• 『艦これ』のパクリ……じゃない!普通に面白いかも『アズールレーン』

    2017-09-15 18:569412
    パクリとはどこからがパクリなのか。

    戦艦や戦闘機、家電から神社(企画失敗)まで、擬人化も一般化してきました。

    擬人化自体は昔からあるネタとはいえ、ここ数年の火付け役と言えばやはり『艦隊これくしょん』が最も有名でしょう。既に飽きられつつある擬人化ブーム、その中でも間違いなく一番激戦区である艦隊の擬人化ですが、ここにきて新たに殴り込みをかけてきたゲームが登場しました。

    iOS/Android向けに配信中の『アズールレーン』。

    パクリの本場中国で人気を誇るゲームで、満を持して日本に上陸してきたゲームです。



    パッと見『艦これ』じゃないか、と言いたくなる気持ちもなくはないですが、擬人化だけでパクリというのは早計。

    ゲームを遊んでみると、予想以上にしっかりと作っていることが判明しました。

    ●ガチャは無し、建造システム
    スマホゲーではありますが、『アズールレーン』にはガチャの要素はありません。

    その代りにレアキャラを入手する方法が、貯めた資材を使って新たなキャラを“建造”すること。



    建造に必要なのは資金とキューブと呼ばれるアイテムだけで、固定値での建造が可能です。いわゆるレシピ的なものは存在せず、建造開始を押したらあとは運任せ。

    建造は“小型艦”、“大型艦”、“特型艦”の3タイプに分かれており、それぞれ建造できる船の種類が変わってきます。




    登場する軍艦は和洋どちらも含まれており、感覚的には外国艦のほうが多く入手できています(レアリティの問題?)。







    ●戦闘システムはシューティングゲーム
    建造システムだけ見てやっぱり『艦これ』じゃないかと思われそうですが、本作の特徴として戦闘システムがシューティングゲームになっています。




    戦闘前に前衛艦隊・主力艦隊の計6隻で編成を組み、指定したマップに出撃。

    マップに出現した敵艦と接触することで、戦闘が開始されます。



    攻撃は自動で行うため、プレイヤーに求められる操作は主に回避行動。左下のバーチャルパッドで上下左右に移動することで敵の攻撃を回避可能です。

    敵の数が多いと砲撃も弾幕のようになるため、集中していないと簡単に被弾します。魚雷などは射線が事前に見えるため、プレイヤースキル次第ではかなりのダメージを軽減可能。

    戦闘中に操作するのは前衛艦隊の3隻のみで、主力艦隊は攻撃時以外は映りません。




    主力艦隊の出番は、右下のゲージが溜まったとき。艦載機の発艦や、主砲発射で活躍の機会が訪れます。

    ゲージが貯まった状態で主砲ボタンを長押しすると、照準を合わせることができ、指を離すと発動。直撃すれば一気に大ダメージを与えることができます。





    オート戦闘モードが実装されているので、シューティングゲーが苦手・手が離せないゲームは無理という人でも普通に楽しめるようになっています。

    ●ストーリーもしっかり作ってある様子
    イラストを差し込んで展開されるストーリーは、かなり作り込んであるようです。



    ふたつの思想を持つ勢力がぶつかり合う中、暗躍する深海棲艦謎の敵がいて、中々見どころのあるストーリーが展開されます。






    DMM系ゲームによくある、主人公(プレイヤー)が出しゃばりすぎて気持ち悪くないのも個人的には高評価。主人公はほとんどしゃべらない空気的な存在なので安心して見ていられます。

    ●総括:『艦これ』を踏襲しつつちゃんと別ゲーとして作ってある
    建造をはじめ、『艦これ』のシステムを踏襲しているような箇所はあるものの、『アズールレーン』はしっかりとひとつのゲームとして製作されていました。

    ややこしい操作が苦手、という人でも手を取りやすいようなゲーム性です。

    遠征やらのシステムも実装されているので、ゲームは進めずに遠征を出し続けているだけでも建造できるのが地味に嬉しい。(まあ高レア艦一向に出ないんですけどね!)



    ロード画面に豊富なイラストがあるなど(軍艦要素薄いですが)、かなり気合を入れて作り込んでいるような印象を受けます。単なる『艦これ』の後追いでなく、ひとつのゲームとして作り上げている一作でした。

