• 水沢「ウイナーカップ」 2017年6月25日の注目レース

    2017-06-24 22:001
    注目レース 水沢競馬12レース「第41回 ウイナーカップ」(3歳重賞・1400m)

    ◎(本命) (3)番 オールザベスト
    ○(対抗) (7)番 ダンストンリアン
    ▲(単穴) (6)番 コスモポラリス
    ☆(特注) (4)番 ミスターシーバス
    △(連下) (2)番 グラマシー

    <期待度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=C  3連複BOX=C


    <9:45追記>
    競走除外:(6)番 コスモポラリス

    ここ2戦は不本意な結果に終わっているオールザベストだが、その2戦でペースを握ったのは、岩手ダービーダイヤモンドCを逃げ切ったキングジャガー。これを追いかけたことで苦しくなったもので、あの敗戦も仕方ないといえよう。今回はその天敵が不在となり、巻き返しを期す上では戦いやすい組み合わせ。昨シーズンに金杯を制するなど、実績では上位でもあるので、その貫録を示す舞台と見ている。

    近2走は2着が続いているダンストンリアンは、手薄な一般戦だったとはいえ、勝った相手はともに重賞級の力量馬。時計も今年に入り1戦ごとに詰めており、充実期を迎えている印象がある。前がやりあって自慢の末脚が活きる流れになれば、逆転まであるとみて対抗評価とした。

    中央から移籍初戦となるコスモポラリスは、浦和で行われた中央未勝利交流勝ちがある。この実績で勝負になるならアッサリまで考えられるが、今回は未知な面が多すぎる。今回の単穴評価は中途半端だとは理解しているが、これ以外に選択肢がなかったというのが正直なところだ。

    ミスターシーバスは芝のイメージが強いが、ダートでも奥州弥生賞でオールザベストと0.6秒差があるように、相手なりには走れる馬。紛れもありそうな組み合わせだけに、こういうタイプが台頭する余地は十分。穴ならこの馬と見て、4番手評価に持ってきた。

    グラマシーはダイヤモンドCこそ厳しい結果となったが、留守杯日高賞で2着があるように、ここでも差はない。ただ名古屋時代の2度の敗戦がともに1400m戦で、この距離は少し忙しいかも。少し評価を下げることにした。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    明日以降の予定
    6月27日 優駿スプリント(大井)
    6月28日 帝王賞(大井・統一グレード)


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  • ダービーシリーズ特集PART13(最終回) どうなの? 地方競馬の3歳世代

    2017-06-24 18:00
    3歳世代の戦いはこの後、ジャパンダートダービーで日本の頂点を争うことになる。具体的な参戦予定について全く情報を入手にしていないので、近日中に発表される出走予定馬を待ちたいと思うが、ここでは現時点における地方競馬の3歳世代全体を簡単に総括してみたい。
    (注:下線部分を25日10時に加筆・修正いたしました)

    まず結論からいうと、このブロマガでダービーシリーズ取り上げて3年目となるが、この3年で最も層が薄い年だと感じている。これは2歳時に期待を抱かせた有力馬たちが伸び悩んでいたり、ダービーという大舞台で一敗地にまみれたりと、苦戦が伺えたため。しかもそれを脅かさんとする新興勢力が台頭するケースも乏しく、このような結論を導いたことにつながっている。

    ただし例外は、東京ダービーを制したヒガシウィルウィンだ。昨年からホッカイドウ競馬デビュー組ではナンバー1と評価していた馬だが、そのポテンシャルをようやく披露したといえた東京ダービーでの圧勝劇だった。この3年間トータルで見てもナンバー1と評して良く、ヒガシウィルウィンがジャパンダートダービーに出走すれば、ヒガシウィルウィンVS中央勢という構図で迎えることになるはずだ。

    この他に全国レベルで評価できる馬となると、東京ダービー3着のブラウンレガートと、北海優駿を岩手所属で制したベンテンコゾウまでか。岩手ダービーダイヤモンドCを制したキングジャガーと、高知優駿馬のフリビオンについては、当該レースのレベルを測りかねている部分があり、現時点ではジャパンダートダービーに参戦してくれれば盛り上がりそうというレベルに止めたい。なお直前の骨折で兵庫ダービーに出走できなかったマジックカーペットは、一部情報によると年内復帰は厳しいとのこと。今は元気な姿を競馬場で見られる日が来ることを、静かに待ちたいと思う。

    ただここで評価しなかった馬でも、昨年のカツゲキキトキトのように使われる毎に力強さを増し、統一グレード級に成長していく可能性まで否定するものではない。そういった存在が登場し、ダービー馬を脅かすまでに成長してくれれば、これはこれで競馬場が盛り上がる。特に今年から、ダービーグランプリを頂点とする秋の3歳シリーズも整備されたので、そこまで含めて動向を追っていきたいものである。

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    ジャパンダートダービー終了後にコラムを掲載する可能性もありますが、ダービーシリーズ特集としては、今年はこの記事で終了となります。


  • ダービーシリーズ特集PART12 ダービーシリーズ各競走を振り返る 高知・金沢編

    2017-06-24 12:00
    高知生え抜きによる1-2フィニッシュの背景にあった“主催者の勢い”-高知優駿

    地方全国交流として行われたことで、高知ナンバー1のフリビオンと九州ダービー栄城賞を制したスーパーマックスがぶつかる、注目の1戦となった。しかしレースはスーパーマックスが早々と圏外へ去ったのと対照的に、フリビオンは中団から前との差を詰め、最後の直線で抜け出す横綱相撲。明暗がくっきり分かれる形となってしまった。

