• 【S1最高&最終2112】        ギガプテラin神樹の館 

    2017-01-15 10:16

    すまんな(初手謝罪)。
    PCからの閲覧に最適化しすぎてスマホからの閲覧は非対応だ。

    試行錯誤の楽しいシーズンだった。
    可能な限り新ポケ、新要素を使って勝ちたいという一心だった。
    S1だけで20匹育成できたのは快挙(当社比)。

      【先制の爪】 【メガ石】 【拘り眼鏡】 【カプZ】 【シュカのみ】【スカーフ】


     ※徐々に左眼を病んでいくマエリベリーさん(鳥船遺跡ジャケ裏を意識した配分)
    ---------------------------------------
    ギガイアス【先制の爪】【砂起こし】
    見た目:191(244)-172(12)-180(236)-x-102(12)-46(4)
    強い時:191-172-180-x-153-999
    技構成:岩石封じ ステルスロック 大爆発 地震

    今作で砂撒きができるようになった。
    ダブルでは注目されているものの、上記の対戦数をして2~3度しか遭遇せず。
    チョッキ、鉢巻、オボン、イアなど幾つかハマる持ち物を模索した結果、
    爪が最強であるという結論に至った。

    性格は意地だが、役割を考えHBに厚く振った(意地マンムーの珠地震耐えライン)。
     ※しかし、種族値に関わらず、実数値の十の位がB>Aである以上は
      性格補正は腕白にすべしとアドバイスを頂いた。1損している。
    砂によりD方面でも行動保障があるため動かしやすかった。
    コケコのスパーキングギガボルト(175)74.3%〜87.9%<砂+電場> 
    テテフの眼鏡サイキネ78.5%〜92.6% <砂+超場>

    <主な役割>
    ①キュウコンのオーロラベール展開の阻害
     後投げするだけで防げるためとても楽。
    ②パルシェンの襷潰し
     今回の並びではパルシェンを襷まで殴れることが非常に多いので、
     襷まで削る→ギガイアス後投げで処理するケースが大部分だった。
     襷まで殴れない場合でも直に後投げできる。
     破った意地パルの氷柱1本あたり25〜31ダメージ(125~155)
     命の珠を持っていても7割で生存する。爪もあるので有利。いなかったが。
     岩石封じにより、破られてもカミツルギで上から殴る形も可能。
    ③ミミッキュ対策
     意地剣舞ラブリースターインパクトが74.3%〜87.9%。
     後投げから襷潰しと皮剥ぎまでほぼ確実に遂行できる。
     バンギラスにはできない芸当(重要)
     より強く対策する必要があればヘビーボンバーの搭載も可能。
    ④神剣・メガプテラの一貫性の形成
     マンムーの襷やジバコイルの頑丈をステロで阻害すると一貫性が作りやすい。
     また、砂ダメ・ステロとカミツルギの相性が良い
    ---------------------------------------
    メガプテラ【陽気】【硬い爪】
    実数値:157(12)-186(244)-106(4)-x-116(4)-221(244)
    技構成:アイアンヘッド、岩石封じ、氷の牙、地震

    広範囲に殴れる。ボーマンダに後投げができる。
    相当数のミミッキュをアイヘで怯ませた。
    サイコフィールドで先制技を被弾しなければ申し分なかったが…
    XY環境で2146に到達した時と技が3つも異なるのが個人的には面白い。

    S:準速スカーフテテフに1優る。
    A:できるかぎり。
      鋼頭=B4テテフ確定1(与ダメ156〜184)。
         B4マンムーに78.9%〜92.9%(うまく削っておく)
      地震=B4コケコに92.4%〜108.9%(ステロ・砂ダメでほぼOK)
         B4メガルカリオに89.6%〜106.2%
         メガメタグロス、ギルガルドに5~6割。
         ジバコイル確定(頑丈は潰したい)
         グラスフィールドやめてください(切実)
      氷牙=ガブ確定、メガマンダに93.5%〜112.2%(威嚇含まず)
         マンダは威嚇を入れられても捨身の反動だったりステロで処理できた。

    B:メガルカリオ、メガメタグロスのバレパンが7~8割
      意地マンムーの礫が54.7%〜66.2%(命の珠で最大85%)
      1舞マンダの捨て身71.9%〜84.7%
    D:砂嵐下でコケコの電場10万が84%〜99.3% (=砂なし電場なし)
    ---------------------------------------
    カプ・テテフ【控えめ】【拘り眼鏡】
    実数値:175(236)-x-117(172)-167(12)-136(4)-126(84)
    調整元:http://hira-poke.hatenablog.com/
    技構成:サイコキネシス めざ炎、10万ボルト、シャドーボール