    『艦これ』の良いところを取り入れつつ、独自のゲーム性を展開できている稀有な例です。ゲームシステム丸パクリで稼ごうとする粗製ゲームよりはよっぽど好感が持てます。








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  • ミリシタが悪い意味でヤバすぎる件について

    2017-09-03 06:42653



    このタイトル画面でワクワクできたのも過去の話、『アイドルマスター ミリオンライブ シアターデイズ』(以下、ミリシタ)がブッチギリでヤバい。

    どうすればここまで酷い運営ができるのか、考えが追いつかない。というわけで、ミリシタは何がいけなかったのか、今後どうするべきなのかをちょっと考えてみます。

    一応言っておくと、自分はミリオンもシンデレラもそれぞれ別タイトルとして好きです。対立煽り的な意味合いは一切ありません。



    ●ミリシタのここが良い

    とりあえず文句を並べる前に、ミリシタの良い点についても触れていこうと思います。

    1・全体曲の歌い分け
    現時点だと、“Brand New Theater!”“Thank You!”の2曲が該当。

    任意のアイドル5人、あるいはソロで歌ってくれるシステムは素晴らしいと思います。一風変わった組み合わせや、声質に合わせて組み合わせを変えるなどして何度も楽しめるのは良システム。

    2・メダルガシャ

    超低確率ではあるものの、恒常SSRが当たる可能性のあるメダルガシャはモチベに繋がります(なおモチベは低下してる模様)。

    後述しますが、ミリシタではダブりSRが当たっても嬉しいので、メダルガシャは継続してプレイするためには必要不可欠な存在です。

    3・アナザー衣装・マスターレッスン
    ガシャで引いたSSRには特別な衣装が付いてきます。

    ミリシタではそこからさらに、パラメータを上昇させるマスターレッスンを行うことで色違いの衣装“アナザー衣装”を貰うことができます。

    ・通常版


    ・アナザー衣装



    色だけでも雰囲気がガラッと変わるので、一粒で二度おいしい。

    アナザー衣装を手に入れるにはマスターレッスンを4回(☆4)行わなければならないため、それ相応の素材が必要です。

    SSRのマスターピース×4か、SRのマスターピース×80が必要になります。ただ、マスターピースは全アイドルに使用できる共通アイテムなので、同じカードを4枚集める必要はありません。

    マスターピースはカードがダブると貰えるので、ガシャを回していればいずれ貯まります。無課金には長い道のりではありますが、少しでも希望が見えるだけマシです。



    地道に貯めれば、いずれはアナザー衣装が手に入るのは悪くないと思います。

    SRカードのダブりはメダルガチャからも頻繁に手に入るため、SRのマスターピースはそこそこのスピードで貯まっていくはずです。

    4・忙しい人向けのお仕事・ライブチケット
    縦持ちプレイもそうですが、ミリシタは仕事などでプレイ時間が確保できない社会人にも配慮された作りをしています。(時間かけるイベントほとんどないけど)

    リズムゲームとして遊ぶ余裕がない人はお仕事でチケットを稼ぎ、時間が取れたときにリズムゲームとして一気に放出するといったプレイが可能なため、数時間おきにトイレに駆け込む必要もありません。


    5・新アイドル2人追加という英断
    ミリオンにそういうのは求めてないと文句を言う人が出るのはわかりきっている中、ミリシタで新たに2人のアイドルを追加したのは英断です。

    結果として歌唱力、キャラクター性どちらもパワフルなので大半の人に受け入れられたようです。

    ミリシタで心機一転、という意味合いも強く感じられた(過去形)ので、ゲームへの期待値も自然と高まりました。


    ●ミリシタのここがダメ
    ここから先は、ミリシタのダメな点について触れていきます。

    1・(笑)タイム



    この画面見るだけでちょっとイラっとします。

    ライブの報酬にアイテムやガシャメダルが追加されますよという、キャンペーンイベントです。

    イベントとイベントの場繋ぎにもならないようなしょうもないイベントですが、これを連続してぶん投げてくるミリシタ運営は正気の沙汰とは思えません。

    通常のスマホゲームがイベント⇒場繋ぎ⇒イベントのペースで進むとして、ミリシタはイベント⇒場繋ぎ⇒場繋ぎ⇒場繋ぎ⇒イベントくらいの勢いでクソをひり出してくるので手に負えません。


    2・絶望的な更新の遅さ
    何の音沙汰もないのは良くないと思ったのか、9月の更新予定を公開していますが余計ダメージを負ってます。




    9月上旬:(笑)タイム中
    9月中旬:曲追加・ランキングイベント・新規イラストカード
    9月下旬:メインコミュ11話(1曲追加)、場繋ぎイベントでミリマスからの流用イラスト3枚追加

    まともなイベントは1回、曲は2曲追加。完全新曲ではなく、数年前に発売している既存曲になります。

    明らかに更新頻度が遅すぎる。仮にランキングイベントが月1回だけで良しとしても、メインコミュの速度は擁護できません。

    このペースで1月にひとりずつしかソロ曲が追加されないのであれば、全員のソロ曲が実装されるのは何年後になるのでしょうか。すでにソロ曲3週目がはじまっているわけですが、実装までサービス続いているわけがないレベルです。

