アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』第3話 たったの一歩がこんなにも美しい!(後編)
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アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』第3話 たったの一歩がこんなにも美しい!(後編)

2015-02-01 16:04
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 ニコ動で『デレアニ』3話 配信中!

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 今回はライブ回! 彼女たちを支える人々が描かれていましたね。


○見守るP

 レッスン時にはほぼトレーナーさん&美嘉に任せていて、常に見守る姿勢を崩さない。そして余計な口をさし挟まない。その点、トレーナーさんと美嘉を信用している形だ。眼は怖いけど、この男らしいやり方。

 ここの一連のカット、Pからニュージェネ三人への視線が……



いつの間にかきらりの視線にすり替わっているっていう流れが美しいと思うんだよ。P一人に視点を固定せず、Pやトレーナーや先輩や仲間、色んな人の想いをこの三人が背負っているんだよ、という描写になってる。だからこそこの子たちが皆から愛されてることが画面から伝わってくるし、同時に「このステージ、失敗できないぞ」という緊張をこの三人と視聴者が無意識に共有することに繋がる。素敵だ。

 でも、コイツはコイツなりに悩んでいるという姿を見られたのもまた良かった。それを理解してあげているちひろさんの姿も含めて。

「資質はあると思う」「正直まだ早いと思う」どちらも素直な思いっていうのは事実だろうね。実際、凛の歌にちょっと目を見張るものがあったようだし。

 彼女たちを信じる。しかし心配もする。どちらも、彼女たちのプロデューサーとして大事な行いだ。

 「今日のすべてが貴重な経験」
 それは恐らく「たとえ失敗しても」っていう事含みだったんだろう。部長やちひろさんがさり気なく言っていたように。それがまた視聴者の緊張を煽るわけだけど。

そういえば時計は12時10分を指している。夢の時間に既に食い込みつつ、しかしまだお昼の12時。この子達が主役の時間はまだまだ先だ。


 そういや、『Happy Princess』を担当しているのもこのPってことでいいのかな? 卯月達が一番きつい時間帯に顔を見せなかったこと、そして茜と小日向ちゃんに後輩を助けに行くように指示をしていることから考えられるけど(他の人が担当しているアイドルに『お願いした』でもいいんだけど)

そうなると、まゆの想い人は……。でも、まゆのリボンが青っていうのが逆に象徴的なのかなとも思う。あれだけ『赤い糸』に拘る子が青いリボンって。まゆにとってはまだ「そういう時期」じゃないのかもしれない。
 あ、でも2話じゃ「あちらのプロデューサー」ってちひろさんが言ってたっけ。あれは「『Happy Princessの』プロデューサー」って解釈するなら別にいるってことなのかな? (『ライブ自体のプロデューサー』って意味とも解釈できるんだけど)



 「歩みを照らす者」

普通これはプロデューサーの仕事じゃないんじゃないかなあ。でも、この子たちの近くで何か一つでもやっておきたかったんじゃなかろうか。
 そして、三人が無事射出され、そして笑顔で舞台に立ててこのため息。

そしてこの目! この男がここまで感情を外に漏らすのは本当に珍しい。

 三人のステージを確認し頷き、そして客席の盛り上がりも確認する姿はまさにプロフェッショナル。甘さだけじゃない、仕事人としての矜持を持っているこの男は素敵すぎる。

あるいは、客席に来ているきらり達の反応も見ていたのかもしれない。
 

 そして、ライブの成功を踏まえてこの表情!

そりゃあ皆好きになるよ。口数が少ないこの男の、実に安心できる抑えた声での「良いステージでした」が本当に腹にズシンと来る。ずるい。コイツ大好きだ。



○トレーナーさんもまた、見守る
 毎度注意してるんだろうか、かな子のお菓子はw

かなりフランクというか熱心というか、彼女たちに対し身近に接しながら指導してるってことがわかるよね。「お菓子ばっか食ってんじゃねえ!」ってのは普通Pとかマネージャーとかの仕事じゃないかなw でも、この人はただダンスだけを教えるんじゃなくて、体型や体調、アイドルとしての自覚の部分にまで踏み込んでる。ただのデータ厨じゃない、親身な熱血指導を一瞬で垣間見られるのが良い。Pがまだ皆のことを「さん」付けで呼んでいるのに対し、トレーナーさんが皆を苗字呼び捨てにしているのも身近さを感じる。美嘉のことも「城ヶ崎」って呼んでいるってことは、先輩アイドル達もこの人が指導してきたってことなんだろうね。『ベテラントレーナー』の肩書は伊達じゃないってことか。

