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東京芸大建築科に入った方法の続き(1,871字)
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東京芸大建築科に入った方法の続き(1,871字)

2018-03-23 06:00
    ぼくは東京芸大に入るために高校生なりの戦略を立てて臨んでいた。今思えば、大人がもっと戦力を立ててぼくに教えてくれても良さそうなものだが、そういう大人はぼくの周りには一人もいなかった。そのためぼくは、ほとんど独力でそうした戦略を立てていたのだ。

    ぼくは、筆記、写生、立体のうち、筆記と立体はそれなりにこなせるようになっていた。残るは写生だった。建築写生だけ、なかなか腕が上がってこなかったのだ。

    これは、ぼくにとって意外だった。というのも、子供の頃絵が得意だったから、最初は上手くいくだろうと甘く見ていたのだ。
    しかし、それはあくまでも自由に描く絵の場合だった。大学入試で求められる絵は、デッサンのしっかりした不自由な絵だ。ぼくは、これが苦手だった。今ならもう少し上手く描けるかともに思うが、当時はなかなかデッサンの腕が上がらなかったので苦手意識があった。

    そんなぼくに対して、デッサンの上手い人は圧倒的に上手
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