    調整元の想定では、初手での殴り合いを制した上で
    トリルからフィニッシャーになる動きを想定しているが、
    鋼枠をうまく処理できればプテラやカミツルギの一貫が取れる並びが多かったため、
    本構築ではトリックルームやムーンフォースを採用せずに
    鋼を強く呼ぶ性質を利用して初手から広範囲に削り・殴り合いができる性能を追求した。
    サイコフィールド様々な試合も数多くあり、HP赤のカミツルギで
    マンムー、ガルド、ミミッキュ、ルカリオ、メタグロス等を倒して得た勝利も多い。

    終盤増加したガルガブゲンコケコ輝夜に対しても初手が安定した。
    意地メガガルの捨て身を耐えて反動ダメ+サイキネで処理可能。
    猫不意を特性で抑えられることが非常に大きい。
    CSメガゲンのシャドボまで耐える。HSが多くヘドロ爆弾を耐えるシーンも多かった。
    また、輝夜側の振り方によってはヘビーボンバーを耐えることもある。
    その他、ポリゴン2の処理などが主な仕事。
    ---------------------------------------
    カプ・レヒレ【穏やか】【カプZ】
    実数値:175(236)-x-136(4)-116(4)-180(108)-125(156)
    技構成:挑発、自然の怒り、潮水、ムーンフォース

    守るを持たない低速全般を安定して削ることができる。
    お陰で今シーズンは受けループを苦にすることがなかった。
    挑発は再生技の阻害や、ポリ2+ガラガラのトリル展開の阻害に対し有用だった。
    シーズン前半は輝夜も面白いほど倒せたが、型が認知され遂行率の低下が否めない。

    穏やか補正でC200ジバコイルのアナライズ10万を最高乱数切り耐え。
    つまりガーディアン・デ・アローラ+潮水で対面で撃ち勝つことができる。
    ジバコイルが相手目線で非常に出しやすい並びになっているためか、
    体感9割の対戦で初手に合わせると都合よく撃ち合いが発生して綺麗に処理できた。
    同様に、カプ・コケコのエレキ10万も6~7割なので、後出しを許さない。
    ポリ2の後出しがそこそこあるが、DLでAが上がるため削りor挑発で悩む局面が減る。
    フィールドの加護により状態異常を引かないのがとても頼もしい。
    これからもスイクンに意気揚々と後投げしたい所存。絶対零度は避ける。

    通常、カプ・レヒレと言えば、Bに補正をかけパルシェンやギャラドスに対し
    後出しから役割を遂行できるように調整された個体が多いが、
    そのどちらに対しても別で処理ルートができているために問題ない。
    また、この調整でもメガバシャの膝2耐えは可能。
    ---------------------------------------
    デンジュモク【控えめ】【シュカのみ】
    実数値:167(68)-x-114(180)-213(4)-92(4)-135(252)
    技構成:10万ボルト、めざ氷、エナジーボール、身代わり

    Bに厚めに振ってシュカのみを持たせたデンジュモク。
    メガボーマンダの地震をHPの半分以下で抑えることができるほか、
    後出し時に輝夜のヘビーボンバーのダメージを軽減する。
    控えめC4振りめざ氷でガブが確定する点が素晴らしい。

    今シーズンは特に電気抜群⇔無効の並びに対して正しく技選択できることが
    負けを減らす鍵であったと感じた。

    具体的に言うと、カミツルギが輝夜の選出を誘導する、
    輝夜を選出すると、対デンジュモク用にガブリアスが必要になる…
    といった選出が非常に多かったが、うまく切り崩することができた。
    マンダマンムーに対しても一貫するため、最低限どちらかは処理ができた。

    エナボと草結びで悩んだが、ランターン(トドン)が一定数存在したことと、
    一貫性の面で草技を撃ちたい局面がそこそこ見られたため、エナボ採用とした。
    ---------------------------------------
    カミツルギ【意地っ張り】【拘りスカーフ】
    実数値:141(52)-253(228)-152(4)-x-52(4)-157(220)
    技構成:リーフブレード、スマートホーン、聖なる剣、辻斬り

