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競争を勝ち抜ける人は失敗をするのが上手い。失敗をアレンジできる。ここでいう「アレンジ」とは、「用意する」とか「織り込む」といった意味である。
失敗の達人といってパッと思いつくのはイチローだろう。彼は4000本安打を放った時、「むしろ8000回凡打したことを誇りに思う」と言っていたが、これは普段から失敗に目配りしていることの証左である。イチローにとって凡打は、ヒットを打つためになくてはならないものなのだ。大切なレッスンなのである。
ところで、失敗をアレンジするために必要な条件とは何だろう?
まずは「失敗が許容される場があること」。イチローなら「まずはバッターボックスに立つ、レギュラーの座を確保する」ということだ。これがなければ始まらない。
二番目は「失敗でちゃんとへこたれることができる感受性」。イチローで言うなら、ヒットを打てなかった時に「ああ、おれのバッティングはまだまだだな」と自覚できる
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ハックルさんこんにちは。今回のブログすごい良かったです。「人は練習からはほとんど学べないからだ。本番からでないとなかなか学べない」という言葉はものすごく重いです。
ハックルさんは、失敗を繰り返して成長してきたことはよくわかりましたが、ハックルさんは会社経営(失敗する場の提供)することで他人の失敗を許容しなければいけない立場にもなったことと思います。ハックルさんが考える他人の失敗を受けいれるための心構えなどがあったらお教えください。
岩崎夏海(著者)
>>1
コメントありがとうございます。
ぼくはそもそも他者に期待をしないようにしています。
「そんなものだろう」というのを口癖にしています。
そう思うことで、他人の失敗を受け入れやすくしています。
この方法だと、許せる度合いはとても広くなりますが、ただ、本当は期待した方がいいんじゃないかという思いもあり、そこはまだ定まっていないところですね。