Google Cardboardに合うレンズを100円ショップ等から探す
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

Google Cardboardに合うレンズを100円ショップ等から探す

2014-09-17 07:24
  • 2

Cardboardの中で重要なパーツ、レンズ
公式の指定では外径25mm、焦点距離45mm。
このレンズを使ったのと近い見え方になるレンズが近くの店で安く簡単に入手できれば、敷居が下がって気軽に作れる人も増えるかも、というわけで、今回各100円ショップと東急ハンズで買ってきたこちらの4種類を試してみました。

ダイソー ミニルーペ \108

ダイソーのルーペ・老眼鏡コーナーにはだいたいあった置き型ルーペ。
上部の黒い部分はひねると外すことが可能で、中には外径30mmのレンズが2枚入っています。
ダイソーには枠が木製のレンズ外径25mmほどのルーペもあるそうですが、いくつかダイソーを周ってみましたが見つけられませんでした。あとレンズの周辺の方のボケが大きいらしい(正直Cardboardにはレンズの外径25mmより30mmかそれ以上の方がいいような。大きいほど収差が悪化しやすいのでレンズの質が重要になりますが)。

キャンドゥ 拡大鏡ミニ \108

キャンドゥで見かけた中で一番倍率が大きかった物。レンズの外径は45mmほど。

WATTS系列 拡大鏡2P \108

WATTS系列の100円ショップ(meets.とシルク)にあった拡大鏡。
倍率2倍(大きい方)と3倍(小さい方)の2つが入っています。

セリア
老眼鏡だけでルーペが無かった……。

東急ハンズにあったルーペ \174

今回これを入れた理由は、100円ショップ商品だけだと近くに100円ショップが無い場合どれも入手できなくて手詰まりになるので、ネットで入手しやすくて安い物も入れようと思ったためです。
Amazonだとあわせ買い(Amazon発送の商品購入額が\2,500以上だと一緒に買える)で1個\94で買えます、マーケットプレイスからもそれなりに安く購入可能。
http://www.amazon.co.jp/dp/B001O2ZG02
レンズ部分の外径は30mm。


焦点距離45mmを満たすためには倍率が6、7倍必要なんですが、レンズ1枚でそれを満たせて外径25mm以上の物が無かったので、これらを2枚組み合わせて焦点距離45mmを目指そうと思います。

それぞれのレンズの外径・焦点距離はこんな感じでした(焦点距離はおおよその値で、あまり正確じゃないです)。
買った店外径焦点距離表記倍率
ダイソー1枚30mm61mm3倍
ダイソー2枚重ね30mm33mm3倍
キャンドゥ45mm210mm3.5倍
WATTS 大60mm150mm2倍
WATTS 小44mm100mm3倍
東急ハンズ30mm85mm3倍
倍率の表記が当てになりませんねー、3.5倍なのに2倍より焦点距離長いとか。そもそもルーペの倍率の書き方にも何を基準にするかでいろいろあるようです(Wikipedia レンズ:ルーペの項目参照)。



少し話がそれますが、まずダイソーのミニルーペ、置き型ルーペなので例えば紙の上に置いたらその紙にピントが合います。
ということは、こちらのサイトで紹介されてるようにスマホに置き型ルーペ2個置けば即立体視可能ということです。
最初に買ってきたルーペを置いてみたら見れたので「あれ、手軽さでは最強だしこれでいいんじゃね?」と自分もまず同様の方向でいろいろ考えてみたんですが、いかんせん見える範囲が狭い!
例えばCardboard用のこういう映像が映っているスマホを、

外径30mm焦点距離44mmのレンズ(これは100円ショップものではない)を組み込んだCardboardで見た場合の左目の方の見え方はこんな感じ(あくまでイメージ映像)ですが、

直接ダイソーの置き型ルーペで見るとこれくらい狭い。

横に数人並んだ映像とかだとフルに見えるのは真ん中の人のみというレベルの狭さです。

というわけで置き型ルーペを置き型のまま使うのは厳しいのでCardboardを組み立ててレンズを使う方法に話を戻します。

ダイソーのルーペのレンズを取り出して1枚ずつ使う方法は、前回の記事で書いたとおりレンズの焦点距離が長いためかなり近いピントで見る事を要求され、目の疲れや頭痛を引き起こしかねない無理な状態で見ることになります。

そこで、ピントが合うよう画面との距離を離すと、ピントが合う上に見える範囲が広がりますが、拡大率が下がります、というか拡大率が下がったため見える範囲が広がります。
適切な焦点距離のレンズで見た場合がこんな感じとすると(先ほどの画像と同じ)、

焦点距離が長いレンズで画面から離してみた場合こんな感じです。

レンズ外径は同じなので目の前に映像が広がる範囲は変わってないですが、映像の拡大率が下がったため映像が縮小されて端まで見えるようになっています。

これが眼前に広がる映像が広くなったために見える範囲が広くなるなら良い事なのですが、このように拡大率だけ変わってしまうのはいろいろとマズくて、例えば拡大率が小さくなると以下の様な問題が出ます。
  • 物体の大きさが小さくなる
  • 両眼視差(左右の目の位置の差による見え方の横ズレ幅)が小さくなって奥行きが縮む
物体が見え方も視差も小さくなるので、例えば1mの物体を表現しても見た目は1mよりもっと小さく感じてしまいます。人や物が現実と同じ大きさな所からよりリアルさを感じたりするのでわりと重要です。
また、映像で表現する視野角とレンズを通して見る視野角に差ができ、例えば斜め前の角度30度にあった物が拡大率が小さくて斜め前の角度25度の方向になる、というように方向も不正確になります、視点を左右にぐるぐる回した時に見た目がおかしくなるかも。