    Sは準速スカーフガブ抜き。テテフの上も確実に取れる。
    スカーフコケコには抜かれる。Z以外なら1耐えする。

    Aブーストを交えつつ一貫性を取って抜いていく。
    意地っ張りのため、破ったパルシェンの上はとれない。

    リーフブレード
    メガギャラ  確定1(かつ、舞われても抜いている)
    マンムー   確定1(襷非考慮、HBゴツメ除く)
    ミミッキュ  96.9%〜115.2% 
    カプ・コケコ 83.4%〜99.3% 砂、ステロ、ブースト等で押し込む

    カプ・テテフ 93.1%〜109.6% ステロ・砂込み確定
    カプ・レヒレ H振りまで確定1、Bに振られると確定2
    メガルカリオ 40.6%〜48.2% 1サイクル目で削って2サイクル目ブーストで倒す動き

    ガブリアス  60.6%〜72.1% 炎の牙が無ければ対面から勝てるが危険

    聖なる剣
    メガルカリオ 108.9%〜129.6% 確定1
    カミツルギ  84.4%〜100.7% ほぼ確定2
    メガガルーラ 68.8%~93.9% 確定2  (H振り~H無振り) 
    Hジバコイル  72%〜85.7% 確定2

    辻斬り
    テッカグヤ   25~40%(HBゴツメからHのみまで)
    ギルガルド   49%〜59.1%
    メガメタグロス 51.6%〜61.9% 確定2
    ※デンジュモクを入れてからはアムハンが選択されなくなったため
     対面から辻斬り2回で勝てるようになった。

    スマートホーンは初手のテテフやミミッキュを確実に倒したい場合や
    一貫性がある場合、対オニゴーリなどで選択する。
    カプ・ブルルに確定2。激烈拳を持たれていると対面ですら負ける。
    要するにカプ・ブルルは最強。
    ---------------------------------------
    同じ構成でHarvest 6thに参加したが、予選5勝5敗。
    http://blog.livedoor.jp/pasaphoria/archives/68335414.html
    現時点でのSM2100達成者が自分を除き少なくとも3名いた恐ろしい予選だった。
    その他、カプ・ブルルがどうあがいても無理で初手奴に3タテされたり、
    初手のミミッキュに対し壮絶な押しミスからメガせず地震の謎立回りを見せた結果、
    トリルデンジュモクにボコられるなどした。

    <まとめ>
    神樹の館はいいぞ。

    ※「神」要素は島の守り神のお二方と、神剣です。
    ※「樹」要素はデンジュモクです。


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  • 【S17:最終2009】ビリジオンと寄せ鍋(秋)

    2016-09-19 19:051

    ORAS最終シーズンなので刻みましょう。


    【目次的な】
    構築中身→構築経緯0→構築経緯1→所感


    【中身】
    ビリジオン(陽気)拘り鉢巻
    実数値)172-141-92-x-150-170  
        陽気ガブの逆鱗耐え、S170、残りA
    技構成)インファ リフブレ エッジ 思念
        化身ボルト(サンダー)/ガルーラ/ポリ/クチ/ガッサ/スイクン/
        削ったガブ/サザンドラ/マリルリ/ナット/ヒードラン/0舞ガモス

    水ロトム(臆病)食べ残し
    実数値)145-x-127-137-128-151  
        16n+1、広範囲を誤魔化せる最速、ある程度のC
    技構成)鬼火 怪しい光 身代わり 放電
        マンダorアロー+地面/クレセドラン系統のごまかし/水タイプ

    リザードン(穏やか)リザナイトY 
    実数値)175(172)-x-99(4)-190(84)-179(220)-124(28)
        対ゲンガーを意識したD振り、意地ガッサ抜き
    技構成)火炎放射 ソラビ 毒 羽
        ゲンガー/ギルガルド/クレセ/化身ボルト/ポリ2/クチ/シャンデラ/
        炎水ロトム/ジャロ/水ポケ全般/カバ/ルカ/ゲッコウ/ガモス/ニンフ

    クレッフィ(図太い)ゴツメ
    実数値)164-x-157-x-108-95
        HBぶっぱ
    技構成)リフレク 電磁浮遊 電磁波 イカサマ 
        ガル/ガブ/マンダ/カイリュー/ランド/マンムー/ミミ/グロス/ガルド/クチ
        マリ/マニュ/ハッサム/物理ガルド/バシャ+ゲッコウ(物理)+ドリュの誤魔化し

