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記事 2件
  • [久田将義]【東京都知事選】ニコ生で放送された「泡沫候補」達の魅力【ニコ生タックルズマガジン】

    2016-08-03 18:00  
    330pt
    「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」
    《今後の生放送予定》

    <久田将義企画・新刊情報>
    烈侠 ~山口組 史上最大の抗争と激動の半生

    東京知事選
    ニコ生で放送された「泡沫候補」達の魅力
     この原稿が出るころには、東京都知事選の結果が出ているかもしれません。
    主要三候補と呼ばれている小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎各氏では小池候補が頭一つリードといった報道が目立ちました。選挙の最初の頃は政治記者も「全くわからない」と言っていた人が多かったですが、終盤に来て小池氏を推す声も目立ってきたように思います。
     増田氏は菅義偉官房長官の覚えめでたく、すなわち安倍首相の「お墨付き」と見られており、安倍現内閣に反感を持つ人は増田氏から離れていくでしょう。この場合の「人」とは都知事選での大きなキーを持つ、「無党派層」の事を指します。東京都は人口1300万人の大都市です。地盤が固まっている業界もありますが、だいたいが中小企業のサラリーマン、自営業者が多いとみられています。アベノミクスで「幸せになったー」という中小企業のサラリーマンや自営業者はあまりいないようですから、このあたりがどう選挙に影響するか。
     ところで、無党派層は各候補のテレビでの映り具合、発言、反応で選択する傾向があるようです。
    鳥越俊太郎氏に関しては、僕は十年前に彼がPETでガンを早期発見した直後ぐらいに元週刊現代編集長元木昌彦氏、元噂の真相岡留安則氏と三大元編集長座談会というのを企画しました。
     ガンを克服した後だけあってか、少し元気がないので気になりました。元木さん、岡留さんのお二人は平常運転でした。元気がないというより、初対面の僕に「こいつ何者なんだ?」と警戒心をもっていたからそのように見受けられたのかもしれません。
     鳥越氏は立候補の記者会見で有名な失言「終戦のとき、私は20歳でした」で度肝を抜かれた方も多いでしょう。僕も「あれ? この人何歳だったっけ」と思いました。
     このときの鳥越氏の心境は参院選で自公が三分の二の議席を取ったのに、相当焦り、テンションが上がったのだと推測されます。つい、「戦争を知っている」が「終戦のとき二十歳」発言につながってしまったのでしょう。そこを記者やキャスターに突っ込まれると「それは単なるの間違いじゃない」と開き直っていましたが、間違い過ぎですね。そこから鳥越氏の「健康面」が取りざたされるようになりました。「この人、記憶も頭の回転も大丈夫だろうか」と。
     のちに週刊文春と週刊新潮に「女性セクハラスキャンダル」が大々的に報じられます。この噂は十年くらい前からマスコミの間では浮遊していました。今回はセクハラされた女性の旦那さんの告発ですが、裁判の結審待ちです。
     ついでに言いますと、テレビに出てくる現役の新聞記者はだいたい、心性や言動などロクな噂を聞きません。記者と言えば書くのが仕事なのに、「テレビに出て講演が増えたよ。やっぱり講演は儲かるよ」と得意気に言う偉い立場にいる委員、上司の奥さんと不倫したり、部下に過激にパワハラをしたり、取材に来た女性記者をセクハラ言葉で怒鳴り泣かせてしまった人等々、結構枚挙にいとまがありません。
    「新聞記者は社会の木鐸」というのが皆さんのもっているイメージだと思いますが、意外とこういう一面をもっているという事を念頭に置いてテレビを見ると、クールダウンして彼らのコメントを受けとめる事が出来るのではないでしょうか。
    「舛添前都知事の事をかなり言っていたけど自分はどうなんだよ」みたいな突っ込みを心の中でしても良いでしょう。
     さて、28日にニコニコ生放送で可哀想に「泡沫候補」扱いされている人たちが各自15分間の演説をしました。主要三候補の演説はテレビやYouTube等で確認できますが初めて、演説を見た人もかなりいました。
     
  • [藤木TDC]東京都舛添新都知事誕生「ソチ五輪から2020年東京五輪を考える」

    2014-02-12 01:00  
    220pt
    藤木TDC 寄稿記事 東京都舛添新都知事誕生 「ソチ五輪から2020年東京五輪を考える」 

     連日朝がたまでテレビでソチオリンピックを眺める日々である。現段階では期待したメダルに届かない選手がいて、ギャラリーもフラストレーションが続いている。テレビのキャスターもメダリスト続出で大騒ぎしたいところだろうが、現状はなかなか難しい。オリンピック代表選手の成績は母国の国情が反映されるという説があるが、文化も経済もパッとしない今の日本なら、オリンピックの成績もこんなものかなあ、とも感じる。
     さて、2020年の東京五輪を決めてくれた方があっさりクビになり、変わって新都知事が舛添要一氏に決まった。直前まで議員隠居生活だったし、東京五輪の運営なんて選挙前には考えたことはなかったろうから(考えてみたら、むしろ参議院引退の動機が怪しい…)、この場を借りて筆者も少し、東京五輪について提言をしてみたい。新都知事が参考にしてくれれば幸いである。
     新都知事の関与はないかもしれないが、2020年の東京五輪は「都市の中心で開催するコンパクトな大会」というメインコンセプトで招致が決定した。コンパクトの意味は競技会場を狭い圏内に押し込めようとする意図だが、もう少し拡大解釈して、予算面もコンパクトにする努力をしてはどうか。
     毎度毎度オリンピックを見て感じるのは、日本人は期待ほどメダルを取れないなァという落胆である。終ってみればあまり興味のなかった競技で知名度のない選手がなんとか銅とか取って帳尻を合わせているのがメダル獲得の実情だろう。

     ならば今度の東京五輪では選手強化の面でも、もう期待できない競技はバッサリ切り捨てて、メダル期待値の高い競技だけに破格の予算を投下する「選択と集中強化方式」をとり、強化予算面での効率化をめざせば良いのではないか。メダル期待値を厳密に数値化して、メダルの狙える競技だけに強化費を集中するのだ。陸上競技の短距離走などはメダル期待値がほとんどないのだから、強化費は別にふりけたほうがいい。

    いや、国策として禁止してもいいんじゃないか。