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  • 次回配信予定
    • 2017/09/26
      Vol.287 結城浩/箇条書きが生む信頼関係/数学の問題に立ち向かう/ほめて育てる/

    Vol.286 結城浩/自分専用のEvernoteクライアント/価値観と《自分への適用》/

    2017-09-19 07:00
    216pt
    Vol.286 結城浩/自分専用のEvernoteクライアント/価値観と《自分への適用》/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年9月19日 Vol.286

    はじめに

    おはようございます。結城浩です。

    いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

     * * *

    『数学ガール6』の話。

    『数学ガール6』をせっせと書いています。 しかし、なかなか完成には至りません。 この夏は第4章をがんばって書いており、 ようやくレビューアさんに送るところまでこぎ着けました。

    でも、この章だけで2ヶ月もかかってしまいました…。 今年中にはなんとか残りを仕上げたいのですが、 さてどうやって進めて行きましょうかね。

    いまのところは、 めげずに淡々と進めていくしかないと思っています。

    あわてずあせらず着実に。

     * * *

    プレーンテキストの話。

    先週の結城メルマガで、

     「できるだけプレーンテキストで管理できるものを選ぶ」

    というお話をしました。

    結城がプレーンテキストが好きな理由の一つは、保存性のよさです。 ワープロのファイルなら対応アプリがなくなる危険性がありますが、 プレーンテキストなら読めなくなることはまずありません。

    それから、自分でちょこちょこと加工・変換できる良さもありますね。

    20年ほど前に結城は「夢空間への招待状」という文章を書きました。 これはOh!PCという雑誌向けに書いた連載記事です。 その原稿は文字コードがShift_JISで改行がCR LFのプレーンテキストでした。

    しばらくして、 それをWebで公開するためにHTMLに変換するツールを作りました。 でも、元になるファイルはプレーンテキストのままです。

    やがてWebがスタイルシートが使えるように進化しましたので、 私のHTMLファイルもCSS対応にしました。 でもそれは変換ツールで対応したので、 元になるファイルはプレーンテキストのまま。

    そのうちに文字コードはUnicodeが主流になってきたので、 元になるファイルの文字コードをUnicode(エンコーディングはUTF-8) に直しました。文字コードは変わりましたが、 プレーンテキストであることには変わりありません。

    スマートフォンやタブレットの時代になってきて、 いろんな大きさの画面に対応できるようにBootstrapを使い、 レスポンシブデザインに対応しました。 でもこれも、変換ツールで対応したので、 元になるファイルはプレーンテキストのまま。

    そんなふうに変遷を繰り返してきましたが、 おおもとのファイルはプレーンテキストのまま。 文字コードを変えた程度で二十年以上を生き延びてきました。

     ◆夢空間への招待状
     http://www.hyuki.com/dream/

    結城はこのような形で進んできたことを、 とても気持ちのいいことだと思っています。 プレーンテキスト、お気に入りです。

    後ほど、 そのプレーンテキストでメモを取る話題をお話しします。

     * * *

    画面表示とセキュリティの話。

    先日、iPhoneでTwitterを使っていたら、 突然iPhoneの画面全体に、

     あなたの電話番号を確認してください

    というメッセージと共に私の電話番号が出て、 とてもびっくりしました。

    また別のとき、同じようにiPhoneの画面全体に、

     メールアドレスを確認してください

    というメッセージと共にメールアドレスが表示されました。 こんな感じです。

     ◆iPhoneに表示されたメッセージ(スクリーンショット)

    2017-09-08_security.png

    こういうのはセキュリティ的にまずいと思います。

    たとえば、iPhoneでツイッターやっている様子が、 店内のビデオで録画されていたとします。 電話番号やメールアドレスがデカデカと画面に表示されたら、 意図せずして自分の情報が他者に渡る危険性がありますね。

    せめて「電話番号を表示する」「メールアドレスを表示する」 前に、何かワンクッションが欲しいところです。

     * * *

    FacebookとCSSの話。

    最近Facebookで、 不愉快な「おすすめグループ」が表示されるようになってしまいました。 消す設定をずいぶん探したのですが見つかりません。 「広告」とは違い「おすすめグループ」は設定では消せないのかもしれませんね。