    サーナイト(控えめ/トレース)イバン
    実数値)161-x-117-160-136-114
        メガバシャのフレドラ耐え。
        なんとなーく色々耐えて、イバン道連れする。
    技構成)鬼火 ムンフォ サイキネ 道連れ 
        ガブ/ガルド/ヒードラン/ラッキー/バシャーモ/ボルトロス(特に霊獣)
       (穏やか個体で努力値を振りなおせばゲンガーなど)

    ガブリアス(陽気/鮫肌)スカーフ
    実数値)184-182-115-x-105-169
        調整のやりがいに満ち溢れるポケモン。
    技構成)地震 逆鱗 毒 エッジ
        ストッパー兼〆(ガブ/ガル/ゲン/バシャ/ボルト/ガモス/ゲッコウガ)
        耐久型への誤魔化し(クレセ/ポリ2/エルフ/その他)
        *サナのおかげ?でエルフ対面で身代わりされずに毒が盛れた(3/3回)


    【構築経緯0】
    そんな大層なものはないんぢゃ。

    ただ…そう、あれは夏のある日のことぢゃった(注:今年)。
    ある機関にミッションを命ぜられ、某きしめん王国に出赴いた際に
    在ろうことか、3DSを紛失したのが全てのはじまりぢゃった。

    3DSには、かつて苦楽を共にした記録のある電子データのアンノウンXと、
    Ωルビー(高級品)が入っておったんぢゃ。
    ポケ銀行などという大層なものとは未契約ぢゃった。

    斯くして、戦うための固体はおろか、
    育成のための環境すら失った私に、
    引退の2文字が突きつけられるなどということはなく、
    およそ1ヶ月の期間を経て、新たにビリジオンの捕獲に至った。

    (中略)

    既にお気づきの方も多いとは思うが、
    当アカウントの育成能力は皆無であるため
    モチベーションを取り戻せぬまま最終シーズンに突入してしまう。
    後輩をかばいすべての責任を負ったビリジオンに対し、
    ブログの主、HRTSに言い渡された示談の条件とは…。


    というわけで、以下の1BOX分の個体から勝てそうな形を模索することになった。

    *手持ち資産
    <ビリジオン枠>
    ビリジオン

    <メガの選択肢>
    ゲンガー/クチート/ギャラ
    ヤドラン/リザY/プテラ
    エルレイド/ボスゴドラ/スピアー

    <一般の選択肢>
    ミカルゲ/ランクルス/ゲンガー/水炎ロトム/ガブ
    マンムー/キッス/サナ/クレッフィ/ドラミドロ/ガルド

    <新戦力>
    ニンフィア/ペラップ/シザリガー
    ラティオス/クレセリア/ポリゴン2


    【構築経緯1】
    ・「ビリジオン」は確定
    ・ビリジオンを確定とした場合に意識しなければならないのはゲンガーギルガルドだが、
     クチート、ギャラドス、リザードンYを使用し、感触のよかった「リザードン」を採用
    ・リザードンvsガルーラ対面で引き先となるゴツメ持ちとして「クレッフィ」を採用。
    ・ファイアローを牽制するために「水ロトム」を採用。岩の一貫性を考慮し炎は見送り。
    ・対厨パに信頼性の高い「ガブリアス」をスカーフで採用。
    ・クレセドランの崩し、対バシャをケアするため「シザリガー」を襷で採用。
     しかし、対面的な性能が馴染まなかったことと、あらゆるガブが重くなった。
    ・そこで、「サーナイト」でドランを誘って除去し、
     クレセをリザードン(ガブ)の毒で処理する流れを模索した結果、
     対クレセドランのみならず、臨機応変で読まれない崩し性能を得た。


