ニコニコ超会議はドワンゴが居なくなって完成する
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ニコニコ超会議はドワンゴが居なくなって完成する

2014-05-02 10:29
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ニコニコ超会議3が終わった。個人的にこれまで参加したすべてのイベントの中で最高のイベントだった。特に、「わかってる企業ブース」と「訓練された観客」が素晴らしかった。いずれドワンゴ運営は彼らに完全敗北し、超会議を手放すことになるだろう。

超会議1,2では企業ブースはオマケのような扱いだった。出展側企業はニコニコのことがよく分かっておらず、既存イベントと同じようなブースを構え、そして閑古鳥が鳴いた。彼らを擁護しておくと、展示会イベントというのは「いかに製品をニュースに乗せるか」「いかにサンプリングを配るか」「いかに消費者に製品を体験してもらうか」という概念で作るものなのである。プロモーションなのだから、とにかく商品の魅力をまっとうに訴えねばならないのだ。

萌え選挙カーに有権者を乗せて接待してあげるとか、バスケットコートを作るとか、最中アイスなのに進撃の巨人前で縄跳びするとか、意味ないわけですよ! お前ら全然商品PRしてないじゃん! ニュースになっても「面白いですね。ところでそれが何の役に…?」って返されるパターンじゃん! アホか!

そう、企業がアホなのである。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン状態なのだ。ユーザーと一緒に参加してお祭り騒ぎをし始めたのだ。全く儲からないのに!

ちなみに、アースミュージックアンドエコロジーという普通に可愛いファッションブランドが、全く奇をてらわないで真正面から出店していたのが180度まわって超面白かった。この企業はボカロコラボを初期からしかける「わかってる」企業である。それがあえての、ふつーの服。お祭りのなかに登場したふつうさに、面くらって笑ってしまった。センスすげえ。

総じて、展示会慣れしていない企業ほど真剣に参加者のことを考え、真剣に遊んでいた。お金と知恵をもった大人が本気を出すと凄い。

そして、それに乗っかる参加者も参加者である。元々「遊び」を見つけるのは得意なニコ厨だが、3回目を迎えてそれが本領発揮されたようだ。立体起動しようとしたり、壁に上ったり、出会い系神社にいったり、細かすぎて伝わらないネタで穴に落ちたり、あらゆる所で積極的に挑戦して失敗していた。そう、「失敗」していたのだ。歌やブース出展のように家で準備して披露するものはもちろん、とりあえず難しそうなヤツも挑んで失敗して笑っていた。訓練されすぎである。「上手くいかない」が織り込まれた大衆型エンタメは滅多にみかけない。凄い。

もちろん、踊ってみたや、歌ってみた、ニコつくのような1から際だっていたカルチャーはさらに進化していた。特にまるなげ広場は「アジアのマーケットみたいですね、ごちゃっとしてて」と知人がいっていたが、わくわくする情報量だった。ニコニコ学会やボーマスのような併催系は言うまでもない。

さて、超会議は10年続くらしい。この調子で企業が進化し続け、ユーザーが失敗を怖れず参加し、ユーザー出展ブース&併催系がさらに勢力を伸ばしたら、4~8ホールのドワンゴ主催のブースなんていらなくなるんじゃないだろうか。ドワンゴには列整理をがんばっていただいて、せいぜいユーザーの邪魔をしないで居てくれればいいのだ。あ、隅っこで電王戦とグソクムシは出しててもいいよ。

超会議2017あたりでは、本当にこうなっている可能性が高い。それが超会議の完成だし、進化の終わりである。どこまでイベントの伸びしろを保ち続けられるのか、とても楽しく考えている。

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将来的にはドワンゴは完全運営でブース等は作らなくてよくなるほうがいいかもしれませんねー。
34ヶ月前
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ニコニコ超会議はニコニコを越えて、日本のインターネット(あるいは日本そのもの)を大体再現する場になりつつあるのかもしれませんね。
34ヶ月前
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