    しかたがないので、 3行のスタイルシートを一つ書いて強制的に消してしまうことにしました。 以下のように、たいへん快適になりました。

     ◆スタイルシートで右のカラムをすべて非表示に(スクリーンショット)

    2017-09-12_fb2.png

    MacBook Safariに限っていますが、 詳しい方法を以下に書きました。

     ◆Facebookで、見たくない「おすすめ」を消す方法(CSSを使う)
     https://snap.textfile.org/20170912111801/

     * * *

    絵本の話。

    先日、絵本作家の「わかやまけん」さんの話題を耳にしました。 しばらく闘病生活を送っていて、二年前にお亡くなりになっていたけれど、 ご本人の遺志でそのことは伏せられていたとのこと。

    「わかやまけん」という名前を聞くと、 懐かしさでいっぱいになります。 結城は自分の子供に「こぐまちゃんシリーズ」 をよく読み聞かせしていたからです。

     ◆わかやまけん『しろくまちゃんのほっとけーき』
     https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4772100318/hyuki-22/

    『しろくまちゃんのほっとけーき』では、 ホットケーキを作る手順がプログラムみたいだと思った記憶があります。 と書いていたら、松崎俊明さん( @consensive )から、 作り方の書いてある試し読みのページがあることを教えていただきました。

     https://twitter.com/consensive/status/902014343146909696

    私の記憶は正しかったようです。 ぽたあん→どろどろ→…→やけたかな→… という一連のプロセスが楽しく描かれていました。

    プログラムというよりも、プログラムを実行したときの、 ウォークスルーならびにオブジェクトの状態遷移という趣ですね。

    ところで結城は、子供に本を読み聞かせするときにはいつも、 本のタイトルと作者名を読むようにしています。 子供といっしょに表紙を見て、 「しろくまちゃんのほっとけーき わかやまけん」 と読み上げてから一ページ目に進むのです。

    どうしてそんな習慣になったのか、 私自身にもよくわかりませんが、何となく、 「そのように読むべきではないか」 という直観がありました。

    別に『しろくまちゃんのほっとけーき』に限りません。

     『ぐりとぐら』
     なかがわりえこ と おおむらゆりこ

    も、

     『もりのなか』
     マリー・ホール・エッツ ぶん/え
     まさき るりこ やく

    も同じです。

    毎回、表紙に書かれている通りに、 タイトルと作者名を読み上げます。 「えほんの世界」は、 そこから始まるように感じます。

    たとえ作者さんが亡くなったとしても、 表紙に書かれたお名前がなくなりはしません。

    その本を生み出し、 多くの人に喜びを与えているという事実は、 ずっと残るのです。

     * * *

    それではそろそろ、 今回の結城メルマガを始めましょう。

    どうぞ、ごゆっくりお読みください!

    目次

    • はじめに
    • 自分専用のEvernoteクライアントを作ったときのこと - 仕事の心がけ
    • 価値観と《自分への適用》
    • メジェド
    • おわりに
     
  • Vol.285 結城浩/再発見の発想法/テキスト作成エコシステム/自己満足から逃れるには/

    2017-09-12 07:00
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    Vol.285 結城浩/再発見の発想法/テキスト作成エコシステム/自己満足から逃れるには/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年9月12日 Vol.285

    はじめに

    おはようございます。結城浩です。

    いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

     * * *

    まちがっているのに正しい約分の話。

    筑波大学の三谷純先生(@jmitani)がこんなツイートをしていました。

     --------
     Book of Curious and Interesting Puzzles で紹介されていた、
     やりかたが間違っているけど、なぜか答えは正しい約分の例。

     https://twitter.com/jmitani/status/901083528611323909/
     --------

    どういうことかというと、 たとえば「64分の16」という分数を考えます。

     16/64

    分子と分母の両方に6という数字があるので、 それを「約分」のように消してしまうのです。 すると、分子と分母から6が消えるので、

     1/4

    という形になりますね。そしてこれはたまたま、 16/64を正しく16で約分したときと同じ結果になるのです。 約分のやり方としてはまちがっていますが、 結果的には正しくなっちゃうという分数なのですね。

    おもしろいです!

