• 2017年3月30日のダート統一グレード 名古屋「名古屋大賞典」

    2017-03-29 22:001
    地方競馬の年度替わりとなる4月1日より、地方競馬のインターネット投票サイトの1つである「SPAT4」が、通年稼働することになった。これまでは南関東非開催日に利用できなかったが、これにより週末開催をメインとする主催者は、新たな発売ツールを手にすることができた形。ファンにとっても地方競馬を購入する上でのハードルが下がることになり、より親しみを持ってくれるのではないだろうか。なおこのブロマガまでは2年前、ネット投票に関するコラムを書かせていただいたが、実態に合わなくなっている部分もあるので、再調査・再編集を行った上で(注)改めてご紹介する機会を設けたいと思っている。

    (注)当時の記事を再編集・掲載日変更の上で再掲載する関係で、その前に当時の記事を、本日中に非公開とさせていただきます。

    名古屋競馬11レース「第40回 名古屋大賞典」(JpnⅢ)

    ◎(本命) (3)番 トロヴァオ
    ○(対抗) (5)番 ケイティブレイブ
    ▲(単穴) (6)番 カツゲキキトキト
    ☆(特注) (8)番 オールブラッシュ
    △(連下) (1)番 モルトベーネ、(2)番 ピオネロ

    <自信度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=C  3連複BOX=B


    昨年このレースを大差勝ちしたアウォーディーは、その勢いでJBCクラシックまでダート無敗で制覇。先日のドバイワールドCでも、日本調教馬最高位となる5着に入り、日本のダートチャンピオンとしての意地を見せた。今回の出走メンバーも、3頭の明け4歳馬をはじめとする、可能性あふれた出走馬が多数参戦。小頭数にはなったが、後に続くような馬が登場することを期待できる顔ぶれとなった。

    今回のメンバーに、狙ってみたい馬がいる。それが本命を打ったトロヴァオだ。昨年の南関東3歳路線は、タービランスという壁を超えられなかったが、これが不在だったダービーGPが力の違いを見せつける圧勝劇。ひと夏越してのパワーアップも顕著で、世代を牽引する役割まで担える可能性を感じさせた。
    それだけに前走ゴールドCの11着大敗をどう評価するかだが、経験の浅い左回りで距離不足感もあった1500m戦。しかも統一グレード好走歴も含む歴戦の古馬相手に同斤の58キロで戦うなど、酷な条件がこれでもかと揃っていた参考外の1戦。今回は54キロで戦えるし、ダービーGPで小回りコースの適性も示している。相手が強くなったといっても、十分勝負になる地力を持っていると考えている。

    相手筆頭はケイティブレイブ。年明け後は川崎記念5着、フェブラリーS6着と今一歩感はあるが、前走は距離不足感もあった中で良く粘っており、状態自体に問題がある訳ではない。前走より相手関係は楽だし、これまでの統一グレード3勝は全て地方の馬場。条件自体はベストといえ、軸としての信頼感なら抜けているだろう。トロヴァオ本命としたことでこの評価になったが、アッサリ勝って何らおかしくないと見ている。

    地元の期待を背負うカツゲキキトキトは、単穴評価。年明け初戦に1400mの名古屋記念を使った影響か、その後は序盤に行きたがる走りが2戦続いたが、ペースが遅かったという側面も見逃せない。先行馬が揃った今回の組み合わせならその不安は小さく、勝負所から追い上げて3着に入った、名古屋GPのような走りが期待できる。しかも当時より斤量差が有利になっており、名古屋GP2着だったケイティブレイブとの差を詰め、あわよくばひっくり返すところまで期待できると判断した。

    川崎記念を逃げ切って、統一GⅠホルダーとなったオールブラッシュだが、当時は人気薄の単騎逃げという利があった。今度は楽に逃がしてくれるとは思えないし、そもそも行きたい馬が揃った組み合わせ。しかも59キロの酷量を背負わされるのも不利で、クリストフ・ルメール騎手との高相性を認めても、4番手評価が精一杯だ。

    ここまで取り上げて来なかった中央勢3頭についても、近走の充実ぶりは評価できるもので、十分勝負圏に入って来るだろう。この中では(7)番ドリームキラリが徹底先行タイプである分、展開的に微妙と判断してノーマークとし、モルトベーネピオネロに印を回すことにした。ただこの3頭については、当日の馬場傾向と気配を加味した上で最終的な取捨を決めても遅くないと思う。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    明日3月31日に4月以降の方針等を掲載いたします。名古屋大賞典の戦評記事は、可能であればその前に掲載したいと思っています。

