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記事 1件
  • ハセベが聞く! 〜ラバネロ 高村さん〜 2016年 vol.8

    2016-06-10 18:00  
    324pt
    ROAD TO プロ観戦者への道
    ハセベ(*1)が聞く! 〜ラバネロ 高村さん〜
     レース観戦素人のハセベが“プロ観戦者”をめざし選手やレース関係者に話を聞きに行く月イチ連載。毎回の取材者は紹介形式でつないでいきます!
     第4回目、話を聞きに行ったのは、ラバネロ高村さん(*2,*3)。監督・フレームビルダーとしての視点からみたレース観戦に対する想いや考え方、アイデアを聞きました!
    *1 ハセベ:2008年に突如、幼少時代に自転車でどこでも行っていた頃を思い出し、ロードバイクに乗ることを決意。ロードバイクに出会い、仲間に出会い、自転車に乗ることの楽しさに出会い、更に仕事において自転車業界に関わることにより、微力ながら寄与していくことを決意。これまでは自転車に乗ることだけに注力してきたが、この度、「プロ観戦者」になるために始動。
    *2 RAVANELLO(ラバネロ):東京都練馬区の自転車プロショップ、タカムラ製作所のオリジナル自転車フレーム。ラバネロとはイタリア語で「大根」の意味。練馬生まれの「練馬大根」自転車です。百分の一秒を争うレースでも、楽しいサイクリングでも、まず自分に合った自転車が必要不可欠。ラバネロは、一本一本、お客様に合わせて製作されるフルオーダー自転車フレームです。また、「走りのラバネロ」のキャッチフレーズの通り、走りのフィーリングには徹底的にこだわっています。踏み出しの軽さ、コーナーリング性能など、常に私の走りの経験に基づいたフレーム作りを行っています。きっとあなたの自転車に対する価値観が一変することでしょう。
    *3 高村精一:1943年3月1日 東京都生まれ。中学生の頃サイクリングの魅力にとりつかれ、独協高校入学と同時に競技活動を開始。高校2年、3年の時に関東大会で2連勝し注目を浴びる。1961年日本大学入学。学生界きってのスプリンターとして知られる。1964年には東京オリンピック強化選手に指定されるが不慮の事故により出場は不可能に。日本で行われたアジア大会には日本代表として出場。大学卒業後は、家業の精密機械加工業で金属加工技術を研鑽。1974年にタカムラサイクル開業。1977年より、自らの選手としての経験を生かし、ラバネロブランドで自転車フレーム製作を開始する。フレーム作りは全くの独学であったが、研究に研究を重ねて、独自のフレーム寸法理論を確立する。1980年には、モスクワオリンピックの日本代表選手選考会で優勝者がラバネロを駆り、注目を浴びる。1994年には日本オリンピック委員会強化スタッフスポーツコーチに任命される。2000年、シドニーパラリンピックでコーチとして参加し、視覚障害タンデムで金メダル獲得に貢献する。主宰するチームラバネロは国内でも有数のクラブチームと言われ、ツール・ド・北海道で個人総合優勝を3回達成する。チームでは監督、コーチ、メカニシャン、マッサージャーまでこなす。近年はU17、Jr、U23などの若手選手育成に重きを置いている。また、健康の為のサイクリングを実施している。

