• 盛岡「不来方<こずかた>賞」 2017年10月22日の注目レースPART1

    2017-10-21 19:0023分前
    注目レース 盛岡競馬11レース「第49回 不来方<こずかた>賞」
    (3歳重賞・2000m)


    ◎(本命) (8)番 キングジャガー
    ○(対抗) (1)番 ダンストンレガーメ

    ▲(単穴) なし

    ☆(特注) なし

    △(連下) (2)番 トゥザキングダム、(11)番 ワイルドソング、(5)番 ユイノムテキ


    <期待度> ◎単勝=A  ◎○ワイド=D  3連複BOX=D

    秋初戦のイーハトーブマイルはこれまでと違う、スローで引きつけ気味の逃げを打ったキングジャガー。結果は辛勝だったが、順調なスタートを切ったといえるだろう。しかし本来は、厳しいラップで追走馬をふるい落とすタイプ。距離が延びる今回の方が戦いやすいし、対決が注目された北海優駿馬ベンテンコゾウが脚部不安で回避したため、ここは負けられない組み合わせ。その期待に応えてくれるとみて、自信の本命を打ちたい。

    馬券の上では相手探しだが、これは難解。どの馬にもチャンスがあるので、当日の気配を優先することをお勧めしたいが、ここではダンストンレガーメを対抗とした。岩手ダービーダイヤモンドC4着以降は結果が出ていないが、前が楽な流れであったり、そもそも相手が強かったりが続いたもの。同世代相手に戻り、またキングジャガーが作る厳しい流れも末脚を活かすにはうってつけ。巻き返しを期待できるのではないだろうか。

    中央未勝利からの転入組からは、まずはトゥザキングダム。転入初戦の前走は追い込んで2着だったが、マイル戦の速い流れに戸惑っていたし、何より相手が悪かった。2000mに距離が延びるのは間違いなく好材料で、前走で発揮した末脚を繰り出せば、十分戦えるだろう。

    転入初戦を2番手から抜け出して勝利したワイルドソングも、中央時代の実績はトゥザキングダムとほぼ同等。ただし中央時代に長い距離を使われていた割には走りが軽い印象で、2000mが本当に良いのか微妙に感じる。その分だけ序列を下に置くことにした。

    イーハトーブマイル2着のユイノムテキは、終始内ラチ沿いを走れたとはいえ、自信を得ることができた1戦だった。距離延長は微妙に映るが、地方移籍後は崩れたレースがなく、また岩手の水が合っている印象も。それなら印を入れる価値はあると判断した。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    このあと佐賀「西日本ダービー」の予想記事を掲載します。


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  • 盛岡「OROターフスプリント」 2017年10月21日の注目レース

    2017-10-20 18:00
    注目レース 盛岡競馬11レース「第7回 OROターフスプリント」
    (古馬・地方全国交流重賞・芝1000m)


    ◎(本命) (4)番 コウセン
    ○(対抗) (8)番 サクラゴスペル

    ▲(単穴) なし

    ☆(特注) (3)番 ウインミラージュ

    △(連下) (5)番 ガッサンプレイ、(9)番 エイシンヒート


    <期待度> ◎単勝=B  ◎○ワイド=A  3連複BOX=C

    1000m戦でスタートから後続を引き離す一方という逃走劇は、2歳戦ならともかく、古馬重賞で滅多に見られるものではない。コウセンは前走ハーベストCでそれを実現させただけでなく、オーロパーク最古のコースレコードを破る57秒7をマーク。これまであまり評価してこなかった私だが、ここまで見る者の度肝を抜く走りを披露されては、降参するしかない。再度同条件となる今回は、強力な遠征勢が加わっているが、ハナを奪えればそのまま押し切る公算は大。再度の逃げ切りを期待して本命を打った。

    これを脅かせるのは、ホッカイドウ競馬から参戦するサクラゴスペルだけだろう。芝の短距離専門に使った中央時代に重賞3勝を挙げ、スプリンターズS2着という実績もある。移籍した今もスピードは衰えておらず、コウセンとのスピード争いは注目の的。盛岡が初めての分だけ対抗評価としたが、格で圧倒するシーンが見られても、全く驚かない。

    ウインミラージュはこれまで、59秒の壁を破れなかったが、前走ハーベストCで初めて突破。時計勝負への対応という懸念を解消し、この舞台のスペシャリストとして一段高いステージに昇ったといえよう。今回は定量戦に変わったが、印上位2頭に綻びがあった時の、一角崩しの筆頭に取り上げたい。

    以下はまともなら、中央時代に芝で準OPまで出世した(2)番ジョーオリオンや、ウインミラージュと互角の走りを見せている(11)番スティルプリンス辺りだろうが、どちらもハナが欲しいタイプ。それなら捻ったところを探した方が面白いと判断した。