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  • 2017年3月29日の注目レース 浦和「(浦和)桜花賞」

    2017-03-28 22:001
    地方競馬における牝馬戦線の充実と、レベルアップに寄与し始めている“グランダム・ジャパン”。既に3歳シーズンは3月16日に名古屋競馬場で行われた若草賞よりスタートしているが、今年より最終戦が統一グレードとなる3歳・古馬シリーズに限り、地方馬限定の着順に対するエクストラポイントが与えられる新システムが導入されている。これが統一グレードへの参戦促進につながるとは感じているが、地方馬同士で小さな戦いをしようとする動きになっては意味がない。この導入を不要とは全く考えていないが、今シーズンの結果を踏まえて内容が適正であったか、検証する作業は必要だと考えている。

    ↓(浦和)桜花賞当日のニコニコ生放送です


    注目レース 浦和競馬11レース「(浦和)桜花賞」

    ◎(本命) (3)番 スターインパルス
    ○(対抗) (8)番 アップトゥユー
    ▲(単穴) (9)番 ステップオブダンス
    ☆(特注) (6)番 アンジュジョリー
    △(連下) (5)番 グラスサファイヤ、(4)番 シェアハッピー

    <自信度> ◎単勝=D ◎○ワイド=D  3連複BOX=B


    南関東3歳牝馬3冠路線の幕開けを告げる第1戦。今回出走する11頭中9頭が前哨戦のユングフラウ賞に出走していたが、当時1番人気だったピンクドッグウッドは、初の左回りに対応できず7着。それもあってこの舞台を回避して、右回りに専念するローテーションを選択した。それだけ今回は左回り、とりわけ浦和コースに対する適性が、要求されることになるのかも知れない。

    当然、そのユングフラウ賞上位組に人気は集まると見ているが、ここは当時4着だったスターインパルスに本命を打った。一本調子の逃げ馬と評価していることもあり、これまであまり重い印を打ってこなかったが、地元の浦和コースではひどい止まり方はしていない。また枠順差が大きい浦和のマイル戦で内枠を引いたことで、無理なくハナを奪えるのも魅力。さらに週末からの雨で、かなり先行有利の馬場になっていることも追い風で、格好の狙いどころになると判断した。

    実績最上位であるアップトゥユーの評価は少し迷った。年明け初戦となった大井の準重賞は逃げて4着に失速し、やや早熟感も感じさせたが、前走ユングフラウ賞は好位でしぶとく粘って2着。年明け2戦は他馬より2キロ重い56キロを背負っていたことを考えれば、神経質になる必要はないのかも。ただしローレル賞を勝った時に感じた圧倒的な差が、今はないのは事実。単勝という期待をかけるのは難しいと見て、対抗評価に止めた。

    ユングフラウ賞を制したステップオブダンスは単穴評価。デビュー戦で大差勝ちしたことからもわかるように、スケールの大きさは確かだが、まだその走りは粗削り。それでもユングフラウ賞を勝っているので、ここでも軽くは扱えないが、本当に良くなるのはもっと先ではないか。今回はトリッキーな浦和のマイル戦で外枠を引いたこともあり、キャリアの浅さを露呈する形も危惧され、この印がふさわしいと判断した。

    不気味な存在としてアンジュジョリーを取り上げたい。重賞戦線では追い込んで届かずという競馬が続いているが、掲示板を外したのは牡馬相手だったニューイヤーCのみ。牝馬同士なら差のない競馬を繰り返しており、展開ひとつで突き抜ける形まであっていい。今回は流れや馬場が向くか微妙と見て4番手評価としたが、前が止まる馬場に変わったなら、この馬から狙う手もあると考えている。

    ユングフラウ賞で3着だったグラスサファイヤは、内々で上手く立ち回った1戦。あれ以上を望むのは厳しいと思うが、混戦模様の組み合わせだけに、喰い込む余地はある。大井の準重賞を制したシェアハッピーは、ユングフラウ賞は見せ場なく8着に終わったが、浦和2戦目で慣れがあれば巻き返し可能。ここまで押さえておきたい。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    3月一杯の予定

    3月30日 名古屋大賞典(名古屋・統一グレード)

