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ハセベが聞く! 〜リオモ・ベルマーレ 宮澤崇史さん〜 2016年 vol.9
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ハセベが聞く! 〜リオモ・ベルマーレ 宮澤崇史さん〜 2016年 vol.9

2016-07-28 19:00

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    ROAD TO プロ観戦者への道

    ハセベ(*1)が聞く! 〜リオモ・ベルマーレ 宮澤崇史さん〜

     レース観戦素人のハセベが“プロ観戦者”をめざし選手やレース関係者に話を聞きに行く月イチ連載。毎回の取材者は紹介形式でつないでいきます!

     第5回目、話を聞きに行ったのは、リオモ・ベルマーレ(*2)監督兼選手である宮澤崇史さん。(*3)さまざまな視点からみたレース観戦に対する想いや考え方、アイデアを聞きました!

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    *1 ハセベ:2008年に突如、幼少時代に自転車でどこでも行っていた頃を思い出し、ロードバイクに乗ることを決意。ロードバイクに出会い、仲間に出会い、自転車に乗ることの楽しさに出会い、更に仕事において自転車業界に関わることにより、微力ながら寄与していくことを決意。これまでは自転車に乗ることだけに注力してきたが、この度、「プロ観戦者」になるために始動。

    *2 リオモ・ベルマーレ:湘南ベルマーレサイクルクラブは、国内トップで走るロードチームを有しているほか、一般クラブ員やファンが楽しく集うクラブ。週末の脚力に応じたクラブライドや、各地へのイベント参加など、楽しい活動が盛りだくさん。また、キッズサイクルスクールをはじめとしたセミナー等で、社会貢献や、皆さんの安全なサイクルライフを応援している。

    * 3宮澤崇史:
    宮澤 崇史 Miyazawa Takashi
    長野県出身 37歳
    自転車プロロードレーサー兼監督
    18歳~36歳までフランス・イタリアを主に活動
    23歳、母に肝臓を移植
    29歳、アジアチャンピオン
    30歳、オリンピック出場
    32歳、全日本チャンピオン、アジア大会銀メダル
    34歳~、世界自転車競技連合における最もカテゴリの高いプロチームに位置する【チームサクソバンク】に2年在籍。在籍中にツールド台湾にてリーダージャージ(個人総合時間賞)日本人初獲得。ツールドピカルディーにてポイントジャージ(スプリント賞)日本人初獲得。36歳、アジア大会・世界選など日本代表選出されつつも突然の引退。
    現在は、湘南ベルマーレサイクルロードチーム監督の他、パーソナルコーチング、メーカーアドバイザリー・プロダクト開発、テレビ・ラジオ出演、講演活動、イベント出演など多岐に渡り活躍中。

    【主な戦歴】
    2006年~2007年 ツール・ド・おきなわ 大会史上初の2年連続優勝
    2007年 アジア選手権ロード優勝 アジアチャンピオン
    2008年 北京オリンピック出場
    2008~2009年 ツール・ド・北海道 大会史上初2年連続総合優勝
    2010年 全日本選手権ロードレース優勝 
    2010年 アジア大会ロード出場(アジアオリンピック)銀メダル獲得

    《宮澤崇史 Facebook page》  http://www.facebook.com/MiyazawaTakashi
    《宮澤崇史 OfficialWebsite》 http://bravo-tm.com/
    《宮澤崇史 チャンネル》 https://www.youtube.com/playlist?list=PL0L_--ksesyB8zI32O4jhAD8wMm-8iC83

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    Q. はじめてのレース観戦の思い出はありますか?

    全然スポーツできなさそうな人がめちゃ速い

     観戦というと、競技を始める前からすでにツールなどをテレビで観ていました。
     レース観戦の思い出だと、原村(長野県)で行われた実業団レースを中学三年生か高校一年生ぐらいの時に観戦にいきました。ただ、当日は大雨で、やっていないだろうと思って会場へ行ったのですが、やってたんですよね。驚きました。大雨でもやっていることよりも一番驚いたのは、真鍋選手。全然スポーツできなさそうな人に見えたのですが、走ったらめちゃ速い(笑)。

     見た目で言うと、サッカーやっている人とかはすぐわかりますよね。
     でも、自転車やっている人はギラギラしていないんです。海外選手も同じです。ジャパンカップのアフターパーティーでの海外選手の姿を見ても感じますよね。思うに自転車選手は普段の姿ではスポーツ選手っぽくない人が多いと思います。

    オフ会を楽しみたい

     ほかに思うことは、自転車の観戦だけだとお客さんも飽きてくるので、オフ会をたくさんやって楽しむのがよいのではと。Tour Of JapanもJapan Cupも大会だけでなくオフ会を楽しむ!そんな風になればいいですね。

