• 「クラスターカップ」戦評-岩手の夢叶わず・・ラブバレット惜敗で抱き始めた、ひとつの違和感

    2017-08-21 23:0022時間前
    最後の直線でラブバレットが先頭に立った時、岩手競馬を愛する人たちはそのまま踏ん張ってくれと願っていたはずだ。しかし後続を突き離し、勝利を確定的にすることができず、最後ブルドッグボスに交わされて2着。現在岩手で行われているダート統一グレードで、唯一地元勢の勝利がなかったこのレースで、岩手の夢を叶えることはできなかった。

    今回はラブバレットの話からさせてもらうが、とにかくパドックで見せた雰囲気が生涯最高といえる仕上がりで、これで負けたら仕方がないと感じるもの。レースは逃げたサイタスリーレッドの2番手から進めたが、昨年の岩鷲賞で前半3ハロン33.5秒というハイラップを経験していたので、今回の34.4秒相当楽に感じたはずいつ交わせばという雰囲気で進めていたし、実際に先頭に立ったタイミングも完璧。しかも1分8秒8というコースレコードが出た高速戦にも対応したのだから、この敗戦は相手を褒めるしかないだろう。
    ただ今回の走りを見れば、以前にも指摘したベストは1200mという考えに、より確信を抱いた。ところが過去に出走した統一グレードは、クラスターCを除けば全て1400m戦。これまでのクラスターCにおけるパフォーマンスを見て、アウェーの地で1200mを使っていないことに、ソロソロ違和感を抱き始めたのが正直なところ。これだけの走りを見せたのなら、今年は大井の1200mで行われるJBCスプリントを意識してもらいたいものである。

    また忘れてはいけないのは、勝ったブルドッグボス完璧なレースをして勝ったということだ。休み明けを1度使われたことで、雰囲気がガラリと変わっており、非常にいい状態でこの日を迎えていた。レースも逃げ馬の直後に取り付くと、4コーナーで大外に。そして最後の直線ではラブバレットとの差を一歩一歩詰めていき、ゴール直前で捉えるまで1つのミスもなかったことが、自身初の統一グレードタイトルを手にした要因であった。
    今回人気を落としたのは、浦和に移籍したことと、転入初戦だった習志野きらっとスプリントで敗れたことがある。しかし今回の移籍は、昨年補欠回りで涙を呑んだJBCスプリントに出たいという考えと思われ、これまでの大物移籍とは一線を画すべきだろう。終わってみれば実績通りで、JBCスプリントを主役級の立場で臨める力を示したと思っている。ただ今後について、次走に中1週で30日に行われる、大井のアフター5スター賞に出走するプランもあるという。他にも選択肢は多いので、慎重にローテーションを組んで欲しいものだが。

    以下は簡単に触れるが、逃げて3着に残ったサイタスリーレッドは、既成勢力に跳ね返されたという1戦この敗戦を糧に成長する時間は残されていると思うので、次走どう変わって来るのか、注目してほしい。

    4着ショコラブランは、前走北海道スプリントCと同様に、高速戦を前に追走で手一杯。時計がかかる馬場で見直す機会がほしいが、それでも前が止まってくれないと、勝ち負けは厳しい印象を感じた1戦だった。

    5着キクノストームと、6着タイセイファントムは、上位4頭を脅かすことができず、現状ではこんなもの。そこから7着イーグルカザン以下、岩手所属の2番手グループが7馬身離されたが、パドックでの出来の良さが目立っていただけに、ここまで離されてしまうのかと思い知らされた。

    最後になるが、今年の結果は昨年60キロを背負って圧勝したダノンレジェンドが引退し、当時の2-3着が繰り上がっただけ。改めてダノンレジェンドの偉大さを再確認したが、それだけ彼が主役だった時代のレベルが高かったとしたら、新興勢力が台頭しないことも筋が通る。時代が変わるまで、まだまだ時間がかかるかもしれない。

    (詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


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  • 園田「摂津盃」 2017年8月18日の注目レース

    2017-08-17 21:001
    本日より当面の間、ダート統一グレードと岩手競馬の重賞競走を除き、本命馬中心の簡略対応となります。ご了承ください。

    注目レース 園田競馬10レース「第49回 摂津盃」
    (古馬重賞・1700m)

    ◎(本命) (1)番 マイタイザン
    ○(対抗) (12)番 エイシンニシパ
    ▲(単穴) (8)番 ウインオベロン
    ☆(特注) (4)番 ミッレミリア
    △(連下) (7)番 アクロマティック、(6)番 バズーカ

    <期待度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=D  3連複BOX=D


    マイタイザンは強気な逃げを打つようになってから成績が安定するようになり、西日本ダービー逃げ切りなど、地方デビューの現4歳世代でも上位の存在と評せる1頭。それ以来の休み明けとなった前走は3着と粘れなかったが、使われた上積みは大きいと見ているし、前走より軽い55キロのハンデも手ごろ。同型は少なくないが、1番枠から行き切ればそのまま押し切れると見て、本命を打ちたい。

