• 名古屋「名古屋グランプリ」 2017年12月14日のダート統一グレード

    2017-12-13 22:001
    名古屋競馬11レース「第17回 名古屋グランプリ」(古馬・JpnⅡ・2500m)

    ◎(本命) (8)番 ドラゴンエアル
    ○(対抗) (3)番 クリノスターオー

    ▲(単穴) (1)番 メイショウスミトモ

    ☆(特注) (5)番 カツゲキキトキト

    △(連下) (11)番 オールブラッシュ、(9)番 タガノディグオ


    <自信度> ◎単勝=E  ◎○ワイド=D  3連複BOX=B

    JBC創設を受けて、統一グレードだった東海菊花賞の条件を引き継ぎ、年末開催として創設されたのがこの1戦。例年天皇誕生日前後に行われ、東京大賞典のアンダーカードとしての役割もあったが、昨年から1週間程度早くなっている。そのためチャンピオンズCと東京大賞典の中間になり、日程的には微妙な位置づけになった感は否めないところだ。

    そんなやや薄めのメンバー構成なので、マーキュリーCや前走の道営記念で本命を打ってきた、ホッカイドウ競馬のドラゴンエアルにもう1度本命を打ってみたい。マーキュリーCは勝ったミツバから1秒差の5着だったが、当時はまだ復調途上だった上に、大幅に馬体を減らしての結果。その後瑞穂賞で地元ナンバー1のオヤコダカに土をつけたように、当時よりは間違いなく動けるなら、それ以上の結果も期待できるだろう。穴狙いは承知の上で、狙ってみたいと思う。

    対抗評価はクリノスターオー。5月の復帰後に5戦使われ、2戦目のマーキュリーCと前々走の白山大賞典で3着に入ったのを除けば、目立たない成績が続いている。ただし前走浦和記念はスタートの失敗が全てといえる敗戦で、あくまでも参考外。それに前走で馬体を531キロまで絞ってきたことは、動ける馬体に戻って来たと感じており、巻き返せる条件は揃った舞台ではないだろうか。

    前々走のシリウスSで統一グレード初制覇を飾ったメイショウスミトモは、当時が約1年ぶりの勝利だったので評価が低かったが、その1年前に破ったのが今年の帝王賞馬ケイティブレイブ。一定の力があることは認めるべきだし、高速ダートを苦手にしているので、時計がかかる名古屋コースも魅力的。チャンピオンズCから中10日の強行軍をクリアすれば、まとめてまであるとみて単穴評価とした。

    地元の雄カツゲキキトキトは、想えば昨年このレースで3着に入ってから、全国的に注目を集める存在になった。その後も積極的に統一グレードに臨む姿勢は認められる一方で、微妙な使い方も多く、また肝心の統一グレードで弱気な戦いに終始しているもどかしさもある。このメンバーなら地力でねじ伏せてもおかしくないが、白山大賞典2着があっても、自信を持って戦ってくれると信じられない。今回は4番手評価に置くことにした。

    前走浦和記念ではまさかの差しに回ったオールブラッシュだが、一度は交わしたヒガシウィルウィンに差し返されて3着。底が見えたと感じる敗戦だったが、徹底先行に割り切るきっかけにできれば、まだ光は残っているか。特に今回はマイペースの逃げが嵌りそうな組み合わせなので、そのまま一人旅を演じるシーンも否定できないとみて、ノーマークにはできなかった。

    唯一の3歳馬タガノディグオは、春時点で持ち味としていたロングスパートが影を潜めているが、それでも初の対古馬戦だった白山大賞典で4着。力が足りない訳ではなく、仕掛けどころと状態面次第で十分勝負なる力は秘めている。最後の印になったが、押さえておきたい1頭である。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    おことわり・名古屋グランプリの戦評記事は、全日本2歳優駿の戦評記事掲載後に掲載予定です。

    明日以降の予定
    12月16日 白嶺賞(水沢)

    12月20日 ゴールドカップ(浦和)

    12月24日 ばんえいダービー(ばんえい帯広)、中島記念(佐賀)


    なおゴールドカップについては、簡略対応とする可能性があります。


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  • 川崎「全日本2歳優駿」 2017年12月13日のダート統一グレード

    2017-12-12 22:001
    ↓全日本2歳優駿当日のニコニコ生放送です


    川崎競馬11レース「第68回 全日本2歳優駿」(2歳・JpnⅠ・1600m)

    ◎(本命) (2)番 ハヤブサマカオー
    ○(対抗) (8)番 ドンフォルティス

    ▲(単穴) (9)番 ルヴァンスレーヴ

    ☆(特注) (12)番 サザンヴィグラス

    △(連下) (6)番 ソイカウボーイ、(7)番 リコーワルサー


    <期待度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=C  3連複BOX=D

    世代限定戦は古馬戦線に比べて路線整備が進んでいないが、ダート競馬の発展とともに早い段階からダート路線を指向する馬が増えたことで、このレースのステイタスは年々上がっている。特に今年からJAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBYの対象競走に加わった関係か、想定しうるオールスターキャストといえる、豪華な1戦となった。昨年このレースの予想記事で全頭解説を行ったが、今年は個人的な執筆時間の都合で出来ないことが大変申し訳ないところである。

