• このエントリーをはてなブックマークに追加
RPGアツマールの感想生放送(12月24日分)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

RPGアツマールの感想生放送(12月24日分)

2017-01-11 19:16
    6dd84faf1c50a4d9960f25433fe4049f696ae170

    2016年12月24日に行われた『RPGアツマールほぼ全部感想書きます生放送 』中で番組出演の伊予柑が書いた感想の一覧です。

    ・本放送はゲームを15分間プレイし、その後約5分で感想を書く放送です。
    ・開発者向けの分析を行い、主に長所に注目しています。どうすればそのゲームが本当に意図していた表現ができるのかを見つけるのが目的です。
    ・複数のゲームの良い所を視聴者とともに探すことで、ゲーム表現のノウハウを身につけることができます。

    番組は今後も継続して行います。
    直近では1月13日に行いますので、どうぞご参加ください。
    https://docs.google.com/spreadsheets/d/1F8WPGm7G0AuFSQHhaGhcC2R3dE6FVjlRbL3o_of34Vk/edit#gid=2052702756



    InfinityStory 
    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm544

    村が焼かれるところまでプレイしました。

    展開がスピーディーで面白かったです!
    特に登場人物が分かりやすくて、キャラのことを好きになれました。
    ダンジョンも短くて、エンカウントが苦になりませんでした。
    物語のはじめとして、これからしっかりとした展開が続くんだろうなと期待を持てました。
    システムの作り込みが丁寧で、何よりも放送向けに上手く終わるところまで作っていただいて、お気遣いありがとうございます!

    【アクションRPG】きみと ゆうきの ものがたり
    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm579

    ヌルヌル動く移動やアクションとして作り込まれたシステムが面白かったです!
    牢屋から始まる劇的なOPも、とてもドキドキしました。
    特に「黒い影の人」の正体がわからず、回想に戻る構成が良かったです。暗い暗い雰囲気から明るい安心できる主人公の家にもどってきて、メリハリがあって、今後もこうした劇的な展開が続くんだろうなと楽しみになりました。
    細かなデザインや台詞ウインドウなど世界観の統一が完璧なのも、良かったです。とても丁寧に作られているとおもいました。

    キマイライフ

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm859

    そぎ落とされたデザインが最高でした。
    イラストと台詞のどちらもセンスがよくて、ジョークをまじえながら徐々にときあかされていくストーリーにすごく引きつけられました。
    最後の選択肢、黄色い猫の台詞がとても「温かい」感覚があって、殺すことの後ろめたさがありました。(殺す選択を選びました)
    「なぜキマイラなんてつくるんだろう?」という疑問が揺さぶられながらストンと回収されていく構成が、短編として、気持ちよかったです。

    白の雪と古の魔女

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm206

    壮大な物語を予感させるOPと、静かな旅立ちが良かったです。
    危険な雪の世界と、温かい場所での回復が対比されており、雪の世界の感覚がより強く伝わりました。「励ます」が無条件で回復になっているなど、ゲームシステムで物語を表現する意思を感じました。
    狼がたびたびでてくることや、マップに落ちているアイテムなど、「マップを進めたくなる物語や動機」が上手く組まれているとおもいました。
    戦闘後のリザルトは、1つ1つの戦闘のやりかたを工夫してみようとおもわせ、長いRPGで飽きを防いでいるとおもいました。面白かったです。

    うづきの牛丼

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm999

    放置系ゲーム&ハクスラRPGの組み合わせは、最高だとおもいました。
    この基本企画だけでいくらでもゲームが作れるとおもいます。バランスを「お店経営(リソース管理)」に寄せるか、「ハクスラ(リソース獲得)」に寄せるか、「放置ゲー(リソース増えて気持ちいい)」に寄せるかで大きくバランスが異なるとおもうのですが、どれに寄せても面白いとおもいます。繰り返しプレイができるフックが沢山あるので、非常に将来性を感じました。
    3人のキャラクターもよく、ゆるい食材のイラストや世界観もよかったです。やりたいことが沢山詰め込まれているので、整理して見やすくしていけば、大ヒットするように思いました。
    非常に今後が期待できる素晴らしい企画です。