    Q. レース観戦についてどう思われていますか?

    選手が成長するためのレースが必要

     日本のレースでもったいないな〜と思うのは、選手が成長するためのレースが少ないことですね。選手の成長計画を考えたレースがないのはもったない!
     レースの主催者は選手が成長できるコースかどうかをもっと大事にして欲しいです。長い目でみて日本選手がそのコースでどれだけステップアップできるのかという視点はとても大事です。

     また、日本でもU23とかジュニアの育成がもっと必要。若手が才能を伸ばすためのレースも必要になります。

     場所のことで言うと、あまりにも人里離れた場所はどうかと思いますが、各国で開催される世界選手権だって、けっして交通の便の良いところでやるわけではありませんが、コアなファン以外でもレースを観れる環境は大切ですね。

    ヨーロッパ人はコース設定がうまい

     総合的に言うとヨーロッパ人は、コース設定がうまいですよね。
     たとえば年齢が低いカテゴリーは、人が集まりやすい場所でレースをやるんですよ。日本で言うと全ての県でやっているような感じです。レースとしては、周回コースで、上りもあれば、平坦もあり、大体1周3〜5km。しかも、ボランティアが主体となって運営をやっているんですよね。子どもやカテゴリーの低い人達には、ボランティアの力が必要なんです。逆にカテゴリーが高くなるとちゃんとしたオーガナイザーが必要ですし、運営もそうなりますよね。
     また、将来自分が走るであろうコースの一部を若いうちから走ることができますし、インターバルが激しいレースもあるし、テクニカルなレースもあるなど、レースそれぞれに狙いがあります。

    Q. レースで一番重要なことは?

    位置取りはすごく大事

     脚が強くても位置取りができないと全然ダメです。
     とくに、小さいころからレースに取り組んでいると集団内の対応力は全然違うし、上手いですね。
     選手選考って難しいのですが、位置取りが苦手でいつも集団の後ろに居る選手を選ぶより、位置取りが得意な選手を選んだほうが良いんですよね。
     これに気づくには、海外で走らないとなかなかわからないと思います。

    Q. レースではどんなところを見てほしいか?どんなことをしてほしいか?

    (レース前)

     重要なレースになればなるほど、選手ってピリピリします。
     逆にそれが嫌だから普段よりたくさん話をして、自分で気持ちをコントロールする人もいます。

    シミュレーションをする

     自分の場合は、大事なレース前は、ファンとのコミュニケーションをあまりとらないようにしていました。自分がやるべきことを事前にしっかりシミュレーションする必要があったからです。若ければ若い時期ほど、それが大事です。シミュレーションのイメージがないと一喜一憂してしまう。
     細かなことを言うと、チームメイトと話す時間も大事だし、ゼッケンつける時間、トイレにいくのも大事、メカニックと話をすることも大事。本当に1つ1つが大事。絶対にミスはしないという感じで準備します。

    コースで言うと

     フランスやベルギーだと道幅の狭いコースなうえ、よく風が吹いたりするのでシミュレーションは本当に大事になります。今日のコース何km地点で風が変わるとか、細かくチェックしていたし、どこに補給地点があるとか。補給地点で補給がとれなかった場合は次はどこで取れるとかつねに考えている。そのうち、五感が研ぎ澄まされていきます。それがレースの結果に繋がります。

     そのうえで、強い選手というはリラックスできているんです。そういったことが空気で感じれると、よりレース観戦が楽しくなるかと思います。

    レース前の人間観察は楽しい

     選手の人へ声かけようと思う前に、この選手はいま何を考えているのかな?と人間観察をしてみると意外に楽しいですよ。たとえば、ヨーロッパでは、レース前に選手がカフェに立ち寄ることがあります。そのカフェ代をお店や強い選手、年上が払う習慣があったりして、誰が払うか見ているだけでも面白いです。

    (レース中)

     1箇所でしか見れないから難しいですが、

    一番嬉しいのは、名前を呼んでもらえること!それに尽きます!