    Q. はじめてのレース観戦の思い出はありますか?
    ヨーロッパから本を取り寄せ
     競輪選手が新潟から(東京戸田橋ゴール)300km走ってくるという今では考えられないレースが子どもの頃にありまして、今でもよく覚えていますね。
     自分のこととしては、高校生になってレースをはじめ、とにかく走ることが大好きで、どこへでも走って行っていました。また、本場であるヨーロッパの自転車情報を知るために、フランスとかイギリスから本を取り寄せていました。とにかく、ヨーロッパの自転車観戦に行きたかったんですよ。あのころからレースの観戦好きは変わっていませんね。とくに1940年代のツールドフランスはよく観ていました。
    Q. レース観戦についてどう思われていますか?
    昔のレースは、今よりも物語があった
     昔のレースは、今よりも物語がありました。もちろん、今もあるけど、昔はもっと物語がありました。ヨーロッパと日本ではレースの質が全然違うし、チーム毎にどのような戦略でレースを戦っているのかを知っておいた方が面白いと思いますね。
     また、ヨーロッパのレースは、弱肉強食の世界。そこが日本のレースとの大きな違いだと思います。だからチームのレベルが高いし、選手の競技レベルも上がりやすい。結果が出ずに辞めていく選手も多いですしね。そのような過酷な環境こそが、レースを彩る物語を作っていくんです。日本もそういう環境になれば、観戦する人も増えると思います。
    Q. レースではどんなところを見てほしいか?どんなことをしてほしいか?
    (レース前)
    近づきすぎても良くないです。
     レース前は近づきすぎると邪魔になる場合が多いので、遠目でみて、声をかけるのがよいかと思います。
    (レース中)
    叱咤激励を!
     ブーイングを出してもよいし、叱咤激励は大事!
     勝った選手はもちろんすごいのですが、やはりロードレースでの勝利というのはチーム力の勝利なんです。なぜなら勝負の瞬間まで、チームがエースを休ませることができたからこそ、エースが勝利することができるから。エースを勝たせるために力を尽くすアシストと呼ばれる選手たちも応援し、チームがどうやってエースを勝たせるのかを注目して欲しいし、そんな視点を持つと面白い。
     もちろん、最終的にはエース同士の戦いがロードレースなんですけどね。
    (レース後)
    裏方の仕事も面白い
     せっかく会場に行ったなら、選手の活躍を支える裏方の仕事であるマッサージャーとかマネージャー、スタッフ、メカニックの動きを見てみるのも面白いです。テレビなどでは、決して映し出されない部分ですし、スタッフ含めてチームが団結してレースを戦っていることが分かるはずです。
     声がけについては、リラックスしていることが多いから問題ないですよ。
    Q. 観戦者とどんなことを目指したいですか?
    一緒に
     選手とファンが一緒にできるサイクリングイベントがあるといいですね。
     あとは、子ども達と一緒に何かをやるとか。
    Q. こんなレースがあれば、を教えてください。
    お客さんが楽しめるクリテリウムレースをもっとやるべきです。
     周回コースであれば選手を長い時間観戦できるので、お客さんも来やすいのではないでしょうか。あとは、河川敷でレースをやると面白ですよね。ファンがたくさん観戦できるので。
     アメリカはレースがほぼクリテリウムしかなく、会場に出ている屋台などで食べ物を買い、それを食べながら観戦するのが当たり前になっています。ファンを楽しませるのがうまいですよね。あと、個人的には、タイムトライアルは観ていて楽しくない(笑)
     あと、クリテリウムは周回距離が小さいほうが、レース展開などももっと面白くなる気がしています。
    Q. 選手育成とレベルアップについて教えてください。
    毛細血管が多い筋肉
     とにかく基本が大事です。身体づくりで言えば、毛細管が多い筋肉を作ること。若いと上質な筋肉を作りやすいので、子どもの頃からの選手育成が必要です。長い目で見て、高校を卒業するころにレースを戦える身体ができていればいいと思います。大人の方がこれから速くなりたいのであれば、ゆっくり2時間走るLSDが大事です。自転車で走る時間がなかなか取れないのであれば、いつもの駅より1駅前で降りて、歩くことを続けるだけでも随分違うと思いますよ。身体を作くりながらパワートレーニングを。

    インタビューを終えて
     レース自体、レース観戦、人間の身体のつくりまで、何から何まで知り尽くした言葉は深く、多大なエネルギーをいただきました。また、この1回だけのインタビューでは語り尽くせず、いつまでも聞いていたい、教えて欲しい、そんなインタビューでした。
    次回のインタビューは!!!
     今回取材にこたえていただいたラバネロ高村さんより、ご紹介いただきます!どなたかは次回をお楽しみに!!どなたかは次回にてわかります!!
    Jプロツアー 2016 ランキング
    ※「順位 名称 ポイント」の順で表示しています。
    選手
    1 Jon Aberasturi Izaga(Team UKYO) 5016.0
    2 Benjamin PRADES REVERTE(Team UKYO) 2816.0
    3 Jose VICENTE(マトリックスパワータグ) 2546.0
    4 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン) 2426.0
    5 中根 英登(愛三工業レーシングチーム) 2346.0
    6 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン) 2236.0
    7 吉岡 直哉(那須ブラーゼン) 2138.0
    8 入部 正太朗(シマノレーシング) 2136.0
    9 畑中 勇介(Team UKYO) 2076.0
    10 Airan FERNANDEZ(マトリックスパワータグ) 1776.0
    http://jbcf.or.jp/prg/PointList6.php
    チーム
    1 Team UKYO 11748.0
    2 宇都宮ブリッツェン 8588.0
    3 マトリックスパワータグ 7988.0
    4 愛三工業レーシングチーム 7148.0
    5 シマノレーシング 5888.0
    6 那須ブラーゼン 4318.0
    7 Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling Team 3918.0
    8 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム 3828.0
    9 イナーメ信濃山形 3158.0
    10 LEOMO Bellmare Racing team 3092.0
    http://jbcf.or.jp/prg/TPointList6.php
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