    三谷先生のツイートでは、 同じ特徴を持つ3個の分数が紹介されていました。 それは、

     16/64 = 1/4
     26/65 = 2/5
     19/95 = 1/5

    の3個です。

    これを見たとき、

     「おもしろいけど、これで全部なんだろうか?」

    と結城は思いました。

    二桁分の二桁という分数に限るなら、 分子と分母にくる可能性があるのは10〜99ですから、 すべての組み合わせを試したとしても、大した数ではありません。

    とはいえ手でやるのはめんどうですから、 さっそく小さなプログラムを書いてすべてを探してみました。 具体的には、

     (10a+b)/(10b+c)

    という形をした分数を探すということです。

    プログラムを書き始めてすぐに「約分した結果1になる分数」 の存在に気づきます。たとえば、

     22/22

    は 1/1 になってしまいますよね。 そういうのはつまらないので除外しました。 そうすると「二桁分の二桁」で値が1になるもの以外は、 全部で4個あるようです。三谷先生が書いたものを除くと、 最後の1個は、

     49/98 = 4/8

    です。でもこれはさらに約分できてしまうので惜しいですね! 何が「惜しい」のかよくわかりませんが(苦笑)。

    ともあれ、見つかった分数は以下の4個です。

     ◆まちがった約分なのに、なぜか正しくなる分数(画像)

    2017-09-11_frac.png

    Rubyで書いたプログラムは以下で公開しています。

     ◆まちがった約分なのに、なぜか正しくなる分数
     https://gist.github.com/hyuki0000/a9670b7a7b42554412e0111903635fc8

    こういうプログラミングは、何かの「役に立つ」わけではありません。 でも、なぜか楽しいものです。自分が抱いた素朴な疑問である、 「これで全部なんだろうか?」 に対して答えを与えてくれるからでしょうかね。

     * * *

    フォロワー数の話。

    先日、結城をフォローしてくださる方が3万9千人を越えました。 多数のフォロワーさんに感謝です。

    ところで、高校生になる息子がこんなことを言ってきました。

     ねえ、お父さん。
     お父さんをフォローしてる人って多いんだよね。
     ぜんぶで 500万人 くらい?」

    息子に言いたい。

    私は、きゃりーぱみゅぱみゅさんではないのだよ……

    ※きゃりーぱみゅぱみゅさん(@pamyurin)のフォロワー数は、現在500万人強です。

     * * *

    それではそろそろ、 今回の結城メルマガを始めましょう。

    どうぞ、ごゆっくりお読みください!

    目次

    • はじめに
    • 再発見の発想法 - Backtrack(バックトラック)
    • テキスト作成エコシステム - 文章を書く心がけ
    • 自己満足から逃れるには - Q&A
    • 自由に選択できるということ
    • おわりに
     
  • Vol.284 結城浩/仕事の心がけ/レトリカル・クエスチョンと対話の難しさ/自己肯定感/

    2017-09-05 07:00
    216pt
    Vol.284 結城浩/仕事の心がけ/レトリカル・クエスチョンと対話の難しさ/自己肯定感/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年9月5日 Vol.284

    はじめに

    おはようございます。結城浩です。

    いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

    もう九月ですね!

    ここ数日は急激に寒くなり、 「もう秋なんだなあ」と思うことが多くなりました。

    あなたは、いかがお過ごしでしょうか。

     * * *

    note(ノート)の話。

    2017年9月1日から、この「結城メルマガ」を、 note(ノート)の継続課金マガジンでも配信するようになりました。 これで、

     ・まぐまぐ!
     ・ニコニコチャンネル(ブロマガ)
     ・note(ノート)