    同世代のライバルとして競い合って来たエイシンニシパは、既に古馬重賞を2勝しているが、他が恵まれた印象があるだけにトップハンデの57キロが微妙。アッサリ勝って全国区の舞台を目指してほしい気持ちもあるが、ここは対抗評価に止めたい。

    そのエイシンニシパと名港盃でクビ差の競馬をしたウインオベロンは、54キロのハンデはいかにも恵まれており、まとめてならこの馬。前走マイタイザンを差し切ったミッレミリアも充実ぶりが目立ち、重い印を打っておきたい。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    明日以降の予定
    8月23日 スパーキングサマーカップ(川崎)
    8月27日 ビューチフルドリーマーカップ(水沢)、建依別賞(高知)
    8月30日 アフター5スター賞(大井)


  • 門別「ブリーダーズゴールドカップ」 2017年8月17日のダート統一グレード

    2017-08-16 21:001
    ↓ブリーダーズゴールドカップ当日のニコニコ生放送です


    門別競馬11レース「第29回 ブリーダーズゴールドカップ」

    (古馬牝馬・JpnⅢ・2000m)

    ◎(本命) (5)番 クイーンマンボ
    ○(対抗) (8)番 タイニーダンサー
    ▲(単穴) (6)番 ジュエルクイーン
    ☆(特注) (4)番 スルターナ
    △(連下) (1)番 オージャイト、(2)番 ジュンアイノキミ

    <期待度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=C  3連複BOX=B


    牝馬限定戦に模様替えして今年で4回目。牝馬限定の古馬統一グレードはそれまで南関東に集中していた一方で、南関東以外で実施に耐えられる地方所属馬を確保することへの疑問もあった。しかしこの3年を振り返れば、ホッカイドウ競馬における古馬牝馬戦線のレベルアップに、確実に寄与している。その部分では条件変更に成果があったと思うのだが。


    予想に入るが、本命は3歳馬のクイーンマンボに打った。ダート2戦2勝で臨んだ兵庫チャンピオンシップは3着に終わったが、あの敗戦は牡馬の壁ではなく、経験値の差が出たもの。それで牡馬トップクラスと差のない競馬が出来たのなら、牝馬限定の関東オークスで力の違いを見せつけたのも当然だろう。ここは初の古馬相手の上、ハンデ差なしの55キロを背負わされるのは厳しいが、今年のメンバーは確たる存在がいない。勝って牝馬戦線に新風を吹き込むことはできるだろうか。

    相手筆頭は昨年2着のタイニーダンサーを。近走入着級が続いているのは、斤量に泣かされるだけでなく、相手そのものが強いケースが多かったから。今回は一連と比べてメンバーは軽くなっているし、昨年に引き続きホッカイドウ競馬時代の主戦だった桑村真弘騎手とのコンビで臨めるのも好材料。57キロの酷量を背負うが、今回は評価しなければいけない1戦だろう。

    単穴には地元のジュエルクイーンを取り上げる。昨年このレースで4着になって以降、積極的な遠征や牡馬相手の戦いを積み重ねる中でパワーアップ。今シーズンは地元の牝馬限定重賞を連勝し、正にピークという状態で臨む舞台になる。昨年2着だったタイニーダンサーとは、当時約3馬身差。これを逆転する力を備えていれば、タイトル獲得のシーンが見られるかもしれない。

    1000万下を勝ったばかりのスルターナは、長期休養があって出世が遅れた馬。牝馬限定であればトップクラスで通用する可能性は秘めているし、末脚勝負型なので広い門別コースもプラス。いきなり勝負になってもおかしくないので、4番手評価に持ってきた。

    オージャイトはその1000万下を卒業していないが、ダートではまだ底を見せていない。こちらも門別の広い馬場は力を出せると見ているので、これまで結果が出ていない右回りでも押さえてみたいと思う。

    最後の印は地元の3歳馬ジュンアイノキミに。前走王冠賞は直線だけの競馬で4着だったが、当時の時計は1週前のノースクイーンCを制したジュエルクイーンとほぼ同じ。序盤のペースが違うので同列には扱えないが、大穴ならこの馬とみている。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

    おことわり・本日は最終レースに2歳牝馬限定重賞のフルールカップがありますが、こちらの予想記事は掲載しません。また戦評記事は、最速で今週末となりますので、ご了承ください。

    明日以降の予定
    8月18日 摂津盃(園田)
    8月23日 スパーキングサマーカップ(川崎)
    8月27日 ビューチフルドリーマーカップ(水沢)、建依別賞(高知)
    8月30日 アフター5スター賞(大井)

    なお18日以降、ダート統一グレードと岩手競馬の重賞競走以外は、本命馬中心の簡略対応を基本とさせていただきます。