今シーズンの台風の目だったJ1チームをピックアップ 札幌編
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今シーズンの台風の目だったJ1チームをピックアップ 札幌編

2018-11-09 03:08
    今シーズン、昨年の優勝を争った川崎と鹿島、一気に複数タイトルを得たセレッソといった王者候補達。それを追いかける浦和やマリノスなどの強豪チームが監督交代などで大きく変化しました。
    様々な変化の結果、予想を大きく覆す内容になった今シーズン。良い意味でも悪い意味でも予想と違った結果を残したチームをピックアップしたい。そんなの全チームじゃんとなってしまうので今回は1チームだけ。

    札幌、ガンバ、名古屋 を予定しているうち今回は札幌

    コンサドーレ札幌

    最大の変化はミシャサッカー

    昨年まで率いた四方田監督をチームに残す形で監督交代を行い新たに招聘したのは、みなさんご存知のミハイロ・ペトロヴィッチ監督。
    昨年までの札幌のサッカーはどちらかと言えば弱者のサッカー。どうにか守り抜いてハイタワーに預けてのカウンターという守備からスタートするサッカーであった。
    そこに加わったミシャは言ってしまえば真逆の考え方の監督である。ボールを保持して前線の人数を増やして一気に攻め立てる浦和のサッカーと札幌のサッカーは全くもって違った。
    この水と油のような性質の二つが合わさることで何が起きるのかは予想は難しかったが、多くの人は昨年までのように、残留争いらへんで収まるだろうと考えていた。

    実際やってみた結果現状は3位争い、ACL争いをしている。

    開幕直後こそ二桁順位に落ちて予想通りになると思われたが、そこからは回復し、一桁順位に入ってからは一度も二桁には落ちていない。一時的に3位に浮上しては追い付かれという繰り返しだが、5位前後を常にキープしているあたり確実に躍進と言えるだろう。

    どうしてこうなったのか?

    まず挙げられるのは「守備力」
    得失点差は-1だし既に44も失点しているがよく思い出してほしい。震災の後のフロンターレ戦。0-7の大敗を喫している。それを除けば30試合で37失点。まずまずの成績と言える。
    守備を重視していたチームカラーと、それを指揮していた監督がコーチに残ったことで、守備に難のあるミシャでも守備力が確保できたのである。
    ゴールキーパーのク・ソンユンの活躍も大きな要因として忘れてはならない。

    ミシャ式の「攻撃力」
    ミシャを監督にした最大の理由は攻撃の哲学を学ぶことだというのは誰が見ても明らかである。その成果は確実に出ていて、31試合43得点はリーグでも上から数えた方が早い優秀な成績。
    前線は戸倉とジェイ、高さを生かすロングキックやセットプレーで持ち味が出せる福森、といったメンバーが攻撃の中心と見られていたが、チャナティップや三好の活躍など、若手も出てきて様々な形での攻撃ができるようになったのは大きな変化と見ている。

    サッカーは攻守一体のスポーツなので、どちらかだけができても機能しない。
    守備は元からできる札幌に攻撃のやり方を教えれる監督が来れば、この攻守一体が機能し始めることができる。いい攻撃がピンチを減らし、良い守備がカウンターのようなチャンスの種になる。こういった良いスパイラルに入ることができたのだと感じる。

    ACLの行方と来年以降の展望

    札幌がまず目指しているラインは3位、ACLプレーオフ出場圏内だ。
    目下最大の壁は鹿島。鹿島は今年初のACLを手に入れようとしているが、昨年の浦和の二の舞で連覇がそもそも出場できない形で途絶えるなんてのは絶対に避けたいところ。そことの争いとなる。
    しかし、現状2位の広島が相当落ち込んでいる上に、札幌との勝ち点差は5。十分に狙える範囲であるし、鹿島も当然そこまで狙っている。
    そう考えると、自力で2位までは行くことはできないが広島と鹿島次第では賞金の増加も狙える。ここの争いが今後3節の注目となってくる。

    来年はほぼ間違いなくミシャを続投させるだろう。むしろ解任する理由が一切ない。
    今年名を上げた選手達の残留には特に注意を払う必要がある。三好はレンタルだし戦力確保は意外と難しさを残している。
    精神的支柱である小野や稲本をはじめ、年齢層の高さも懸念材料である。新戦力の獲得や選手層の厚みといった部分を今後数年間は常に気を付けなければならない。ミシャサッカーをチームの形として固めて、常にタイトル争いを目指す場合今の戦力では確実に後々辛くなってくる。

    さて今回はここらへんで。次回はガンバ大阪編です。
    読んでいただきありがとうございました。




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