    という三つの配信プラットホームのどれでも「結城メルマガ」 を講読できるようになりました。

     ◆結城メルマガ
     http://www.hyuki.com/mm/

    内容は同一ですので、 読者さんの立場からすると複数の講読をする意味はありません。 しかし、先週もお話しした通り、 配信スタイル(コンテンツのデザインなど)は異なりますので、 自分に合ったプラットホームを選択できるメリットがあるといえます。

    note(ノート)での配信には「初月無料」というサービスがあります。 購読開始した月で試し読みを続け、その月が終わる前に講読解除すれば、 まったく課金されません。言い換えると、 ひと月分は無料で読めるということです。 電子的なコンテンツは紙の本のような「立ち読み」が難しいので、 このような「初月無料」サービスはいいですよね。

    現在「結城メルマガ」をnote(ノート)以外で読んでいる方も、 ぜひこの「初月無料」サービスをご利用いただければと思います。

     ◆結城メルマガ - note(ノート)
     https://mm.hyuki.net/m/m73f865053b52

    配信開始してからまだ一週間も経っていないのに、 すでに、数名の方が講読開始してくださっています。 ありがとうございます!

     * * *

    筆記具の話。

    結城は筆箱(ペンケース)を持っていません。

    ほとんどの書き物はMacBookとiPhoneで行うからでもありますし、 あまり高価な筆記具を持たないからでもあります。

    ボールペンや安価な万年筆をたくさん買い込んでおき、 かばんの中のポケットにざらざらと入れています。 何か手で書きたいなと思ったら、かばんに手を突っ込んで、 最初に手に触れた筆記具を使って書きます。

    そのくらい大ざっぱ。 そのくらいこだわりなしです。

    何だかだらしないようなイメージを受けるといやなので、 念のため言い訳を書いておきますね(小心者)。 結城は筆記具にこだわることよりも、 書き始めまでのスピードを重視しているのです。

    自分のお気に入りの筆記具でなければ書けないとすると、 筆記具を探す時間が必要になります。 ペンケースの中に筆記具を入れていたら、 書き始める前に「ペンケースを開ける動作」のための時間が掛かります。 それがいやなのです。

    結城はかばん以外にも筆記具をあちこちに置いています。 食卓のまわりにはボールペン数本が必ず置いてありますし、 もちろん自宅の机にもボールペンが散らばっています。 寝床のまわりにもありますね。

    そんなふうにあちこちに筆記具を置きたいので、 高価な筆記具は避けたいのです。 筆記具は消耗品だし、なくなっても気にしない。 そんな感覚を持っています。

    筆記具にはこだわりませんが、 書かれたものの方にはこだわります。 ていねいに考えて書きますし、 そして、書き終えたものはすべてiPhoneで撮影し、 なくならないようにEvernoteに入れておきます。 何に分類されるかわからないメモもたくさんありますが、 とりあえず撮影して保存します。

    未来の自分がこのメモを活用してくれたら楽しいな、 と思いながら。

     * * *

    文字の混乱の話。

    『数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて』を執筆したときに、 「文字の使い方」でかなり悩んだ部分があります。

    積分に出てくる「区分求積法」という面積の求め方を説明するときには、 実際の面積よりも「小さい数」と「大きい数」で《はさみうち》を行います。

    実際の面積を表す文字として「S」を選んだとします。 面積はSで表すことが多いので、これは自然です。

    Sよりも小さい数を表す文字として「より少ない(Less)」から「L」を選び、 大きい数を表す文字として「より多い(More)」から「M」を選びます。

    このような文字選択は自然なのですが、ちょっと困ったことがあります。 それは、

     L < S < M

    という不等式になってしまう点です。 実際は以下の図のように添字がついて L_n < S < M_n ですが、 細かい話はさておきます。

     ◆『数学ガールの秘密ノート/積分を見つめて』の一部

    2017-09-04_lsm.png

    L < S < M という不等式は、見方によっては不自然です。 なぜなら、洋服のサイズを考えると、 Lはラージ(大)、Sはスモール(小)、Mはミディアム(中)ですから、

