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[山口祐二郎]都知事選前夜の歌舞伎町は今『新人ホストの夢を喰え~不景気で変化する歌舞伎町ホスト業界の実態』
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[山口祐二郎]都知事選前夜の歌舞伎町は今『新人ホストの夢を喰え~不景気で変化する歌舞伎町ホスト業界の実態』

2014-02-04 01:00

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    山口祐二郎寄稿記事
    都知事選前夜の歌舞伎町は今
    『新人ホストの夢を喰え~不景気で変化する歌舞伎町ホスト業界の実態』


    アベノミクスといわれているが、相変わらずとんでもない不景気である。サラリーマンが稼げなければ、繁華街で遊ぶ男たちは減る。なので、キャバ嬢や風俗嬢が稼げない。必然的にホストに大金を落とす水商売の女たちがいなくなる。

    繁華街の代名詞、歌舞伎町も現在は閑古鳥状態である。それはホスト業界に大きな変化を招いている。著者は元歌舞伎町のホストで、現在も知り合いは沢山いるが、年々ホスト業界は汚い世界になってきているのだ。

    かつてホストといえば、一攫千金の歌舞伎町ドリームを夢見る華のある世界だった。学歴も特技も何もない男が、身体1つで女を癒し大金を得る男を売る商売。しかし、そんな良い時代はせいぜい十年前までの話。ホスト業界は、今はそれを甘い餌として夢見る男たちをおびき寄せているのだ。歌舞伎町ドリームを目指して入店する若者の、夢を喰って金を吸い上げるためにだ。

    新人ホストは給料が低い。多くのホストクラブは月給制で時給制ではないが、基本給が新人より幹部は全然高いのだ。おまけに幹部は出勤時間も自由で休みも多い。つまり、幹部は客を仮に呼べなくてもそれなりの収入がある。しかし、新人ホストは月収10万程度。タコ部屋のような寮に住まされ、売れなければ馬鹿にされて掃除などの雑用ばかり。指名なしのフリーで来店した客がいても、酒作りばかりでろくに会話もできない。よっぽどイケメンじゃない限り、テーブルで幹部連中にいじられてからかわれて終わってしまうのが関の山だ。指名など取れる状況ではない。

    罰金も多い。遅刻を少しでもしたり休むと罰金1万円はザラ。強制指名日などもあり、客を呼べないとまた罰金5千円。給料なんて手元にほとんど残らない。月収10万円から寮費や罰金などを引かれたら、新人ホストは飯を食う金さえないのだ。

    そんな新人ホストライフを送っていれば、賢い人間はこのままじゃいけない駄目だとすぐに気付く。早く売上を上げて新人の役職を逃れようと考えるのだ。何とか自腹を切ってでも役職を上げようとするのだ。新人の悲惨な状況ではずっと下働きで歌舞伎町ドリームを掴めない。

     
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