というわけで拡大率を変えないようにすることも大事であり、そしてピントも合わせたい。となるとやはりレンズの位置を変えるのではなくレンズの焦点距離をCardboardが公式で指定している焦点距離に近づけるのが無難。
そこで、レンズを複数組み合わせることで焦点距離を短くして代用したいと思います。

前述のルーペからいろいろ試した結果、焦点距離45mmに近かったのは以下の2通りの組み合わせでした。
  1. ダイソーの置き型ルーペのレンズ1枚+WATTS系列拡大鏡の3倍の方:焦点距離43mmくらい
  2. ハンズにあったルーペ2枚重ね:焦点距離46mmくらい

まず前者について。ダイソーのレンズ1枚だけだと焦点距離が合わないですが、そこにWATTS系列にあった3倍拡大鏡を内側から付けると、自然に見ることができる焦点距離になります。

この拡大鏡は透明なレンズ部と黒い持ち手部分の2つのパーツが接着されていますが、持ち手部分を力任せにひねるとバキッという音とともに接着部分が折れてはずれます。

レンズ部だけならこのようにはみ出ないので貼り付けても中に収まります。

外側に付けると顔にあたって邪魔なので内側に付けましょう。
ただしこのレンズ越しで映像を見た時に、少し球面収差(周辺部のピントがずれてボケる)と色収差(周辺部の色がズレる)があります。
歪曲収差の強さもCardboardアプリの補正と若干差があり周辺の歪みが少しだけ残りますが、例として挙げた画像のような直線で構成されるような映像じゃない限り気にならないレベルでしょう。


続いてハンズにあったルーペ2枚重ねの場合ですが、こちらのレンズはかなりCardboardに合っていると思います、収差も少なくて綺麗に見えます。
ただ、レンズのみの場合と比べてCardboardに組み込むのがちょっと手間です、持ち手部分がはみ出ます。

対策としてはCardboard側に穴を開けてそこから余った持ち手部分を出すという手も。
外部から光が入ってきて没入感を阻害する欠点がありますが、Cardboardの両サイドを切れば持ち手部分を出せると同時にメガネをかけながらでも使えるので、メガネかけてる人はちょうどいいかも?

横を切り取って思いっきりはみ出させてる図。

持ち手を切ってはみ出ないようにするにしても、これがかなり固いのでそのための道具がないとちょっと一苦労。

持ち手の一番細い部分を無理矢理ニッパーで切ってみたが固かった……。少しずつゴリゴリ削る感じ。切断面は100円ショップのヤスリで整えてみた。

あとレンズのみの場合のレンズ越しの映像以外真っ暗な見た目との違いとして、レンズに枠が付いているので周囲が少し白っぽくなります。


収差が気になるダイソー+WATTS系列3倍、見え方はいいが持ち手部分の処理が必要な東急ハンズ3倍×2、二種類のケースを紹介してみました。
組み込むのが楽、かつちゃんとして見え方になってCardboardに最適な望遠鏡組立キットBK用凸レンズはレンズ2枚で544円+送料864円とそこそこしますが、価格相応の価値はあるかもなぁという感想も抱きつつ。


おまけ

Cardboard印刷用のPDFはレンズの外径25mm用ですが、前述の望遠鏡組立キット用レンズやダイソーの置き型ルーペに入ってるレンズは外径30mmくらいです。
なのでPDFの1ページ目を30mm用にサイズ変更したPDFを使っていました、おまけとして置いておきます、印刷サイズはA4です → PDF(1ページ目のみ)
2・3ページ目は前回の記事で載せた同じくA4サイズ版のCardboard印刷用PDFを使ってください → PDF
望遠鏡組立キット用レンズはだいたい30mmでしたが、ダイソーの置き型ルーペのレンズだと30mm穴ではちょっと小さかったです。

次に、東急ハンズにあったルーペ用に37mmに広げたバージョン → PDF(1ページ目のみ)
これはルーペのレンズ部分自体は30mmなんですが、レンズに枠が付いてるためその分大きくしてあります。
37mmではちょっとゆるかったので36mmでも良かったかも。
Cardboard印刷用PDFの1ページ目は、

通常は真ん中の部分(赤く色付けしてみました)の穴にレンズを入れて、両端の部分(青く色付け)を折りたたんで挟み込んでレンズを抑えますが、この東急ハンズにあったルーペは枠と持ち手が一体型でありレンズのみを挟みこむということができないので、真ん中の部分(赤)だけを使います。表と裏から1枚ずつルーペを貼り付け。
真ん中部分しか使わないため厚さが減るので、出っぱりを差し込む溝の方(PDFだと2ページ目に3箇所、3ページ目に6箇所)も細くした方が良いでしょう、または1ページ目の方だけ厚い段ボールを使うか。自分で試した時は楽という理由で厚めの段ボールを使いました。

広告
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。