    【所感】

    ・よく2000乗ったな…(乗った瞬間に退散した)
    ・ガモス増加に伴い増加したステロガブでついでに対策されてしまったのが誤算。
     拘りガブ系統には良い勝率だったように思うが、ステロは勝率2割前後だった。
    (流行のスカーフステロを観測することはできなかった)
    ・キノガッサも陽気固体がそこそこ多く見られ(体感半分)、
     リザードンのS調整先が見事に意味を成さなかった。
    ・ステロとSの問題を軽減できるリザ→マンダ案もありだが、ガモスに少し弱くなる。
    ・持ち物の力を最大限に発揮できる調整ではなかったはずなのに
     MVP級の活躍をしてしまったイバンサーナイトの今後の活躍に期待。
      あまりにも初手ガブやランドを呼ぶもんだから、初手に置いて鬼火していた。
      ガブに向けて鬼火すると、居座りの場合はいい感じにイバン圏内に入り、
      引いていった場合はギルガルドが火傷したりした。
      ガルドが火傷するとリザードン後出し安定となってサイクルが回るらしい。
    ・リザと霊獣ボルトの初手対面時、サナに引いて鬼火を選択することで
     有利に展開できるケースが結構あった。
    ・最上位構築だったらしいウルガカイリューにもちょいちょい当たったが、
     そもそもの相性がよかったのでたぶん結構勝ってた。
     スカーフ炎の舞急所能力UP急所で後出しガブを滅ぼしたガモスは許してない。






  • blog-血液型診断について

    2016-06-15 23:32

    こんにちは。スピリチュアル・カウンセラーの沢村です。

    というわけで、今日はこの「血液型診断について」というタイトルで筆を執ろうと思います。
    いくつか説を記載していますが、その出処について、(面倒なので)出典を明記していません。
    各々のリテラシーにお任せします(ピ)。

    =====
    「血液型診断」については、考慮すべき事柄が多数存在している。

    1つの切り口として、盲目な信奉者を多数生んでいるということがある。
    日常会話で当たり前のように血液型の話題が出るのは日本だけだという揶揄すらある。
    例えば外国人に対して「血液型は何だい?」と訊ねようものなら
    「そんなの知らないよ、君はドクターか何かかい?」というような返答があった、
    などというようなジョークまで存在している。
    (一部、韓国と台湾などが日本の影響を受けているようだが)

    そこで、この血液型診断(血液型性格分類)が
    なぜ、どのように、成立してきたかという観点で書いてみようと思う。

    まず、人間という生物は、ある対象物を認知する際、重要と思われる情報をピックアップし、
    比較対象との差異を抽出していく戦略を取る傾向にあることが挙げられる。
    類型化し、脳の負荷をローコストに抑えつつ、処理を進めるためである。
    (この重要情報は、個体の嗜好性などの要因によって重み付けが様々である)

    そのため、こと「人間」についても、何らかの方法で分類し管理しようという試みが
    医学的な文脈、政治的な文脈、その他、様々な場面で繰り返し登場することになる。

    有名な例に限定しても、古代ギリシャまで遡ることができる。
    紀元前~200年頃、ギリシャでは「四体液説」が提唱されたが、
    その中で人間は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁の4つからできているとされた。
    そして、この各体液の多寡によって、性格傾向が分類できると考えられた。
    (現代になお伝わる「A」「B」「O」「AB」での性格分類は、
     この四体液説の成立過程時の思考をなぞっている…と云うことができるかもしれない。)

    血液型自体は、大戦中にナチスドイツが用いたようである。
    当時「性格が遺伝すること」「血液型が遺伝すること」が知られていた。
    結果「血液型が性格を決定している」と考えるのは自然な流れある。
    更に、強い国を成すための「優生学」の考え方が支配的であったこと。
    ナチスドイツ国民に多く存在する血液型をして「高知能」「真面目」「健康」といったクラス分類をし、
    対してユダヤ系統に多く存在する血液型には「精神薄弱」「暴力的」「病弱」とし、
    人種差別の正当性を高らかに喧伝していたとされる。
    (しかし、そこに科学的な根拠は存在していなかった。)

    日本でも同時期に血液型分類によって兵士を分類しようと試みたことがあるが、
    性格との間に有意な関連性が得られなかったとされる。

    現代においても、「正しく無作為抽出の元で」実施された統計結果で、
    血液型と性格との結びつきを実証できた内容のものは存在していない。
    医学的には、性格に影響のある遺伝子が存在していることは明らかになっており、
    また、ドーパミンと血液型遺伝子が何らかの関連をしているとする指摘はあるようである。
    (※テレビや雑誌で何らかの実験結果が示され
    た場合、実験方法が歪でないか注意を喚起するものである)