    そんな豪華メンバーなのでどこからでも狙いは立つが、それでも統一グレードを制した2頭が若干上位と判断した。最終的に本命としたハヤブサマカオーは、自慢のスピードを武器に、デビュー以来全て逃げ切りで3連勝。前走兵庫ジュニアGPこそ接戦となったが、小回りコースを意識して慎重なレース運びになったため。その経験は今回活きてくるだろうし、意外と逃げたい馬が他にいないのも好都合。好枠を引いたこともあり、スタートダッシュを決めれば、そのまま押し切る姿がみられるのではないだろうか。

    対抗評価のドンフォルティスは、前走北海道2歳優駿を後方から息の長い末脚で差し切り勝ち。一気の距離延長で折り合いがどうかと見ていたが、全く問題ない走りを披露したと思う。ただし今回は、初めて経験する小回りコース。中央の馬場ではコーナーがきつい部類の中京コースでも、コーナーワークはスムーズではなかったので、よりきつい川崎コースは少し気になる。2頭の序列はそこにあると考えていただきたい。

    スケール感でいえば、2戦2勝のルヴァンスレーヴが1番だろう。デビュー戦は後方から、一気に向正面で先頭に立っての独走劇。前走は軽く気合いをつけられただけで突き抜け、コースレコードをマーク。目一杯の競馬をした時に、どれだけのポテンシャルを披露するのか、楽しみは尽きない。それでも単穴評価に止めたのは、スタートが決まらないこと。シビアなメンバーになり、隙を見せると大きく崩れる目もあると判断したからだ。

    他の中央勢も力はあるが、以下は地方勢に印を入れたい。筆頭格としたサザンヴィグラスは北海道2歳優駿で3着に終わったが、1800mは距離が長かった印象がある。マイル以下に限れば3戦無敗という戦績もあるし、先行力はこのメンバーでも上位の存在。初コースを克服できれば、中央勢を脅かす力は十分秘めている。

    兵庫ジュニアGPで3着だったソイカウボーイは、当時はスタートが悪く、流れに乗れなかったもの。それでも昨年兵庫ジュニアGPを制したローズジュレップより1秒近く速いなら、もしかしたらホッカイドウ競馬デビュー組のナンバー1はこの馬かも。初コンビを組む御神本訓史騎手がスタートを決めれば、好走以上まで期待できる。

    最後の印は南関東生え抜きから選ぶことにしたが、ハイセイコー記念で終始外々を回りながら抜け出した(11)番ハセノパイロも甲乙つけがたいが、鎌倉記念で見せた向正面まくりが鮮やかだったリコーワルサーを選んだ。一般的に捲りが決まるのはペースが落ちたところで動くからだが、あの時はペースが上がったタイミングだったので、相当レベルが高い。川崎コースを使った経験値もあり、喰い込む余地はあると考えた。


    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    おことわり・全日本2歳優駿の戦評記事は、17日以降の掲載を予定しています。

    明日以降の予定
    12月14日 名古屋グランプリ(名古屋・統一グレード)

    12月16日 白嶺賞(水沢)


  • ショートコラム “My Old Kentucky Home”の先に期待するもの

    2017-12-12 12:00

    明日13日に行われる全日本2歳優駿が、今年よりJAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象競走に加わったことは、以前もご紹介した。それを記念して今開催の川崎競馬場は、ケンタッキーダービーを開催するチャーチルダウンズ競馬場の場長であるケビン・フラネリー氏が来場し、全日本2歳優駿の表彰式でプレゼンターを務めるなど、様々な記念イベントを行うことが発表されている。


    中でも注目は、ケンタッキー州の州歌
    My Old Kentucky Homeを、バリトン歌手飯田研良さん独唱で披露するイベントである。この曲はケンタッキーダービーの馬場入場の際、観客全員で歌うのが習わし。合唱と独唱の違いはあるが、ケンタッキーダービー当日の雰囲気を日本にいながら感じることができるという意味で、当日競馬場に足を運ぶ方は有意義な1日を過ごせるのではないだろうか。


    このイベントを聞いて思い出したのは、日本の公営競技の舞台で“君が代”が独唱される機会が増えたことだ。記憶では中央競馬で「東京優駿」の際に行ったのが最初だが、近年は競輪・オートレースでも行われる機会がある(ボートレースは記憶にないのですが・・・ご存知の方がいらっしゃれば情報を是非)。だが地方競馬では、これまで実施された記憶はない。私自身は“
    My Old Kentucky Home”も“君が代”も、レース前に厳粛な雰囲気を作る役割があると考えているが、今回産まれる雰囲気がどんなものになるのか。私自身が現地に行けないのが残念だが、楽しみにしたいものである。


    また今回、これだけ意欲的にイベントが組まれたのには、地方競馬の競走として初めて海外GⅠ競走の選定競走になったこともあるだろう。しかし1回限りのお祭り騒ぎで終わらせては意味がない。これをきっかけに川崎競馬場とチャーチルタウンズが友好関係を築く第一歩としてほしいし、将来的に姉妹提携などへ発展することも期待したい。そうなって初めて、今回の取り組みが大きな意味を持ったと言えると思っている。


    (当日のイベント内容については、川崎競馬のオフィシャルサイト等をご確認ください)