきた。それでも、いざとなるとやっぱり緊張する。  いよいよ始まるのだ。年魚市 (あゆち) すずにとって夢への第一歩、未来への試金石 (しきんせき) 。後の世に伝説の始まりと謳われる……予定の、ガールズラジオ第一回放送が。  舞台は、静岡県富士市。駿河湾に注ぐ富士川と、東名高速道路が十字に交わる地点に位置するサービスエリア『EXPASA富士川』。二階にあるオープンカフェは、名物の大観覧車と、晴れた日には遠く富士山を望む絶景が自慢だ。その片隅に、立派な機材に囲まれた放送ブースが特設されている。  マイクの前に座ったまま、虚空を睨み付けているすずに、ふと声を掛けてくる者があった。 「年魚市。顔が怖いよ? もうちょっとリラックスしたら?」  ビジネススーツを着込んだ、メガネの似合う知的な風貌の美女だ。ガルラジチーム富士川の参謀役、金明凪紗 (きんめい なぎさ) 。放送系の大学を卒業し、放送業界に就職を希望する二十三歳。その豊富な知識と経験を活かすため、プロデューサーとしてガルラジに応募したという。姉御肌でさばけた性格が、な...

    2018-11-16

  • ラジオしよまい!

     ついに来た……来てしまった。このときが。  金曜日、午後七時二〇分過ぎ。  大多数の人にとっては、何の変哲もない日のはずだった。冬の寒さが厳しくなるにつれ、町をゆく人も車も、どこか忙しなくなり始めているが。  愛知県岡崎市の北端に位置するサービスエリア、『NEOPASA岡崎』には、そんなうわついた気配が漂っていた。新東名高速を利用する旅行者や長距離ドライバーだけでなく、一般道からは地元民も多く訪れ、この時間でも結構なにぎわいを見せている。  そうした週末の喧騒 (けんそう) の中心、吹き抜けになった小広場の片隅。二階のルーフガーデンへと続く回り階段の下に小さな特設ブースがあって、二兎春花 (にと はるか) はそこにいた。マイクスタンドが置かれたテーブルの前に腰を下ろして、小さくなっていた。 (ど、どっ……どどど、どうしよう!? まーかん、どらやばい……!)  内心、焦りまくっている。  もうすぐ七時半になる。そうしたら、いよいよ始まってしまう。乾坤一擲 (けんこんいってき) 、天王山、関ヶ原の戦い……自分がメインパーソナリティを務めるラジオ放送の、第一回が。  春花は十七歳、地元の高校に...

    2018-11-09

  • プロローグ

    某月某日、都内某所。  近未来を感じさせる、円筒状の部屋。カーテンが閉め切られ、ライトの落とされた、薄暗い室内。中央の四面モニターが青白い光を放ち、その周囲をぐるりと囲んだドーナツ型の円卓に座す人影たちを照らし上げている。  席数は十二。うち半数が埋まっていた。最も奥まった席、卓上に組んだ両手を乗せた初老の男が口を開いた。 「さて、いよいよだね」  それほど大柄というわけではないが、切れ長の瞳が並々ならぬ気迫を感じさせる。 「いよいよ、計画を実行段階に移す。失われた黄金の時代を再び取り戻し、停滞した世界を変革する時だ」  中央のモニターには、履歴書然とした年若い女の子たちのバストアップが、数名分映し出されていた。画像にはパーソナルなデータも書き込まれている。下は小学生から上はOLまで、年齢層は幅広い。  居並ぶ影たちは、たくらみの気配を漂わせていた。いったいどういう集団なのか? 何をする組織なのか? 全ては薄闇の中にたゆたっている。  「愛知県岡崎は丸石君。静岡県富士川は根上君。山梨県甲斐が養老さん。石川県白山は吉田さん。三重県四日市は大田さん……これで中部地方の主な拠点は、制覇できたという...

    2018-10-30