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Vol.154 結城浩/再発見の発想法/バランスの取れたアドバイス/自分の価値観を発見する/数学文章作法のスケッチ(9)/
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Vol.154 結城浩/再発見の発想法/バランスの取れたアドバイス/自分の価値観を発見する/数学文章作法のスケッチ(9)/

2015-03-10 07:00
    Vol.154 結城浩/再発見の発想法/バランスの取れたアドバイス/自分の価値観を発見する/数学文章作法のスケッチ(9)/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年3月10日 Vol.154

    はじめに

    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

    もう3月10日ですよ! 時間が過ぎるのは早い早い……

     * * *

    新刊の話。

    今年(2015年)4月に刊行される『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』は、 現在初校ゲラを読んでいる段階です。 今週の金曜日には編集部で初校の読み合わせがあります。

    読み合わせについては、結城メルマガでも何回かお話ししてきましたね。 編集部で初校ゲラを一ページ一ページめくりながら、 どういう修正を入れるかを結城と編集長とで話し合う作業のことです。

    結城はこの「読み合わせ」が大好きです。 本が生まれていくプロセスの重要な一部分になっているからですが、 自分が書いた本をどのように改善すべきかを再確認する場でもあるからです。

    ちょっとわかりにくいですかね。

    結城は文章を書くのが好きですが、 少しメタな立場で「文章をどのように書くか」を考えるのも好きなんです。 で、読み合わせの場では「ここの段落はこう変えます」と編集長に説明するんですが、 そのとき心の中では「なぜなら、こうした方が誤解が減るから」 と補足解説をしています。それが心地良いんですね。

    プログラミング言語に関わる本を書くのも、数学文章作法のような本を書くのも、 言葉について言葉で説明することですから、 私にとってはたいへん甘美な体験ですね。

    ということで、今週金曜の読み合わせに向けて、 現在せっせと初校ゲラを読んでいるのです。

     ◆『数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて』
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797382317/hyuki-22/

    ちなみに、Twitterで「合格祝い」や「誕生日プレゼント」として、 「数学ガール」シリーズや、「数学ガールの秘密ノート」シリーズ が選ばれているのをときどき見かけます。

    中学生・高校生・大学生のお知り合いがいらっしゃる方、 ぜひ!

     * * *

    なつかしい本の話。

    『古文研究法』や『新釈現代文』はなつかしい受験参考書です。 現在、ちくま学芸文庫で刊行(復刊?)されています。

     ◆古文研究法 (ちくま学芸文庫) 小西 甚一
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480096604/hyuki-22/

     ◆新釈 現代文 (ちくま学芸文庫) 高田 瑞穂
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480092234/hyuki-22/

    古文研究法は途中で挫折したけど、新釈現代文の方は高校時代に熟読しましたね。 めぐりめぐって自分が本を書く態度に大きく影響を与えました。 受験参考書なのだけれど「文章とは何か」「若者が知的に生きるとはどういうことか」 まで踏み込んだ話になっていたと思います。

     * * *

    校正の話。

    ツイッターでおもしろい校正の話がありました。

     https://twitter.com/kamezonia/status/566162799580045313/photo/1

    初校で「100メーター競争」と書かれており、 修正指示で「ター」の部分を「トル」に変えようとした。 ところがその結果として「100メー競争」になってしまったという話題です。

    これは「トル」という赤文字が「指定部分を削除(取る)」 という指示に見えてしまったからですね。

    似たような話で「父親」を「パパ」に修正指示したのだけど、 その修正指示を取り消しする目的で「ママ(そのままの意)」と書いたら、 「父親」が「ママ」に変わってしまったというのも聞いたことがあります。

    校正の笑い話ですが、言及というものの難しさをちょっぴり表現していますね。

     * * *

    読者さんに教えてもらった話。

    高橋源一郎さんの『ニッポンの小説3』という本で、 結城の『数学ガール』が取り上げられていました。

    「あの日」以来、本が読めなくなったけれど、 「ぼくでも読める本があったんだ」として『数学ガール』が6ページ半に渡って取り上げられています。

     ◆高橋源一郎『「あの戦争」から「この戦争」へ ニッポンの小説3』
     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163901809/hyuki-22/

    思いがけない方に取り上げていただいたので、 ちょっと驚きつつも感謝しております。

     * * *

    さて、それでは今週の結城メルマガを始めましょう。

    今週は「再発見の発想法」のコーナーで、 「ラッパー」というキーワードにまつわる話をお送りします。

    その他「仕事の心がけ」や「文章を書く心がけ」などの各コーナーもどうぞ。

    お楽しみください!

    目次

    • はじめに
    • 再発見の発想法 - 再発見の発想法 - Wrapper(ラッパー)
    • バランスの取れたアドバイス - 仕事の心がけ
    • 数学文章作法のスケッチ(9) - 書き進めるコツ/執筆の計画/文章のパーツ
    • 自分の価値観を発見する - 文章を書く心がけ
    • おわりに
     
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