    Steel howling

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm474

    完璧なアートと、ソリッドな音、独特の世界観。
    こうした素材の力はもちろんなのですが、ゲームとしての組み立ての上手さになにより驚きました。
    1 ぐらぐら煮る音 → 鍋に脳みそ
    2 縛られた2名 → 殺人鬼がくる
    3 同じクローゼットに閉じ込められた女 → 殺人鬼の対峙
    すべての行動の予備動作として「嫌なもの」があり、同時に「進まなくてはいけない」動機が用意されていて、とにかく手汗を握る緊張感のある展開でした。
    「悪夢に閉じ込められる」ものはよくあるのですが、
    ここまでドラマチックに物語に入りこめたものは初めて見ました。
    殺人鬼を倒すところのミニゲームの積み重ねも「物語を体験している」感覚が強くあり、素材の表現力がありながらも、それを上回るゲームとしての表現に落とし込めている点に驚きました。

    スナギツネと盗賊団

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm711

    名作劇場のような、動物キャラクターの豊かな表現に驚きました。
    戦闘アニメーションも全て作り込まれていて、敵キャラクターが使い捨てではなく、1つ1つキャラクターになっていることが何よりも素晴らしくおもいました。
    そのキャラクター表現を際立たせているのが戦闘の3すくみシステムで、「このキャラはこういう性格だからこのコマンドでいこう」と予見させる作りになっていたのが良かったです。
    「キャラの動きを読み切ればノーダメージでたおせる」というシステムなので、「複数の敵が出てきたときに絶望的になる」というRPGの序盤の欠点を打破できているのも、システムとして素晴らしいとおもいました。今後多数のキャラクターに追いかけられるようなシーンなどあるのでしょうか。読み切って全てたおせたときなどはこのシステム独自の爽快感があると思います。ジャンケン型が単なる属性になりがちな中、ゲームとして発展性があり、キャラクター表現まで繋がる良いシステムだとおもいます。

    穏やかなる遠州

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm989

    純文学のような掌編でした。心を失ってしまった主人公が、田舎に戻る過程でそれを取り戻していくことが、ゲーム表現に落とし込まれていたとおもいます。
    「うめ」は過去からきた子どもかのようです。
    子ども時代にあったことを今一度主人公に思い起こさせ、地元のものを「食べる」ことで田舎時代の生に満ちていた自分を取り戻していくというのがコンパクトに表現されていて、ゲームらしからぬ情緒を感じました。
    「歩いているだけで楽しい」というのは良いゲームの条件ですが、まさに歩いているだけで楽しく、癒やされる構成になっていたとおもいます。鬱蒼とした森から、草原、そして高台→実家と、MAP表現が明るくなっていくところも巧みで、短いなかに詰め込まれている物語でした。

    スクどらしる!

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm950

    「スクショを撮る」という行動に注目したゲームは初めて見ました。世界の隅々まで巡りたくなる、根本的に素晴らしいアイディアだとおもいます。ハクスラもリソースを獲得するゲームですし、スクショもこのゲームにおいてはリソースです。MAPに置かれているアイテムなど、そのリソース獲得がノーストレスでイージーなバランスに落とし込まれているところに個性を感じました。ついアイテムに「もてる数」「重さ」を課したり、キャラクターにパーティポイント的な制約をいれたりしてしまうものですが、そんなものは一切なく「獲得」の面白さに重点が置かれています。元々のゆるどらのキャラの可愛さもあり、好きなキャラクターを存分に育ててあげる面白さを重視したゲームなのかな、とおもいました。(この方向に振り切るのであれば召喚時に一言キャラの台詞を言わせてあげるのも良いかな、とおもいます)
    基礎のハクスラシステムがとても良くできているので、どれだけでもバージョンアップできるゲームになっているな、とおもいました。

    昔作ったロボット物ゲームのエフェクトを集めた物

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm554

    スパロボ魂が伝わりました! 
    アニメーションカッコイイ!!!!
    こういうギャラリー的な作品の見せ方もあるんだなーとおもいました。
    どなたかと組んでアニメーション全開のゲームを作るなど
    夢想してしまいます。

