ハリルホジッチ氏解任論と現状 その3
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ハリルホジッチ氏解任論と現状 その3

2018-03-14 23:29

    ③ハリルホジッチ氏の過去と戦術


    ③ではハリルホジッチ氏の過去と現在の戦術についてみていきたいと思います。

    ハリルホジッチ氏のクラブチームでの経歴で特筆すべきはモロッコでラジャ・カサブランカを指揮しリーグ制覇その年のアフリカクラブチームで争われるCAFチャンピオンズカップ(現CAFチャンピオンズリーグ)の制覇。

    フランスではリールOSCPSGの指揮を執っています。2001-2002シーズンのリール指揮時にはフランス年間最優秀監督に選出され、PSG指揮時にはFWペドロ・パウレタを率いてフランス杯で優勝を飾りました。


    代表監督ではコートジボアールでヤヤ・トゥーレ、コロ・トゥーレ、サロモン・カルー、ドログバ、ジェルビーニョなどを率い、就任から23試合負けなし。アフリカネイションズカップ準々決勝で1敗を喫し(24試合目)て解任されました。

    アルジェリア時代ではプレミアリーグレスターで岡崎慎司の現チームメートであるイスラム・スリマニ。長友佑都とも一緒にプレーしていた元インテルのサフィル・タイデルを率い、W杯ブラジル大会では優勝国ドイツ相手に延長戦にもつれさせるなど健闘しベスト16。当時チャンピオンシップ(イングランド2部)レスターに所属していたリヤド・マフレズを代表に選出するなど若手の発掘も積極的に行っていました。


    こうした過去の経歴からクラブチーム・代表指揮両方の経験があり、戦績も申し分ないことが窺えます。では、戦術面はどうでしょうか。


    残念ながらクラブチーム時代の情報がない為、代表においての戦術についてのみ言及します。コートジボアール代表の試合ではドログバを中心とした個人の力と、アフリカ人特有の身体能力をフルに発揮した攻撃主体のチーム作りを行いました。早さだけではなくパワープレイも可能で守備面では組織よりも対人主体でした。よって、アフリカネイションズカップでは身体能力で押しきれず個人技も不発。守備面の不安が露呈し敗退しました。


    アルジェリア代表では、対戦相手によってフォーメーションを変更していました(「4-2-3-1」、「4-3-3」、「5-4-1」)中盤、前線ともに運動量が豊富な人材を選出し、攻撃面では堅守速攻と個人の決定力。守備面はある程度の組織を形成しつつ対人重視の傾向にありました。ブラジルW杯ドイツとの対戦、得点時以外にゴールマウスを脅かすシーンが幾度もあり、もし決定力がもう少し高ければ勝利していた可能性もあります。


    戦術面を大まかに記しましたが、こうしてみるとアルジェリア代表での戦術が、現在の日本代表のベースになっていることがわかります。フォーメーションであったり運動量であったり、堅守速攻であったり対人主体の守備であったり。しかし、どうしてもつきまとうのは身体能力の違いではないでしょうか。フランスでのクラブチーム時代でもそうですが、黒人特有のパワーとスピード。足の長さまで含め、日本人ではどうしても違いが生まれてしまうのは否めません。正直、ハリルホジッチ氏もこの程度のことは理解していることでしょう。では何故、それでもこのような戦術に拘るのでしょうか。


    代表戦・4大リーグ・日本人所属海外チーム他、考察や観戦日記など、他の記事をご覧になりたい方はこちらhttps://www.soccerhakaba.net

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