    4月以降については31日に今後の方針を含め、掲載します。

  • 2017年3月26日のダート統一グレード JRA中山「マーチステークス」

    2017-03-25 22:001
    この記事が掲載される25日夜には、ドバイワールドカップをメインとする“ドバイミーティング”がスタートしているはず。そのドバイがあるUAE(アラブ首長国連邦)では、現地23日に2018FIFAワールドカップアジア最終予選・UAE-日本戦が行われたが、苦戦も予想された中で日本代表が快勝。本戦出場に向けて一歩前進することができたが、この勝利からドバイミーティングに参戦する関係者も、大きな刺激を受けたのではないか。オリンピックなどでは他の競技の活躍に刺激を受けて、自らの好結果につなげることも少なくないが、競馬界もアスリートスポーツとして刺激を受け、与える存在になってほしいもの。日本調教馬が今年どんな結果を残してくれるか、楽しみにしたいと思っている。

    中山競馬11レース「第24回 マーチステークス」(GⅢ)

    ◎(本命) (12)番 ロンドンタウン
    ○(対抗) (14)番 アスカノロマン
    ▲(単穴) (11)番 コスモカナディアン
    ☆(特注) (6)番 メイショウスミトモ
    △(連下) (2)番 ショウナンアポロン、(1)番 ハッピースプリント

    <自信度> ◎単勝=E  ◎○ワイド=E  3連複BOX=E


    3月に行われるハンデ重賞としておなじみの1戦だが、今年は統一グレード覇者が8頭と、例年以上にネームヴァリューのある馬が揃った。ただしそれらの多くが、物足りない近走が続いており、核となる存在が探しにくい。さらにドバイミーティングなどの影響で、乗り役のシャッフルが凄まじいことも、より予想を難解にしている感がある。

    最終的に本命としたのはロンドンタウン。前走佐賀記念はこれまでの末脚を活かす競馬から一転、積極的に2番手につけて抜け出す競馬で初タイトル。展開を読んで先行策を取った川田将雅騎手の好判断が目に付いたが、自在に立ち回れる力を付けているとすれば、それは更なる成長だ。今回は高相性を誇ったコンビから柴山雄一騎手への手変わりとなり、57キロのハンデもやや見込まれた感はある。しかし今回は、他に積極的に狙ってみたい馬がいない。前走で披露した可能性に賭けるのが得策と判断した。

    一番評価に迷ったのはアスカノロマンだ。昨年は統一グレード2勝に加え、中央主催の統一GⅠ2戦をともに3着と、充実ぶりが目立った。しかし今年に入り、東海S、フェブラリーSと見せ場なく大敗。しかも今回はトップハンデの58キロと、条件も厳しい。だが今回の出走メンバーで、統一GⅠでも評価できる馬がいるとすれば、現状ではこの馬しかいない。格で圧倒する可能性を否定できない以上、対抗評価は必要と見た。

    単穴にはコスモカナディアンを取り上げた。準OPを制して臨んだ川崎記念で3着に喰い込んだが、終始内々を回るコース取りが活きたもの。着順ほどの評価を与えにくかったが、前走のOP特別2着で、これがフロックでないことを証明したのではないか。この馬も本命としたロンドンタウンと同様、明け4歳馬ということで、成長の余地を秘めている存在。近況の好調度も目立つだけに、まとめてまで考えて良いのかもしれない。

    気になる存在として、メイショウスミトモを取り上げる。昨秋に今回と同じ中山1800mで行われたOP特別で、その後に白山大賞典と浦和記念を連勝したケイティブレイブを差し切り勝ち。その後は思ったような結果を残せていないが、当時だけ走ることができるなら勝ち負けに持ち込めると見て、4番手評価に持ってきた。

    昨年このレースを逃げ切ったショウナンアポロンは、昨年のように単騎逃げが叶えば連覇の目もあるが、今年は先行力のある馬が比較的多い。昨年ほど楽にハナを取れないと見て、ここは押さえまで。あと大井から参戦するハッピースプリントだが、昨秋以降の走りは良い頃に程遠く、規定で主戦の吉原寛人騎手が騎乗出来ないことも大きなマイナス。ただ56キロのハンデは、過去の実績を考えれば恵まれた印象があるのは事実で、手がかりをつかんで欲しいという意味も込めて最後の印を入れた。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は日本中央競馬会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    3月一杯の予定
    3月29日 桜花賞(浦和)
    3月30日 名古屋大賞典(名古屋・統一グレード)

    4月以降については31日に今後の方針を含め、掲載します。