 美嘉に初期トレーニングを任せたってのは本当に上手いと思うんだよ。

美嘉のさらなる上達にもつながるし、何より仲間意識がすぐに育つ。トレーナーさんはアーニャ達を教える時間を確保できるしね。卯月達だけでなく全体を見ている。
 そして見守る。ダンスに及第点を与えた時ではなく、この子たちのチームワークを見た時にこの満足気な表情。

この人の責任では三人のダンスがうまくいきさえすればそれでいいはずなんだけど、それだけに留まらない気持ちをこの子たちに込めていることが分かる。アイドル達が友情を確かめ合いながらレッスンを楽しむことを喜ぶ、いい人だ。
 そこから逆算すると、凛が美嘉にタメ口を叩いた時の表情は単に「先輩にタメ口きいて、礼儀がなってないな」だけじゃなくて、「あんな口のきき方でチームワークは大丈夫なのか?」だったのかもね。

凛の性格を知っているPがフォロー入れてるっぽいのもまた良い。この二人のコンビはもうちょっと見ていたいな。



○ちひろ、『アイドルとしての経験』を語る
 多分ものすごい数の案件がある中で、Pの悩みがニュージェネ三人の件だと看破したのはなにげに凄いと思うんだよ。このPが何人のアイドルを担当しているかは知らんけど。

Pも、ちひろさんの前では不安げな表情を見せている。いいコンビとして仕事してるんじゃないかな。
 「なあに、失敗してもいい経験になる」的な事を言ってるけど、それこそただの事務員の言うことじゃねえよなw この人もまた、ただの事務作業員じゃなく、あの娘達を支える一人のスタッフとして、あの女の子たちの未来を真剣に考えてる。



○ルキトレちゃん
 一応、各種漫画での名前は「慶」だったっけ。姉と違った、ちょっとのんびりした喋り方がかわいい!

Nのトレーナーさんやマストレさんとかも出てこないかなあ。


○部長さん&偉い人
 346プロにおけるアイドル部門がまだ新設であるってことを考えると、部長さんと一緒に来た偉いっぽい人はお得意先様ではなく、その部門の長、あるいはさらにその上にいる人ってところだろうか。まさか社長ってことはないよね、黒くないし。

何を思い、何を言ったのか気になるね。後々明らかになるんだろうか。

 最後、Pはニュージェネ三人に、部長さんはスタッフとアイドル全員に挨拶してるんだね。業務の管轄範囲の違いだろうか。
 そして最後のあいさつがなにげにいいこと言ってる。

Go to the NEXTSTAGE!!


ニュージェネレーション三人の、シンデレラプロジェクトの、シンデレラガールズの、そしてアイドルマスターの、いつでも変わらないきらめく舞台。


○スタッフの皆さん、ファンの皆、その他諸々
 後ろで走ってるポニテさんがかわいい。



 それにしても、豪華なケータリング、豪華な会場、豪華なステージ、そして沢山の色んな人が動いてましたよね。大勢の人達がなんかすげー忙しそうに動いてて、ファンもいっぱい来ている。こういう場やこういう人達が描かれるからこそ、「こりゃ失敗できないぞ」と「成功して良かった!」というカタルシスがドラマに生まれる。
 会場のモデルは8周年記念ライブツアー大阪公演が開かれた大阪オリックス劇場とのこと。 あの時は、中村さん達先輩と共に、シンデレラガールズからはみく役の高森さん、杏役の五十嵐さん、きらり役の松嵜さんが出演していた。アイマスのリアル面においても先輩と後輩が交錯した場。