    *****
    さて、それでは何故、特に日本においてこの「血液型性格診断」が広く流布しているのかについて
    主には心理学周辺で述べられている各理論を参照しつつ、考察という名の私見を述べたいと思う。

    「バーナム効果」…という言葉はかなり一般的に知られているように思うが、
    占いほぼ全般に言えることで、誰にでも当てはまるような曖昧さを持った回答を受け取った場合に
    確かに当てはまるなと考えてしまうような心理効果のことである。
    A型は~、B型は~と記載された内容を受け「確かにA型は◯◯だ」「確かにB型は●●だ」と
    考えてしまう危険姓が人間にはあるということである。

    更に「確証バイアス」という認知処理上の問題が存在する。
    「A型は几帳面だ」「アメリカ人は自我が強い」といったような情報を持っていた場合に、
    この情報を支持する行動に注意が向いてしまう(反証となる情報はスルーされがちになる)現象のことである。
    そのため、A型の人の几帳面な一面を切り取って「やっぱりA型は几帳面なんだ」と考えが強固にしてしまう。
    こうなってくると、そこまで性格に差のないA、B、O、ABの人をその人に見せたとしても
    この「A型の人はA型らしい性格だね~」…というような思考を生み出してしまう。
    それでは逆に、最初に血液型を隠した上で接してもらい、その後に血液型を開示したとしても
    「そういえばあの時のあの行動は几帳面だったからでは…」と脳内補完してしまうこともある。
    (この現象も、冒頭で述べたような「認知処理上の効率化を図るためのメカニズム」である)

    続いて「ピグマリオン効果」を挙げる。
    「悪いねずみ」「よいねずみ」とレッテルを貼った2群を教授が生徒に渡し実験をさせたところ
    「悪いねずみ」とされた群のパフォーマンスが、「良い」とされた群のパフォーマンスと比べ
    有意に悪くなってしまった(逆も然り)といった結果が得られたという。
    また、この人間バージョンで、嘘の知能テストを実施し、嘘の数値を割り当てた生徒に対し
    その結果を確認した教師のもとで学習を進めた結果……なんていう調査結果も存在する。
    これは「期待度」によって、教師側が扱いを無意識に変えてしまうからでは、と言われている。
    これを血液型診断に当てはめると、「A型は几帳面だ」がメディアを経由して広く知れ渡ることで、
    徐々に「そのように」なっていく可能性があるという指摘が存在している。
    しかし、ピグマリオン効果自体の再現性が怪しいとされていること、
    現実の血液型と性格との統計結果では顕著に結果が出ていないことなどから加味すると
    影響度は大きくないのでは、と考えている。

    「役割理論」という言葉もある。(※ポケモンとは無関係です)
    人は誰かしらに期待される行動を自然と取ってしまうという主旨の理論である。
    実験参加者を看守と囚人に分けた時に、特に指示を与えていないにも関わらず
    看守群は看守らしく、囚人は囚人らしく振る舞ったという。
    この理論を血液型に当てはめると、「A型は几帳面だ」ということを刷り込まれたA型の人が
    「自分は几帳面なんだ」と考え、そのように行動しがちになる、と言うことができる。
    しかし、これもピグマリオン効果のところで記載した内容と同様のことが言えるのでは睨んでいる。
    看守と囚人の実験では、特に主義主張などが介在させる部分がないのに対し、
    日常生活での各ふるまいについては、個人が持つ信念に大きく影響を受けると考えられるからである。
    (=ひらたく言うと、天邪鬼な人は几帳面だと言われたら大雑把なふるまいをする…)
    (※完全に筆者の感覚レベルのお話)

    以上をふまえると、
    諸外国と異なり、生を受けた瞬間から血液型情報と付随する性格情報が与えられる日本という国において
    認知バイアスや同調圧力によって多数が性格と血液型が密接に関わっていると信じている(ように見え)、
    対して
    「『言うほど』影響していない」くらいの感覚を持つのがベターなのではと考えている。
    (という結論自体も、情報の恣意的なピックアップにすぎないのだが…)
    確かに統計的に行動様式に有意差は出ていないようだが、「影響していない」と断じてしまうには
    少々、危険な情報もちらほら転がっている状態だとも考えている。
    (とすることで、恣意的な部分を少しマイルドにし、柔軟に情報を処理ーーーー)

    しかし、日本人における日常生活においては、こうした「正しさ」の追求よりも
    血液型トークを通じた共感から得られる円滑なコミュニケーションの方が重視されるきらいがあるので
    同調圧力ループを崩す手立てが見つかっていない状態であるといえる。
    よいアプローチがあればご教示願いたい。

    【完?】