     あとは、前と何秒離れているとか教えてくれたりすると嬉しいです(笑)

    (レース後)
    レース後がファンとの時間

     私はレース後が、ファンとの唯一の時間だと思っていますが、気をつけないといけないのは、僕らがすべきことは走ること。ファンは、友だちではないということを自分は意識して走ってきました。玄人のファンは、そこまで読んで接してくれてましたね。絶妙な距離感と言いますか(笑)。

    Q. 観戦において、これはできればやめて欲しいことは?

    話は短く30秒以内

     選手としては、1人のファンと話す時間があまりに長くなるのはやめて欲しいですね。
     できれば、簡潔にしてほしい。30秒以内ぐらいで、その間にサインや写真を撮れると素晴らしい。
     と言うのも本当に伝えたいことを短く伝えるほうがインパクトに残るし、嬉しいものなんですよ。

    Q. 日本でしかできないレースってあると思います?

    ジャパンカップの有料化

     入場料やコースを区切って“料金は3,000円から”なんて、エリア毎に料金を変えるとか。絶対やるべきです。世界のスタンダードが日本でも常識と思うわなくても良いと思います。
     なぜなら、それだけの価値があるから。それで、観客が一時的に減っても良いのではないかと思います。それでも本当に観たい人はいるし、そう言ったお金を自転車界が発展する未来に投資して欲しいですね。

    体全身カメラ

     体中にカメラを取り付けてクリテリウム走るとか。
     もっとエンターテイメント性のあるレースがあってもいいと思います。

    Q. レース来ていただいた方に、今年のリオモ・ベルマーレのどこをポイントに見て欲しいですか?

    ヨーロッパを目指している選手を探している

     まだチームが強いわけでもなく、選手が強いわけでもありませんが、将来ヨーロッパで走りたい。高校生から22歳くらいのジュニアが活躍できるチームにしたい。

     日本で自転車選手を始める選手たちの90%の選手は大学などでロード競技をやめてしまいます。そんな日本の自転車界のなかで残った10%の人たちが世界で頑張ってはほしいけど、大学を卒業した後にヨーロッパへ挑戦して自立できる選手がいません。なので、今の日本には高校生ぐらいからヨーロッパを目指している選手を育成する事が必要なのではないかと思います。

     そんな意識を持っていることを知っていただき、チームを観て欲しいです。


    インタビューを終えて

     世界を知る宮澤さんのお話は、どの視点においても日本自転車業界の未来を見ていると感じました。観戦する立場としてもロードレースに向き合う上で意識しおくべき大切なことかと思いますし、その意識がたくさん集まれば、今以上の日本自転車業界発展へと繋がると思いました。

    次回のインタビューは!!!

     今回取材にこたえていただいたリオモ・ベルマーレ宮澤崇史さんより、ご紹介いただきます!どなたかは次回にてわかります!!ハセベも気合い入れていきます!!!




    イベントのお知らせ

    ミニトーク「プロ観の明日はどっちだ? ー栗村×ハセベー」

    2016年のサイクルロードレースも折り返し地点を過ぎました。
    栗村さんに後半戦の見どころや楽しみ方ついてお伺いします。
    またプロ観の活動自体の振り返りや、コメントにて今後の活動についてのご意見・ご要望etc.もお伺いします。
    [日時] 2016年07月29日19:00〜20:00
    [形式] ニコ生のみになります。



    レーススケジュール

    7月31日(日) JBCF湾岸クリテリウム(東京都) JPT第11戦
    8月6日(土) JBCFみやだ高原ヒルクライム(長野県) JPT第12戦
    8月7日(日) JBCFみやだクリテリウム(長野県) JPT第13戦
    8月27日(土) JBCF藩庁門タイムトライアルinやまぐち(山口県) JPT第14戦
    8月28日(日) JBCF維新やまぐちクリテリウム(山口県) JPT第15戦



    Jプロツアー 2016 ランキング

    ※「順位 名称 ポイント」の順で表示しています。

    選手

    1 Jose VICENTE(マトリックスパワータグ) 7466.0
    2 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン) 5986.0
    3 Benjamin PRADES REVERTE(Team UKYO) 5728.0
    4 Jon Aberasturi Izaga(Team UKYO) 5016.0
    5 中根 英登(愛三工業レーシングチーム) 4866.0
    6 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) 3526.0
    7 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン) 3416.0
    8 Airan FERNANDEZ(マトリックスパワータグ) 3006.0
    9 大久保 陣(宇都宮ブリッツェン) 2856.0
    10 西村 大輝(シマノレーシング) 2776.0
    10 野中 竜馬(KINAN Cycling Team) 2776.0

    チーム

    1 Team UKYO 17868.0
    2 宇都宮ブリッツェン 17478.0
    3 マトリックスパワータグ 16018.0
    4 愛三工業レーシングチーム 11578.0
    5 シマノレーシング 9518.0
    6 Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling Team 6923.0
    7 那須ブラーゼン 6388.0
    8 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム 6298.0
    9 KINAN Cycling Team 5112.0
    10 LEOMO Bellmare Racing team 4979.0



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