• 水沢「ウイナーカップ」 2018年6月24日の注目レース

    2018-06-23 20:0051分前
    水沢競馬12レース「第42回 ウイナーカップ」(3歳重賞・1400m)

    ◎(本命) (2)番 スターギア
    ○(対抗) (6)番 サンエイスターダム

    ▲(単穴) (9)番 ダンストンラソ

    ☆(特注) (4)番 シグラップアモーレ

    △(連下) (10)番 タイセイターゲット


    <期待度> ◎単勝=B  ◎○ワイド=D  3連複BOX=C

    意外と難解な1戦だが、本命はスターギアでいいだろう。不覚を取った感もある前走だが、ゲートのトラブルがあった(発走調教再審査)ということで、力を出し切った敗戦ではないとみる。2歳時にチャイヤプーンの重賞2着が2回ある実績は断然で、また展開や戦法に注文がつくタイプでもない。他馬より1キロ余計に背負っているが、貫録の走りを披露してくれると考えている。

    サンエイスターダムはゲートの出が甘いレースが続いており、それが近走勝ち切れない要因になっていると感じている。その一方で短距離戦では差す競馬が出来ており、スピード馬が揃ったこの組み合わせなら、割り切って控える競馬をやってくる可能性も。そこに突き抜けるチャンスがあると感じていることから、対抗の印を打ちたいと思う。

    南関東から移籍後2戦2勝のダンストンラソは、このメンバーに入ればスピードは上位。ただし全5勝が1200m以下で、南関東時代に1400m戦を使った時は全て着外に敗れているのがどうか。アッサリ押し切る可能性は十分あるが、距離の壁に屈してもおかしくないことから、単穴評価に止めた。

    シグラップアモーレは前走水沢1300m戦を逃げ切った時のように、もまれずに先行できれば力を出せる。少し内枠を引き過ぎた感はあるものの、それだけで必要以上に評価を下げるのは危険。大きな力の差はないだけに、4番手評価は必要だろう。

    中央未勝利から移籍後、2戦続けて圧巻の走りを見せたタイセイターゲットだが、いずれも盛岡コースでのもの。時計がかかる水沢コースで同じような走りができる印象がなく、今回は評価を下げたい。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    明日以降の掲載予定
    6月26日 優駿スプリント(大井)

    6月27日 帝王賞(大井・統一グレード)

    7月1日 栗駒賞(水沢)

    7月5日 スパーキングレディーカップ(川崎・統一グレード)


    なお積み残している高知優駿と北海優駿の戦評記事は24日夜を目処に、ダービーシリーズの総括は27日以降に掲載予定です。


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  • ダービーシリーズ特集#8 門別「北海優駿」(2018年6月20日)

    2018-06-19 21:001

    門別競馬12レース「第46回 北海優駿」(3歳・地方全国交流重賞・2000m)


    ◎(本命) (8)番 サザンヴィグラス

    ○(対抗) (9)番 ツルノシン

    ▲(単穴) (6)番 ビジネスライク

    ☆(特注) (4)番 マッドドッグ

    △(連下) (1)番 ストロングキック、(12)番 カツゲキジャパン


    <期待度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=C  3連複BOX=C

    ホッカイドウ競馬は今シーズン、3歳馬はダービーを前に古馬編入されている。これにより前哨戦の北斗盃を別とすれば、ダービーまでの路線は自己の格付けに併せて対応することになった。ただし実際に別路線組が使った番組をみると、3歳馬がダービー向けに使って来たレースは多くなさそう。これで来年以降もやるのなら、3歳馬を意識した番組を増やしてはと思ってしまう。


    このレースのポイントは、サザンヴィグラスの扱いだと思っている。帰厩初戦となった前走北斗盃は、2番手から直線独走に持ち込んで圧勝。デビューの地に戻って立て直されたと感じた1戦だった。しかし本質的にはスピードタイプなので、北海道2歳優駿3着はあるが、400m延びることはプラスではない。他に狙いたい馬がいなかったので本命を打ったが、断然の実績ほど信頼感はないことは理解していただきたい。


    相手筆頭はその北斗盃で3着だったツルノシンを。北斗盃は一歩ずつ仕掛けが遅れた印象があり、速さ比べでは少し厳しいのだろう。しかし園田時代に1700mに延びた途端にコーナスフロリダ(兵庫ダービー制覇)を破ったように、距離が延びればこの差は詰まるはず。それが逆転するところまで届くかどうか、注目したいところだ。


    速さ負けという意味では、北斗盃2着のビジネスライクも同様だろう。特にこちらはサザンヴィグラスを追いかけていったので、余計に相手の土俵に乗った印象がある。それを踏まえてじっくり戦うには、外回りコースに変わることは悪くない。逆転できるチャンスはあるとみて、単穴評価とした。


    マッドドッグは2歳時に鎌倉記念2着などの重賞実績に加え、1700m戦でサザンヴィグラスを破ったレースもある。帰厩初戦の前走で3着と復調気配を見せたが、スンナリ先行できないと近走は力を発揮できていない。そうなるとサザンヴィグラスと同じ土俵に乗る形になることが微妙に映り、4番手評価に止めた。


    ストロングキックの今期2戦は今一歩の走りで終わっているが、調整途上感もあった。前走北斗盃ではなく同週の対古馬戦を使ったのは、そういう部分もあったかも。2歳時に見せていた素質はここでもヒケを取らないはずで、警戒は怠りたくない。


