音ゲーランカーになるのは才能か努力か?
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音ゲーランカーになるのは才能か努力か?

2016-12-23 00:00
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※この記事は「#音ゲーマー達の発信所 (1枚目) Advent Calendar 2016」の参加記事です。

お久しぶりです。hipelaと申します。2016年アドカレ1本目の記事となります。ちなみに2本目(ゲーセンのこれまでとこれから)については筆者のIRやカジノ業界に対する理解が未だに浅く、記事に出来るレベルではなかったので公開を無期延期させて頂きます。大変申し訳ない。


今回ご紹介するのは、楽しむ以外の目的なんぞ存在しない筈の音ゲーで上達しない苦しみや苛立ち、後から始めた人間に腕前(足前)を抜かれるなどの挫折を味わった事があり、その上で「前よりもっと上手くなりたい」と思うすべての人におススメの本です。


超一流になるのは才能か努力か?


古今東西の超一流の人間を研究してきた著者の天才論。読んでもらう方が早いですので興味を持たれた方は以下の文章などを見ずにさっさと購入するなり図書館から借りるなりして一刻も早く読むのが良いと思います。


  • 「才能というものは存在するのか?」

本書の結論

1・遺伝による才能の差異は存在しない。

2・全ての分野において超一流になる為には、途方もない量の努力を必要とする。努力せず天才の領域に到達する人間は存在しない。

3・現状に甘んじ、同じ事ばかり繰り返す練習は実力を向上させない。十数年経験を積んでいるベテランより、新しい知見を得た経験数年の若年者の方が実力が高いケースはそこかしこにある。

3-2・ただ努力するだけではダメ。自分にとっての心地の良い練習から外れ、限界を少しだけ超える鍛錬→「限界的練習」(後述)、そして膨大な鍛錬によって鍛えられる「心的イメージ」(後述)を形成する事が上達には必要。


  • 人間の適応能力の高さ

音ゲーの事例を見ても解るように、15年前、IIDX3rdのHolic(Another)をクリアできる人間は選ばれし民でしたし、DDRMAXのロケテストでMAX300(Expert)をクリアできる人は存在しませんでした。

今では(環境整備されたとは言え)両方とも中~上級者なら誰でも容易く出来るレベルとなっております。誰でもできる、という事はそこに才能の差は存在しないという事。人間の適応能力は底知れず、正しい努力をすれば誰でも常識を超える事が出来る、というのがこの本に通底する思想です。


ではどうすればその適応能力を最大限に引き出せるのか?この人間の途方もない適応能力を最大限発揮する為に必要なのが、以下に挙げる「限界的練習」と「心的イメージ」です。


  • 限界的練習と心的イメージ
1.「限界的練習」について
上達の為に確立された効果的な練習法を遂行し、自分の限界を少し超える所まで負荷をかけ続ける。確立された練習法が存在しない分野においては、その分野における第一人者のプレーから学ぶ。

限界的練習のキモはとにかく楽な状況(コンフォートゾーン)から逸脱する事、そして特に重要なのは、

 意識的に集中して練習を行う事(Focus)
 弱点や出来ない所を修正する事(Fix)
 逐一フィードバックを受ける事(Feedback)

3Fです。音ゲーに当てはめれば、ランカーやそのゲーセンの一番上手い人に自分のギリギリのプレイを見てもらい、何処ができているか、何処ができていないか、どうすればできるようになるかというフィードバックを貰い、逐一修正していく事が一番効果的という事になります。

ランカーにアプローチするのは、実力向上の面でも妥当な選択だという事です。



2.「心的イメージ」について
本書ではチェスのプレイヤーが盤面を一瞬見ただけで全ての駒の配置、ゲーム展開を判断する事を例に挙げてますが、音ゲーマー的には初見でも譜面パターンを難なく捌ける状況を考えると分かりやすいと思います。決して譜面を覚えている(何小節にどのキーがアサインされているかを言える)訳ではないけど、これまで膨大な譜面をさばいてきた経験から、落ちてきた譜面に対して、どう捌けばよいかすぐに分かるという状況です。

最終的には膨大な量の限界的練習を続ける事で独特の心的イメージを育てて行くというのがどの分野においても重要という結論が出ます。


  • 苦しい練習をどう乗り越えるか
限界的練習という物は自分の限界を超える鍛錬となるので非常に苦しいものとなります。超一流選手の中で練習が楽しいという人間は存在しないと断言される程です。本書では、どのようにして苦しい練習を乗り越えるか、どうセルフコントロールしていくかの方法について述べています。詳細は省きますが、「褒めて伸ばす」、「意志の力で何とかする」などと言ったネットの常識や陳腐な精神論をバッサリ切っております。結局の所、コミュ障には辛い結論となっておりますがその辺は本を読んでいただければ。


  • 結局は、本当に音ゲーうまくなりたい?という話
この著書の結論としては、超一流になるのには膨大な限界的練習心的イメージの形成が絶対に必要であり、逆にそれさえ続けられれば、どれだけ年老いていても超一流の領域に達する事は可能という結論に到達しています。

勿論、頭脳を使う分野においてのIQ、肉体を使う分野においての身体能力、そして何かを始める時に用意される環境など、始める前に有利不利が存在である事も否定していません。頭脳、身体能力が優れていれば序盤で人より上手くでき、回りから賞賛されるとモチベーションが保ちやすく、また何より素晴らしい環境は効率的な練習を可能にするからです。ですが最終的には練習の質と量が実力を決める

結局の所、必要なのは膨大な努力をするに足る「動機」と努力をする「モチベーションを保つ」事が重要であり、それをする価値が音ゲーに存在するか?という話になります。音ゲーが上手くなるにはそれこそ膨大なお金と環境が必要で、果たして投資に勝る結果が得られるか?その点を真剣に見つめ直す必要があるのでしょう。


その上で、それでも「それでも自分は音ゲーうまくなりたいんや」と思う人に取ってはこの著者の研究結果はとてつもなく大きな希望になるのでは?と思っております。


参考リンク

驚異的な能力:天賦の才か、鍛錬の賜物か

出会い厨したいかしたくないかと言われたら

音ゲー上達のコツは何か? 成功の鍵「やり抜く力」の研究から考える

勘違い系CDJ (KCDJ) 76th Guest MC HIBI feat. k-two 「音ゲースコアラー概論」

"神様"の殺し方(リンク切れ)

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上手い人って群れてること多いけど、昔は上手いから群れてるんだと思ってた。
でも実際は逆なんだよね
プレー後に「皿が弱い」とか野次られたりすることひとつひとつが上達に近づくんだよな
だから友達無しSNS無しの完全1人で両皆伝、後光暴龍天、最高師範まで登った俺は褒められるべき
11ヶ月前
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>>1
ポップンもするんだ。はやく!
11ヶ月前
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