バックダンサーの控室じゃ右側のお姉さんがたこ焼き食ってる。大阪感あって良い。ファンもいっぱい来ている。『Happy Princess』はそんなに歴史のあるチームじゃないはずだけど、かなりの人気を博していることが分かる。これもまた、地味に緊張感を煽る映像。
 ほぼド素人である未央と凛に対して、養成所にいた卯月が「以前物販のお手伝いで入ったことがある」みたいなことを言っているね。多分1話冒頭の三人がぶつかったシーンのことだと思うんだけど、つまり「あれは夢とかイメージ映像じゃない」ってことを暗に示している。

 人気の象徴、ファンからの贈り物、ライブ名物フラワースタンド。

 まゆのフラスタで一番目立ってるのは百合だろうか。花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」など。
 川島さんは青い花と元気そうな向日葵ってことで、大人びた一面とおちゃめな一面が同居している彼女に相応しい。
 美嘉はやっぱりピンクの薔薇が目立つ。花言葉はズバリ「美少女」とか「温かい心」「輝かしい姿」など。
 花の名前に関してはわからないものが多いので、お花ガチ勢に解説を願いたいところ。


「アイドルを跳ばす者」

Pと同じように、ライブスタッフの人達もまた彼女たちを輝かせる一員だ。
 射出が成功して、Pと共に安堵の表情。

射出管制の担当か、ライブ全体の統括者か、いずれにせよ「これ以上は難しいですね」って言ってるのと同じ人なんだよね。忙しかったけど、心配だったんだ。彼女たちの輝きの裏には、我々が楽しんでいた時間の裏にはこういう人達が居たんだ。なんだか感慨深くなる。

 マジであちこちに貼ってあるポスター。序盤の期待を煽り、中盤の緊張を煽る。しかし関係者の部屋にまで貼る必要あるんか。



左側にちらりと見えるのは、1話で凛がPからの誘いを断った後のシーンで見えた二宮飛鳥君のポスターだね。




 各所で話題になったルービックキューブ。ピンク、青、黄色はそれぞれキュート、クール、パッションの比喩で、卯月、凛、未央、ひいてはシンデレラプロジェクトがそろっていく事の暗喩だと思うけど、誰が揃えたかってのは考えると面白いよね。やっぱPだろうか。

緑(トレーナー&P)は後ろに隠れている。主役はあくまでもこの子たちだ。


 衣装、そして『靴』。
 見たことのある衣装がチラホラ。未央が持ってるのはいつだかの小日向ちゃんの衣装だったかな。こういうのってなんか嬉しいな。その中でロッキングスクールがフィーチャーされたのも含めて。

 「○○の時に着た衣装だ!」って感動するのはいかにもドルオタ的な発想だぞ卯月w 俺らも「プロローグルージュ」とか「スターピースメモリーズ」見たらこうやって感動する。

 特に凛とは違って、まだまだ『他者へのあこがれ』が先行する卯月。まだ、あくまでも普通の『アイドルになりたいだけの女の子』だ。それが、自ら精一杯輝いていくスターへと成長していく。OPの歌詞のように。

 「靴が慣れない」っていうのは端的に舞台上での足元がおぼつかない状態を表現していて、なおかつまだシンデレラになりきれていない状態を暗示してる。

これもOPの歌詞と同じ。誰かがこの背伸びした状態をガラスの靴に変えなきゃならない。



 ステージ直前、先輩アイドル二人が駆けつけてくれた時に映る、年季の入ったマイク。結構ボロボロになっても使っているってことは影ナレ用ってことだろうか。

恐らく、ベテランとしての茜と小日向ちゃんの比喩。その二人が凛たちに「どうですか?」と聞きに来た。その姿、美しかったよね。




 346プロダクションの社是? それとも、アイドル部門のスローガンだろうか。

このアニメ全体を通してこれが描かれていくんだろう。ある意味じゃ、この1話~3話を端的にまとめているとも言えるかも。



 こういう、彼女たちを取り巻く世界がしっかり描かれているからこそ、彼女たちが活き活きと輝いて見えるんだよね。実にいい。良い世界で生きている。この後の4話も楽しみです。



 それでは、佳きアイマスライフを。
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Pはいい仕事してましたね。CPとしてはNG以外をライブに揃って来るよう調整したと思うので、客席に目をやったのはやはりきらりたちを見たということでしょう
22ヶ月前
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わざわざ身を乗り出して見ている角度を考えると、そうっぽいですよね。
22ヶ月前
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