    Cross Spirit

     http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm784

    自分が死んだことに気がつかずに、「保健所」という非常に危険そうな場所に行くというシチュエーションが良かったです。マップチップによる保健所の不気味さもよく表現されていたとおもいます。
    保健所内のギミックは、敵の視覚範囲が可視化されており、アクションパズル的に分かりやすく楽しめました。はじめに4Fにいって下っていく構造は「自分がどこまで進んだのか」が分かりやすく、良い構成だとおもいます。
    ホラー表現が現実的な感覚から乖離させず「夜、保健所、犬、忍び込む」というような「こどものころ感じた怖さ」に寄せる意思を感じました。こどもの怖さの感覚をもっと深く見ていきたいです。


    少年少女・夏・小冒険

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm300

    小学生が夢想する夏休みの冒険をそのままゲームにしたような雰囲気が良くでていたとおもいます。お化け屋敷から異世界にいくまでの流れがとてもテンポが良く、引き込まれました。常に水着であるところも「夢のなかの冒険」感がありました。誰かが不幸になる世界ではなく、敵キャラクターも、日記帳に書いたラクガキのような可愛い絵柄で、ストレスを感じることなく楽しめました。
    葉月さんが男言葉だったり、主人公よりもHPが高かったりして、「きっと身長も主人公より高いんだろうな」とおもいました。小学生だと1年で大きな体格差があり、女性のほうが強い時期があるので、そうしたリアリティをゲームでも感じました。

    風の森 クリスマス

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm994

    キャラクターグラフィックの魅力に驚きました。さすが漫画を書かれているだけあり、一目で引きつけるすばらしい絵だとおもいます。アレやドラゴンなどユニークな世界観で、もっと彼らの会話が聞きたくなる力にあふれています。「世界に雪が降って困っている」というのも、ほのぼのとした世界のなかで分かりやすい困難さでした。
    続きものということもありゲームを飲み込むのに少し時間がかかりました。ぜひ落ち着いたタイミングでバージョンアップいただければとおもいます!


    カプセルソルジャーと不思議なダンジョン

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm679

    幼なじみ二人の関係がダンジョンを潜る動機になっていく構成が良かったです。
    15分ほどプレイし5Fまでたどり着いたのですが肝心の「合成」をどのようにやるのかが上手くつかみとれませんでした。一応敵を倒して何枚か召還できたのですが、「レベルが足りない」と出てしまいまして…。
    導入部分とても楽しかったので、システムの導入もいただけると嬉しく思いました!



    【VOICEROID】手応えのある敵と戦うRPG《Ver0.27》

     http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm565

    手ごたえがありました。
    この手のゲームのユーザー行動はトライ&エラーを繰り返して「ゲーム内知識」を仕入れ、最適化をしていくのだとおもいます。(ウィザードリ―系と言っても良いのかも)
    そうしたトライ&エラーのストレスを最小限にするための仕組み(自動回復やテンポを削ぐイベントの省略)と、ゲーム内知識を充実させるための仕組み(図鑑やアイテムの詳細)が充実している点が良くおもいました。
    その上で最適解を易々と渡さないためのランダムアイテム配布が相まって、wikiなどで安易に攻略させない、カスタムに自分だけのゲーム知識ゲーの偏愛が美しく思います。
    ローグライク系もそうなのですが、ゲーム内知識を楽しむゲームは「何を残し、何を豊かにしてジレンマを起こすのか」という選択がゲームデザイン上のポイントになってくるかとおもいます。筆者はゲームの腕前&プレイ時間的にそこを見極めるまでたどり着けなかったのですが、割とシンプルにインフレさせるハクスラなのかなあとおもいながら、プレイしました!

    いじめっこ虐殺ゲーム3

    http://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm714

    凄惨ないじめがテーマでありながら、いじめっ子を「許す」ことで進むという設定に唸りました。タイトルは「いじめっこ虐殺」なのにいじめっ子への虐殺を止めるゲームなんですね。冒頭から続くエピソードの1つ1つが「嫌な」ものなのに、ついつい先を見たくなってしまう自分のほの暗い感情にやられました。物語の根本が非常に太く、R-18にすることも、少女向けにすることもできる幅広い設定とゲーム設計だとおもいます。感嘆しました。
    裁判パートや、教室で8人並ぶいじめっ子、サイケデリックなダンジョンなど「絵に映える」シーンが多くて、メディアミックスに向いていると感じました。ゲームだけにとどまらない強度のある設定だとおもいます。非常に可能性を感じました。
    素晴らしい作品です





    以上です。ご参加ありがとうございました。
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。