    その意味でまず取り上げたいのはガッサンプレイ。ハーベストCはさすがに追走に苦労していたが、デビュー戦以来となる芝で4着なら悪くない結果。今度は追走も楽になるはずで、前走以上の結果も望めるのではないだろうか。

    そして大穴なら、初芝でもエイシンヒートだ。ただでさえ速くなる1000m戦で、徹底先行馬が揃うのなら、追い込み一手で戦うこの馬の末脚は脅威。前が止まる乱戦なら、台頭する目があると考えている。

    (出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
    (詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


    明日以降の予定
    10月22日 不来方賞(盛岡)、西日本ダービー(佐賀)

    10月24日 ゴールドウイング賞(名古屋)

    10月25日 平和賞(船橋)

    10月26日 兵庫若駒賞(園田)


  • 「エーデルワイス賞」戦評-力の違いを見せた地元勢。勝ったストロングハートの課題と、敗者が抱く希望

    2017-10-18 21:30
    先に抜け出したストロングハートに外からグラヴィオーラが迫り、最後の直線は2頭の勝負となったが、これは8月末に行われたリリーCと同じ光景だった。2頭の間隔は徐々に詰まっていったものの、半馬身差まで迫ったところがゴール。リリーCと同じようにストロングハートが振り切り、世代最初の統一グレードホルダーとして名を残すことになった。また2着グラヴィオーラ以下、5着までを地元勢が独占し、ホッカイドウ競馬の世代レベルの高さも印象付けた。

    勝ったストロングハートは好スタートを切り、外から先行した各馬を眺めながらという位置取り。外々を回った分の距離ロスはあっても、3コーナー過ぎにゴーサインが出てから、一気に先頭まで突き抜けた脚色は段違い。早目に先頭に立った分だけ最後詰め寄られてしまったが、今回に関しては強い馬が強い競馬をして勝ったと評価して良いのではないだろうか。
    とはいいながら、今後の課題は少なくないだろう。もまれる競馬になってどうかはもちろんだが、フローラルCで今回不在だったミスマンマミーアに差されたように、距離延長も手放しで歓迎できないかも。まだ完成されているとは思っていないが、成長曲線で上回る馬がいれば、すぐに今の座を追われてもおかしくない。それだけホッカイドウ競馬デビュー組が、ハイレベルであるということでもあるのだが。


    2着に終わったグラヴィオーラは、先行馬直後のインに潜り込み、勝負所までは内ラチ沿いで我慢する形。そこで前との差は詰められたが、最後の直線で外に持ち出す際にもたついたのが少し勿体なかった。あの場面でもっとスムーズに運べていれば、もっと際どい勝負に持ち込めたはず。ただそれ以前の部分でコース利があったので、差し引きゼロともいえる。結果自体は現状の力通りだったと考えたい。
    ところで血統面に立ち返れば、母カクテルラウンジがマイル前後まで距離が延びてから成績が向上していたし、芝にも対応できた馬。今回の結果を逆転する余地はあるだろうし、芝でもその走りを見たいところで、これからの選択肢が多く映ることは魅力的。勝ち馬と同等以上にこれからも注目していきたい存在だ。


    3着には、やはりリリーCで3着だったリコーデリンジャーが中団から伸びて入った。これまで牝馬限定重賞で全て掲示板を確保していたので、この程度は走れる馬。それでも対ストロングハートでいえば4連敗となり、現状における力関係はハッキリしたので、短期的には逆転は厳しいといえる。それでもこの力関係が未来永劫続くと、今の段階で決めつけることはないだろうが・・・。

    4着に入ったのは、デビュー2連勝で臨んだパキラパワー。一気の相手強化もあって序盤は追っ付け通しの追走だったが、勝負どころから内ラチ沿いをしぶとく伸びてきた走りは、素質の高さを窺わせるに十分だった。ホッカイドウ競馬の2歳重賞は経験値がモノをいうケースが多いので、3戦目というキャリアで勝負になるケースは決して多くない。将来性という意味で今回の出走メンバーで一番期待したいのは、この馬である。

    逃げて5着に終わったコスモウーノだが、スタートで安目を売り、それを巻き返そうとしたらハナに立ってしまったもの。それでも良く粘っており、少しチグハグな競馬になったことを踏まえれば、着順以上の評価はできる。しばらく追いかけてみても、面白いかもしれない。

    素質馬が力通りの走りを見せる中、ブービーの15着に沈んだのがボーダレスガール勝負どころでは早くも手応えが怪しかったので、状態面が本物ではなかったかもしれないが、その要因はフルールCから2ヶ月空いたローテーションか、そもそもムラ馬であるかだろう。この1戦だけで評価は下せないと思っている。

    中央勢は見せ場がなかったが、11着のシャインカメリアはスタートで大きく出遅れたのが応えたもの。直線で見せた脚を考えれば、まともなスタートなら3着争いには喰い込めたのでは。結果は残念だったが、地力の一端を示したことは覚えておきたいものだ。

    (詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)