     S < M < L

    という順番の方が自然だからです。

    説明の文章を書いているとき、 このような「文字の混乱」はときどき起きます。 何しろアルファベットは26文字しかありませんから、 どうしようもないのです。

    小さい方はS'として、 大きい方はS''のように「記号」を付加する手もあります。 しかし、微積分では「'」は別の意味を持ってしまいますし、 そもそも、文字に記号を付加すると必要以上に 「難しい数式」っぽくなってしまいますので、 それは避けたいですね。

    結局、悩んだ末に、

     L < S < M

    という順番で押し切ることにしました。

    ちょっと似た話として、 コンビニのコーヒーマシンについているボタンの文字があります。

    普通サイズのコーヒーを「レギュラー(R)」として、 大きいサイズのコーヒーを「ラージ(L)」としましょう。

    このときコーヒーのサイズ順にボタンを並べると、

     (R) (L)

    になりますが、これはたいへん奇妙です。 なぜかというと「左(L)」側に(R)のボタンが来て、 「右(R)」側に(L)のボタンが来るからです。 これもまた不幸な「文字の混乱」です。 このコーヒーマシンの場合には、 普通サイズを(小)とし、 大きいサイズを(大)とでもすればいいのでしょうか。 でも、それだと、 「普通サイズ」が「小さい」という印象を与えてしまいますので、 お店としては避けたいでしょう。うーん……

    このような「文字の混乱」を避ける万能の方法はありません。 《読者のことを考える》という原則を踏まえつつ、 自分がいま書いている文章ではどれがいいかを考える必要があるのです。

     * * *

    理解できるように説明する話。

    結城は、幼稚園か小学一年くらいのころに、

     「10円と5円を合わせると15円になる」

    ということがどうしても理解できませんでした。 理解できなくて、くやしくてくやしくて泣きじゃくり、 懸命に説明してくれた姉と祖母を困らせたことがあります。

     姉「ここに10円があるとするの、わかる?」
     私「わかる(頷く)」
     祖母「それからここに5円を置くの、わかる?」
     私「わかる(頷く)」
     姉「で、合わせると15円になるの」
     私「わかんないようっ!(泣く)」

    姉も祖母もていねいに教えてくれたと思うのですが、 「10円と5円を合わせると15円になる」 という基本的なことを教えるのは難しいですよね。

    当時の結城も幼くて、

     「何がわからないのか」
     「どうして理解できないのか」

    を自分の言葉で表現できなかったわけでしょうし。 そして、泣きじゃくった理由の一部には、 「何がわからないかすら説明できない悔しさ」 も含まれていたと思います。

    もしかしたら、その経験を通して私は

     ・相手が理解できるように説明することは大事
     ・どこがわからないのか、当人が説明できるとは限らない

    ということを深く理解したかもしれません。そしてそれは、 現在の仕事のどこかに役立っているかもしれませんね。

    少し似た話で、小学一年生になった結城は、 「十二」を「102」と書いて、 先生に「違いますよ」と言われたことがあります。 このエピソードは『プログラマの数学』に書きました。

    「位取り記数法」を知らなかったんですね、私は。

     ◆『プログラマの数学』
     http://www.hyuki.com/math/

     * * *

    女の子の話。

    ある朝、結城が駅まで歩いていると、 向こうの方から小さな女の子が歩いてきました。

    その女の子は、 キャラメルの箱をスマートフォンに見立てて、 「画面」をタップしてから耳に当てます。 そして、おすまし顔で、

     「もしもし? あのことだけどね…」

    と言いながらトコトコ歩いてくるのです。 忙しいビジネスウーマンのようなそぶりで。

    ところで、そのすぐ後で、 今度は大人の女性が歩いてきました。

    その女性は、 本物のスマートフォンを耳に当て、 キリッとした表情で、

     「メール読みました。その件ですが…」

    と言いながら歩いてきます。

    まるでプチ・ドラマを見ているようで、 ほっこりした朝の出来事でした。

     * * *

    それではそろそろ、 今回の結城メルマガを始めましょう。

    どうぞ、ごゆっくりお読みください!

    目次

    • はじめに
    • note(ノート)での配信開始にあたって - 仕事の心がけ
    • レトリカル・クエスチョンと対話の難しさ
    • 自己肯定感について
    • おわりに