    今月はこの緩々ペースで進めていきますって絶望を叩きつけられた気分になっています。

    配信開始からいままで全17曲しかないわけですが、このペースだと来年までに30曲超えないんじゃないでしょうか。

    やることなさすぎて、そりゃこうなるわけですよ。




    ●ミリシタはどうすれば良いのか
    現状、何で躓いているのかわからないので憶測にしかすぎませんが……。

    ゲーム更新の進行が遅れるのは主に、開発の人数不足・スケジュール管理の杜撰さ・唐突な仕様変更などが挙げられます。もし仮に、いまのペースが正常だと思ってるなら頭が異常なのでメンバー総入れ替えした方が良いです。

    こういった問題は大抵トップのほうがどうしようもなく無能なので、プロデューサー・ディレクター辺りを変えたほうが良いんじゃないかと。

    開発の人数や費用足りないという悩みを解決するためのプロデューサー・ディレクターなので、開発の遅さは完全に上がクソです。

    9月の開催情報、なんてお知らせ一本で状況が伝わると思ったら大間違いで、運営がどういう状況で今後どういった方針で進めていくのかがわからなければユーザーの信頼なんて勝ち取れません。

    とりあえずさっさと今後の曲追加・イベント開催の頻度を早めるつもりがあるのかを伝えるべきだと思います。


  • アサシンクリードの映画見たんですが…あの…うん…

    2017-03-12 08:001
    UBIソフトの代表的なタイトルのひとつである『アサシンクリード』。



    世界史好きな人、宗教や伝承が好きな人、単純にオープンワールドが好きな人を魅了する要素が盛り込まれた本作は、短期間で新作を出し続ける勢いのあるタイトルでした。

    一方でマンネリ、使い回し、シナリオが面白くないとシリーズをすべて追っている人ほど飽きてしまう問題も抱えており、現在は開発のペースダウンをしています。

    そんな状況で登場した、映画『アサシンクリード』。UBIソフトのファンとして、アサクリシリーズを追い続けている者として見ないわけにはいかん、と映画館に足を運んだわけですが……。

    いや……あの……正直言ってね……面白くなかった。

    アクションのキレは良かったし、さまざまな武器を駆使して敵を倒していくアサシンのスタイルも映像映えしていたと思います。

    ただ、ストーリーがグダグダ。

    そも、アサクリは現代人の遺伝子に残された祖先の記憶を辿るという物語です。映画でもそれは変わらず、主人公の祖先が持っている情報を引き出すために過去を探ります。

    ここでゲームとの違い。

    ゲームの場合、過去編9割:現代編1割。
    映画の場合、過去編2割:現代編8割。

    何も原作を忠実に再現する必要はないわけですから、ストーリーが面白ければ現代編が多い事に問題はありません。しかし、肝心の現代編は研究施設でイザコザがあるだけ、過去編は戦闘シーン&逃走劇垂れ流しで祖先のバックグラウンドはほとんど見えてこない。

    そして、この戦闘シーン&逃走劇が最悪でした。原因は、本作で重要な役割を果たすクソダサアニムス。


    ▲腰をソフトタッチしてるUFOキャッチャーみたいなのがアニムス

    本作のアニムスは、ゲームの物と違い非常に大掛かりな装置です(おそらく初期型?)。

    ゲームではベッドに寝るだけでしたが、映画のアニムスは装着した状態で文字通り追体験をする羽目になります。過去編主人公の肉体の動きを、現代編主人公が寸分違わず真似します。

    これがクッソダサい。

    誰もいない空間でシャドーボクシング、アニムス君の補助によりエアクライミング。物を投げる仕草などもすべて忠実に再現します。

    それが、過去編の映像とリンクさせるようにちょいちょい映るのが非常にテンポが悪い。過去編で格好いいアクションをしても、トドメは何もない現代編の空振りで終わり。

    過去編の主人公が弓で矢を撃っても、倒れるのは現代編の黒い靄。

    イーグルダイブはスーパーヒーロー着地の劣化版。

    ぜんっぜん盛り上がらない……。

    とまあ、出番の少ない過去編さえも現代編の浸食によりのめり込めません。あと、全体的に煙で映像を誤魔化している箇所が多く、なんかなーという気分に……。

    ゲーム版では史実の裏で実はアサシンが暗躍していた、というのが魅力でしたが過去編ではほぼ全部戦闘なので歴史的背景はほぼ皆無。“歴史の迷宮に潜り込め”というキャッチコピーはなんだったのか。

    あと、『アサクリ』において非常に重要であるエデンの果実がフンコロガシのウンコにしか見えないのも辛かったです。

    原作ファンとしてはアサクリの魅力がないなーという感想、おそらく普通のアクション映画としてみても特別面白くはないと思います。よー分からん設定のあるアクション映画、くらいの心構えで見るのが良いかもしれません。