    まずスーパーマックスの話から入るが、スタートで前をカットされる不利はあったが、序盤から重々しい走り。反応の悪さが指摘されていた九州ダービー栄城賞より手応えは悪く、最初のホームストレッチで順位を押し上げたのは、無理を承知で見せ場を作るためだったのではないか。挙句の果てに最後には最終4コーナーで、先に故障で競走を中止していたフジノカミワザに接触し、落馬競走中止。現時点でケガの情報は入っていないが、ここまで踏んだり蹴ったりの結末となってしまうと、今後に後遺症が残らないか心配である。

    一方で勝ったフリビオンは、中団からレースを進め、2周目向正面から追い上げを開始。3コーナーで3番手に上がってから、逃げ込みを目指して離しにかかっていた先行勢を一気に追い詰めたシーンで見せた迫力は、他を圧倒していた。このメンバーでは一枚力が違ったといえる内容だったが、地の利があったにしても普段通りの競馬で遠征勢を破ったことは、大きな自信になる。今回の遠征勢のレベルなどを考えれば、必要以上に買い被るのは危険だろうが、大きな舞台に出てほしいと思わせたのは間違いないところだ。

    2着には逃げたバーントシェンナが残った。終始マルヨアキトのプレッシャーを受けてはいたが、ハナなら力を出せる馬。最後の直線でも交わそうとしたフリビオンに抵抗する場面を作っており、この馬も自信になる1戦になったといえるだろう。

    この2頭はともに、地元生え抜き。これは良い馬が入っているだけではなく、やはり主催者に勢いがあることが、所属馬に好循環を与えていると考えるのが筋かもしれない。高知競馬に2歳新馬戦が復活して2世代目だが、昨年制したディアマルコに続いて結果を残したことで、更に良い馬が入厩していく可能性がある。それは同時に、このレースが更にステイタスを上げていくことにもつながっていくはずだ。

    東海地区から参戦した2頭は、マルヨアキトはバーントシェンナをマークしながら交わせず3着。サザンオールスターは中団から流れ込んだだけの4着に終わった。内容としては微妙だが、東海ダービー入着級の2頭でこの着順なら、東海ダービー馬のドリームズラインが出走していればどうだったか。もっとも今年の東海地区は低レベルと評価していることから、これを基準とすればフリビオンの評価も意外と難しい。私が思っているより東海地区のレベルが低くないのかもしれないが・・・。

    最後に競走を中止したフジノカミワザだが、主催者からの発表は右前重跛行。これ以上は信頼できる情報が手に入っていない(情報が錯そうしている)のでここでは触れないが、兵庫ダービーに続いてアクシデントがあったのは残念。結果はともかく、どの馬も悔いなくレースを終えてほしい舞台がダービーだと思うのだから。

    ダービーの難しさを思い知らされたヤマミダンスの無念と、それを知っていた吉原寛人騎手の自信-石川ダービー

    今年から創設された石川ダービーは、地元では負けなしだったヤマミダンスがどういうレースを見せるかが注目を集めた。しかし持ち味である逃げ脚を封じられる展開となり、一旦は先頭に立ったものの、中団から追い上げたヴィーナスアローの末脚に屈することとなった。

    ヤマミダンスにとって、戦前から1番枠がポイントとされていたが、スタート自体は互角に出ていた。しかしジェリーロラムにロケットスタートを決められてハナを奪われると、これに乗る形で外枠勢も先行。これによって八方塞になり、持ち味を殺されてしまった。今までも自身の出遅れで逃げられなかったケースはったが、相手に好スタートを切られてハナを奪われたことはない。ここが想定外だったわけだが、それこそがダービーの難しさ。それを嫌というほどヤマミダンスの関係者だけでなく、金沢競馬の関係者全体が感じたのではないだろうか

    その難しさを知っていたのが、ヴィーナスアローの手綱を取っていた吉原寛人騎手だ。昨年は旧ダービーウイーク全6戦に騎乗するなど、ダービーが持つ難しさを知っていた存在。しかも東京ダービー2勝と“勝ち方を知っている”ジョッキーでもあった。ヤマミダンスが思ったような競馬が出来ないことをかなり離れた位置から見ていたが、スパートを開始したのは、そのヤマミダンスが先頭に立った2周目3コーナー手前。追い上げていく時の脚色の違いは歴然で、残り100mできっちり捉えた辺りに自信を持ってレースに臨んでいたことが伺えた。

    もちろんヴィーナスアロー自身も、2歳時にヤマミダンスに次ぐナンバー2と評されていたように、この勝利は恵まれたものではない。むしろ当時から切れ味鋭い末脚が魅力だったので、スピードタイプのヤマミダンスより距離延長を味方にしたのは確かだろう。また前走中央遠征時に大幅に馬体を減らしていた影響でぶっつけ本番になったが、当日の馬体重は18キロ増。焦らず力を出せる馬体を取り戻した関係者の努力も、称えたいところである。

    今後のヴィーナスアローには、4着に終わったヤマミダンスと共に、金沢競馬の牽引役まで求められるのではないか。どちらも遠征競馬で力を出せないレースが多いことから、今後は内向きになりがちかも。それ故に先日引退を発表したジャングルスマイルのように、金沢競馬を応援するファンが絶えず動向を注目し、結果を残すことでファンを呼ぶことを望みたい。そしてその座が、遥か彼方に感じないのも確かである。

    最後に2着のゴールドハリアーと3着のサッキーヘラクレスにも触れておくが、どちらも北日本新聞杯と同様に、後方からバテた先行勢を捉えて喰いこんだという内容。こういう展開になれば台頭する力があることは示したが、ムラな成績を見ても主役を張れるような存在ではない。現状では見た目の着差以上に、2強と大きな差があると考えている。

    (詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    本日夕方ごろに、総括記事を掲載予定です。