    最後の印は名古屋から参戦する(13)スギノハヤブサも考えたが、前走北斗盃で流れに乗れなかったカツゲキジャパンを。相手なりに走れる安定感は、未知数な距離になって武器になる可能性は十分あり、無視することが出来なかった。


    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)

    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    明日以降の掲載予定

    6月24日 ウイナーカップ(水沢)

    6月26日 優駿スプリント(大井)

    6月27日 帝王賞(大井・統一グレード)


    なお本日行われる京成盃グランドマイラーズ(船橋)と、明日21日に行われるヒダカソウカップ(門別)について、ツイッター上で印のみ紹介します。なお高知優駿と北海優駿の戦評記事は24日前後を目処に、シリーズの統括は27日以降に掲載予定です。



  • 「関東オークス」戦評-レベルの高さを証明しながら、タイトル流出を阻めなかった南関東勢の無念

    2018-06-19 01:00
    予想記事の中で南関東勢について、東京プリンセンス賞1-2着馬がこの舞台を目指さなかったことから“飛車角落ち”という言葉を用いた。それでも南関東勢は逃げたクレイジーアクセル追いかけた中央勢を振り切り、これを最後の直線で交わしたゴールドパテックは、タイトルに片手をかけていた。完全にレースを南関東勢で支配していたが、最後の最後でゴールドパテックに襲い掛かったのがハービンマオ。ゴール寸前で捉え、南関東勢からタイトルを奪い去る勝利を手にすることになった。

    <想像以上のハイレベルだったことを証明した、南関東勢>

    レースを振り返ると、驚くべきはクレイジーアクセルが踏んだラップの速さだ。最初のゴール板前までの900mの通過が55.6秒。近年で速い流れといえばホワイトフーガが勝った2015年が思い浮かぶが、それでも57.1秒で、いかに速かったかが窺える。この要因には本質的にはスプリンターである、メイショウヒサカタが徹底マークしたこともあり、引くに引けない形に追い込まれてしまった。結果的に追走した中央勢は潰すことが出来たが、追い込み馬の台頭までは防げなかった。3着だったが1番強い競馬をしたのは、この馬で間違いないところだ。

    この流れをゴールドパテックは、離れた4番手を抜群の手応えで戦況を見つめていた。先行勢の勢いがなくなった2周目3コーナー付近から、手応えに任せて馬なりのまま差を詰めて行ったが、実は使える末脚に限界がある馬。自然に任せて差を詰めるのではなく、自力で勝負に行って4コーナーを前に単騎で抜け出すような形であれば、最後まで凌ぐことが出来たかもしれない。それは最後まで脚が上がっていなかったこともそうだが、後ろで戦っていたハービンマオに、途中からダートゲットにされたため。慎重なレース運びが、最後のところで手にしつつあった勝利を失った要因かもしれない。

    ただこの2頭の戦い振りをみれば、今年の南関東3歳牝馬路線は想像以上にハイレベルで推移していたと考えるべきだろう。何せ今回2着で東京プリンセス賞3着だったゴールドパテックの約3秒前に、勝ったグラヴィオーラがいた訳だから。それだけにレースのアヤでタイトルを中央勢に奪われたのは痛恨で、これを取り返す術が世代限定戦にないこともつらい。それだけに次なるステージで、この無念を晴らしてほしいと考えている。

    ここで4着のミスマンマミーアにも触れておきたい。終始後方にいて、最後の直線では1頭だけ脚色の違う末脚で追い込んできたが、さすがにそれまでが離され過ぎ。しかしフローラルCで直線一気の差し切りを決めた、2歳時の走りが少し戻ってきたと感じさせた。この先は古馬相手の条件戦が当面の舞台になりそうだが、そこで結果を残せるかを見守りたいと思う。

    <結果的に中央勢のアシストを受けたハービンマオ>

    ここから中央勢の話を進めるが、前述したように逃げたクレイジーアクセルの2番手にメイショウヒサカタがつけ、その直後に人気を集めたララプリムヴェールが追走した。これが行ってしまったのか、潰しに行く目的だったのかはわからないが、メイショウヒサカタ距離適性の部分で、ララプリムヴェールキャリアの浅さ故に勝負どころで失速してしまった。

    ただ6着に終わったララプリムヴェールについていえば、500万下を勝った時の阪神1800mの勝ちタイムが1分52秒9(不良)。私はこれで勝負になると思っていたが、振り返れば前年覇者のクイーンマンボは、同条件を1分51秒2(良)で走っている。統一GⅠ級の馬と比較するのは可哀相な気もするが、強い500万卒業組ではなかったという一面は否定できない。その意味で私を含め、中央勢の力量を見誤っていたのは間違いなさそうだ。

    ここで勝ったハービンマオの話になるが、中団で機を窺う位置取りで進め、2周目向正面から徐々に上昇。ここで上昇を開始していたゴールドパテックが通ったルートを使える、都合のいい位置に入ったのは大きかった。最後の直線で外に出すと、後は前を捉えるだけだったが、ゴール寸前までかかったのは底力でねじ伏せられる力量がなかったため。結果的にハイペースを演出した、メイショウヒサカタら他の中央勢のアシストを受けた漁夫の利で、勝利を手にしたと考えている。

    それでも未勝利勝ちが最後方からの追い込みだったので、こういう乱戦で台頭する余地はあったのかもしれない。ただそれ以上の可能性はなく、これによって中央所属のままでは条件戦に出られなくなったのはどうなのか。統一グレードタイトルを手にしたことが、今後の成長にとってマイナスとなる可能性もあると思っている。

    (詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)